第83話「大鉈」にて、38話ぶりとなるミカサの頭痛が起きました。
瀕死のアルミンを見て起きた今回の頭痛には、どのような意味が考えられるのでしょうか?
検証していくと、今回ミカサが抜いたブレードは、アルミンに向けたものである可能性が!
考察してみましょう!
◆これまでのミカサの頭痛から、その意味を検証!

83話の頭痛及び、これまで起きているミカサの頭痛も含めて、ミカサが頭痛の意味は?で検証しています。
ここからミカサの頭痛は、家族、エレンに命の危機が及んだ場合、もしくは、ミカサがそのように感じた場合に起きていると検証しています。
そこからミカサの頭痛には「家族を失ったトラウマ」から起きているという説と「エレンが死亡し、ループが起きる前兆の頭痛」という説とが考えられています。
では、今回のミカサの頭痛はどちらに当てはまるのでしょうか?
◆第83話でのミカサの頭痛は、いかにして起きたのか?

今回起きた、ミカサの頭痛シーンを振り返ってみましょう!
ハンジにリヴァイ側の状況を確認し、巨人化注射をもらってきてくれと指示をされ、ミカサは移動します。

この時には、頭痛はまだ起きていません。
そして、リヴァイ側に移り、エレンがアルミンに向って叫んでいるシーンになります。

この時、「ズキン」という描写はありませんが、ミカサは頭を押さえているので、既に頭痛が起きていた可能性はあります。
さらに、ミカサが焦げミンをアルミンと認識した時点で「ズキン」という頭痛の描写があり、ここで間違いなく頭痛が発生しています!

では、今回の頭痛は、これまでの頭痛から考えられている「家族を失ったトラウマから来る頭痛」なのか、「ループ前兆の頭痛説」なのか、どちらに当てはまるのでしょうか?
◆第83話のミカサの頭痛を検証!

まず、「家族を失ったトラウマから来る頭痛」なのかを検証してみましょう。
第83話 ミカサの頭痛はトラウマからなのか?
これまでミカサの頭痛は、ほとんどエレンが連れ去られたり、エレンの命が危機にさらされた場合に起きています。
しかし、今回のエレンは、全く無傷の状態です。
そして今回、命の危機にさらされているのはアルミンです。
では、ミカサにとって、アルミンは家族なのでしょうか?
もっと言うと、ミカサはアルミンを家族だと認識しているのでしょうか?
これは違う、と管理人アースは思います。
そう思うのは、これまでミカサがアルミンの命の危機をエレンのように心配している場面が無いからです。
たとえば第4話で、ミカサはエレンの事が心配で「死なないで」と言っていますが、アルミンには言っていません。

同じく第7話でミカサはアニに「私情をはさんで申し訳ないけど」と断りを入れてから「エレンの班を見かけなかった?」と聞いています。
もし、アルミンの事をエレンと同じように家族と認識しているのならば第4話でアルミンにも「死なないで」と言っているでしょうし、アニに尋ねる時には「エレンとアルミンを知らない?」と聞くのではないでしょうか?
さらに、もしアルミンの事をエレン並に家族と思っていたら、その後アルミンが安全な場所に避難出来たかを確認もせずに、死のうとはしないでしょう。

では、違う方向から見てみましょう。
ミカサにはループ説があり、ハッキリとはしませんが、これから起きる事を事前に知っているのでは?という考察があります。

ここから考えると、第4話でエレンに「死なないで」と言っているのは、前のループで、このトロスト区防衛戦でエレンが死亡した事があったから言ったのかもしれません。
さらにアニにエレンの事を尋ねた事も、エレンが死亡していたことがあったので、慌てて聞いたとも考えられます。
もし、ミカサにループ時の記憶があると考えて、さらにアルミンを家族と認識しているのであれば、間違いなくアルミンにも声をかけ、アルミンの無事もアニに尋ねていたでしょう!
それは、トロスト区防衛戦で、アルミンもエレンと同じように命の危機があったからです!

ループがあって、エレンが死亡している時があったのなら、アルミンが死亡している時もあったはずです!
それでもアルミンに「死なないで」と言わず、アニにも無事を聞かないミカサは、アルミンの事を、少なくともエレンと同じようには「家族」と思ってはいないと考えられます。
では、83話の頭痛は、「エレンが死亡し、ループする前兆」で起きたのでしょうか?
第83話 ミカサの頭痛は「ループの前兆」なのか?

これも、あり得ないですよね?
エレンの命の危機は、全く起きていません。
厳密には、84話の展開も確認した後ではないので言い切れませんが、83話時点ではエレンに命の危機が起きるような展開は起きそうにありません。
つまり、ループが起きるような状況でも無い訳です。
それではいったい、今回のミカサの頭痛は、なぜ起きたのでしょう?
◆アルミンの生死が、エレンの目的達成を左右するのか?

管理人アースは、ミカサのループ説支持者です。
そして、ミカサのループが起きる原因は、「エレンの死」であると同時に、「エレンの目標を達成できなくなる事態」で起きるのではないかと考えています。
エレンの目標、それは「この世の巨人、全ての駆逐」です。
つまり、エレンの「巨人駆逐」という目標が達成できなくなるとミカサが認識した場合、エレンにやり直しをさせるためにループが起きるのではと考えているのです。
ミカサが、そう認識するのは、もちろん「エレンが死亡」した場合は間違いないですし、「このまま行ったら、目標が達成できなくなる」と感じたら、ループの前兆である頭痛が起きるのではないでしょうか?
今回、アルミンが瀕死の状態だと認識した時に、頭痛が起きました。
ということは、「アルミンが死亡したら、エレンの目標が達成できなくなる」と思い、頭痛が起きたとも考えられます。
つまり、ミカサはアルミンの存在を「エレンの目標達成には不可欠な存在」と考えているという事でしょう!
そう考えれば、今回ミカサの頭痛が起きた理由がハッキリしますよね!
ミカサはアルミンを幼馴染としてだけではなく、エレンの目標達成に不可欠な存在だと思っている事が今回の考察で分かりました!
しかし管理人アースは、もうひとつ思い付いた事があります。
それは、今の考察とは全く逆で、「アルミンが生きているとエレンの目標が達成できなくなる」とミカサが考えたのではないかという考察です。
◆アルミンが生きているとマズイ?「アルミン黒幕説の可能性」!?
進撃の巨人の黒幕はアルミンの真相は?はこちらで考察しています。
つまり、エレンがアルミンによって操られているのでは、という考察ですね。
そして、今回のミカサは「アルミンが死にそう」と認識したのではなく、「瀕死のアルミンが生き返りそう」と認識して頭痛が起きたのだとしたらどうでしょう?
つまり、アルミンは瀕死なのですが、エレンの必死の呼びかけにより生き返るかもしれない、とミカサは思ったとも考えられるのです。
そして、アルミン黒幕説で説明している通り、アルミンは、エレンを壁外へ誘おうとしています。
ミカサがエレンの巨人駆逐という目標を達成するためにはアルミンが邪魔であり、海を見に行くということに否定的に考えていたら、アルミンはこのまま死亡するべきと思っているかもしれませんね。
つまり、アルミンがここで生き返ってしまうと、エレンがこれから目標を達成する事が出来なくなると察し、頭痛が起きたのだとしたら…
この時ブレードを抜いたのは、リヴァイ兵長に対してではなくアルミンを削ぐためかもしれませんね。
それも、アルミンを楽にしてあげるという意味ではなく、「これからのエレンには邪魔だから」という理由で…
非常に可能性は低いと思いますが、全くゼロでもない考察では?と考えている管理人アースでした(-_-;)
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