キングダムの主人公信と嬴政(えいせい)に並び作品の初期から登場している河了貂(かりょうてん)。
作中のほとんどのレギュラーが史実の人物であるなかで、ほぼ唯一と言っても良いフィクションの人物となっています。
なぜ彼女だけ架空の人物として登場させたのか?
その誕生の理由とは?
そして彼女に用意されている最後の展開とは、どのような展開なのか?
見てみましょう!\(^o^)/
河了貂(かりょうてん)とは

河了貂は、1巻で初登場しています。
主人公信が漂に託された嬴政(えいせい)の居場所が黒卑村(こくひむら)であり、河了貂はその村に入った通行人を賊に報告し日銭を稼いでいたためそこで信と知り合い、さらに嬴政とも知り合う事になります。
そのまま信と同行し山の民の元にも行き、さらに成蟜反乱を鎮める一員となります。
もともと梟鳴族の生き残りである河了貂はそのまま山の民の元に帰る、という選択もあったのですが帰らず信に付いて行き、一緒に暮らします。
2巻で穆公(ぼくこう)の避暑地で「このまま3人で暮らす」とつぶやいたり、5巻でも一緒に暮らす信に「まさに平和」「ふつうにやっていけてる。いーよなこーゆーの…」と、信と平和に二人で暮らす事を望んでいる発言をしています。
もともとの河了貂の望みは「平和に信と一緒に暮らす」事なのかもしれません。
その後、信と戦場に行くことを望み「軍師」になることを決意し、昌平君の元で修行することになります。
才があった河了貂は昌平君の「特別軍師認可」をもらう程の実力を付け、飛信隊の軍師として信と合流し、現在に至ります。
「軍師」を志望する理由は、「その時そこにいられないことが怖いから」と9巻95話で打ち明けており「信の死に場所にいられない事が辛い」という事だと思われます。
軍師でい続ける理由は、後の36巻では「あいつと一緒に幸せになりたい」と語っています。
河了貂 プロフィール
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 河了貂(かりょうてん) |
| 初登場 | 1巻(王都奪還編) |
| 出身 | 山民族・梟鳴(きょうめい)族の末裔 |
| 性別 | 女性(当初は男装で性別不明として登場) |
| 立場 | 飛信隊専属軍師 |
| 師 | 昌平君(軍師学校にて兵法を学ぶ) |
| 得物 | 吹き矢(南越の戦士ムタから譲り受けたもの) |
| 特技 | 軍略・料理 |
| 目標 | 信や政と同じ場所で戦い、中華統一を見届けること |
| 生死 | 生存(77巻・856話時点) |
河了貂(かりょうてん)誕生理由とは?信の妹予定だった!?

作品の初期から登場している河了貂ですが、レギュラーでは唯一と言っても良い「架空の人物」となっています。
なぜ作者原先生は、河了貂というオリジナルキャラクターを誕生させたのでしょうか?
これについては公式ガイドブック「キングダム英傑列記」でのインタビューで、原先生本人から明かされています。
もともと信・嬴政・羌瘣という3名のパーティーを組む予定で、羌瘣はもっと早く登場する予定だったようです。
そして山の民と出会うまでの逃避行でもう一人マスコット的なキャラクターが必要だと考え誕生したのが河了貂となった、と説明されています。
結果的に序盤での人気キャラに成長し、現在に至るようです。
つまり初期での場を和ますようなマスコットキャラとして誕生したということでしょう。
となると、たしかに架空のオリジナルキャラの方が扱いやすいのかもですね。
さらにボツとなった連載用ネームでは、河了貂は「填(てん)」という名前の信の妹という設定だったようです。
軍師として登場させたエピソード

さらに公式ガイドブックでは、もともとマスコット的キャラクターとして誕生した河了貂は、弟成蟜反乱後は「家で信の帰りを待つ」くらいの予定だったと明かされています。
そのまま河了貂は表舞台からは退場させるつもりだった、と。
しかし人気のあるキャラクターに成長した河了貂なので、担当編集からの提案で「軍師・河了貂」が誕生したというエピソードが登場しています。
つまり担当編集の提案でこれからも登場させる為に軍師になった、ということでしょう。
これはスゴいエピソードですよね!
カイネとのやり取りや蒙毅とのやり取りも好きなので、軍師になって良かったのではと管理人アースは感じています(^^)
河了貂はヒロイン?
公式ガイドブックから、もともと軍師予定ではなかったと分かった河了貂。
本来は自宅で信を待つだけの役割になる予定だったので、今ほどの露出は予定外だったようです。
そのためもともとの予定では羌瘣がヒロインであり、今ほど信のヒロイン役というイメージは持っていなかったようです。
原先生としてもこれは完全に予定外で、河了貂が今ほど活躍しヒロインにする予定ではなかったようですね(笑)
「結果的にダブルヒロインになった」という事でしょう。
今後、信のヒロインにどちらがなるのか?
