「キングダム」のラスボスと言うと、真っ先に思い浮かべる龐煖(ほうけん)。
信にとってのラスボスとは、まずこの龐煖と李牧を思い浮かべるでしょう。
信が最も師として仰ぎ修行を求めていた王騎を倒し麃公(ひょうこう)を倒した龐煖。
信のラスボスポジションは、間違いなく龐煖でしょう!
そんな龐煖とは、史実にも登場している実在した人物です。
史実の龐煖は、どのような人物だったのでしょうか?
実際、あれだけの武力を誇っていた武神だったのか?
それとも全く違うような人物だったのか?
キングダム龐煖と史実の龐煖を比較し、検証してみましょう!
龐煖(ほうけん)プロフィール
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 龐煖(ほうけん) |
| 所属 | 趙国 |
| 地位 | 趙国三大天の一人 |
| 称号 | 武神、荒ぶる神 |
| 武力 | 100(公式ガイドブック評価) |
| 指揮力 | 評価不能(軍を率いる能力はない) |
| 知力 | 評価不能 |
| 初登場 | 14巻(馬陽防衛戦) |
| 武器 | 巨大な長柄の矛 |
| 口癖 | 「我(われ)、武神 龐煖也(ほうけんなり)」 |
龐煖の死亡と最期
**龐煖はすでに作中で死亡しているキャラクターです。**
最新刊77巻856話時点では登場しておらず、彼の最期は58巻第627話「道の行方」で描かれました。
死亡の詳細
龐煖は趙・鄴攻略編の朱海平原の戦いにおいて、飛信隊隊長・李信との壮絶な一騎打ちの末に命を落としました。
王騎の矛を受け継いだ信との激闘で、龐煖は「なぜ立ち上がる」「なぜ折れぬ」と何度も苛立ちを露わにしながら戦いました。
最終的に、王騎・麃公・羌象など龐煖に討たれてきた者たちの”想い”を背負った信の渾身の一撃により、龐煖は胴体を斬り裂かれ致命傷を負います。
その後、山中へ戻り、求道者仲間の亡霊たちに見守られながら絶命しました。
信の一時的な死と蘇生
実は、龐煖を討ち取った直後、信自身も「命の火」が尽き、一時的に死亡状態となっていました。
龐煖との戦いは、まさに互いの生命力を削り合う限界を超えた死闘だったのです。
信が息絶えた後、その場にいた羌瘣(きょうかい)が、蚩尤(しゆう)族に伝わる禁断の蘇生術を行い、自らの寿命を削ることで信を現世に呼び戻しました。
この展開により、龐煖との因縁は完全に決着し、信は次の段階へと進むことになります。
龐煖の性格と思想
龐煖は、一般的な「趙の武将」というより、宗教的な求道者・狂信者として描かれています。
根本思想
龐煖は「この世の全ての武(戦・殺し)を自らに集約し、その果てに”人類の答え”に到達する」というドグマを持っていました。
自身を”個人”ではなく「人の代表」として位置づけ、個の幸福や国家的忠誠にはほとんど興味がありませんでした。
世俗の権力や将軍としての地位には全く興味がなく、ただひたすらに「個の武」を証明するために強者を屠り続けていたのです。
感情面の特徴
普段は極端に無口で、言葉数が少ない龐煖ですが、信に対してはたびたび怒り・苛立ちを露わにしました。
「なぜ立ち上がる」「なぜ折れぬ」と感情的になる場面が増えていき、自身の「武神」という存在意義が揺らいでいく様子が描かれました。
猟奇性と冷酷さ
王騎や麃公を「人類の答えに至るために殺すべき”材料”」としてしか見ていない冷酷さを持っていました。
万の軍勢が死んでも一切動じず、自らの武の研鑽のための”ノイズ”としか認識していない節さえありました。
李牧との関係
李牧の指令に従って戦場に現れますが、これは忠誠心からではなく、李牧が自分を「求道の答え」へと導く案内人であると認識しているためでした。
李牧は龐煖を「趙三大天の一角」「この世の武を集約する存在」として高く評価し、大戦ごとに切り札として登場させました。
ただし、李牧の本音としては、龐煖の求道が趙という国家の合理性としばしば衝突しており、それでも「対秦の抑止力」として利用せざるを得ないという”冷徹な利用関係”でもありました。
