「キングダム」のラスボスと言うと、真っ先に思い浮かべる龐煖(ほうけん)。
信にとってのラスボスとは、まずこの龐煖と李牧を思い浮かべるでしょう。
信が最も師として仰ぎ修行を求めていた王騎を倒し麃公(ひょうこう)を倒した龐煖。
信のラスボスポジションは、間違いなく龐煖でしょう!
そんな龐煖とは、史実にも登場している実在した人物です。
史実の龐煖は、どのような人物だったのでしょうか?
実際、あれだけの武力を誇っていた武神だったのか?
それとも全く違うような人物だったのか?
キングダム龐煖と史実の龐煖を比較し、検証してみましょう!
◆キングダム龐煖(ほうけん)とは
「キングダム」に登場する龐煖は趙の将軍であり、趙の中でも最も力と功績を持っている将軍に与えられる「三大天」の一人です。
同じく三大天の一人李牧はその頭脳で三大天の一人となっていますが、龐煖は武の力に特化した三大天となっています。
自らを「武神 龐煖」と名乗っており、信と飛信隊の前に初登場した際も、「我武神龐煖也(われ ぶしん ほうけんなり)」と語っており、そのまま飛信隊を再起不能になるまで蹂躙しました。
この時に同じく突出した武力を持つ羌瘣にも勝っています。
さらにその後王騎を倒し、その時にはかつての秦の六大将軍 摎(きょう)も龐煖が倒している事が明らかとなります。
さらに合従軍編では、秦の大将軍麃公(ひょうこう)も倒しています。
まさに「武神」という名が相応しい、圧倒的武力を誇ったキャラとなっています。
主人公信にとって、間違いなくラスボスと言えるでしょう!
それだけの武を持ち信の師とも言える王騎や麃公を倒している憎き龐煖ですが、彼がなぜそこまで武を極めようとするのか、という動機が鄴陥落編にて明らかとなっています。
龐煖は自らが武を極め武神になれば世が救われるという思想を持っており、彼が世を救おうとしている一求道者であることが明らかとなります。
そして、決して個のためだけに戦っていた訳ではない、と分かります。
それが明らかとなる展開で信と一騎打ちとなり、「亡くなっていった仲間の想い」を継いだ信の力の前に屈し負けた龐煖は、そのまま倒れ退場となります。
この時の龐煖はラスボスというだけではなく、彼も彼なりに世界の為に戦っていた一人の人間だ感じられ、「ラスボス」という一言では括れない深いキャラであるように感じられます。
◆史実の龐煖(ほうけん)を検証!
龐煖は史実にも登場する、実在した人物です。
しかしキングダムに登場する武神を名乗るような、武力を誇る人物ではありませんでした。
史実の龐煖は、道家であり哲学者であり兵家・軍事思想家でした。
このように一哲学者のような賢者として名を馳せていた龐煖は、50年に渡り国事には参加していなかったようです。
しかし紀元前245年、趙の大将軍として活躍していた廉頗と楽乗が出奔してしまったため、龐煖は将軍として抜擢されることになります。
燕の将軍劇辛(げきしん)を討ち、瞬く間に功績を上げる龐煖。
紀元前241年に趙・楚・魏・燕の四ヵ国の兵を率いる合従軍の総大将となり、秦の蕞を攻めます。
しかし陥落することができず、斉を攻め饒安を取ります。
紀元前236年では趙軍を率いて燕を攻めている間に、秦に鄴を陥落されてしまいます。
その後、龐煖は史実に登場していません。
鄴陥落の年に即位した趙の幽繆王には、あまり起用されなかったのではと思われます。
◆龐煖の死と王騎との関係を史実から検証!
このように、史実では龐煖の死は明らかとなっていません。
「キングダム」では、鄴陥落編で信と戦い死亡したという展開となっていました。
これは、史実で鄴陥落後から龐煖の登場が無くなっていたからなのでしょう。
史実からの退場時期に死亡展開にしたのだろう、と察せられます。
ちなみに「キングダム」の龐煖は王騎に負けた事を永遠のテーマとしており、その力を継ぐ信に負けるという展開となっていました。
龐煖は最後まで王騎に拘っていた、と言えますよね。
史実の龐煖と王騎には、そのような関係はあったのでしょうか?
同時代に生きているので、お互いの事は知っていたかもですが、史実で王騎と龐煖が出会ったという記述はありませんでした。
おそらく史実の龐煖は、キングダム龐煖のような王騎と因縁は無かったと察せられます。
◆「実写映画」龐煖(ほうけん)は誰か予想!