原先生の中でもまだ決まっていないのかもしれませんね。
河了貂の「うざい、嫌い」な評価
可愛くてマスコット的キャラな河了貂ですが、いっぽうでアンチな評判もネット上で見かけられます。
「キングダムで嫌いなキャラ1位」と評するコンテンツもありますし、理由は「キザだから」とか「戦の足手まといになってる」とか、けっこうな言われようです(;´Д`)
見方によってはそうなるかもですね。
ただ、管理人アースは「キングダム」でも特異なポジションにいる河了貂はけっこう注目しており、羌瘣ほどではないですが好きなキャラです(*^^*)
河了貂の性格と人物像
河了貂の性格は、一言で表すなら「優しさと現実主義の両立」です。祖父から受け継いだ「生き残るためには何でもする」というサバイバル精神を持ちながらも、信や政、飛信隊のメンバーを家族のように大切に思う温かい心の持ち主でもあります。
**現実主義者としての一面**
黒卑村で孤児として生き抜いてきた経験から、河了貂は非常に現実的な判断ができる人物です。無茶な突撃を仕掛けがちな信を、兵数・地形・補給ラインといった現実的な要素から抑え、勝利と生存を両立させようとします。軍師として冷静に戦況を分析し、必要とあれば「切り捨て」の判断も下せる冷徹さを持っています。
**情に厚い理想主義者**
その一方で、河了貂は仲間の命を非常に重く捉える人物でもあります。飛信隊のメンバーが戦死するたびに深く心を痛め、時にはその感情が判断に影響を与えることもあります。合従軍編での蕞攻防戦では、敵将カイネを情けで助けようとする場面もあり、軍師としては非情になりきれない一面を見せています。
政の「中華統一」思想には強く共鳴しており、ただ勝つだけでなく「その後の世界」を常に見据えています。黒羊丘での桓騎による集落虐殺を知った際には、信・羌瘣とともに本陣へ殴り込みに行き、「戦争の中でも人として越えてはいけない線がある」と強く主張しました。
**成長するキャラクター**
初期は喧嘩っ早く口も悪い少年(少女)でしたが、軍師学校編以降は「指揮官としての重さ」を理解し、大人びた発言が増えていきます。それでも信といる時は1巻の頃と変わらない距離感で毒舌・ツッコミ役を続けており、読者にとっても安心感のある存在となっています。
河了貂が「ウザい」「嫌い」と言われる7つの理由
河了貂は人気キャラクターである一方で、ファンコミュニティ内では「ウザい」「いらない」「無能」といった厳しい声も上がっています。一部では「キングダムで嫌いなキャラ1位」と評するコンテンツもあり、その批判は主に彼女の軍師としての役割、戦場での振る舞い、人間関係の描写に集中しています。
ここでは、なぜ河了貂がこれほど賛否両論を呼ぶキャラクターなのか、客観的に分析していきます。
1. 軍師にあるまじき感情的な判断
河了貂が最も厳しく批判される理由の一つが、**軍師という立場でありながら感情的な判断を優先してしまう致命的な弱点**です。
**合従軍編・蕞の攻防戦での致命的失態**
蕞(さい)の攻防戦において、河了貂は敵将である李牧の側近カイネに対し、情けをかけて助けようとしました。この行為は、**軍師としての職務を完全に放棄した瞬間**として、多くのファンに強烈な印象を残しています。
戦場では一瞬の迷いが部隊全体の命運を左右します。カイネは敵軍の重要人物であり、ここで助けることは戦略的に完全な誤りです。にもかかわらず、河了貂は個人的な感情を優先してしまいました。
**仲間の死に動揺し指揮に支障**
仲間の死に直面するたびに心を痛め、その感情的な反応が指揮に支障をきたす場面が散見されます。冷徹な判断が求められる戦場において、この人間らしさが致命的な弱点として機能してしまっているのです。
軍師は数千・数万の命を預かる立場です。一人の死に動揺して全体の指揮が乱れれば、さらに多くの犠牲者を出すことになります。この「非情になりきれない」性格は、河了貂の人間的魅力である一方で、軍師としては重大な欠陥と言わざるを得ません。
2. 戦闘力皆無で足を引っ張る問題
河了貂の**戦闘力不足**は、飛信隊全体に深刻な影響を与える問題として繰り返し指摘されています。
**著雍での捕虜事件**
魏国との著雍(ちょよう)での戦いでは、信から**「危険だから前線に出るな」と再三警告されていたにもかかわらず**、敵軍師・荀早(じゅんそう)に捕らえられるという致命的な失態を犯しました。
この事件により、飛信隊は指揮系統を失い、壊滅の危機に直面しました。軍師が捕虜になるということは、敵に作戦情報が漏れる可能性があるだけでなく、部隊全体の士気を著しく低下させます。
**繰り返される失態**
問題は、この失態が一度だけではないという点です。王都奪還編、蕞の攻防戦、著雍の戦いなど、河了貂は複数回にわたって敵に捕らえられるか、危機的状況に陥っています。軍師としての危機管理能力に進歩が見られない印象を与えており、「学習能力がない」という批判に繋がっています。
**根性論に偏る作戦**
さらに、河了貂の立てる作戦が、具体的な打開策を示せないまま**「とにかく耐えろ」「気合で乗り切れ」といった根性論**に偏りがちである点も、軍師としての引き出しの少なさを浮き彫りにしています。
昌平君の軍師学校で学んだはずなのに、追い詰められると理論的な戦術ではなく精神論に頼ってしまう傾向があり、「本当に優秀な軍師なのか?」という疑問を抱かせる要因となっています。
