シガンシナ区に侵入した巨人マンモンに街や住民は蹂躙され、コリーナも殺されたのでは?という展開で、最後は終わりました。
マンモンの手から滴っていた血は、コリーナだったのでしょうか?
そして、アンヘル達は助かるのでしょうか?
見逃せない第38話の内容を見て行きましょう!
◆「Before the fall」第38話「復仇の戦士」あらすじ&内容!
巨人マンモンの拳から滴り落ちている血を、アンヘルが凝視している場面から始まります。
その滴る赤い血は
誰のもの…?
アンヘル
“…さっきまでコリーナは俺の隣にいた…”
“ちょうどゼノフォンとの間に…”
巨人の拳の中から鮮血と共に零れ落ちる、
昨日までの日常。
ゆっくりと巨人マンモンの拳が開かれます。
マンモンの掌には、捻じれたコリーナらしきものが見えます。
それを見たアンヘルの表情が変わります!
手をゆっくり口へと運ぶマンモン
手の中にあるものを口へ入れます!
パキッと何かが砕ける音が…
そのままバキバキと音を響かせながら、コリーナを咀嚼します。
そのマンモンの口から、コリーナの頭部らしきものが落ち、それを見たアンヘルが頭を抑え、叫びます!
アンヘル
「…あ」
「…ああ…」
「ああああああああああ」
狂い出しそうな頭を抑え苦しむアンヘル!
その感情は次第に、マンモンへの殺意と転化して行きます。
アンヘル
“殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す”
涙を流しながら恐ろしい目でマンモンを睨むアンヘルは、ハッキリと決意します。
アンヘル
“殺す”
マンモンを殺すと決めたアンヘルは、すぐさま行動に移します。
後ろにいるゼノフォンから、彼が持っていた黒金竹製の短刀を奪いマンモンへと向かいます!
驚きながら、止めようとするゼノフォン
ゼノフォン
「アンヘル君!!!」
アンヘルは、マンモンの足へと走って行きます!
アンヘル
「おおおお!」
アンヘルは黒金竹の短刀で、ザッとマンモンの足を斬り付けます!
バカっと切り裂かれるマンモンの足!
バッとマンモンの足から血が飛び散ります!
それを見たゼノフォンが驚きます!
ゼノフォン
「や…やりましたっ!!」
「兵団の武具では傷ひとつ つけられなかった巨人に!!」
さらにアンヘルは斬り付けようと、短刀を振りかざします!
アンヘル
「おおおおおお!」
しかし、直前で先ほど斬り付けた傷口に何かが起きます!
アンヘル
「!?」
バシュウウウウウ
アンヘル
「くっ…」
傷口から発生した凄まじい蒸気に、怯むアンヘル
そして、目の前にて起きている現象に、アンヘルは目を疑います!
先ほど斬り付けて出来たマンモンの傷口が、一瞬で完治しているのです!
アンヘル
“な…”
“こいつ…不死身なのか…?”
驚き、思わずマンモンを見つめるアンヘル
ニヤリとした笑みを浮かべているマンモン
とんでもない回復力を見せつけられたアンヘルは、絶望感に浸ります。
アンヘル
“…俺は…”
“コリーナの仇も討てないのか…”
“人間は巨人に勝てないのか―!?”
絶望感で死んだような目をしているアンヘル
しかし、アンヘルは考え続けます、
アンヘル
“…いや!”
“生物である以上 完全な不死身などあるはずがない!”
“必ず弱点があるはずだ…”
“弱点が分からなければ 見つかるまで戦えばいい!”
“だが どうやって戦う?!!”
“こんな化け物と―!”
アンヘルは、考えます。
その時、以前にコリーナが言ったセリフを思い出します。
コリーナ
「不利な状況を改善する 何かしらの装置を作ればいいんです」
目に意志が宿るアンヘル!
アンヘルは、自分が背負っている装置に目をやります。
そして、厳しい表情で前を見つめるアンヘル
何かを決心したようです!
そして、マンモンがいる方向とは違った方向へ、ダッと駆け出します!
それを見て驚くゼノフォン
ゼノフォン
「…!?」
「アンヘル君?」
アンヘルは走りながら、マンモンに向かって叫びます。
アンヘル
「おい!」
「化け物!!」
「こっちだ!こっち!」
「俺を喰ってみろ!!!」
アンヘルは手を挙げながらマンモンを挑発します!
その声に反応するマンモン!
ゆっくりと、アンヘルに向かって歩き出します!
ズシン!
自分に向かって移動し出したマンモンを確認し、アンヘルはさらに挑発します!
アンヘル
「遅いぞ ウスノロ!!」
「喰えるものなら 喰ってみやがれ!!!」
駆けて行くアンヘルに向かい、ズシン ズシンと追いかけるマンモン!
