99話では物語に大きな動きが起こりましたが、細かいところでは伏線も貼られています。
伏線なのではと思える場面では、ピークがパンツァー隊の男に抱きついたシーンが挙げられるでしょう。
この時、ピークはなぜ急にパンツァー隊の男に抱きついたのでしょうか?
そこには、今後の展開に生きる伏線が仕掛けられているのでしょうか?
考察してみましょう!
◆ピークがパンツァー隊の男に抱きついた場面を検証!

この場面は、アゴ髭マーレ兵により劇の観客席から連れて行かれている途中にて登場します。
ジークだけが別の所に行くように指示され離れ、その直後にピークはこのマーレ兵を怪しむような表情をします。
そして「あなたをどこかで見たことがある気がする」と言い「どこの所属?」と尋ねます。

この質問にマーレ兵は的確に答え、「無駄話に付き合う気はない」と連れない返事をしたため、ピークは「それは残念…」と笑顔で返します。
そのようなやり取りがあった後に、5名ほどのマーレ兵隊が「ピークさん!」と声をかけてきます。
これに「パンツァー隊!」とピークが呼び、その中の一人に「こんな日までお勤めご苦労」と言いながら抱きつきます。

このパンツァー隊は、「車力の巨人と運命を共にする隊」とされており、そのためピークに近い兵ばかりであり、抱きつかれた兵に皆が嫉妬している描写があるところから、ピークは皆からアイドルのように思われているようです。
そしてこの後、ピークはアゴ髭マーレ兵の罠にハマり、床から落とされ、ポルコと共に捕まったのだろうと思われます。

さて、ピークがパンツァー隊に抱きついた場面は、一見すると「ピークの独特なキャラを表す描写なのかな」と解釈しスルーすることもできますが、「伏線」とも取れます。
この場面を「伏線」として見たら、どのような意味を持った伏線だと考えられるでしょうか?
まず、ジークだけを別の場所に行くように指示したアゴ髭マーレ兵の場面を見てみましょう。

この時、アゴ髭マーレ兵は、ジークの事を「イェーガー」と呼んでいます。
たしかにジークの姓は「イェーガー」ですが、これまでマガトにしろマーレ軍元帥にしろ、ジークの事を「イェーガー」と呼んだ人はいません。
それなのにこのアゴ髭マーレ兵は「イェーガー」と呼んでいます。
その為、ジークは「…はーい」と何か違和感を覚えながら返事をしているように見えますし、この呼び方でピークは「…」と怪しみながらマーレ兵をジット見たのではないかと思えます。
そして、「どこかで見たことがある気がする」という口実を作り「どこの所属?」と所属を訊ねたのだと読み取れます。

しかし、その返答が完璧だったために、ここでピークは「残念」と言いながら引き下がります。
ただ引き下がりはしましたが、それでもピークの中では疑いは晴れず、アゴ髭マーレ兵を怪しんだままでいた可能性は高いと思われます。
そして、このタイミングで自分と近い関係を持っている隊であるパンツァー隊と出会います。

すると、すぐにピークは抱きつきます!
そんなピークにポルコは「突然どうした」と訊ねている所から、ピークがいつもこのような行動を取っている訳ではない事が分かりますよね!
となると、この時になぜピークはパンツァー隊の男に抱きついたのでしょうか?
もしかしたら、アゴ髭マーレ兵がどうしても怪しいために、抱きつきながら何かしらの助けを求めたのではないでしょうか?
例えば、「私の後を付いて来て」と耳打ちしたとか…
そのような意味の分からない指示を受けたために、抱きつかれた男の表情がこの後ちょっと驚いているような表情になっているのではとも思えますよね!

こう考えると、この抱きついた場面は「この後にパンツァー隊がピーク達を助けに来るという伏線」になっていると見えますよね!
十分にあり得る伏線ではないかなと思えます!
それでは、この伏線が回収された場合、この後の展開はどうなるのでしょうか?
予想してみましょう!
【追記】
第101話「戦鎚」にてパンツァー隊が助けに来る展開となり、まさに予想通りの展開となっていました!
101話あらすじ感想考察!にて回収が分かりますので、見てみてください!
◆伏線が回収された場合の展開を予想!

もし伏線が回収された場合、パンツァー隊によりピークとポルコは罠から助けられるという展開となるでしょう。
その場合、どのような展開となりピーク達を助ける事になるのでしょうか?
まず、100話あらすじ!で予想していますが、二人が落とされた下ではアニが待ち伏せしていると考えています。
アニではなかったとしても、誰かが待ち伏せしているでしょう。
そして、何かしらの方法でポルコとピークを拘束すると思われます。
地下深くであり巨人化できないポルコとピークは逃れられなく、何ともならない状況にピンチとなりますが、そこに後をつけてきたパンツァー隊が見付け、助けるという展開になると思われます!
そこからライナーとジークにも危険が…と考え、ポルコとピーク、パンツァー隊が動き出す…というような展開になるとも予想できますよね!
ちなみに二人が落とされた瞬間の場面ですが、ポルコは驚き抜けた床下を見ていますが、ピークは驚きながらも自分をハメたアゴ髭マーレ兵を見ています。

ここからパンツァー隊に助けられたピークはまず、「どこかで見たことがある男だと思ったんだけれど、あのアゴ髭、パラディ島で会った馬面だ…」「ということはあいつら…この大陸に既に侵入している…」なんてつぶやくのではないかなとも予想します!
さてさて、この伏線と回収、そして予想は当たるのか?
第100話が楽しみですよ!\(^o^)/
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