3. 羌瘣(きょうかい)との能力比較による見劣り
同じ飛信隊の副長である**羌瘣との比較**によって、河了貂の存在意義そのものが揺るがされることがあります。
**鄴攻めでの決定的な差**
王翦(おうせん)が鄴攻め(ぎょうぜめ)で行った兵糧攻め(イナゴ作戦)の真意を、多くの将が理解できない中で、羌瘣がいち早く見抜いた場面がありました。この時、**軍師である河了貂がその戦略を理解できていなかった**描写は、読者に強烈なインパクトを与えました。
羌瘣は元暗殺者でありながら、戦局を瞬時に読み解く優れた知性と洞察力を併せ持っています。軍師として専門的に学んだはずの河了貂が、副長である羌瘣の戦術眼に劣るという構図は、「なぜ河了貂が軍師なのか」という根本的な疑問を生んでいます。
**韓攻めでの「戦わなければいい」**
韓攻めでの806話「三つの選択」では、羌瘣の「戦わなければいい」という発想に対して河了貂が全く理解できず、思考が追いつかない場面がありました。
羌瘣が圧倒的な武力と知略を兼ね備えた万能型であるのに対し、知略に特化しているはずの河了貂がその専門分野で劣る場面が繰り返されるため、「河了貂は本当に必要なのか?」という厳しい評価に繋がっています。
4. 知識をひけらかす生意気で礼儀知らずな態度
河了貂の言動には、周囲の状況や人間関係を無視した**失礼さや社会性の欠如**が見受けられます。
**目上の将軍への不遜な発言**
特に目上の将軍に対する態度は「生意気」「礼儀知らず」と批判されています。趙の鄴を攻める際、総大将である桓騎(かんき)や王翦に対して**「何やってんだ桓騎は」「何やってんだ王翦将軍」**といった不遜な発言をする場面がありました。
桓騎は六大将軍、王翦は秦国最高の名将です。いくら飛信隊の軍師とはいえ、一介の若造がこのような口の利き方をするのは、軍律的にも社会常識的にも問題があります。
**味方への配慮に欠ける言動**
軍師としての知識を披露する際も、味方の報告を訂正した上で「そんなことはどうでもいい」と切り捨てるなど、相手への配慮に欠ける言動が目立ちます。
情報を報告してくれた兵士の労をねぎらうこともなく、自分の知識をひけらかすような態度は、「扱いにくい」「コミュニケーション能力が低い」という印象を与え、軍師としての人間的な未熟さを露呈しています。
5. 信との恋愛関係が進展しないもどかしさ
河了貂の**曖昧な恋愛要素**も、読者のフラストレーションの要因となっています。
**停滞する関係性**
河了貂が信に好意を抱いていることは作中で示唆されてきましたが、明確なアクションを起こすことなく関係が停滞し続けています。36巻では「あいつと一緒に幸せになりたい」と発言していますが、これは結婚したいという直接的な意思表示ではなく、曖昧なままです。
事故的なキスや抱きつきといった思わせぶりなシーンがあっても、進展に結びつかない展開が繰り返され、「結局どうしたいのか分からない」という印象を与えています。
**恋愛対象の一貫性のなさ**
さらに問題なのは、軍師学校の兄弟子である蒙毅(もうき)や蒙恬(もうてん)に対しても頬を赤らめる描写があり、「結局誰が好きなのか分からない」という混乱を読者に与えている点です。
キャラクターの軸がぶれることで、河了貂の感情に一貫性がなく、「八方美人」「誰にでも好意を示す」という印象を与え、信への想いの真剣さが疑われる結果となっています。
**羌瘣との対比**
一方、羌瘣は信の子どもを産むという明確な意思表示をしており、その一途さが読者の共感を呼んでいます。河了貂の曖昧な態度は、羌瘣の潔さと対比されることで、さらに「煮え切らない」「ウザい」という評価に繋がっているのです。
6. 他のキャラと比べて遅い成長スピード
信や他の仲間たちが目覚ましい成長を遂げる中で、河了貂の成長速度は遅く、**学習能力の低さ**が指摘されることがあります。
**繰り返される同じ失敗**
敵に捕らえられるという失態を複数回繰り返しており(王都奪還編、蕞の攻防戦、著雍の戦いなど)、軍師としての危機管理能力に進歩が見られません。
通常、一度失敗すれば次は同じ轍を踏まないよう対策を立てるものですが、河了貂は同じパターンの失敗を繰り返しており、「学習していない」という批判に繋がっています。
**新たな敵への対応遅れ**
朱海平原の戦いでは、本能型の将である尭雲(ぎょううん)の策に対応できず、新たなタイプの敵に対して後手に回る結果となりました。
昌平君の軍師学校で学んだ理論は、あくまで「教科書通りの戦い方」に対応したものです。本能型や変則的な戦術を使う敵に対しては、河了貂の理論が通用しない場面が多く、「応用力がない」「柔軟性に欠ける」という評価に繋がっています。
信が王騎・麃公・桓騎といった様々なタイプの将軍から学び、急速に成長していく姿と対比されることで、河了貂の成長の遅さがより際立ってしまっています。
7. アニメ版で強調された未熟な描写
テレビアニメ版では、河了貂の**感情的な面が原作以上に強調されて描かれている**ため、否定的な印象が増幅されました。
**感情の過剰演出**
声優・釘宮理恵さんの演技や演出により、戦場で**涙を流したり、パニックに陥ったりする場面**が原作以上に「感情的で頼りない軍師」というイメージを強くしました。
原作の漫画では、表情や心理描写が読者の想像に委ねられる部分がありますが、アニメでは声と動きによって感情が明確に表現されます。その結果、河了貂の動揺や未熟さがより鮮明に視聴者に伝わり、「軍師としての頼りなさ」が強調される結果となりました。