4年前に公開された「キングダム連載10周年実写特別動画」では、実写版の龐煖が登場していました。
かなりの特殊メイクが施されており、素顔はほとんど見られませんね(笑)
この時の龐煖は、五城健児さんが演じていました。
10周年特別動画@龐煖役の五条健児さんとは
項目 | 内容 |
名前 | 五城健児(ごじょうけんじ) |
本名 | ジェイソン・レマー |
身長 | 185cm |
誕生日 | 1989年11月4日 |
年齢 | 30才 |
血液型 | A型 |
出身 | アメリカ・ニューヨーク |
所属 | axelle |
五城さんは、父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフです。
父親も俳優であり、その影響で俳優になったかもですね。
顔もさることながら、むちゃムキムキな体ですし龐煖のイメージにたしかに合っていると感じます。
ただ、この時の記念動画ではセリフが一切ありません。
しかし今後の実写映画続編以降で登場するとなれば、セリフも登場するでしょう。
それらを踏まえて、果たして本番の実写映画でも龐煖役が五城さんのままで行くのでしょうか?
もし変更となるならば、誰なのか?
予想してみます!
実写映画続編の龐煖役を予想!
実写映画『キングダム』続編製作が決定 山崎賢人が番組で発表https://t.co/bUWUqiAWuU
#山崎賢人 #吉沢亮 #橋本環奈 #映画 @kingdomthemovie @ryo_staff @H_KANNA_0203
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) May 28, 2020
続編が決定しているキングダム実写映画ですが、ここで龐煖が登場するのかは分かっていません。
しかし、いずれ登場することは間違いないでしょう!
なにせ信のラスボスなのですから!(笑)
さて、では適役な俳優となると誰になるでしょうか?
アースのイメージとしては鈴木亮平さんですね。
ガタイの良さ、顔のイメージもまさに龐煖かなと!
続編で登場するかは分かりませんが、実写龐煖も楽しみですね!\(^o^)/
今回は、龐煖を史実から見てみました。
「キングダム」序盤のラスボスだった龐煖。
最高に最強なキャラでしたね!
来年春放送予定のアニメで、龐煖の最後が描かれるでしょう。
TVアニメ「キングダム」第3シリーズ
2021年春放送再開(予定)が決定致しました!キャスト、スタッフの感染拡大防止に最大限の配慮をしながら鋭意制作を進めてまいります。
放送再開を、今しばらくお待ちください!https://t.co/b4jPb49tnA#キングダム— TVアニメ「キングダム」第3シリーズ (@kingdom_animePR) October 5, 2020
どのような演出されるのか?
ここも要注目ですね!\(^o^)/
◆龐煖(ほうけん)の名場面を紹介!
長く「キングダム」ラスボスとして君臨した龐煖(ほうけん)。
羌瘣すらも二度返り討ちにしている龐煖は、まさに信にとって乗り越えなければいけないラスボスでした。
そんな龐煖ですが、単純に「武」の道を突き進む、ただ一人の武道者でした。
信のように人との繋がりを大切にする訳でもなく、国や人の想いなどは全て切り離し、ただただ個の武の道を突き進む一人の求道者でした。
その龐煖が求めた道の先とは「人類の救済」です。
自らが人を超え武神となれば人類全てが救われる、と信じる求道者でした。
全ての人との繋がりを切り離している龐煖が求めているものが人類の救済…
全く矛盾した目的ですが、武の極みにまでたどり着いた龐煖の目的が「人類の救済」と分かった場面には、感動を覚えますよね!
己を最強だと示すためだけに戦い続けてきた龐煖の苦しみが、人類全てのためだったと知った時、カイネではないですが左目からだけ涙が流れてきそうでした(泣)
初登場から全く感情移入できない龐煖ですが、ここで読者にも少し同感できるような気がします。
ラスボスで最強すぎる龐煖で全く感情移入できなかったキャラでしたが、少しでも理解でき同情・同感を覚えさせるスゴい名場面だな、と感じましたよ!
さらに信に斬られ倒れる龐煖が、最後に思い出したかのような幼児期の記憶…
涙を流し赤子龐煖を奪われた母の描写は、たまらなかったですよね(泣)
最後の最後でも龐煖への同情・同感を覚えさせられました。
最後の信との戦いは、これまで長く登場してきながらも読者に全く感情移入させなかった龐煖に気持ちを入れさせる、素晴らしい名場面となっていました!
58巻を読み終えてから龐煖登場場面を読み直すと、読み方が変わってきましたよ。
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