現在96話まで進んでいる「進撃の巨人」では、「呪われた歴史」についてはひとつの答えが登場しています。
ここで、以前考察した「呪われた歴史」を今一度振り返ってみましょう!
『「呪われた歴史」とは何なのか?』を追加更新しました!
第77話「彼らが見た世界」にて、ジーク戦士長はライナー、ベルトルトに「ここで座標を奪還し この呪われた歴史に終止符を打つ」と発言しています。
「この呪われた歴史」とは、何を指しているのでしょう?
同じく第77話マルコ死亡シーンにてライナーがアニに言った「悪の民族」「穢れた民族」発言とも繋がっているのでしょうか?
管理人アースは、この「呪われた歴史」こそが、物語の核心だと考えています!!
考察してみましょう!
◆第49話でのベルトルトの「悪魔の末裔」発言!

今回のジーク戦士長の「この呪われた歴史」発言を考える上で、ライナーがアニに言った「悪の民族」「穢れた民族」発言とともに、欠かせないファクターとして第49話でベルトルトがアルミンに言った「悪魔の末裔が!」があります。
アルミンの嘘である「アニが拷問されている」という言葉を信じ、ベルトルトは思わず「悪魔の末裔が!根絶やしにしてやる!」と発言しています。
「根絶やし」と言う以上、壁内人類全てが「悪魔の末裔」という事でしょう。
これはライナーがアニに言った「悪魔の民族」と「穢れた民族」と同じ意味だと思われます。
ちなみに第1期アニメ2クール目エンディングでは、ベルトルトが壁に描かれている歴史?を表しているような画に意味深に寄り添っています。

他の104期生は見向きもしない歴史の壁画にベルトルトだけが真面目な顔をして寄り添っているシーンには何か意味がありそうですよね!
これは何も意味しているのでしょうか?
超大型巨人であるベルトルトだけに意味深です!
第66話「願い」ではフリーダが「私達は罪人」と発言している場面が登場します。

この時のフリーダは、初代王の思想を受け継ぎ、失われた歴史の情報を持っています。
これらの事から、壁内人類は過去に故郷組に対し、大きな罪を犯している事が想像出来ます。
◆ジ―ク戦士長の目的である終止符を打つ歴史がポイント!人類が犯した罪とは何か考察!

ジ―ク戦士長が発言した終止符を打つべき歴史が、物語の謎の大きな核のひとつでしょう!
その歴史は、ライナーやベルトルトが知り、「壁内人類が全滅してもしょうがない」「全滅するべきだ」と思えるような内容なのです。
それがつまり、壁内人類の祖先が犯した重大な罪なのでしょう!
それでは、壁内人類が犯した罪とは何なのでしょうか?
これまでに登場した「人類の罪」を示すであろうと思われるのは、第33話「壁」にて登場した「壁の中の巨人」と「壁外に大量にいる無知性巨人」でしょう!
それぞれ考察してみましょう!
「壁の中の巨人」が「壁内人類の罪」なのか?

第33話にて「壁の中の巨人」が登場しました。
これにより、壁内人類を守っている3重の壁の中には超大型巨人がいるであろうと考えられます。
ということは、とんでもない数の巨人により壁が出来ている事が分かります。
しかも、ミカサが確認しているのですが、中の超大型巨人は生きているようです!
つまり、うなじにいるであろう人間も生きた状態で壁の中に100年以上いるということになります!
壁の中にいる巨人の数は分かりませんが、壁が全て巨人で出来ているとしたら、何万、何十万人という数になるでしょう!
確かに、壁の中の巨人の身内や関係者から見て、このような壁を作ったのが壁内人類であれば「呪われた歴史」と言う表現も的外れではありませんね。
大量にいる無知性巨人が「壁内人類の罪」なのか?

無知性巨人は知性が感じられませんが、元の人間の記憶があり、意識が残っている状態であることが、第47話のユミルの発言で分かっています。
その時の記憶から「まるで終わらない悪夢を見ているようだった」と表現しており、かなり辛い体験だったようです。
もし、意識があるのなら、無理やり人間を食べさせられているようなものなので、それはかなりキツイ体験でしょう…(-_-;)
もし、この無知性巨人になる巨人化注射液を作ったのが壁内人類であれば、無知性巨人にされた一族の者達から見れば、その歴史は「呪われた歴史」という表現も間違ってはいないと感じられますね!
◆「呪われた歴史」を築いたのはレイス家なのか?それともグリシャの関係者なのか?

この呪われたという歴史において、呪ったのは誰なのでしょうか?
先ほどの壁の中の巨人が呪われた歴史というのであれば、呪ったのはレイス家の初代王ということになります。
第64話にて、ロッド・レイスは壁を築いたのは初代王の巨人の力だと言っています。
と言うことは、ジーク戦士長が言う、その歴史に終止符を打つというのは、壁の中の巨人を解放し、レイス家を滅ぼすということになるでしょうか?
となると、ヒストリアが危険になるかもしれませんね。
そして、壁の中の巨人を解放するというのは、壁内人類が滅亡することを意味するでしょう。
もうひとつの可能性として、呪われた歴史が無知性巨人の大量発生を表すのであれば、その相手は壁内にいるのでしょうか?
可能性として、レイス家とグリシャがあります。
それぞれの可能性を考察してみましょう!
無知性巨人はレイス家が開発した?

