大きな展開を迎えた98話「よかったな」ですが、その中でもヴィリーとマガトの会話の場面は見どころのあるやり取りとなっていました。
そこでのヴィリーのセリフ「たまたまなんだ…」「たまたま順番が回ってきただけの男なんだよ…」は意味深ですよね!
考察好きの進撃ファンなら、まず14巻56話「役者」でのサネスのセリフを思い出しますよね?
ここには何かしらの伏線があるのでしょうか?
まさかのハンジと邂逅展開!?
検証してみましょう!
◆ヴィリーとサネスのセリフを検証!

まず今回のヴィリーのセリフを見て行きましょう。
マガトとの会話の場面にて登場します。
マガトから「国はあなたのものだ」と言われますが否定し、ヴィリーは「国はマーレ人とエルディア人のものであり、自分は操舵輪を握った者だ」と返します。
つまり、国の舵取りを任されただけの者だと言っていますね。
しかし、その重責に押しつぶされそうになり、震える自らの手を眺めながら「私は たまたまなんだ…」「たまたま順番が回ってきただけの男なんだよ…」とつぶやくように、マガトに説明します。
つまり「舵取りを任されたのも自分の能力に依るところではなく、たまたま順番が回ってきただけなのだ」との意味でしょう。
ここからは驕るところのない、彼の謙虚な面が見えますよね!
同時に、その役割がかなりの重責であると感じているのが分かります。
いっぽう、14巻第56話のサネスのセリフはどうだったでしょうか?
リヴァイとハンジにはめられ、自分が王家を裏切った事を知ったサネスは泣き悔やみます。
そしてニック司祭に行なった事をハンジに引き合いに出されたサネスは、そのハンジに「順番だ」と言います。
「…順番だ」「こういう役にはたぶん順番がある…」「どうりでこの世からなくならねぇだけだ」「がんばれよ…ハンジ…」と涙を流しながらサネスはハンジに言います。
これはサネスがこれまで自分が行なってきた、人としてやってはいけないような拷問を振り返り、それは誰かが担わなければいけない役だったのであり、自分の次はハンジが担われたのだと感じて言ったセリフだと思われます。
この場面は非常に強い印象を与える場面で、3年以上経った現在でも「ハンジがサネスのように拷問に合う伏線ではないか?」と考察好きな方からたまにコメントをいただいております。
さて、先ほどのヴィリーのセリフとサネスのセリフを比較してみるとどうでしょうか?
「順番」というワードが重なっており、「誰かがやらなければいけない」というような意味合いを持ったセリフという所が同じように感じますよね!
ハンジの場合は常に誰かがその役を担わなければならず、たまたま担う順番だったのがハンジであり、ヴィリーの場合はこれまで誰も担う事がなかった操舵輪を、担わなければならない順番だったのがヴィリーだったという事になっていますが、意味的には同じですよね!
何かしらの役割を自分の意志とは別で、順番が来たから担わなければならなくなった、という所は同じ意味だと感じます。
ただ管理人アースは、「たまたま順番が来た」とは表現されていますが、その役割はハンジでなければ出来ないことだったのだろうしヴィリーだったから選ばれたのでは?と思いました。
この辺りはそれぞれの読者の解釈になってきますが、管理人アースにはそのように感じました。
さて、ではこの「順番」というワードが重なるヴィリーとサネスのセリフには、何かしらの伏線が貼られているのでしょうか?
伏線ならば、ここから何かしらの展開が予想できると思われます。
考察してみましょう!
◆二つの「順番」からの展開予想!

本人の意志とは関係なく「順番」が回ってきたヴィリーとハンジには、今後どのような展開が待っているのでしょうか?
ヴィリーとハンジ、それぞれ予想してみましょう!
まずヴィリーには今後どのような展開が待っているのでしょうか?
ハンジの「順番」は、ハンジがニック司祭に行なった拷問をサネスに行なった事により回ってきたものでした。
ここから、同じく順番が回ってきたヴィリーも、同じような事をすることになるのかなと管理人アースは妄想します。
「拷問」とまでは限定しませんが、「かなりヒドイ行為」をすることになるのではないでしょうか?
それは、98話で「たまたまなんだ」とつぶやいた時の手の震えや、セリフを言った後の「フー…」と項垂れるヴィリーから、「かなりヒドイ事をしなければいけない」とのプレッシャーを感じているようにも見えます。
ここから、ハンジの「順番」を繋げて考えると、「拷問のようなヒドイ行為をするヴィリー」という展開が予想できますよね!
さらにコメントでは「祭事では、祭りの出店に仕込まれていた巨人化液によって巨人化した大量の無垢の巨人が各国要人を捕食するのでは?」との考察コメントが多く見られ、これもヴィリーの「ヒドイ行為」予想と重なりますね!
それではハンジにも、「順番」から何かしらの展開が起こるのでしょうか?
「ハンジが拷問にあう」という予想が多く見られ、管理人アースも「もしかしたらハンジの最期は拷問によって…」と考えた事があります。
ただ、今回のヴィリーが「同じ順番を語る場面」を見て、変わりました。
おそらくヴィリーは回ってきた順番により、今回の「劇」を開催することになっています。
その劇で、彼は世界に何かしらのメッセージを送り、それを「宣戦布告」とするようです。
その宣戦布告により、ヴィリーはパラディ側との戦いを開始することにするでしょう。
もしかしたら、その戦いで、ヴィリーとハンジが邂逅する展開が起こるのではないでしょうか?
そこでヴィリーはハンジに同じように「順番」について語り、ハンジはサネスから順番を任された事を思い出す…
そんな場面が登場するのではないかと妄想してしまいます!
「二つの順番」からは、ヴィリーとハンジの邂逅展開が予想できました!
そんな展開が起こったら、かなり熱いですよね!
ちなみに、サネスがハンジに「順番」を説いた第56話のタイトルは「役者」でした。
もちろんこの「役者」はサネスとハンジを表しているでしょう。
そして、今回「順番」を語っているヴィリーは自らを演出家と語り「劇」を行おうとしています。
「役者」と「劇」…
やはりこの二人はどこかで繋がりそうな気がしますよね!\(^o^)/
そんな熱い展開を待っている管理人アースでした!
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