アニメseason3も終盤を迎え、残り1話となりました。
今回放送された58話もほとんど改変はなく、「進撃の巨人」という作品タイトルが回収され「おお!」となって終わるのかなと想像していたのですが、まさかの改変がぶっこまれて来ました!
ユミルの手紙に触れたヒストリアに「ビリ!」が!!!
このオリジナル改変には、本当に驚きました!
これまでエレンを介してのみの登場となっていたはずの「ビリ」が、なぜヒストリアに登場したのか?
そこから分かる伏線の意味は?
考察してみましょう!
◆「ビリ」とは何か?

アニメ58話に登場した「ビリ」は原作には登場していませんが、これまでに作中ではエレンを介して何度か登場しています。
まずは第50話でエレンが「座標発動」した場面ですよね。

この時にライナー、ベルトルト、ユミルが「ビリ」っと何かを感じている描写が登場しています。

これが作品内で初めて登場した「ビリ」であり、当時は「座標発動」の描写であろうと思われていました。
しかし、後の62話にロッド・レイスとヒストリアがエレンの背中に触れた場面で「ビリ」っと同じ描写が登場しています。

この時点で「座標発動」以外でも「ビリ」が発生することが分かりました。
そしてこの時に連想できたのが54話でフリーダがヒストリアの記憶を消去する時に登場した「ピリ」ですね。

どうやら「座標発動」だけではなく「王家血統」と「始祖」に関係がある能力発動に登場する描写なのだろうと察せられました。
さらにそれは「記憶に関係がある能力」なのだろうとも察せられました。
そして90話でヒストリアの手に口づけをするエレンに「ビリ」の描写が登場しています。

この時に「ビリ」の効果音はありませんが、意味合いとしては「ビリ」ですし、描写もそうなっていますよね。
この時には「王家血統の巨人継承者」と「始祖の巨人」の「接触で座標が発動する」ことは分かっていたので、巨人継承者ではないけれど、始祖の巨人持ちであるエレンとヒストリアが接触することによりエレンの中のグリシャの記憶が甦ったのだろう、と察せられました。
これはロッドとヒストリアがエレンの背中に接触した時と同じですよね!
つまり、始祖持ちのエレンと王家血統者が接触することにより、エレンの先代継承者であるグリシャの記憶が甦ったのだろうと分かります。
これは「座標発動」とは違う「先代継承者の記憶が甦る現象」と見る事が正しいでしょう。
「座標発動」とは別で「始祖持ち」と接触することにより「先代継承者の記憶を甦らす」能力が王家血統者にはあるのかもしれません。
もっと言うと、この時にはエレンだけではなくヒストリアも失われた記憶を思い出しています。

いっぽうでロッド・レイスは何も思い出していませんでした。
失った記憶を持っているエレンとヒストリアにのみ現象が起きたのです。
ここから始祖持ちと接触することにより、「失われた記憶を甦らす能力」が王家血統者にはあるのかもしれない、と考察できます。
つまり、ヒストリアが記憶を思い出しているところから、先代継承者の記憶を思い出すというよりも「失われた記憶を甦らせる」と言った方が正確ですよね!
ただ、これまで「失われた記憶を甦らす現象」には始祖の巨人が絡んでいました。
エレンか、始祖持ちのフリーダが関わっていましたよね!
ではこれまでの考察を踏まえ、アニメ57話の場面を見てみましょう!
◆アニメ57話!ユミルの手紙場面を検証!

アニメ57話にて、ヒストリアがユミルの手紙を読む場面が登場しました。
原作とは違い、アニメseason2にてその内容が登場しているため、詳細はカットされています。
しかし、ここでヒストリアがユミルの過去を知らないままでは原作と齟齬が生まれるため、どのように展開するのかが気になってはいました。
すると、手紙を触ったヒストリアに「ビリ」っと稲妻が走るような描写が登場し

ユミルの過去をフラッシュバックのように見る、という描写が登場しました。
さらには、その中でユミルが見た星空を「道」だとヒストリアが認識するような描写や

ユミルの顎の巨人がポルコに継承される場面も!

全てがアニメオリジナルで登場しました!
この辺りをまとめると、こんな感じになります。
・ヒストリアが「道」と「座標」を認識
・ヒストリアがユミル捕食展開を認識
これらの展開が、今回のアニメオリジナル改変で行われたように見えました。
この中でも最も気になるのが、ここまでに考察してきた「始祖ナシでのビリ」ですよね。
ここからどのような意味が読み取れるでしょうか?
単純に考えて「ビリ」は始祖の巨人がナシでも起こる、という事になりそうです。
これまで「ビリ」が起こったのは、たしかに「始祖の巨人」と「王家血統」のセットでした。

しかし、これが「たまたま」であり、「王家血統があれば始祖ナシでも起こり得る」と今回のアニメオリジナル伏線から予想できますよね!
つまり、王家血統者が巨人化能力者に接触すれば「ビリ」ができる、と思われます。
しかも、今回ユミル自身ではなく手紙との接触なので、間接的接触でも「ビリ」は起こせる、ということになりそうです。
この辺りはコメントで「呟き界隈ではインクにユミルの血が入っているのでは?という意見がありまして」と「へかとんつわり」さんから考察をいただいております。
さらにMoonChildさんからがTweetで「手紙にユミルの涙が染み込んでいたのでは」と、むっちゃロマンあふれる考察をされていました。
ヒストリアは始祖ユミル?
と言うのは語弊があるけど、先祖返りだったらどうだろうか。
動物に好かれ優しく強いヒストリア。ユミルの手紙の余白には涙がしみ込んでいると思える。文章も尻切れだし、涙でこれ以上書けなかったのでは。 pic.twitter.com/Q6CuQdRk7o— @MoonChild (@Terra_Child) 2019年6月24日
血や涙に間接的に触れる事で「接触」が果たされるかもしれませんよね!
今回の「ビリ」改変からは、始祖ナシでも巨人化能力者に接触することで王家血統者は「記憶を甦らせる事が可能」であったり「記憶を読み取る事ができる」と考察できそうです!
もしこれが原作に反映されたら、凄い展開ですよね!
例えばヒストリアがアルミンに接触してベルトルトの記憶を思い出したり!
さらにポルコと接触してユミルの気持ちがヒストリアに流れ込んだり!
こんな展開が予想、いや妄想できますよ!
一番熱いのは、アニに接触して・・・ですが!
ぜひ、見てみたいですよ!(*^^*)
今思えば88話での「巨人の力の真価を引き出す」とは「巨人化能力者の記憶を引き出す」にも通じているのかもしれませんね!

では残りの改変である、ヒストリアが「道と座標を認識したこと」と「ユミル捕食展開を認識したこと」からどのような伏線が考えられるでしょうか?

「ユミル捕食展開を認識」は、ユミルが死亡したという事実を手紙でも分かっているでの、展開的には変わらないでしょう。
ただ、「道と座標を認識」は何か意味がありそうですよね。
でも良く見ると、アニメで「何、今のは?」と言って、ヒストリアは始祖の巨人の意味を分かっていないように描写されていましたよね!

なので、この辺りは原作に影響は無いようにも感じますよ!
今回の考察で王家血統者は始祖ナシでも巨人化能力者に接触することにより「失われた記憶を甦らせる」「間接的にでも記憶を読む事ができる」「記憶を消去できる」事が分かりました!
ヒストリアのアルミン接触展開やアニ接触展開が、むっちゃ期待です!\(^o^)/
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