「ユミルの民」とは何なのかは「進撃の巨人」おいて、本当に長い間謎となっていました。
96話まで明らかとなった現在では、大まかながらその正体が明らかとなってきました。
ここから、2年前に考察したこの記事を再考察したいと思います!
「『ユミルの民』を再考察!」を追加しました!
ユミル考察にて、新しい仮説が誕生しました!
ロザさんのコメントから誕生し、「ユミルの民」は「原初の巨人」であり、「全ての無知性巨人の元であった」という仮説です!
それでは、その内容を見てみましょう!
◆ロザさんのコメントを紹介!

まずロザさんは、巨大樹の森に着目しました!
巨大樹の森についての考察コメント!

ロザさんのコメント!
巨大樹の森です!
あれもなにか関係しているのではないでしょうか?例えば樹液とか……
確証はありませんが、動物などは今のところそういった描写はありませんが、あの木はなんだかただの舞台になるだけのものではなさそうです!
そう言えば、巨人って日光がないところでは動けないものがほとんどで、ハンジの言う「月光の巨人」も光の量は違えど原理は変わりませんよね。
巨人は日光とエネルギーを作っているのでしょうか?
何だか植物の光合成を連想させます。
あの木を調査すれば、たとえば巨人のメカニズムと似たところが見つかったりするのでは?
本当に薬には樹液が混ざってるかもしれません。
あと、いたるところに群生というのも気になりますね。
あの下のピンポイントに何か埋まってるのでしょうか?
「進撃の巨人」に登場する巨大化しているものと言えば、巨人と巨大樹ですね。
たしかに巨大樹の森が巨大になった理由は明かされていなく、ロザさんの言う通り、巨人化液には巨大樹から抽出された樹液の成分が入っているのかもしれません!
次にイルゼ・イーターとユミルの民についての考察コメントです!
イルゼ・イーターとユミルの民についての考察コメント!

ロザさんのコメント!
そして、イルゼイーターの言う「ユミルの民」とは、人間の民族ではなく、一部の巨人のことであると思います。
以下にその理由を述べます。
第一に、イルゼイーターは知能が他の巨人に比べて高いです。
無知性であるにも関わらず、不思議な習性がアニメでは追加されていました。

イルゼイーターは、一時の感情だけで動いてるとは考えにくいです。
もちろん、言葉を発したのはユミルに似たイルゼを見たせいでしょうが、それであそこまでできるなら、ユミルと巨人状態で触れ合っていてもおかしくはないです。
第二に、ユミルの巨人に対する価値観です。
「欠点に目をつむれば割といいやつ」「繊細」など……独特な感性ですよね。
ユミルは、まるで彼らと触れ合ったことがあるかのように言っています。
ユミルは60年間、無知性巨人として彷徨っていたので、そんな機会があるとすればそれ以前の話です。
第三に、ユミルの境遇が窺える発言です。
彼女は「存在を拒まれていた」「大勢の人のために死んであげた」「生まれ変われたら今度は自分のためだけに生きよう」というような言葉を残しています。
つまりユミルは「人」のために、不本意に死んだのです。そして、ユミルの存在を拒んだのは「人」でしょう。
ここで「巨人と触れ合ったことがある」という私の考えと照らし合わせると、彼女の境遇がなんとなく予測できます。
ユミルは巨人と触れ合ったから嫌われた、もしくは人に嫌われ、拒まれていたので自然と巨人に惹かれた、ということです。
第四に、彼女の名前と年齢です。
「ユミル」の民を治めているのがユミルという考察は、よくよく考えると違和感を覚えます。
「たみ」が人間の民族を指すなら、それは何代にもわたっているはずですし、人名が付いているのは少し不自然です。
ユミルという名が本名じゃないと言われたらそれまでですが……
ユミルの年齢は(無知性巨人の間は年を取らないと考慮して)10代〜20代でしょう。
その年齢で民族の長をつとめるのは少し無理がある気がします。(その娘や孫という可能性はありますね)
この辺は情報が薄いのでまぁ妄想ですが、仮に「ユミルの民」が巨人だったとすると納得できませんか?
例えば、少女ユミルが温厚で頭の良い巨人達と仲良くなり、それを率いて「ユミルの民」とした……とか。
この話は北欧神話がだいぶ絡んでいるようですが、その原始の巨人?にあたるのは「ユミル」ではなく「ユミルの民」かもしれません。
ここからは本っ当に、何の根拠もない完全な妄想ですが、ユミルによって「ユミルの民」と名付けられたのは、この世界における最初の巨人の一部の集団ではないでしょうか。
彼らの起源には私が前に書き込んだように、巨大樹と同じメカニズムが絡んでいて、進化の過程で巨大化し、人とは別の生物としてひっそり暮らしていた。
しかし、人間によって巨人は兵器とされた。
巨人ユミルの体がバラバラにされて、そこからいろんなものができたみたいな北欧神話だったと思いますが、次々に巨人の脊髄から薬が作られ、それを体内に入れた人間は兵器となった……ということを考えればどうでしょう?
イルゼイーターたち「ユミルの民」はその、原始の巨人の生き残りかもしれません。
(このくらいこじつけたほうが考察は楽しいです!!)
ユミルは、自分を殺して生きようとするヒストリアに、かつての自分を見たのであって、必ずしも全く同じような境遇を経験したとは限らないのかな?と思って自分なりに考察しました。
このコメントを読んでまず思ったのは「スゴイ!」でした!
既存のユミル考察にとらわれず、ユミルの民が巨人の一族を指した名称であるという考察は素晴らしいですね!
そして、ユミルのみ人間であり、北欧神話のユミルと同じ原初の巨人である巨人一族と交流を持ち、その巨人一族が「ユミルの民」になったという流れは非常に自然だと思います。
その巨人たちの脊髄液から巨人化注射液が作られ、現在の巨人が生まれたという流れも自然です!
全ての辻褄が合います!
スゴイ考察が誕生しました!
ロザさん!ありがとうございました!
この考察を踏まえ、管理人アースも考察をしたいと思います!
◆ロザさんの「ユミルの民@原初の巨人説」を検証!