**ギャップの鮮明化**
冷静沈着さが求められる軍師という役割とのギャップがアニメを通じて鮮明になり、「未熟だ」という印象を強く抱いた視聴者も少なくないと考えられます。
特に、戦況が悪化した際に河了貂が感情的になるシーンは、アニメの演出によってより印象的に描かれており、「こんな軍師で大丈夫なのか?」という不安を視聴者に与えています。
批判の裏にある河了貂の真価
これらの批判がある一方で、河了貂が飛信隊にもたらした価値を評価する声も多く存在します。
**昌平君直伝の確かな理論的基盤**
河了貂は昌平君の軍師学校で学んだ**確かな理論的基盤**を持っています。軍師不在で魏軍師・氷鬼に連敗していた飛信隊を、初陣で勝利に導いたのは紛れもない事実です。
黒羊丘の戦いでは、不可能とされた河の攻略を成し遂げ、桓騎からも一目置かれる策を立案しました。鄴攻めでは兵糧不足という極限状態の中、飛信隊を壊滅から救い、朱海平原での右翼勝利に貢献しています。
**信の本能を活かす「信じる戦略」**
河了貂の最大の強みは、信の本能型の戦い方を理論で縛るのではなく、**信を信じて自由に戦わせる戦略**を取れる点です。
多くの軍師は、将軍を理論で制御しようとしますが、河了貂は信の爆発力を最大限に引き出すため、あえて自由度を持たせる采配をします。これは信と長年共に過ごしてきた河了貂だからこそできる、独自の軍師スタイルです。
**飛信隊の精神的支柱**
料理の腕前が一級品であり、戦いの合間に隊員たちの胃袋を癒すことで、物理的にも精神的にも部隊の結束を強めています。河了貂の存在は、信にとって「妹のような存在」であり、代替不可能なものです。
飛信隊のメンバーからは「娘軍師」と呼ばれ親しまれており、厳しい戦場において心の支えとなる存在として機能しています。
**批判の多さは注目度の高さの証明**
批判の多さは、裏を返せば河了貂というキャラクターが読者にとって非常に注目され、**感情移入されている存在であることの証明**であるとも言えます。
どうでもいいキャラクターなら、ここまで熱心に批判されることはありません。河了貂が「ウザい」と言われるのは、それだけ読者が彼女の成長や活躍を期待し、真剣に作品を読んでいる証拠なのです。
彼女の成長や運命は、物語の今後の展開における重要な焦点であり続けています。
河了貂の魅力:料理が激うま!飛信隊の胃袋を支える存在
批判的な意見も多い河了貂ですが、彼女には他のキャラクターにはない独自の魅力があります。その一つが**料理の腕前**です!
斉の食材でお祭り騒ぎ!59巻638話「水路」
単行本59巻638話「水路」では、王翦(おうせん)が斉から仕入れた食料を使って、河了貂が竜夕(りゅうゆう)と共に調理するシーンが描かれています。
このシーンは**激熱でお祭りな雰囲気**で、過酷な戦場の中での束の間の安らぎを表現した名場面となっています!
長期間の鄴攻めで兵糧不足に苦しんでいた飛信隊にとって、河了貂の料理は単なる食事ではなく、生きる希望そのものでした。隊員たちが笑顔で食事を楽しむ姿は、河了貂が飛信隊にとってかけがえのない存在であることを示しています。
信の新居完成の宴でも腕を振るう!641話「深刻な問題」
641話「深刻な問題」では、信の新居完成を祝う宴で、河了貂が竜有(りゅうゆう)と共に料理を作る場面が登場します。
戦場だけでなく、日常生活においても河了貂は飛信隊の「家族」としての役割を果たしています。信の家で料理を作る姿は、まさに**家族の一員**そのものですよね!
河了貂の料理の腕前は、祖父と二人で黒卑村を生き抜いてきた経験から培われたものです。生きるために必要な技術として身につけた料理が、今では飛信隊全体を支える力になっているのです。
河了貂は信が好き?754話「享楽の刻」の切ない表情
河了貂の信への想いを象徴する場面が、754話「享楽の刻」です。
桓騎(かんき)が死に、羌瘣(きょうかい)も死んだのではないかと心配していた信が、無事に帰還した際に羌瘣を抱きしめるシーンがありました。
**その時の河了貂の切ない表情は、多くの読者の印象に強く残っています。**
このシーンは、河了貂が信に対して特別な感情を抱いていることを明確に示す重要な場面です。信と羌瘣の関係が進展していく中で、河了貂がどのような想いを抱いているのか、その複雑な心情が一枚の表情に凝縮されています。
河了貂は信と「一緒に幸せになりたい」と語っていますが、それが恋愛感情なのか、家族としての絆なのか、明確には描かれていません。しかし、この754話の表情を見れば、河了貂が信に対して恋心を抱いていることは間違いないでしょう。
もしかして竜有とくっつく?料理つながりの可能性(笑)
河了貂の今後の展開として、意外な可能性も考えられます。
それは**料理つながりで竜有(りゅうゆう)と一緒になる**という展開です(笑)
竜有は飛信隊の伍長で、河了貂と共に料理を作る場面が何度も描かれています。二人とも料理が得意で、飛信隊の胃袋を支える存在という共通点があります。
信と羌瘣の関係が進展していく中で、河了貂が新たな道を見つけるとしたら、共に料理を作ってきた竜有との関係が発展する可能性もゼロではありません。
もちろんこれは完全な妄想ですが、河了貂が信への想いを諦め、新たな幸せを見つける展開があっても面白いかもしれませんね!