龐煖の強さと戦闘能力
作中最強クラスの武力
龐煖の武力は公式ガイドブックにおいて**武力100**と評価され、蒙武と並んで作中最強クラスに位置づけられています。
「一騎打ち限定なら最強候補」として描かれる存在で、その強さは以下の特徴によって示されています。
圧倒的な攻撃力
**一撃の重さ:** 騎乗の王騎・麃公クラスの巨躯を吹き飛ばし、鎧ごと骨まで砕く破壊力を持っています。
**リーチ:** 長大な矛を自在に振るい、周囲数メートルを一気に掃討できます。
**防御・タフさ:** 王騎・麃公・信から深手を負いながらもしばらく戦闘継続可能で、雨の中での長時間戦闘にも耐えるスタミナを誇ります。
戦闘スタイル
**前線単騎特攻型:** 基本的に軍団指揮はせず、自ら最前線へ出て敵中枢を粉砕する「切り裂き役」として機能します。
戦略・布陣は李牧らが担い、龐煖は”切り札”として投入される形です。
**対将軍キラー:** 兵卒を薙ぎ払いながら、敵総大将クラスの”気配”を嗅ぎ取り、真っ直ぐ突っ込む戦い方をします。
**精神的プレッシャー:** ただ存在しているだけで戦場全体の空気を支配する”バケモノ枠”として機能し、秦側兵士の多くが過去の王騎戦・合従軍戦の記憶から恐怖で硬直しました。
主な戦果
龐煖は以下の強敵たちを討ち取っています:
– **摎(きょう):** 秦国六大将軍の一人。かつて馬陽の戦いにおいて、龐煖との一騎討ちで命を落としました
– **王騎(おうき):** 秦国六大将軍「怪鳥」。馬陽の戦いにて討ち取られました
– **麃公(ひょうこう):** 秦国大将軍。合従軍編にて討ち取られました
– **劇辛(げきしん):** 燕国大将軍。合従軍編の前哨戦において一撃で葬られました
– **去亥(きょがい):** 飛信隊古参の将校。朱海平原の戦いにて戦死しました
主要キャラクターとの関係性
李信(りしん)との因縁
龐煖と信の関係は、宿命のライバル・世代交代の象徴として描かれています。
**馬陽の戦い:** 信は「ただの一兵卒・百人将」レベルで龐煖の暴威を目撃しました。
**合従軍戦・蕞防衛戦:** 信は麃公の仇として龐煖への敵愾心を燃やし、刃を交えるも歯が立ちませんでした。
**朱海平原:** 王騎の矛を継ぎ、「大将軍の見る景色」へ近づいた信が、最後に龐煖を打ち破りました。
この構図は「過去世代の怪物(龐煖)を、次世代の”人間代表”である信が倒す」という象徴性を持っています。
武しか見てこなかった龐煖に対し、信は飛信隊の仲間、王騎の遺志、麃公・羌象らの想いを背負って戦っており、「人との繋がり」を力の源としている点が対比になっています。
王騎(おうき)との因縁
龐煖と王騎の関係は、最大の「因縁」として描かれています。
馬陽防衛戦で、龐煖は李牧の策により王騎軍背後に”乱入”する形で登場しました。
一度は過去に摎を討った相手として王騎と因縁があり、王騎も龐煖を認識済みでした。
一騎打ちの末、王騎は龐煖に致命傷を負わされますが、「天下の大将軍とは何か」を語りながら死んでいく王騎は、その矛を信に託します。
龐煖は結果として、「王騎の遺志を信へ託すきっかけ」を作った存在とも言えます。
麃公(ひょうこう)との戦い
麃公と龐煖は、同じ”本能型”の極致同士の激突として描かれました。
合従軍・李牧南道奇襲隊との戦いで、李牧本陣に肉薄した麃公の前に立ちはだかるのが龐煖でした。
一騎打ちの結果、麃公は左腕を斬られ致命傷を負いますが、返す一撃で龐煖の左腕を砕きました。
麃公は戦死しますが、その「本能型の極致」としての生き様は、信の戦い方に強い影響を与えることになります。
以降、龐煖は王騎の仇、麃公の仇として、秦サイドの”怒りの対象”の象徴となりました。
羌瘣(きょうかい)との関係
羌瘣と龐煖の関係は、間接的な仇・”呪いの連鎖”の一部として描かれています。