アンヘルの挑発に乗ったようです!
アンヘルを追いかけ、移動して行くマンモンの後ろ姿を見ながらゼノフォンはつぶやきます。
ゼノフォン
「…アンヘル君…」
そしてゼノフォンは、マンモンが口から落としたコリーナの頭部に気が付きます。
号泣するゼノフォン
そして、マンモンに追いかけさせながら移動しているアンヘルは、装置を組み立てています。
アンヘル
「ハッ」
「ハッ…」
走ったせいで息を切らせているのか、緊張して息が荒いのか…
組み立てている手は震えており、息が切れている原因は両方のようです。
カチャ、カチャンと装置が組み上がっていきます。
そこへズシン!とマンモンの巨大な足が落ちて来ます!
しかし、アンヘルを見失っているようで、違う方向へ移動して行きます。
そうしている間に装置が組み上がり、アンヘルは背負います。
アンヘル
「…よし!」
アンカーの射出機と黒金竹の短刀を握りしめ、準備が整ったアンヘル
すると、近くに荷を背負ったまま、木に縛り付けられ動けなくなっている馬を見つけます。
アンヘルは馬に駆け寄ります!
そこでアンヘルを発見するマンモン!
アンヘル
“…そうだ”
“追いかけてこい!”
「このウスノロ!」
「いつまでも捜しているんじゃない!」
「こっちだ!!」
「俺を喰ってみろオオオ」
再び挑発しながら、今度は馬で移動するアンヘル!
笑みを浮かべながらアンヘルを追いかけるマンモン!
アンヘルが向かっている方向には壁があります。
どうやらアンヘルは壁の外門に向かっているようです!
外門の辺りには、兵団関係者が集まっています。
兵士たち
「住民の避難はどうなってる!?」
「駐屯兵団がもたもたしてるから こんな事態に―」
「横やりを入れてきたのは憲兵団だろうが!」
「責任の所在をなすりつけあってる場合かよ!」
「調査兵団の編成を―!」
どうやら巨人マンモン侵入の責任を、兵士たちがなすりつけあっているようです(-_-;)
そこへ、アンヘルが馬にて駆けて来ます!
アンヘル
「逃げろオオオ!」
「皆ここから離れるんだ!!」
アンヘルは付近にいる兵士たちに叫びながら、門に向かって駆けて行きます!
兵士1
「な…なんだ?逃げろだろ?」
兵士2
「お…おい…!あれ!」
兵士が指を指します。
その方向からはアンヘルを追いかけて来た、巨人マンモンがズシンっと姿を現します!
そして、アンヘルを追いかけ、そのままズシンズシンと走り出します!
驚く兵士たち!
兵士
「巨…巨人が戻ってきた!」
「うおおおっ」
その中に、アンヘルの幼馴染みのマリアが!
マリア
「!!」
「アンヘル!?」
馬にて走っているアンヘルを見て、驚く駐屯兵マリア!
アンヘルは馬にて走り続け、開いたままになっているシガンシナ区外門をくぐります!
つまり、アンヘルは馬にて壁の外へ出たのです!
壁の外へ出たアンヘルは、手綱をギッと引き、馬を静止させます。
アンヘル
「ハッ ハッ」
息を切らしながら、門を見るアンヘル
すると、巨人マンモンがアンヘルを追いかけ、門をくぐろうとしています。
そのまま門をくぐり抜け、外に出るマンモン!
そして、マンモンが出た瞬間に、門がゴゴゴゴゴっと閉まります!
つまり、アンヘルと巨人マンモンが外に出た状態で門が閉まったということですね!
閉まった門を見て、アンヘルは馬から降りながら思います。
アンヘル
“…それでいい”
“ここからは俺と貴様の”
“殺し合いだ!”
巨人マンモンと対峙するアンヘル!
そして、マンモンに語りかけます。
アンヘル
「知ってるか?」
「常識ってのは 書き換わるんだ」
「そのために人の技術は存在する」
アンヘルは射出機をマンモンへ向け、パシュっと発射させます。
アンカーがマンモンの後ろにある壁へと刺さり、アンヘルはカキンっとトリガ―のスイッチを入れます。
もの凄いスピードで跳び上がるアンヘル!
マンモンの真横を通り抜け、壁へと突っ込んで行きます!
アンヘル
「ぐ…」
「くく…」
ビキビキと音を立て、凄まじい圧がアンヘルを襲います!
そして、壁が一気に迫ってきます!
アンヘル
“ここだ!!”
アンヘルは、ググっとトリガ―にかかった指の力を調節します。
そしてスピードが少し緩まり、ダンっとアンヘルは上手く壁に着地します!
そのまま壁を駆け上がり、マンモンの頭上へ、タン!と飛びあがります!
アンヘル
“ここからなら…”
“ヤツの頭をやれる!!”