河了貂の料理が象徴するもの
河了貂の料理の腕前は、単なる特技ではありません。それは**生き抜くための知恵**であり、**仲間を思いやる心**の表れです。
黒卑村で孤児として生き延びるために身につけた技術が、今では飛信隊全体を癒し、士気を高める力になっています。戦場で冷徹な判断を下さなければならない軍師という立場にありながら、温かい料理で仲間の心を満たすことができる——この二面性こそが、河了貂というキャラクターの魅力なのです。
批判されることも多い河了貂ですが、飛信隊にとって彼女は**かけがえのない存在**であることは間違いありません。料理を通じて仲間を支え、信と共に戦い続ける河了貂の姿は、これからも多くの読者の心を掴み続けるでしょう!
河了貂の強さ・能力
河了貂の強さは、個人の武力ではなく軍師としての戦術眼と判断力にあります。
**昌平君直伝のエリート軍師**
昌平君の軍師学校で短期間ながら濃密な教育を受け、兵法の基礎理論を体系的に習得しました。蒙毅という優秀な兄弟子と切磋琢磨した経験は、実戦での判断力の土台となっています。実戦で経験値を重ねることで、「戦場の軍師」として急速に成長しました。
**得意分野**
河了貂の得意分野は、小〜中規模戦における迅速な局地戦判断です。機動力を活かした奇襲・包囲・分断を得意とし、信の突撃力・羌瘣の暗殺的機動力・騎兵の突破力を組み合わせる複合運用に長けています。
飛信隊が千人→三千→五千→一万超と規模拡張していく中で、隊の統制を崩さず戦力として機能させ続けることに成功しています。
**主な実績**
飛信隊の初陣では、羌瘣が離脱していたため軍師不在で魏軍の軍師・氷鬼との軍略戦で全戦全敗という屈辱的な状況に陥っていましたが、河了貂は的確な戦況分析と戦略立案により飛信隊を勝利に導きました。
朱海平原戦では、李牧の緻密な陣を相手に、玉鳳隊・楽華隊と連携しながら「右翼突破」の一翼を担いました。鄴攻めでは兵糧線切れ目前の極限状態で、敵の心理を突いた攻勢タイミングを指示し、「ギリギリで勝ち切る」飛信隊スタイルを確立しています。
趙北部・宜安〜肥下戦では、青歌軍・李牧本隊という格上を相手にしながらも、壊滅を免れる撤退戦を成立させました。
**限界と課題**
王翦・李牧クラスの「国家レベル戦略」や大軍同士の総力戦となると、まだ読み切れない局面が多く、王翦・昌平君級の参謀がいる前提で動くことが多いです。また、感情的な判断を優先してしまう点が軍師としての弱点として指摘されることもあります。
飛信隊が数万規模に膨らんだ現在、河了貂一人の軍師ではカバーしきれない局面も出始めており、軍師団・幕僚化が今後のテーマになる可能性があります。
河了貂と主要キャラクターとの関係性
**信(李信)との関係**
河了貂と信の関係は、作品を通じて最も重要な絆の一つです。1巻の王都奪還編で信と政を山道で匿ったことがきっかけで出会い、以来ずっと行動を共にしています。
初期はケンカ友達・ツッコミ役という関係でしたが、中盤以降は飛信隊軍師として信の片腕となり、ほぼ家族・パートナーのような距離感になっています。ただし恋愛感情については明言されておらず、曖昧な状態が続いています。
信の本能型・猪突猛進を、河了貂が戦略・リスク・兵の命という視点から制御する構図が特徴的です。信が精神的に折れかける局面(王騎・麃公・岳雷らの死、桓騎戦後の大敗など)では、河了貂は「隊の心の支柱」として信を立て直す役割を担っています。
**羌瘣との関係**
羌瘣とは親友・戦友の関係です。羌瘣は戦場における最強クラスの個人戦力・副長であり、河了貂は軍全体の舵取りを担当するという役割分担ができています。
羌瘣が飛信隊を一時離脱した際、隊のバランスが大きく崩れ、河了貂は「羌瘣の必要性」を痛感しました。羌瘣が信を救うために禁術的延命を行う決断をした際など、河了貂は信・羌瘣双方の命を守るために涙しながらもその決断を支える立場に回っています。
**嬴政との関係**
嬴政とは、一度は政の窮地を救った「命の恩人」側の関係であり、その後は政の理想をもっとも近くで信じ続ける一般出身者という立場です。
政が理想論に走りすぎた時に、「現場の人間の目線」から言葉を投げかけられる数少ない存在でもあります。蕞攻防戦で、王自ら民兵を鼓舞する政の姿を見て、河了貂の「この王についていく」という決意は決定的になりました。
**王賁・蒙恬との関係**
王賁・蒙恬とは、若手武将の同期として良好な関係を築いています。両者の軍略レベルを高く評価し、しばしば情報交換・連携を行っています。特に蒙恬とは気さくな会話も多く、「若手三羽烏+貂」という並びで描かれる場面が増えています。
**飛信隊メンバーとの関係**
尾平・田有・楚水・岳雷・我呂などとの掛け合いは、シリアスな戦場描写の中のコメディ担当となっています。一方で、彼らが討ち死にした際には、河了貂が激しく感情を揺さぶられ、以後の判断が「損耗を抑える方向」に振れることもあります。
