76話「雷槍」にて、自分の夢のために、これまで死なせた部下の存在により、エルヴィンがかなり苦しんでいる様子が描かれていました。
ここからエルヴィンの最終目的、夢について考察してみましょう!
◆もともとのエルヴィンの夢とは何だったのか?

エルヴィンの人生の目的、夢とは「壁内人類は記憶を改ざんされている」という父親の仮説の証明でした。
しかし、第63話にて、記憶改ざんの事実は証明され、その目的は達成されています。
それでは現在のエルヴィンの目的、夢とは何なのでしょうか?
検証してみましょう!
◆エルヴィンの夢に関する場面の紹介!

現在のエルヴィンの夢に関する場面は、二つあります。
見てみましょう!
第72話「奪還作戦の夜」でのエルヴィンの発言!

リヴァイに奪還作戦から身を引けと迫られたエルヴィンは「この世の真実が明らかになる瞬間には私が立ち会わなければならない」と発言しています!
この言葉の考察は【進撃の巨人エルヴィンが裏切り黒幕だという真相は?】で行っています。
この時の考察で、エルヴィンには裏の顔がある可能性、そしてエレン家の地下室に辿り着いた時にそれが発覚する可能性があることが分かっています。
次は第76話でのエルヴィンの回想シーンからの考察です!
第76話「雷槍」でのエルヴィンの回想シーン!

第76話にてエルヴィンが自分の過去を振り返るシーンが登場します。
他の仲間が人類のために死んでいく中、自分だけが自分の夢に生きていることを自己嫌悪し、苦しんでいる描写があります。
そこでエルヴィンが、かなり苦しんでいるのが分かります。
しかし、その描写のすぐ後に、それでも地下室の事が気になり、「作戦が失敗しても死ぬ前に…地下室に行けるかもしれない」「世界の真相に―」とエルヴィンは思っています。

このシーンから分かるのは、【進撃の巨人エルヴィンが裏切り黒幕だという真相は?】での考察通り、「自分の為にグリシャの地下室を目指している」という事ですね。
この二つのシーンからエルヴィンの現在の夢の真相に迫ってみます!
◆現在のエルヴィンの夢とは?

エルヴィンの夢を示唆する二つのシーンからエルヴィンは間違いなく自分の為にグリシャの地下室をめざしています。
【進撃の巨人エルヴィンが裏切り黒幕だという真相は?】の考察では、それは世界の真実が明らかになった時に、自分がその真実を世界に広めるべきかどうかの判断をするためなのではと考察しています。
しかし、76話では、「死ぬ前に行けるかもしれない」と言っているため、どうやらエルヴィンは単純に世界の真相を知りたいだけのようだと思われます。
このエルヴィンのシーンを見た時に第1話のグリシャが言った言葉を思い出しました。

このシーンから、エルヴィンにはグリシャの地下室を見る権利があるようにも感じられますね!
しかし、「作戦が失敗しても 死ぬ前に…」という言い回しは気になりますね。
この言葉から分かるのは、やはりエルヴィンにとってはグリシャ地下室>人類の勝利だという事です。
そして「グリシャの地下室に行ければ死んでも良い」という気持ちが感じられます。
エルヴィンは、これまで自分の夢の為に多くの仲間を死亡させたという強い自責の念を感じています。
それでも夢を叶えたいと思っており、夢が叶ったら死んでも良いと思っているのでしょう!
ちなみに、その気持ちはリヴァイも察していたのではないでしょうか?
アチラコチラでリヴァイがエルヴィンの気持ちに気付いていたというシーンが見受けられます。




だから、シガンシナ区決戦から退くよう言ったのでしょう!
さらに、ザックレー総統は完全にエルヴィンの目的を知ってそうでした!
第70話にてザックレー総統は「シガンシナの地下室に君の望む宝が眠っていることを祈っているよ」と話しています。

第63話で記憶改ざんの証明という夢が達成されており、もちろんザックレー総統にも報告が行っているはずなので、その事実は知っているでしょう。
ということは世界の真相を知る事がエルヴィンの現在の夢だとザックレーは知っているということになります!
エルヴィンが、自分の夢の為にシガンシナ区を目指している事を知っておきながら、そのまま調査兵団団長をやらせているというのもザックレー総統の器の大きさでしょうか?(笑)
ザックレー総統も何を考えているのか分かりませんね!(笑)
話は逸れましたが、エルヴィンの現在の夢は単純に「世界の真相を知る」という事だと考察できます!
◆エルヴィンの夢が叶った後を考察!

かるめモツニさんが、エルヴィンのモデルであろう、北欧神話の登場人物テュール神について書き込んでくれました。
テュール神は狼の姿をした怪物フェンリルに右腕を噛み切られており、まさにエルヴィンのモデルと言えるでしょう。
かるめモツニさんもテュール神は、いかに敵を攻め崩すか、戦略や戦法を以って勝つことを得意としていると評しており、エルヴィンのモデルだとコメントしてくれております。
このテュール神の最後は、ラグナロクで、北欧神話の冥界の番犬、ガルムと刺し違えて死亡するとかるめモツニさんからコメントにて知りました。
かるめモツニさん、ありがとうございます!
この事からも、エルヴィンが今回のシガンシナ区決戦により、死亡するという暗示も感じられますね!
おそらく、エルヴィンはグリシャの地下室にたどり着き、その後、獣の巨人と刺し違え死亡するのではないかと管理人アースは考察します!
それほど、エルヴィンの世界の真相に対する気持ちは強く、仲間を死なせた自責の念も強いのではないかと思われます!
その後のハンジは忙しくなるという展開があるのではないでしょうか?(・_・;)
今回のシガンシナ区決戦は、最後まで目が離せませんね!
【追記】
84話「白夜」にて、エルヴィンが死亡する展開となりました。
獣の巨人を追い詰める為の作戦による負傷が原因となっています。
84話最新のあらすじ!にて、具体的に書かれていますので、見てみてください!






