第1話冒頭に登場する「いってらっしゃい エレン」というセリフは、「進撃の巨人」においてループ説の大きな根拠となっている伏線です。
これは第1話タイトル「二千年後の君へ」と共に現在でもネット上で見かける「進撃の巨人」ループ信者がループ・エンドを唱える、最も大きな根拠と言えるでしょう。
物語も終盤へと近付いてきた「進撃の巨人」ですが、今見直しても「ループ・エンド」となると予想できるでしょうか?
そもそも、「いってらっしゃい」を言ったのはミカサなのでしょうか?
そして「エレン」とは、本当に「エレン・イェーガー」なのか?
さらには、アニメで「いってらっしゃい エレン」がカットされている理由とは?
考察してみましょう!
進撃の巨人第1話「二千年後の君へ」の「いってらっしゃい エレン」とは?
数多く伏線が貼られている作品である「進撃の巨人」の中でも、最も大きな伏線と言えるのが第1話タイトルである「二千年後の君へ」と、その作中冒頭に登場する「いってらっしゃい エレン」というセリフでしょう。
大きな伏線に関しては進撃の巨人の現時点までの未回収となってる伏線まとめ!にてまとめてあるので、見てみてください!
「進撃の巨人」という作品には、すぐに回収される小さな伏線もあれば、仕掛けられたまま数年経ち回収される大きな伏線もあります。
例えば29話で女型の巨人の構えを見て「ア…」と言ったエレンのつぶやきは
「アニ」であったことが32話で明らかとなりました。
これは3話後の回収となっており、小さな伏線であることが分かります。
いっぽうで第46話に登場した「ユミルのせー」という発言は、かなりの期間謎となっていましたが

第89話でハンジの口から43話後に「世界」であったことが明かされ回収されています。

回収まで4年近く開いており、比較的大きな伏線であったとも感じられます。
現在では当たり前になっている「ユミルの民」という言葉も5巻に収録されている特別編「イルゼの手帳」にて登場しており、2011年の週刊少年マガジン2、3合併号に掲載された作品でした。

「ユミルの民」という言葉の意味が明らかとなったのは21巻86話であり、この回が掲載されたのは2016年11月号であり、実に5年半以上経ってからの回収となっています。

これが大きな伏線であったことは、間違いないですよね!
ここからも分かるように、大きな伏線ほど初期に仕掛けられており、回収が後になるため、仕掛けられている期間が長くなる事になります。
そう考えると第1話タイトル「二千年後の君へ」と、その冒頭に登場するセリフである「いってらっしゃい エレン」は最も初期に仕掛けられた伏線となっており、未だ回収されていないです。
既に10年近く経っており、回収が10年以上になるのは間違いないでしょう!
「物語において最も重要かつ大きな伏線である」と言っても良いと思われます!
まず「二千年後の君へ」というタイトルについては進撃の巨人年表【考察ネタバレ用】でも考察しています.
「145×13+107+8=2000」から、エレンの次の進撃の継承者が「二千年後の君」だと考えられますが、エレンが9つの巨人を滅ぼすという展開となるならば、「二千年後」は「始祖ユミル誕生」から「エレンの寿命」を指しており、その「君」はエレン死亡後を受け継ぐ者になるかなと予想できます。
つまり、「二千年後の君」とはエレンの次を受け継ぐ者を指しているのだろう、と考察できます。
では、もうひとつの大きな伏線である「いってらっしゃい エレン」の伏線は、どう考察できるでしょうか?
いわゆるループ説から考えれば、「いってらっしゃい エレン」はこれからループしてやり直すエレンに対してループを発動したミカサが言っている、と考えられます。
ループなりタイムスリップなり、目覚める前のエレンが違う世界からやってきた、という伏線であるように見えますよね。
むしろ、そのような伏線としか受け取れないように感じます。
回収されるとしたら、ループなりタイムスリップなりが起こる展開となるのではと思われます。
つまり、ミカサがエレンに「いってらっしゃい エレン」と言って終わる、という回収展開ですね。
ただ、エレン以外の人物に言っており、言っているのがミカサではないのでは、という考察も見られます。
◆ギラさんの「キヨミ様がクルーガーに『いってらっしゃい』」考察を検証!

以前いただいたギラさんからの考察を見てみましょう!
もし元作の中で、エレン・クルーガーが今も生きていたら年齢はだいたい50歳くらいでしょうか?
(グリシャに巨人を引き継いだ時が仮に28歳位だとしたら)
ここからは妄想なのですが、キヨミ様もエレン・クルーガーと同い年くらいじゃないかと感じます。
だとしたら・・・エレンが見た ミカサっぽい少女がいってらっしゃいと言うシーンは、あれは夢ではなく、実際に有った過去の誰かの記憶だったのではないでしょうか?
その記憶は、少年エレン・クルーガーの記憶であり、いってらっしゃいと言っていた少女が、幼い頃のキヨミ様という可能性です。
つまり幼少期に、キヨミ様とエレン・クルーガーは一緒に過ごしていた時期がある。
エレン・イェーガーと、エレン・クルーガーは同じエレンであり、同じ「進撃の巨人」継承者ですし、第一話のあの少女は、少女キヨミで、少年エレン・クルーガーに「いってらっしゃい」と言っていたのではと思うとゾクっとします。
ただあの薪を拾っていた少年エレン・イェーガーはあの時点では、まだ巨人を受け継いでいないのでなんとも言えないですが。
あのいってらっしゃいの少女を 私達はどうしてもミカサだと決めつけていましたけれども、これが思い込みかもしれません。
きっとキヨミ様も少女の頃は同じ東洋人ですので、ミカサっぽい少女だった可能性もあるかと思います。
そしてクルーガーとキヨミ様は年も同じ位だし、同じエレンという名前だし・・・
非常に面白い考察ですね!
もしクルーガーが生きていたら現在何歳くらいでしょうか?
まず、グリシャの年齢を確かめてみましょう。

この表の「現在」は最新話117話から見て4年前となっているので、ご注意ください。
なので、今グリシャが生きていたら49才になっていると考えられますね!
いっぽう、クルーガーとグリシャの年齢差はいくつくらいでしょうか?