飛信隊の仲間からは「娘軍師」と呼ばれ親しまれており、優れた軍師であるだけでなく料理上手な一面もあります。河了貂の存在は飛信隊の精神的支柱として、過酷な戦場で戦い続ける兵士たちにとって心の支えとなっています。
河了貂 戦歴年表
| 巻数 | 戦い・出来事 | 河了貂の動き |
| 1〜5巻 | 王都奪還編 | 信と政を匿い、山の民との橋渡し役として活躍。まだ軍師ではなく、機転の利く子供ポジション |
| 8〜10巻 | 刺客急襲編 | 呂不韋による政暗殺計画が動く中、政側につき行動。直後、「軍師になる」決意を固めて昌平君の軍師学校へ入学 |
| 11〜24巻 | 馬陽〜山陽平定編 | 軍師学校で修行。山陽平定後、軍師として飛信隊に合流し、本格的に戦場に関わり始める |
| 23巻245話 | 軍師初陣 | 羌瘣が抜けた後に負け続きの飛信隊の前に軍師として再登場。魏軍師・氷鬼を上回る戦略で勝利に導き、飛信隊の軍師として正式に認められる |
| 25〜34巻 | 合従軍編 | 函谷関では主力軍師として大きく表に出ず。蕞攻防戦では、民兵組織化・士気維持・信との連携で活躍 |
| 35〜40巻 | 屯留反乱・著雍・毐国反乱 | 著雍の三軍連携戦で、王賁・蒙恬と共に連携し飛信隊の行動計画を立案。嫪毐反乱では少数精鋭での咸陽防衛に参加 |
| 41〜46巻 | 黒羊丘・斉趙来朝 | 桓騎の非道な戦い方に強烈な嫌悪を示し、信・羌瘣とともに対立。同時に桓騎の「結果を出す力」も理解せざるを得ず葛藤 |
| 42巻425話 | 河攻略 | 桓騎から無理難題をふっかけられ、不可能とされる河を攻略。ギリギリまで自分を追い込み策を生み出し、副長の渕さんを使い命がけで橋を作り河を攻略 |
| 46〜60巻 | 鄴攻め・朱海平原 | 朱海平原右翼戦において、玉鳳隊・楽華隊と連携しながら李牧の策に対抗。龐煖討伐・李牧撤退・鄴陥落に至るまで飛信隊の損耗を抑えつつ最大戦果を出すよう動く |
| 60〜64巻 | 什虎・六大将軍復活・武城平陽 | 什虎は蒙武・騰・呉鳳明の大合戦で直接の主役ではない。武城平陽戦では桓騎の「十数万捕虜虐殺」を飛信隊側から見て強く批判 |
| 65〜69巻 | 趙北部攻略・宜安〜肥下・桓騎討死 | 李牧の情報封鎖により多勢に無勢となる中、飛信隊・楽華軍と連携して包囲を突破。肥下での桓騎壊滅後の撤退戦で、飛信隊を生き残らせるための撤退ラインを指示 |
| 69〜73巻 | 韓非子招聘・番吾大敗 | 韓非子招聘戦は王翦・信・政が中心で直接の出番は少なめ。番吾では王翦軍の大敗により戦局全体が行き詰まる中、飛信隊の再編・次戦への布石として水面下で動く |
| 73〜77巻 | 韓攻略序盤 | 昌平君が「三つの柱」による起死回生策を進める中、飛信隊の軍制・兵站再整備を担当。次なる大戦・趙攻略継続・韓攻略への軍師としての役割がさらに重くなる |
| 77巻・856話前後 | 趙攻略・楊端和重傷・青華雲登場 | 山の民方面で楊端和が中華十弓一位「青華雲」の狙撃を受け重傷・戦線離脱。次の狙撃目標は飛信隊の信である可能性が高まり、戦局は中央(信たちの戦線)へと移る流れに |
河了貂は死亡退場するのか?

もともと軍師になる予定ではなかった河了貂ですが、最後はどうなるのでしょうか?
死亡退場する可能性もありますよね。
河了貂は他のキャラと違い史実に登場していないので、それこそ原先生次第になりそうですが(・_・;)
**77巻・856話時点での状況**
現時点(77巻・856話前後)では、河了貂は生存しており、飛信隊の軍師として活躍を続けています。朱海平原・鄴攻め・趙北部攻略・番吾大敗などを経ても前線から退かず、飛信隊の頭脳として継続参戦しています。
李牧による趙北部での大反攻(桓騎討死戦線)後も、飛信隊と共に撤退に成功し、その後の再編成・立て直しに関与しています。
最新話856話前後では、山の民方面で楊端和が中華十弓一位「青華雲」の狙撃を受け重傷・戦線離脱する事態が発生しました。楊端和の戦術眼により、「次の狙撃目標は飛信隊の信である」と予測され、戦局は中央(信たちの戦線)へと移る流れになっています。
この新たな脅威に対し、軍師である河了貂がどのように対処するのかが、今後の焦点の一つとなっています。
**今後の展開予想**
管理人アースは、何となく信とくっつくような気もしています。
とりあえずは、死亡退場はせず中華統一まで登場するかなと!
大穴で蒙毅とくっつくという可能性も無きにしもあらずなのでは、と妄想しています(笑)

31巻で介億先生が「蒙毅には気をつけろ」とも言ってましたし(笑)
死亡退場せず、誰かとくっつく展開になったら嬉しいですよ!(*^^*)
史実上、河了貂は実在人物ではなく創作キャラクターのため、生死は完全に作者次第です。ただし、政・信の二人をつなぐ「架け橋」であり、戦争の倫理的視点を担う役割上、終盤まで生存する可能性は高いと見る考察が多いです。
河了貂の名場面を紹介!