管理人アースは、この考察を読んで、第46話のユミルの言葉との整合性を感じました。
第46話でユミルはライナーに「巨人の力について私も詳しく知ってるわけじゃないからな」「その辺の仕組みはあんたらと違ってよう知らん」、そして「あの猿は何だ?」と言っています。
その一方で、エレンに「獣の巨人」が壁の中に巨人を発生させた元凶だと説明しています。
ここから分かるのはユミルは「巨人の力については詳しくない」「獣の巨人の正体を知らない」が「獣の巨人が巨人を発生させた元凶」だという事は知っているということです。
これにロザさんの説を当てはめると、どうでしょうか?
「巨人の力に詳しくない」のは、当てはまりますね。
無知性巨人に対しては、「ユミルの民」とは触れ合っており詳しいでしょうが、知性巨人、巨人化能力に対しては無知なのでしょう。
そして「獣の巨人の事は知らず」「巨人を発生させた元凶だとは分かる」ことについてはどうでしょう?
ユミルの民の脊髄液を使い実験し巨人化液が作られたことは知っているが、獣の巨人の存在は知らないということはありえるでしょうか?
これはありえるでしょう!
無知性巨人がユミルの民の実験から生まれたことを知っていたとしても、それを使用している獣の巨人を知らなくてもおかしくはないでしょう。
そしてユミルの「せ―」から、ユミルはこの世界の謎の真相を知っているようにも見えます。

