アルミンは女型の巨人の正体が、アニだと看破した人物です。
それはアルミンの素晴らしい頭脳があったからこそ辿りつけた答えなのですが、それだけでしょうか?
そこには、アルミンのアニへの想いがあったからこそ辿りつけたのではないでしょうか?
検証してみましょう!
◆アルミンがアニを好きなのではないかと思われる場面!!
第24話「巨大樹の森」の冒頭で負傷したアルミンは、ライナーに包帯を巻いてもらっています。
その時に、自分が見た女型の巨人の顔を思い出しているシーンがあります。
ライナーに声をかけられ思考は中断されますが、これは女型の巨人の顔を思い出し、アニに似ているのではないかと思っていたのではないでしょうか?
初めて見た女型の巨人の顔を見て、アニだと連想できたのはそれまでにアニの顔を意識して見ていたからと解釈するのは、強引でしょうか?
第21話「開門」にて、アルミンは調査兵団に入団する決心をした事を告げます。
「あんた弱いくせに根性あるからね」と言われたアルミンはお礼を言い、「アニってさ実はけっこう優しいよね」とまるで愛の告白をするかのように話します。
アニが持っている立体機動装置が、マルコの物だと気付き会話が中断されてしまいますが、それまではアニを褒め殺しにするような内容の会話となっています。
アニがツンデレで褒められることに弱い性格だということを見抜いた上での、アルミンの愛の告白のようにも見えます。
第31話「微笑み」でアルミンはアニに協力を求める際に「アニは僕にとって悪い人になるね」と語り、アニは「良いよ」と答え、協力してもらっています。
なぜ「悪い人になるね」と言えば、協力してもらえるとアルミンは思ったのでしょうか?
協力を求める人の頼み方ではないような気がします。
さらにその後アニはアルミンに、「まったく…傷つくよ」「一体…いつからアルミン…あんたは私を」「そんな目で見るようになったの?」とアルミンに疑われ傷ついています。
アルミンから、なぜ女型の巨人になっている時に自分を殺さなかったのかを問われ「あの時…何でだろうね」と逡巡しています。
この第31話でのアルミンは、アニが自分に好意を持っていることを知っているかのような会話の仕方をしています。
◆アルミンはアニの事が好きでなければ知り得ない情報を知っていた!
第49話「突撃」でアルミンは、ベルトルトからエレンを奪い返すために、アニが拷問を受けていると嘘を言います。
この嘘の効力が発揮するのは、ベルトルトがアニの事を好きだからです。
アルミンは、なぜベルトルトがアニの事が好きだと知っていたのでしょう?
やはりアニの事をいつも見ていたので、同じようにアニの事をいつも見ているベルトルトの事に、気付いたのではないでしょうか?
この時アルミンが謀った罠は、アニの事が好きではなければ出来ない罠だったのです。
アルミンがアニのことを好きなのは、もう動かない事実のように思えます。








