伏線の検証

進撃の巨人の初代王が人類の存続を望まない理由は?

「初代王が人類の存続を望まない理由を今一度考察!」を追加しました!

第69話「友人」にてウーリ・レイスは「この世界はそう遠くない未来必ず滅ぶ」と語っており、これは「初代王」の思想でもあります。

そしてリヴァイ兵士長も「初代王はなぜ人類の存続を望まない!?」とケニーに訊いています。

なぜ初代王は人類の存続を望まないのでしょうか?

検証してみましょう!

◆初代王が人類の存続を望まない、いくつかの考えられる理由

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「進撃の巨人」第49話「突撃」より

これは「進撃の巨人」の数ある謎の中でもかなり上位に入る謎でもあり、これまでにもいろいろなサイトで初代王が人類の存続を望まない理由が考察されてきました。

ここに代表的な考察をまとめてみました!

  • ベルトルトの「悪魔の末裔が!」というセリフからも分かるように、過去に壁内人類が重大な罪を犯しているので滅びるのはやむを得ないと思っているからである。
  • レイス家は「獣の巨人」から人類を管理するよう依頼されている管理人だからである。人類は巨人という「兵器」になるために「獣の巨人」に飼育されており、レイス家はその管理をしている。
  • 同じ人類同士で殺しあっている歴史があり、人類に絶望しており滅びても良いと思っているから。
  • 以上が代表的な考察になります。

    これらの考察を見ると、初代王が「人類に絶望しているから」か「壁外側の人間だから」かに別れます。

    いったいどちらなのでしょうか?

    ◆初代王が人類の存続を望まない理由は?

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    「進撃の巨人」第69話「友人」より

    「人類に絶望しているから」なのか「壁外側の人間だから」なのかは、ここでは分かりません。

    今後の作者の進め方しだいで、どちらもありえるでしょう。

    ただ管理人アースとしては第50話「叫び」でのユミルとライナーの言葉から、ある程度推測は出来ると考えています。

    第50話でエレンが座標の力を発動させた時に、ライナーは「最悪の奴に渡っちまった」と言い、ユミルは「この壁の中にも未来がある」と言っています。

    つまり「座標」をレイス家の人間が持っていると壁内人類に未来は無く、エレンが持っていると未来はあるということになります。

    ということは初代王は人類を存続させる力を持っていながら、滅びさせようとしていることになります。

    そして「そのわずかな人類の黄昏に私は楽園を築きあげたいのだ」というウーリの言葉には、初代王の「壁内人類に対する愛」が感じられます。

    これらから推測すると「壁内人類の事は好きだし座標を使えば未来はあるけれど滅ぼさざるを得ない」という感じです。

    そうなると「過去に壁内人類が重大な罪を犯しているので滅びるのはやむを得ないと思っているから。」というのが一番近い感じでしょうか?

    絶望しきれていないけれども、やむを得ず諦めている感じですね(^_^;)

    しかし「進撃の巨人」は考察のさらに上を行く展開をするので、何とも言えません(^_^;)

    ドキドキしながら今後の展開を見逃さないようにしましょう!

    ◆初代王が人類の存続を望まない理由を今一度考察!

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    「進撃の巨人」第69話「友人」より

    ここまでは2年前の5月に書いた記事となっていますが、現在最新話93話まで明らかになっており、この頃に比べるとかなり謎は明らかになっています。

    まず、獣の巨人は人類を管理するためにレイス家を雇っていませんでしたね(笑)

    ただ現在でも、初代王が人類の存続を望んでいない理由は分かっていません。

    まず、なぜリヴァイやケニーが「レイス初代王が人類の存続を望んでいない」と判断したのかを見ていきましょう。

    この二人がレイス初代王が人類の存続を望んでいないと判断したのは、レイス初代王が巨人の頂点に立つ力を持っていながらそれを使用せず、壁の中に籠もっていたからです。

    ケニー自身、ウーリから「この世界は遠くない未来に滅ぶ」と聞いているので、それを甘んじて受けようとしている初代王の思想を知っていますね。
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    「進撃の巨人」第69話「友人」より

    ここから二人が、初代王が人類の存続を望んでいないと判断するのはやむを得ないでしょう。

    しかし、現在の読者は初代王が巨人の頂点に立つ力=座標を発動しない理由が「不戦の契り」にあり、使えない状態にあることが分かっています。

    つまり、レイス家歴代継承者は、その力を使い巨人を駆逐しようとしてもできなかったでしょう。

    ここから分かるのは「レイス初代王が人類の存続を望まないのではなく、巨人を駆逐できないだけ」ということか、「人類の存続を望まないので、『不戦の契り』を行った」のかのどちらかなのではないか、ですよね。

    管理人アースは、どちらかと言うと前者の考えであり、「結果的に人類の存続を望まない事になった」のではないかと考えています。

    これまでにも一貫して唱えていますが、「レイス家≠フリッツ家」であり、レイス初代王はフリッツ王とは別人なのではと考えています。

    つまり、何かしらの事件がありレイス巨人はフリッツ巨人を捕食し、フリッツ巨人=始祖の巨人の能力である「座標発動」ができなくなり、巨人を操る事が出来なくなったと考えています。

    そして壁の中に籠もり、それを隠したのではないかと考察しています。

    こう考えると、69話で「この世界はそう遠くない未来 必ず滅びる」と言ったウーリの言葉は、マーレから7つの巨人が攻めて来たら間違いなく滅びる、という意味にも感じられますよね!

    ただこうなると、気になるのは「なぜレイス巨人はフリッツ巨人を捕食したのか?」であり、逆に言うと「なぜフリッツ巨人はみすみす捕食されたのか?」ですよね。

    フリッツ巨人は始祖の巨人であり、全ての巨人を操る座標を発動できたはずです。

    そのようなフリッツ巨人がなぜレイス巨人に捕食されたのか?

    ここが、この説で説明できないところですね!

    今回の考察から、レイス王は人類の存続を望まないのではなく「望めなかった」のではないか、と考えられました!

    レイス≠フリッツと考えている管理人アースの軸となる考察となっています!

    答え合わせが楽しみです!\(^o^)/

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