これも、無知性巨人が何のために、どのようにして作られたかを知っているユミルなら当然だと言えます。
ロザさんの考察に整合性を感じますね!
ただ、一点気になるのは、ユミルが無知性巨人となり壁外を彷徨っていたのが60年であり、巨人発生が105年前以上前ということです。
ユミルの年齢はどうみても10代でしょう。
17才という設定を見かけもします。
となると、無知性巨人の間、年を取らなかったと仮定しても77才ということになり、無知性巨人が発生した105年以上前にはユミルは生まれていなかったと考えられます。
なので、「ユミルの民」という名称は、少なくとも巨人が発生した時には無かったでしょう。
では、なぜ無知性巨人が誕生した後に「ユミルと民」という名称を付けられることになったのでしょうか?
イルゼ・イーター達に、ユミルの民以外の人達が名称を付けないかぎり、「ユミルの民」という名称は生まれないはずです。
無知性巨人が生まれた際に、その元となる巨人であるイルゼ・イーター達が「ユミルの民」と呼ばれるようになったのなら分かりますが、その後、数十年後に付けられることになった意味が分かりませんよね。
それでは、このロザさんの考察は破綻するのでしょうか?
それでも管理人アースは、このロザさんの説は揺るがないと思います!
ユミルが生まれる前に巨人は発生しています。
つまり、100年前にユミルの民が実験台となり、巨人化液が人類によって作られ、無知性巨人は発生しました。
そして、ユミルが生まれた後、約60年前にもユミルの民は人類に実験台にされ続けていたのです。
その時には、ただの無知性巨人ではなく、巨人化能力の硬質化や超大型巨人の巨人化液を作る実験台にされていたのかもしれません。
それを知ったユミルは、触れ合っていたユミルの民のために、実験をする人類に歯向かったのではないでしょうか!?
そして、ユミル自身、無知性巨人にされてしまった。
この時にユミルは「みんなのために死んであげた」のかもしれませんね!
みんなとは巨人の事だったとは!(・_・;)
その時に、ユミルとともに反逆をした巨人たちを「ユミルの民」と名付けられたということです!
イルゼ・イーターは、その時の生き残りだったということになりますね!
こう考えれば辻褄が合います!
ユミルも昔はエレンのように大きな流れに逆らった存在だったのかもしれませんね!
そして、このロザさんの仮説なら北欧神話のユミルと「ユミルの民」は繋がりますね!
◆ロザさんの巨大樹についての考察!

巨大樹の樹液が巨人化注射液に混ざっているのではとロザさんは考察しました。
先ほどの考察とまとめると、巨人化液はユミルの民の脊髄液と巨大樹の樹液からできていると言うとこになりますね!
最後の「それぞれあの下のピンポイントに何か埋まってるのでしょうか?」というのも面白いですね!
ちなみに巨人のうなじを削ぐのに使用されているスナップ・ブレードは黒金竹という竹から出来ています。
スピンオフ作品小説版「Before the fall」にて説明がありますが、黒金竹は山岳地帯に自生しており、土壌に含まれている鉄分を長年吸収して固い竹となったという設定でした。
この設定を巨大樹に当てはめると、巨大樹が自生している地下には「巨大にする何か」が埋まっており、それを長年かけて吸収して巨大樹として成長したということになります。
もしかしたら、「巨大にする何か」は、「進撃の巨人」の世界の謎の中枢に位置するものかもしれませんね!
今回の考察でユミルの民が北欧神話のユミルと同じ、最も古くからいる原初の巨人だと判明し、巨人と巨大樹誕生の原因が巨大樹の地中にあると分かりました!
どちらの謎も、ユミルが再登場し、その口から語られるのではないかと管理人アースは予想します!
ユミル再登場まで、しばし待ちましょう!\(^o^)/
◆「ユミルの民」を再考察!

「ユミルの民」という言葉の意味が明らかとなったのは、第86話「あの日」であり、グリシャ父から説明がありました。
この時の説明では「巨人になる力を持った『ユミルの民』」との説明で、「ユミルの民」が「巨人になる力を持った存在」であることが分かります。
この事実から、「ユミルの民=巨人の元となった一族」という2年前の考察はイイ線を行っていたなと感じました。
ただ、「みんなのために死んであげた」は巨人のためではなく、ユミルの信者のことだったのでしょうが…(・_・;)

2年前の考察は、かなり厳しかったですね!
原初の巨人がユミルではなく、ユミル・フリッツという名前だったという展開は、さすがに予想できませんでした!
さて、「ユミルの民」の考察に戻りましょう。
「ユミルの民」が「巨人になる力を持った存在」であることが分かってますが、ユミルの民=エルディア人という訳でもなさそうです。
ライナーはマーレ人の父を持ちながら巨人化能力者となっており、となると「『ユミルの民』=エルディア人の血を引く者」ということで良いのでしょうか?
今のところ、これが最も正解に近い考え方かなと思います。
ただ、なぜエルディア人だけが巨人になれるのかは分かっていません。
これには「大地の悪魔」が何なのか?が明らかにならなければ分かりませんよね!
管理人アースは、ここに東洋の一族が絡んでくるのではと妄想しているのですが…
この考察が進むのは、「マーレ編」が終わった後かなと思います!
東洋の一族の展開が来るのが、ものすごく楽しみですよ!\(^o^)/
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