23巻245話での軍師初陣シーン

23巻にて、羌瘣が抜けた後に負け続きで大ピンチな飛信隊の前に軍師として再登場した河了貂。
ここでの再登場は、読者も河了貂以上にドキドキしましたよね!

男だと思っていた河了貂が女性だと分かり、大混乱に陥る信とか(笑)
さらにいきなり軍師として登場した河了貂に、飛信隊メンバーは反発。
飛信隊の信頼を得るために、河了貂は魏軍を持ち前の頭脳で制圧します。
いきなり隊長である信を助攻(おとり)にし郭備隊を主攻にした策には、驚きましたね!
この再登場から軍師として認めてもらうまでの展開は、本当にたまらなかったですよ!
ハラハラしながらも最後にはキッチリと田永にも認めてもらい、最高な展開でした。
現在の飛信隊軍師というポジションにも繋がる、河了貂軍師エピソード。
最高な名シーンでした!
42巻425話河攻略シーン

「黒羊丘の戦編」で、桓齮から無理難題をふっかけられる飛信隊。
桓齮から指示のあった作戦を決行するには、不可能とされる河を攻略するしかありません。
失敗すれば後が無い、という状態の飛信隊。
しかし、河了貂は河を攻略する術を全く思いつきません。
追い込まれる河了貂。
そこで、ギリギリまで自分を追い込み、策を生み出します。
副長の渕(えん)さんを使い、命がけで橋を作り河を攻略し、不可能な河の攻略を達成する飛信隊。
この時のシーンは、本当に胸アツでした!

そして、昌平君10倍から9倍くらいに近付けたと自ら認める河了貂(笑)
ギリギリまで追い込まれてから大逆転するまでの河了貂の展開は、最高ですよね!
もの凄く胸アツな名場面でした!\(^o^)/
蕞での政の演説を聞くシーン
合従軍編の蕞攻防戦において、民兵として死地に向かう蕞の民を前に、政が「中華統一」の思想を初めて民衆に向けて語る場面があります。
その演説を聞きながら涙する河了貂は、政の覚悟を信じきる人物としての立場を確立しました。この場面は、河了貂が「この王についていく」という決意を固めた決定的な瞬間として、多くの読者の印象に残っています。
黒羊丘での桓騎への怒り
桓騎による集落虐殺を知り、信・羌瘣とともに本陣へ殴り込みに行くシーンも印象的です。
戦争の非情さの中でも「人として越えてはいけない線」を強く主張する河了貂の姿は、多くの読者の心に残る名場面となりました。この場面は、河了貂が単なる軍師ではなく、人間としての倫理観を持ち続けるキャラクターであることを示す重要なシーンです。
鄴攻めの極限状態での采配
兵糧不足・連戦による疲弊の中、飛信隊を動かし続け、朱海平原での右翼勝利に繋げる一連の采配も名場面です。
信・王賁・蒙恬の「三将の咆哮」を支える裏方としての河了貂の仕事ぶりが光るシーンとなっています。
桓騎討死戦線後の再起
大敗北の後、死者の名を一人一人心に刻みながら、「それでも前に進まねばならない」と飛信隊の行軍を支える姿も印象的です。
軍師として冷静な判断を下しながらも、仲間の死を深く悼む河了貂の人間性が表れた名場面となっています。
河了貂の役割・立ち位置
**「第三の主人公」としての位置づけ**
河了貂は、信(武)と政(王道)を繋ぐ軍師であり、二人の理想を現実の戦場で橋渡しする存在として描かれています。信の武力と政の理念を、実際の戦場で機能させるための頭脳として、物語において不可欠な役割を担っています。
**読者の感情移入の窓口**
王族でも名家でもない、山里出身の孤児である河了貂は、読者に一番近い立場から戦乱と政治を見ているキャラクターです。過酷な決断に対し、河了貂が感情を露わにしてくれることで、読者は「これは正しいのか」「こうするしかないのか」と感情と理屈の両面で葛藤することができます。
**「戦場における法と倫理」の体現者**
桓騎・李牧・楚の媧燐らが「結果のための非情さ」を体現する一方で、河了貂は「人としてのライン」を守ろうとする側として描かれています。政が後に「法」で国を治めると宣言する路線にも、河了貂の価値観は強く繋がっていると考えられます。
実写映画役は橋本環奈さん!

第43回日本アカデミー賞で最多4部門となる最優秀賞を受賞するなど、評価も人気も非常に高かった実写映画キングダムですが、そこで河了貂役を演じているのは橋本環奈さんです。
河了貂がマスコット的キャラポジションなだけに可愛い橋本環奈さんを配役してきたか!と思いながらもどハマり役で…最高でした!\(^o^)/
続編も決定しており、また橋本環奈さんの河了貂が見られるのが楽しみですよね!
また美しい楊端和(ようたんわ)役の長澤まさみさんと共に観られたら、最高ですよ!\(^o^)/

橋本環奈さんは、天真爛漫さと戦場での真剣な表情を両立させ、キャラクターの成長や多面的な魅力を映像で表現しています。実写映画版では、原作序盤〜中盤の河了貂のポジション(信・政と共に動く仲間)を中心に描かれています。
アニメ担当声優は


アニメでの担当声優さんは、釘宮理恵さんとなっています!