レイス家は多くの巨人化注射を持っていたので、レイス家が無知性巨人を開発した可能性があります。
レイス家は無知性巨人を開発し、何らかのトラブルで無知性巨人が大量発生し、なおかつコントロールできなくなり、自分たちだけ助かるために壁を作り、故郷の人たちを見捨てたとも考えられます。
となると、やはりレイス家がジ―ク戦士長の目標となりますね!
無知性巨人はグリシャが開発した?

もうひとつ、管理人アースはグリシャが無知性巨人を開発した人物である可能性があると考えています。
グリシャは100年以上前にどこかで(故郷かも)無知性巨人を開発したのです。
しかし、何らかのトラブルでグリシャ自身が無知性巨人になってしまいました。
しかも「座標」を持ったまま、無知性巨人になってしまったのです。
そして、数十年さまよい、シガンシナ区近くにて、偶然巨人化能力者を捕食しました。
そこで、キースに出会い、シガンシナ区で暮らすことになったのです。
現在はエレンが、グリシャが持っていた座標を受け継いでいる事になります。
あくまで、可能性のひとつとしての考察ですが!(笑)
こう考えると、「記憶障害があった事(巨人化の影響)」、「まさか、戦っているのか?」「巨人に怯えずに暮らしていて良かった」という発言も自然な言葉のように感じられますね。


そして、グリシャが医者という職業なのも、無知性巨人の開発者に繋がりますね!
しかし、これだとジ―ク戦士長とグリシャは兄弟ではなくなります。
エレンとジ―クが従兄くらいになるかもです(笑)
ジ―ク・イェーガーだとは思っていますが!
今回の「呪われた歴史」の考察から、ジーク戦士長の目的は、レイス家とエレンが目的なのかもしれないと分かりました!
座標を奪還し、壁の中の巨人を開放するとしたら、とんでもないことになりますね!
この二つ以外にも、管理人アースが気付いていない壁内人類の罪はあるかもしれません。
諌山先生は、良い意味でかなり予想を超えてくるので、十分あり得るでしょう!
物語のキモである「人類が滅んでもしょうがない罪」は、どのようなものなのでしょうか?
どのようなシチュエーションとタイミングでカミングアウトしてくるのでしょう?
楽しみでならない管理人アースでした!(笑)
◆「呪われた歴史」とは何なのか?

ここまでは1年半前の1月に書いた記事であり、この時はグリシャの正体、そして巨人誕生の情報も全く無かった時期の考察となっています。
グリシャが巨人開発の担い手だったという予想は、よく覚えており懐かしいです!
96話まで進んだ現在では、グリシャが巨人誕生に関わっていはいないことが判明しています。
そして、ジーク戦士長が発言した「呪われた歴史」についての答えが、94話のライナー母カリナからその説明が登場しています。
カリナの言葉からは、パラディ島の人々は「屍の山に自分達の楽園を築いた悪魔」であり、「マーレに凄惨な歴史を及ぼした存在」と説明があります。

これまでのベルトルトの「悪魔の末裔」、ライナーの「穢れた民族」発言は、このカリナの言葉にて裏付けが取れますよね。
さらに、このカリナが言う「凄惨な歴史」は86話にてグリシャ父から説明があった「暗黒の時代」の事でしょう。

つまり、エルディア人が他の民族を下等民族と決めつけ弾圧し、1700年間続いたとされる民族浄化を実施した時代です。
おそらくはこの歴史が「呪われた歴史」であり、世界から恨まれているエルディア人を大陸に残し見捨て、壁に籠もったフリッツ王及び壁内人類を恨んでいる為に「悪魔の末裔」とマーレ側のエルディア人達は呼んでいるということでしょう。
こう考えれば全てが繋がりますね!
ただ、この「呪われた歴史」はクルーガー曰く怪しいですが!

ただいっぽうで、おそらくはこの歴史を指し145代フリッツ王の記憶を持つフリーダは「私達は罪人」と述べていました。

ということは、やはり「民族浄化の歴史」は事実であり、それを指し「エルディア人は罪人」ということなのか?
それともこの「私達は罪人」は大陸に同胞であるエルディア人を残し、自分達だけ壁に籠もった事を指しているのでしょうか?
このどちらかだとは思うのですが、今は確定できませんね。
ただ、そうなると壁を築いている壁の中の超大型巨人はどう関わってくるのか?
「呪われた歴史」「悪魔の末裔」に壁の巨人は関わってこないのか?
となると、この謎の回収は全く別のところから展開するのか?
この展開は、ひとつの謎が明らかになると新たな謎が登場するという「進撃の巨人」の典型的なパターンとなっていますね!(笑)
とりあえずは、ベルトルトの「悪魔の末裔」発言、ライナーの「穢れた民族」発言、ジークの「呪われた歴史」発言はエルディア人の暗黒の時代を指しているでしょう。
それが事実だったのかどうかは別として…ですが。
ここに145代フリッツ王の「私達は罪人」、そして「壁の中の巨人」がどのように絡んでくるのか?
明らかになるのが、非常に楽しみですよ!\(^o^)/
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