ギイイイっと装置のワイヤーを調節し、マンモンの後頭部を狙うアンヘル!
しかし、突然装置がボボボっと異音を発生させます。
アンヘル
“!?”
「…あ…」
体勢を崩すアンヘル!
そのままドカッと壁に激突してしまいます!
そしてビイイイっと伸びるワイヤー!
アンヘルは壁沿いを擦りながらワイヤーが伸びきるまで、落ちて行きます!
アンヘル
「あぐっ…」
伸びきった際の衝撃に喘ぐアンヘル
アンヘル
“こんな時に…ガス漏れか!?”
どうやらガスが漏れており、ガス切れとなったようです。
カキン、カキンっとトリガ―のスイッチを入れますが、装置に反応はありません。
アンヘル
「くっ!」
動かない装置に焦るアンヘル
そして、下を見やります。
下ではマンモンが、アンヘルが落ちてくるのを、両手を広げて待っています。
アンヘル
“この高さなら届かないだろうが…”
“…まいったな…”
装置が動かないため、移動が出来なく困るアンヘル
アンヘル
“ここから―”
思案していると突然、ガクーっとぶらさがっていたアンヘルは下に落ちそうになります!
上を見るとワイヤーが途中で切れそうになっており、その分、下がったようです!
アンヘル
”強度を確保するためにワイヤーを何本か編みこんで 一本のワイヤーにしていたんだが…“
“それでも十分じゃなかったのか…!!”
“やはり 材質から考え直す必要が…”
ワイヤーが切れかかって大ピンチのアンヘルですが、装置の改善点を発見し、考えています(笑)
アンヘル
“くそ…そんなこと考えてる場合じゃない…”
“こんな所で…死ねるか!!!”
そう考えていると、突然アンヘルの横に上からロープが垂れ下がって来ます!
アンヘル
「!!」
上を見ると、壁の上からロープが落ちて来たようです。
マリア
「アンヘル!」
「つかまって!!」
アンヘル
“マリア…!!”
アンヘルの幼馴染み、駐屯兵マリアが、ぶらさがっているアンヘルを見つけ、上へ引き上げるためのロープを用意したようです。
アンヘルは、そのロープをつかみ、右手首に巻き付けます。
アンヘル
「ぐ…」
壁の上からロープを引き上げてもらい、アンヘルもズズっと引き上げられます。
引き上げられながら、アンヘルは下で笑みを浮かべたまま両手を広げているマンモンを見やります。
アンヘル
“次はきっと貴様の弱点を見つけて コリーナの仇をとる”
“俺に…”
“俺に殺される時も…”
“そうやって笑っていられるか…?”
引き上げられ、小さくなっていくマンモンにアンヘルが問い、終わります。
この日から昨日までの開発バカは、一人の復讐者となり、巨人との戦いに身を投じることとなる―
39話につづく
◆「Before the fall」第38話の感想!
弱点は無く、死なない無敵の存在だと思われている巨人に対し、自らが開発した「装置」と「黒金竹の短刀」を使い、立ち向かっていくアンヘル。
「生物である以上、死なないはずはない」「常識ってのは 書き換わり、そのために人の技術は存在する」という信条を掲げ、その通りに行動する技術者アンヘルは、ある意味調査兵団の兵士よりも兵士らしいのではないかと思います。
目的はコリーナの仇討ちですが、その行動は本編のハンジにも通じているのではないかと感じますよね。
そして自分が引きつけマンモンを壁外へ出すという行動は、本当にカッコイイですよね!
同時に「倒せない」という当時の巨人の無敵さも感じられる展開となっています。
まさに、原作である小説版の魅力を感じさせてくれる展開でした!
当時の壁内世界を上手く描いていると感じられ、大満足の管理人アースでした!(^◇^)
◆第38話の伏線ポイント!
第38話の伏線ポイントは、このようになっています!
それでは、それぞれ見て行きましょう!
◆伏線ポイントからの考察!
まず、当時兵団に支給されていた鉄の武器では、巨人に全く歯が立ちませんでした。
しかし、ゼノフォンが開発した黒金竹の短刀では、巨人の足を斬り付ける事が可能だと判明します。
おそらくこれが、壁内人類が初めて巨人に剣にて傷を負わせた場面ではないかと思われます。
これにより、兵団の武具には黒金竹が使用されることになり、本編「進撃の巨人」のブレードへと至ることになります。
そして、装置を使用しマンモンの頭上から攻撃をしようとしたアンヘルですが、ワイヤーの強度不足により失敗となっていました。
この強度不足の展開も、次の展開のための伏線となっています。
この回収も含め、次回の展開が楽しみですよ!\(^o^)/
まだまだ続くであろう、アンヘルの回想シーンですが、一コマも見逃さず楽しみたいです!
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