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 釘宮理恵(くぎみやりえ) |
| 出身地 | 大阪府 |
| 身長 | 159cm |
| 生年月日 | 1979年5月30日 |
| 年齢 | 46才(2025年11月時点) |
| 所属 | アイムエンタープライズ |
超人気な声優・歌手である釘宮理恵さんが、河了貂の担当声優となっています。
代表作としては「銀魂」神楽や「鋼の錬金術師」アルフォンス・エルリック、さらに「とらドラ!」逢坂大河、「THE IDOLM@STER」の水瀬伊織などなど、代表作からだけでも数え切れません。
特に「灼眼のシャナ」のシャナ、「ゼロの使い魔」のルイズや「ハヤテのごとく!」の三千院ナギ、「アイドルマスター」の水瀬伊織役など、ツンデレ系ヒロインを演じる事が多くどハマりなツンデレ演技から「ツンデレの女王」という代名詞を冠しています。
河了貂はどうでしょうか?
ツンデレ、と言えるキャラではないかもですが何となくイメージはハマりますよね(笑)
強がっている女の子、というイメージは何となくツンデレと言えなくもないような(笑)
釘宮理恵さんは、高く張りのある声によって、子どもらしい元気さと芯の強さを巧みに表現しています。少年寄りの声から、成長を重ねた少女・軍師としての声色への変化がわかりやすく、ファンからの評価も高いです。
**最新アニメ情報(2025年10月〜)**
2025年10月4日よりTVアニメ「キングダム」第6シリーズの放送が開始され、朱海平原の戦いが描かれることが発表されています。この戦いでは、河了貂が軍師として重要な成長を遂げる場面が数多く描かれる可能性があり、本能型の将に対する理論型軍師としての対応策を学び、より柔軟な戦略立案ができるようになる過程が期待されています。
これからアニメでも続く「キングダム」なので、釘宮さんの河了貂も要注目ですよ!
河了貂 よくある質問(FAQ)
**Q1. 河了貂は最終的に誰かと結ばれる?**
2025年11月時点の原作77巻・最新話856話付近まででは、明確な恋愛成就・結婚描写は存在しません。信との間に「家族以上恋人未満」とも言える強い絆がありますが、作者は物語の主軸を戦・統一へ置いており、恋愛要素はあくまでスパイスとして描いている段階です。
河了貂は信と「一緒に幸せになりたい」と発言していますが、これは結婚したいという直接的な発言ではなく、羌瘣のように信の子どもを産むなどの明確な意思表示はないため、今後の展開が気になるところです。
**Q2. 河了貂は今後、死亡する可能性はある?**
史実上、河了貂は実在人物ではなく創作キャラクターのため、生死は完全に作者次第です。ただし、政・信の二人をつなぐ「架け橋」であり、戦争の倫理的視点を担う役割上、終盤まで生存する可能性は高いと見る考察が多いです。
作中で死亡フラグの多いキャラが多数退場している中で、河了貂は重傷こそ負うものの、致命的な戦死イベントは発生していません。
**Q3. 軍師としての格は、蒙恬や王賁の参謀・李牧・昌平君と比べてどのくらい?**
国家レベルの大戦略については、李牧・王翦・昌平君が格上です。一軍〜方面軍レベルの用兵では、蒙恬・王賁と並び、若手トップクラスの軍師と評価されうるでしょう。
小〜中規模戦・機動戦においては、飛信隊の性質と合わせて極めて高い実戦能力を見せており、現場指揮官としては秦国内でも上位に位置すると考えられます。
**Q4. 河了貂はなぜ軍師学校に短期間しかいなかったのに、あそこまで強い?**
昌平君の教育が「実戦前提の超圧縮カリキュラム」であることが大きいです。その後、ほぼ全ての大戦に参加して経験値を稼ぎ続けており、信・政・羌瘣・王賁・蒙恬という「最前線クラスの仲間」の傍に常にいて、実戦データとトップクラスの発想に常時触れている環境が成長を加速させています。
**Q5. 河了貂は羌瘣と比べて軍師として劣っている?**
同じ飛信隊の副長である羌瘣との比較において、河了貂の評価が厳しくなる場面があります。羌瘣は元暗殺者でありながら、戦局を瞬時に読み解く優れた知性と洞察力を併せ持っています。
王翦が鄴攻めで行った兵糧攻めの真意を、多くの将が理解できない中でいち早く見抜いたのは羌瘣でした。この時、軍師である河了貂がその戦略を理解できていなかった描写は、読者に強烈なインパクトを与えました。
ただし、河了貂は軍師としての基礎理論に基づいた戦略立案に長けており、羌瘣とは異なる強みを持っています。両者は役割が異なるため、単純な優劣をつけることは難しいでしょう。
**Q6. 河了貂の「うざい」「嫌い」という評価はなぜ?**
一部のファンからは「感情的な判断を優先してしまう」点が批判されています。合従軍編での蕞の攻防戦において、敵将である李牧の側近カイネを情けで助けようとしたことは、軍師としての職務を完全に放棄した瞬間として多くのファンの印象に強く残っています。
仲間の死に直面するたびに心を痛め、指揮に支障をきたす場面が散見され、戦場では一瞬の迷いが部隊全体の命運を左右することから、この人間性は軍師という責任重大な役職においては致命的な弱点として機能してしまうという指摘があります。
ただし、この「非情になりきれない」一面こそが河了貂の魅力でもあり、多くのファンに愛される理由でもあります。
今回は「キングダム」のヒロイン河了貂を見ていきました!
レギュラー唯一の架空キャラという意味でも、最後まで目が離せませんね!\(^o^)/