朱海平原の戦いで、信との一騎討ちの直前に羌瘣とも交戦しています。
彼女は以前の敗北を糧に再度龐煖に挑みましたが、圧倒的な武力の前に敗北し、重傷を負いました。
しかし、この連戦が龐煖の体力を削り、信の勝利に繋がる布石となりました。
また、王騎の婚約者・摎(きょう)を討った龐煖と、羌象を殺した幽連が、それぞれ羌瘣と信の”仇”として並行的に置かれており、「呪われた武の系譜」に対する主人公サイドのカウンターとして働いています。
龐煖の戦歴・年表
| 時期 | 登場巻 | 出来事 |
| 紀元前244年 | 14〜16巻 | 馬陽防衛戦。趙三大天として初登場。王騎軍背後へ乱入し、王騎と一騎打ち。王騎に致命傷を与え、六大将軍最後の一人を葬る |
| 紀元前241年 | 25〜30巻 | 合従軍編・南道奇襲。麃公軍が李牧本陣に肉薄したタイミングで出現。麃公と激突し、相打ち寸前で勝利(麃公戦死・龐煖も左腕を破壊される) |
| 紀元前241年 | 31〜34巻 | 合従軍編・蕞攻防戦。山の民援軍が到着した蕞に再び姿を現す。山の民精鋭を大量に屠り、楊端和をも狙う。信と初の本格的な一騎打ち。決着はつかず、李牧の撤退判断により退く |
| 紀元前236年 | 53〜58巻 | 鄴攻略編・朱海平原の戦い。李牧側の”最後の切り札”として登場。信との最終決戦の末、信の渾身の一撃により戦場で倒れ、山中へ戻って絶命 |
龐煖(ほうけん)の名場面を紹介!

人類の救済という矛盾した目的
長く「キングダム」ラスボスとして君臨した龐煖(ほうけん)。
羌瘣すらも二度返り討ちにしている龐煖は、まさに信にとって乗り越えなければいけないラスボスでした。
そんな龐煖ですが、単純に「武」の道を突き進む、ただ一人の武道者でした。
信のように人との繋がりを大切にする訳でもなく、国や人の想いなどは全て切り離し、ただただ個の武の道を突き進む一人の求道者でした。
その龐煖が求めた道の先とは「人類の救済」です。
自らが人を超え武神となれば人類全てが救われる、と信じる求道者でした。
全ての人との繋がりを切り離している龐煖が求めているものが人類の救済…
全く矛盾した目的ですが、武の極みにまでたどり着いた龐煖の目的が「人類の救済」と分かった場面には、感動を覚えますよね!

己を最強だと示すためだけに戦い続けてきた龐煖の苦しみが、人類全てのためだったと知った時、カイネではないですが左目からだけ涙が流れてきそうでした(泣)
王騎との一騎打ち
馬陽の戦いにおける「退かぬ王騎」と「世界の全武を集約せんとする龐煖」のぶつかり合いは、まさに名場面でした。
王騎の名言「この戦場を離れるのは、少々名残惜しいですな…」に対し、無言で立ち去る龐煖の背中が印象的でした。
麃公との本能型頂上決戦
李牧の”流動”を本能で破り本陣に迫る麃公と、怒涛の突撃を真正面から受け止める龐煖の戦いは圧巻でした。
互いの腕を砕き合う狂気じみた殴り合いの末、麃公が戦死する展開は、読者に強烈な印象を残しました。
信との最終決戦

初登場から全く感情移入できない龐煖ですが、ここで読者にも少し同感できるような気がします。
ラスボスで最強すぎる龐煖で全く感情移入できなかったキャラでしたが、少しでも理解でき同情・同感を覚えさせるスゴい名場面だな、と感じましたよ!
王騎の矛を力任せではなく「技」として使いこなし始めた信と、何度も立ち上がる信に対し、龐煖が初めて”動揺”とも取れる反応を見せる場面は必見です。
最後は「人類の代表」を自称した龐煖が、個々の人間の”想いの総体”に負ける形で倒れる展開となりました。
龐煖の最期と幼少期の記憶

信に斬られ倒れる龐煖が、最後に思い出したかのような幼児期の記憶…
涙を流し赤子龐煖を奪われた母の描写は、たまらなかったですよね(泣)
最後の最後でも龐煖への同情・同感を覚えさせられました。
最後の信との戦いは、これまで長く登場してきながらも読者に全く感情移入させなかった龐煖に気持ちを入れさせる、素晴らしい名場面となっていました!
