第88話「進撃の巨人」にて、巨人化能力者が13年で死ぬという「ユミルの呪い」の存在が明らかとなりました。
そこから以前「二千年後の君」が明らかとなる考察を行い、ユミル・フリッツからエレン、もしくはエレンの次の継承者へのメッセージではないかと予想しました。
ただ、その後管理人アースは違和感を覚え、さらに考察し作者のミスリードではないかと感じました。
ここではその考察を明らかにしたいと思います。
それでは、その考察を見て行きましょう!
◆「ユミルの呪い」から明らかになったと思った「二千年後の君」とは?

「進撃の巨人」第88話あらすじ考察!の考察部分でも触れ、とくに 「ユミルの呪い」を検証!で大きく取り挙げ考察したのですが、巨人化能力者が13年で死ぬという「ユミルの呪い」には第1話から、作品中で最も大きな謎と思われる「二千年後の君へ」というタイトルの意味が明らかになるのではと予想しました。
その考察では、145×13+107(壁ができてからの年数)=1992年となり、そこにエレンの残りの寿命を足すと2000年となることから、「二千年後の君」がエレンか、もしくはエレンの次の継承者を指しているのではないかと予想しました。
これは初代フリッツ=ユミル・フリッツから、二千年間キッチリ13年毎に巨人の力が継承されている事を表していますよね!
この計算に気付いた時は寒気を覚え、「第1話からここまで計算されていたのか!」と驚嘆しました。
ただ、管理人アースはTwitterにてフォロワーのりゔたんさんのTweetを見て、この考察に違和感を覚えました。
年表の考え方について躓いている。始祖ユミルの呪いの13年縛り、画像のようにならないだろうか?他にも、レイス家と進撃の巨人では既に継承時期にズレがあるようだ。全ての巨人がキッチリ13年で代変わりしているわけでなく、単純に○▽代だからと言って、年表が出来るわけではない、ということか pic.twitter.com/SCgpPpD7ic
— りゔたん (@Leviismatthew) 2016年12月25日
つまり、13年毎にキチンと継承されていたら13年に対し一年ズレが生じ、逆に145×13+107+8=2000のように「二千年後の君へ」が成立しないはずだということになるのです!
ここから、ユミルの呪いから二千年後の君の意味が予想できるという考察は不成立となり、ミスリードだということが分かりますよね!
ただ、いっぽうで巨人継承の初年度を「0年目」とカウントすればズレは生じなくなるという考えもできますが、マルセル、ベルトルト、フリーダ達のように、5年程度でこれだけ13年未満での継承が起きているのを見ると、二千年間ずっと満期継承できていたと考えるのは不自然ではと感じます。
それはクルーガーが指摘した「1700年間行われた民族浄化」と同じくらい不自然では?と思いますよ!

ここから、ユミルの呪いから「二千年後の君」が導けないと考え、さらに考察を進めます!
◆「二千年後の君」には、ユミル・フリッツは関係ないのか?

ちなみに、管理人アースは 86話ネタバレ考察!グリシャの巨人時期から「二千年後の君」を検証!の最後の部分の考察にて、ユミル・フリッツが巨人の力を手に入れたのは計算上、約1852年前となり2000年前にはならないと考察していました。
約148年のズレが生じたのです。
と、ここでさらに気になることに気付きます。
この148年のズレと、このりゔたんさんの考察から生まれたズレが同じ意味を持っているのではないかと感じたのです。
エレンかエレンの次の継承者が二千年後の君ではという考察には145代フリッツ王の「145代」が軸となっているので、ズレが145年程度起きる事になるでしょう。
少なくとも150年程度のズレが生じるはずです。
ここから、これはミスリードを誘うトラップではないかと考えられ、実際は約1852年程度前にユミル・フリッツは巨人の力を継承しており、2000-8年前ではなかったのではと考えられます。
では、第1話で「二千年後の君へ」というメッセージにはどのような意味があるのでしょうか?
ここでの考察から、少なくともユミル・フリッツの巨人の力の継承には関係がないのではと考えられます。
まだまだ明かされていない重要な何かが存在しそうですね…(・_・;)






