アニ・レオンハート

【進撃の巨人】ネタバレ127話考察!ジャンのアニ「私は?」スルーを検証!伏線回収はある?

127話で最も熱く盛り上がった場面と言えば、ジャンとライナーの場面でしょう。

マルコの死の真相を知りキレたジャンがライナーを殴り付ける場面は、いろいろな意味でたまらない展開でした。

ジャンがライナーを許せないのは分かりますし、ライナーもそれを理解し諦めて、むしろ望んでいるようにも感じます。

しかしいっぽうで気になるのは、アニに対しての心情です。

ジャンは、マルコの死にライナーと同じようにアニが関わっている事を知っています。

それなのになぜ、アニに対しては無反応なのでしょうか?

ライナーには、あれだけキレていたのに…

この差は何なのでしょうか?

その理由とは?

検証してみましょう!

◆アニの「私は?」のジャンスルーを検証!

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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

マルコの死の真相を聞き、ブチギレたジャンはライナーを殴りつけ、次の日になってもライナーに向け「許せない」と告げました。

そんなジャンにアニは「私は?」と聞きます。

「私も許せない?どうなの?」という意味でしょう。

その問に対するジャンの答えは示されず次の展開になったため、ジャンがアニを許せないのかは分かりませんでした。

しかしその表情と対応から、ジャンがアニに対しライナーと同じようにまで「許せない」という感情を発露させていないように見えます。

このライナーとアニの差は、どこから生まれているのでしょうか?

これについてはアニ復活確定!死亡と思いきや再登場までを考察検証!の「アニとライナーの違いについて検証!」部分で、コニーのアニとライナーについての対応の違いを取り上げ考察していますが、「アニには4年間の空白があるため」だと結論を出しました。

この記事は126話時点でコニーのライナーとアニに対する表情があまりにも違っていたため、考察していました。
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「進撃の巨人」第126話「矜持」より

アニにはパイで大笑いし受け入れているように見えますが、ライナーにはかなり厳しい表情でしたよね。
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「進撃の巨人」第126話「矜持」より

違和感を覚え考察している間に127話が発表となり、読み進めたら作中でアニから「私は?」と問われていたのでそのままアニ復活確定!死亡と思いきや再登場までを考察検証!にて考察し続けましたが、「別記事でまた考察しよう」と決めこの記事を起こしました。

この考察ポイントについては、126話でのコニーの表情と127話での「私は?」発言スルーから、後に回収がある伏線なのではと感じました。

そしてこのライナーとアニへの心情の差については、まず巴里の恋人さんからコメントをいただきました。

マルコの無念さを考えれば、心情としてはライナー同様に許せるものではないでしょう。
ただ、ジャンが一番恐れていたエレンを巡って104期生同士が血を流し合う最悪の展開はアニの機転によって回避されたんじゃないでしょうか。

多分、ジャンはミカサにこの事は聞き出せなかったと思います。
そう言った意味ではアニに感謝する部分もあったんじゃないかと思います。

128話以降、ジャンがアニに返事をする場面が描かれるかどうかは分かりませんが、ミカサが馬車に乗っていないので「ミカサの事、本当に頼んだぞ」くらいは言うかもしれませんね。

ミカサへの一言に対する感謝からアニに対し対応が緩やかなのでは、という考察ですね。

たしかにこの時のジャンには、そのような気持ちがあったかもしれません。

ただこれだけですと、126話のコニーの表情についての説明が付かないのですよね。

まだ何か、104期には違った感情があるように感じます。

この疑問に、ツクシさんが非常に面白い考察をコメントしてくれました。

アニとライナーそれぞれに対するジャンやコニーの心境や態度についてはアニがどうこう、というよりライナーの方に問題があるからなんじゃないかと言うのが私の第一印象でした

アニに関しては元々の性格もありますが、自らの過去の行いについての所見もこれからの行動指針に関しても立場が明確であり、ビジネスライクな関係を築きやすいという面があるのではないかと思います
勿論アニなりに反省や贖罪の気持ちを持ってはいるでしょうが、彼女が発言している通り、この共闘は自分の利益を守る為のものであり、互いの利害が一致している限りは敵対はしない、という一線が引かれているのが誰の目にも明らかです
一方でライナーはというと、過去の自分を責め、懺悔し、罰を請おうとさえしていて、一見すると悪びれる様子の見えづらいアニよりも同情的になりそうにも思えます
しかしジャンやコニーにとって、もはやアニやライナーは仲間でもなんでもなく、殺してやりたいほど憎い仇なわけです
にも関わらずライナーの態度はどこか、かつての仲間に断罪して欲しい、自分を裏切り者(裏を返せば、仲間であった事の証明)として責めて欲しい、という生ぬるい態度が見え隠れしているように思えます
アニのように憎い仇として一線を引きつつも、共通の利害の為に手を結ぼうというビジネス的な姿勢を許容出来る理性を持っているジャンやコニーにとっても、仲間と裏切り者という線引きを曖昧にしたままの状態を引きずり続けるライナーの存在は我慢ならないのではないか、と思いました

アニもライナーも許せる相手ではなく、憎い存在であるのは同じだけれど、アニは許しを乞う事はいないがライナーは許しを乞うている。

ここに差があるのではないか、という考察となっています。

つまり、アニのコニーとジャンに対する接し方が違うのではないか、という考察ですね。

さらにツクシさんの考察は続きます。

ライナーが言う「俺を許さないでくれ」というのは本気で許して欲しくないのではなくて、本当は許して欲しいんだけど罪悪感から許されるわけにはいかないと思っているところからくる発言だと思うんですよね

でも「許す許さない」は自分から敵に対しては使いますけど、「許されたい許されるはずがない」って思うのって敵に対してではなくて仲間に対してですよね

ライナーが「許されたい許されるはずがない」と思う時点で、ジャンたちからしたら「てめぇ今更なに仲間面してんだ!」と思われても仕方がないんじゃないかと思いました
その点、アニは私は許されない事をしたし、許されたいとも思っていない。ただ祖国と家族を守る為に必要な事をしただけ。今あんたたちと手を組むのも必要だからしてるだけ
というスタンスなのでライナーより何倍もドライに付き合いやすい気がします

これ、かなり真を突いた考察ではないでしょうか?