58巻を読み終えてから龐煖登場場面を読み直すと、読み方が変わってきましたよ。
龐煖の物語上の役割
龐煖は、物語全体のテーマと強く結びついた重要なキャラクターです。
「武神」思想の否定役
「個の極限の武力を一点に集めれば、人類の道が見える」という教団的思想が、王騎の死、麃公の死、無数の名もなき兵の死を生み出すが、結局何の”答え”も生まない展開となりました。
最後に信に敗れたことで、「武神思想」は作中で明確に否定されることになります。
世代交代の象徴
王騎・摎・麃公ら”昭王世代〜その直後”を葬ってきた怪物である龐煖が、”新世代代表”の信に倒されることで、戦国末期から始皇帝時代への本格的移行を象徴しています。
李牧の物語における「希望であり呪い」
李牧は龐煖を利用しつつも、その狂信性と非合理さを理解していました。
それでもなお龐煖を切り札として頼らざるを得ない趙の構造自体が、李牧の悲劇性を際立たせています。
史実の龐煖(ほうけん)を検証!
龐煖は史実にも登場する、実在した人物です。
しかしキングダムに登場する武神を名乗るような、武力を誇る人物ではありませんでした。
史実の龐煖の実像
史実の龐煖は、道家であり哲学者であり兵家・軍事思想家でした。
このように一哲学者のような賢者として名を馳せていた龐煖は、50年に渡り国事には参加していなかったようです。
しかし紀元前245年、趙の大将軍として活躍していた廉頗と楽乗が出奔してしまったため、龐煖は将軍として抜擢されることになります。
史実の戦績
燕の将軍劇辛(げきしん)を討ち、瞬く間に功績を上げる龐煖。
紀元前241年に趙・楚・魏・燕の四ヵ国の兵を率いる合従軍の総大将となり、秦の蕞を攻めます。
しかし陥落することができず、斉を攻め饒安を取ります。
紀元前236年では趙軍を率いて燕を攻めている間に、秦に鄴を陥落されてしまいます。
その後、龐煖は史実に登場していません。
鄴陥落の年に即位した趙の幽繆王には、あまり起用されなかったのではと思われます。
キングダムとの違い
『キングダム』版の龐煖は、史書における龐煖(記録上の将軍)をモデルにしながらも、大きく脚色されています。
名前・立場(趙の対秦将)、「強い将軍」という大枠こそ共有するものの、教団出身、人類の代表を名乗る武神思想、王騎・麃公・摎らとの因縁などは完全な創作です。
龐煖の死と王騎との関係を史実から検証!
史実では龐煖の死は明らかとなっていません。
「キングダム」では、鄴陥落編で信と戦い死亡したという展開となっていました。
これは、史実で鄴陥落後から龐煖の登場が無くなっていたからなのでしょう。
史実からの退場時期に死亡展開にしたのだろう、と察せられます。
王騎との関係の真相
ちなみに「キングダム」の龐煖は王騎に負けた事を永遠のテーマとしており、その力を継ぐ信に負けるという展開となっていました。
龐煖は最後まで王騎に拘っていた、と言えますよね。
史実の龐煖と王騎には、そのような関係はあったのでしょうか?
同時代に生きているので、お互いの事は知っていたかもですが、史実で王騎と龐煖が出会ったという記述はありませんでした。
おそらく史実の龐煖は、キングダム龐煖のような王騎と因縁は無かったと察せられます。
「実写映画」龐煖(ほうけん)は誰か予想!

4年前に公開された「キングダム連載10周年実写特別動画」では、実写版の龐煖が登場していました。
かなりの特殊メイクが施されており、素顔はほとんど見られませんね(笑)
この時の龐煖は、五城健児さんが演じていました。
10周年特別動画@龐煖役の五条健児さんとは

| 項目 | 内容 |
| 名前 | 五城健児(ごじょうけんじ) |
| 本名 | ジェイソン・レマー |
| 身長 | 185cm |
| 誕生日 | 1989年11月4日 |
| 年齢 | 35才(2025年時点) |
| 血液型 | A型 |
| 出身 | アメリカ・ニューヨーク |
| 所属 | axelle |
五城さんは、父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフです。
父親も俳優であり、その影響で俳優になったかもですね。
顔もさることながら、むちゃムキムキな体ですし龐煖のイメージにたしかに合っていると感じます。
ただ、この時の記念動画ではセリフが一切ありません。
しかし今後の実写映画続編以降で登場するとなれば、セリフも登場するでしょう。
それらを踏まえて、果たして本番の実写映画でも龐煖役が五城さんのままで行くのでしょうか?