この時のグリシャは12才と考えられ、クルーガーは若くても17,8才くらいでしょうか?
グリシャより5才くらい上と考えたら、クルーガーは生きていたら54,5才くらいではと予想できますね!
いっぽうキヨミ様はいくつくらいでしょうか?

女性の年齢は非常に分かり辛いですが、50代半ばと言われれば、そのようにも見えますよね!
ここから、ギラさんのクルーガーとキヨミ様が同じ年くらいではという考察は、ありそうな気がしますよね!
そこからの、キヨミ様とクルーガーに接点があったのではという考察もありえるでしょうか?
これも、ありえるかもしれませんよね!
気になっていたのは、クルーガーのフクロウとしての活躍です。
クルーガー@フクロウについてはクルーガー(フクロウ)の経歴プロフィールまとめ!にてまとめていますので、見てみてください!
クルーガーはフクロウと名乗り、通常では手に入らない資料やダイナを復権派に送っていました。

これはマーレ軍に入っているから可能だろうと思われましたが、ヒィズル国頭首キヨミ様と繋がっていれば、なおさら可能ですよね!
年齢やこれまでのフクロウの活躍から、クルーガーとキヨミ様に繋がりがあっても全くおかしくはない、と考えられますよ!
むしろ、あったのではないでしょうか?
ギラさんの考察は、あるように感じます!
ギラさん!
いつも面白い考察をありがとうございます!
そしてやはり気になるのはクルーガーの名前が「エレン」であることですね。
ここにギラさんの考察のもともとの根拠があるように思われます。
なぜ、クルーガーの名前をエレンにしたのか?
これはやはり「いってらっしゃい エレン」の回収の為にエレン・クルーガーという名前にしたのでしょうか?
さらに検証してみましょう!
◆「エレン・クルーガー」は「いってらっしゃい」回収の為の名前なのか?

グリシャの先代「進撃の巨人継承者」であるクルーガーの名前が「エレン」であることには、本当に驚かされました。
主人公と同じ名前にする意味とは何なのでしょうか?
必ず何かの意味がありますよね!
ギラさんは、「いってらっしゃい エレン」の回収の為ではないか、と予想しました。
もし「いってらっしゃい エレン」のエレンがクルーガーであり、言っているのがミカサではなくキヨミ様だったらどうなるでしょうか?
どこかの場面でキヨミ様からクルーガーとの接点が明かされ、「いってらっしゃい エレン」とクルーガーに言う回収場面が登場するでしょう。
それがどのような意味を表す場面となるかは分かりませんが、まずループ・エンドにはならない展開であることは察せられます。
つまり、「いってらっしゃい エレン」はループ・エンドになる、という意味のミスリードだった、という回収で終わる展開になると予想できます。
そのためにクルーガーの名前を「エレン」にした、という事になるでしょう!
これは十分にあり得る予想だと考えられます!
88話ネタバレ考察!エレンクルーガーの意味を考察!では「エレンとクルーガーは同一人物であり転生した姿」という考察もしましたが、これも無いという展開になるでしょう。
ただ、管理人アースはその展開にはならなく、やはりミカサがエレンに「いってらっしゃい」という場面だと考えていますが!
もっとも大きな伏線である「二千年後の君へ」と「いってらっしゃい エレン」…
やはりキチンと真正面から回収する展開であって欲しい、と願いますよ!
◆アニメは違うエンドを迎えるのか?

ただいっぽうで、アニメでは「いってらっしゃい エレン」というセリフはカットされていました。
ちなみに続いて登場するエレンの「髪が伸びてないか…?」もカットされています。
この辺りは【進撃の巨人アニメ】1話「二千年後の君へ」感想考察まとめ!にて考察していますので、見てみてください!
これはアニメ化に際し、わざわざカットしたと考えるべきでしょう!
つまりは、「原作ではループ・エンド伏線を貼ったけれど、アニメではループ・エンドにしないのでカットした」と考えられるかなと思われます。
代わりに原作には登場しない「未来の記憶」と思わせる場面が登場しているので、また違ったエンドの伏線と考えられますよね!
つまり「原作と違ったエンドになるという伏線を貼っているのでは」予想できるのです。
これは最近アップしたアニメは鏡の世界?原作との関係を検証!でも、アニメと原作は違うエンドを迎えるのでは、という予想と同じですよね。
アニメ2期が1クール12話確定!3期はいつ?の考察部分でも、原作とアニメは違うエンドを迎えると予想しています。
この可能性は、けっこう大きそうですよね!
今回の考察では、「いってらっしゃい エレン」がキヨミ様がクルーガーに言っている可能性から、ループしないエンドを予想できましたが、やはり管理人アースはミカサがエレンに言っており、ループなりタイムスリップなりが起こる展開を予想します!
ただ、いっぽうでアニメでは原作と違ったエンドが起こる、とも予想します!
さてさて、「いってらっしゃい エレン」が、どう回収されるのか?
最終話まで目が離せませんよ!\(^o^)/
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