アニは割り切っているけれど、ライナーは違う。

ライナーは今でもジャンとコニーを昔の頃からの仲間だと思っているから「すまない」という言葉が出るけれど、アニは違う。

ここに二人の態度、接し方の差が出るのでしょう。

これは、ヒッチに対するアニの返答にも出ていますよね。
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「進撃の巨人」第125話「夕焼け」より

アニはヒッチに「罪を犯した」「取り返しがつかない事をした」とは言っても、決して「悪かった」「申し訳なかった」とは言いませんでした。

もしここでヒッチに謝っていたら、ヒッチの対応も変わっていたかもしれませんね。

巴里の恋人さん!

ツクシさん!

面白い考察をありがとうございます!

ここからはツクシさん達とは違う読み方になるかもですが、アニは謝ってはいないけれど、決してヒッチの事を仲間、友人と思っていない訳ではないのでは、と読み取ります。

それとこれとは別だと考えているのだろうと、管理アースは考えます。

そういう立場が前提で、その上で「仲間、友人」だとアニはヒッチを捉えているのではないでしょうか?

その関係性については、ジャンやコニー、アルミンに対しても同じように捉え接しているのだと感じます。

いっぽうでライナーは違います。

「すまない」と謝り、それがキッカケでジャンはキレています。

「それとこれとは別」とライナーが考えていない部分が出ていますし、もっと言うと「そこが前提では仲間、友人だと認めてもらえないのではないか?」とジャンに感じさせているのだとも思えます。

ライナー自身、もう仲間にはなれない、許してもらえないと思っているかもですが、逆に諦めているということは「仲間になりたい」と願っている証拠です。

ジャンは「そういう立場のライナーを理解しそれ前提で仲間になろうとしているのに、コイツは許してもらおうとしている」「それ前提では俺達がお前を仲間だと思えない、信用できないと思っているのか?」という気持ちが生まれているのではないでしょうか?

管理アースは、アニとライナーに対する態度の差が、このような理由から生まれているのではと感じました。

「元敵だし、もしかしたら今後また敵対するかもしれない」

「完全な味方ではないけれど、仲間だ」みたいに、ジャンやコニー・アニは感じているのかなと。

ライナーは違うけれど(笑)

前の考察ではアニの4年間の空白期間から生まれた差かな、と考えていましたが二人の接し方の差から生まれたと考え直しました。

みなさんの考察からは本当に様々な読み方が発見でき、むちゃ楽しいですよ!(*^^*)

ただ、これはあくまで管理アースの考察であり読み方です。

正解ではないでしょうし、読者それぞれで読み方受け取り方は違うと思います。

ただ、この考察ポイントはアニの一言から強調され示されているため、何かしらの形で回収される可能性が高いです。
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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

ではどのような形で回収されるのでしょうか?

さらに予想してみます!

◆アニの「私は?」発言から展開を予想!

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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

これからジャン・ライナーは、フロック達イェーガー派と戦う展開となるでしょう。

巨人化能力者を有するエレンストップチームが優勢だと察せられますが、フロックも馬鹿ではないですし何か作戦を用意していると予想できます。

そこでジャンが「ライナーを信用し賭けに出る」みたいな展開になると予想します。

キヨミ様を盾にしハンジを脅すフロック

かなり追い込みながらも、ハンジ達はフロックを攻めあぐねます。

そんな時、フロックに気付かれずライナーが背後に回っている事に気付くジャン。

ジャンは、銃を持ったフロックに真正面から向かっていきます。

驚いたフロックはジャンに銃口を向け、その隙に背後からフロックをライナーが取り押さキヨミ様救出成功!

ライナー
「お前…俺がフロックを拘束するのが遅れたら死んでたぞ…」

呆れながらジャンに言うライナー

ジャンが答えます。

ジャン
「お前はミカサに次いで優秀な奴だったからな」

「信用してたよ。間に合うって」

ライナー
「信用って…お前」

「信用なんかできないだろう…俺なんか」

ライナー
「許す事はできない。一生許せない。」

「だけど、それとこれとは別だ」

「信用はしてるし、仲間だとも思っている」

「アニも含めて、な」

若干微笑むようにライナーに語るジャン

こんな回収が登場するのでは、と予想します!

アニの「私は?」という質問に対するジャンの答え。

「お前もライナーも許せない。けれど仲間だと思っている」

こんな意味の回収が登場しジャンの返答が示されるのでは、と予想しますよ!

フロックとの対決で登場するかな、とも感じています。

さて、どんな形で回収されるのか?

管理アースの回収イメージは当たっているのか?

諫山先生とのイメージと重なっていると嬉しいのですが…

答え合わせが楽しみですよ!\(^o^)/

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