実写映画続編の龐煖役を予想!
実写映画『キングダム』続編製作が決定 山崎賢人が番組で発表https://t.co/bUWUqiAWuU#山崎賢人 #吉沢亮 #橋本環奈 #映画 @kingdomthemovie @ryo_staff @H_KANNA_0203
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) May 28, 2020
続編が決定しているキングダム実写映画ですが、ここで龐煖が登場するのかは分かっていません。
しかし、いずれ登場することは間違いないでしょう!
なにせ信のラスボスなのですから!(笑)
さて、では適役な俳優となると誰になるでしょうか?
アースのイメージとしては鈴木亮平さんですね。

ガタイの良さ、顔のイメージもまさに龐煖かなと!
実写映画「キングダム 大将軍の帰還」では、龐煖役を吉川晃司が演じ、王騎(大沢たかお)との因縁の対決が見どころの一つとして描かれました。
この作品では「伝説の大将軍VS最強の武神」という構図で、二人の戦いが大きくフィーチャーされています。
続編で登場するかは分かりませんが、実写龐煖も楽しみですね!
龐煖(ほうけん)FAQ
Q1. 龐煖はもう今後出てこないの?
77巻・856話時点では、龐煖は朱海平原で死亡しており、生存・復活は描かれていません。
回想・思想的な引用としての再登場はあり得ますが、”現役戦力”として再登場する可能性は極めて低いと見てよいです。
Q2. 龐煖は本当に「三大天」だったの?廉頗(れんぱ)との違いは?
作中設定上、龐煖は趙三大天の一人として扱われていますが、その在り方は”武神”として国家よりも自らの教義を優先する特異な存在です。
廉頗が「趙国に根ざした大将軍」であったのに対し、龐煖は”趙に一時的に所属しているだけの求道者”に近いです。
Q3. 龐煖と蒙武が戦ったらどっちが強い?
原作中で直接戦闘は描かれていません。
設定的には個の武は龐煖が一段上ですが、蒙武も汗明を斬る怪物であり、純粋なパワーでは肉薄するというバランス感で描かれています。
作中でも「夢のカード」の一つとしてたびたび読者考察の対象になっています。
Q4. 龐煖は何歳くらい?
公式に年齢の明言はありません。
王騎・廉頗・桓騎らと同世代よりやや若いが、信たちから見れば一世代以上上の”大人の怪物”として描かれます。
外見からも30代後半から40代前半程度のイメージで読み取られることが多いです。
Q5. 龐煖の「教団」や師匠たちはどうなった?
山中の求道者集団は、龐煖が”人類の代表”として戦場へ降り続けるうちに内部分裂・壊滅しており、朱海平原のラストで龐煖が見る”仲間たちの幻”の中にしか存在しません。
龐煖の死は、その教義の終焉も意味しています。
Q6. 史実の龐煖(龐煖?)は実在するの?
史書『史記』などに登場する趙の名将・龐煖(ほうけん/ほうせん)をモデルにしていると見られますが、『キングダム』版は大きく脚色されており、「武神」「教団」「人類の代表」といった要素はオリジナル設定です。
Q7. アニメではどのあたりで描かれますか?
アニメ第1から2シリーズで王騎との戦い、第3シリーズで合従軍編が描かれました。
最期となる朱海平原での戦いは、第5期(黒羊丘編)のさらに後、第6期以降で描かれると予想されます。
Q8. なぜ李牧に従っていたのですか?
龐煖は「人が争いから解放される道」を探す求道者であり、李牧はその答え(武の極みではなく、想いの継承こそが人の強さであるという矛盾した答え)を龐煖に示そうとしていたため、その「答え」を見届けるために同行していました。
今回は、龐煖を史実から見てみました。
「キングダム」序盤のラスボスだった龐煖。
最高に最強なキャラでしたね!
来年春放送予定のアニメで、龐煖の最後が描かれるでしょう。
TVアニメ「キングダム」第3シリーズ
2021年春放送再開(予定)が決定致しました!キャスト、スタッフの感染拡大防止に最大限の配慮をしながら鋭意制作を進めてまいります。
放送再開を、今しばらくお待ちください!https://t.co/b4jPb49tnA#キングダム— TVアニメ「キングダム」第3シリーズ (@kingdom_animePR) October 5, 2020
どのような演出されるのか?
ここも要注目ですね!






