125話「夕焼け」では大活躍のロックに対し、心を乱すジャンの描写が登場していました。
「エレンの代弁者」と自らを称するフロックの前にジャンは何も言い返す事ができず、「好きに生きていい」という言葉に流されそうになっていました。
さらにフロックから同期ならではの親しさで話され、返そうとしているジャンを見つめるオニャンコポン。
そのオニャンコポンに目線を移すジャンの表情は、明らかに変わっていました。
この描写についてコメントもいただきましたし、読み方に対するツイートも見かけました。
どうやら読む人によって、かなり意味が違っているようです。
では、どのような意味を持つ場面だったのか?
さらにここには、ジャンがフロックに反撃する伏線も仕掛けられているのか?
検証してみましょう!
◆ジャンとオニャンコポンの目線を合わせる場面の意味を検証!

30巻125話でフロックから「俺はエレンの代弁者だ」と説明を受けるジャン。
さらに「エレンが島の外の問題を解決」し、自分は「島の中の遺恨を消し去る」役割分担をしているという話し方をされ、ジャンは「エレンが自分たちよりもフロックを選んだ」と感じているのは間違いないでしょう。
ジャンの表情、そして同じように説明を聞いているミカサの表情を見ると、そのように感じている事が分かります。
そこに「もう戦わなくていい」と畳み掛けられます。
これを言われるとジャンとしては、フロックに反発する理由は無くなってしまいます。
さらに同期のよしみを感じさせる話方をされているので、ジャンはそのままフロックの話術に飲まれ「気安さ」を見せてしまいそうになってしまいます。
そのやり取りを後ろから見ているオニャンコポンに、ジャンは気付きます。

オニャンコポンと目を合わせ表情が変わるジャン、見返すオニャンコポンの表情。
諫山先生が見せる人の表情には、本当に味わいがあります。
味わいがあるゆえに、読む者によって読み取り方が変わってきます。
この場面、みなさんはどのように読んだのでしょうか?
管理人アースはこの場面を読んで、まず116話のコニーを思い出しました。

この場面ではオニャンコポンが逆にコニーに言われていましたが、125話でのオニャンコポンの目線は「やっぱりお前はそっちか」と語っているように読めました。
そして「それはしょうがない事だけれど」という人への諦めも含まれているように感じられました。
いっぽうで、ジャンは「弱い人の気持ちが分かる」人物です。
試されている。
『ジャンは…強い人ではないから 弱い人の気持ちをよく理解できる
それでいて現状を正しく理解することに長けているから
今 何をすべきかわかるだろ?』生者(オニャンコポン)は兵士(ジャン)に意味を与える。
ジャンはマルコが認めた男なんだから。#進撃の巨人125話 pic.twitter.com/LTlJ8R2Bld
— @MoonChild (@Terra_Child) January 13, 2020
この時のオニャンコポンの気持ちを強く察せられたのではないでしょうか?
管理人アースにはこの時のオニャンコポンの表情からは「人への諦め」、ジャンからは「諦められたと察するジャン」の表情のように読めました。
では、他の方々の読み方を見てみましょう。
けっこう近い読み方ではあしゅけさんから「一言で言うとしたら『見損なったよ』なのでしょうけど、その思いの内容は一筋縄ではいかない(´・ω・`)」とツイートをいただいています。
そう、「見損なったよ」はけっこう的確な表現だなと感じました。
あしゅけさんのツイートは覚えているのですが、元が見つからず紹介できませんでしたm(_ _)m
さらに全く別の読み方をされているコメントも見られました。
おっくんさんからのコメントを見てみましょう。
おそらくジャンが隠し持ってる?
オニャンコポンとも目が合うシーンがあるので、幽閉される前にジャンはフロックに手を打つのではないでしょうか…。
ミカサも隣にいるし
ジャンの後ろにある石が無くなっている描写から、この目が合う描写は「目配せ」ではないか、という考察をされています。
これ、かなり見逃せない考察ですよね!
さらに深堀りしてみましょう!
◆ジャンとオニャンコポンの目合わせは「目配せ」だったのか?
ジャン、この石でフロック襲うんじゃない?#進撃の巨人125話 pic.twitter.com/s00DYw3nFn
— hiro🍠 (@Sha_ni2) January 14, 2020
おっくんさんと同じように考察されている方は、Twitterのフォロワーさんからも見られました。
hiroさんは「この石でフロックを襲うんじゃないか」と予想されています。
さらにkayokoさんは「作画ミスかも」とされながらも、同じように石が無くなっている事を指摘されています。
お疲れさまです。
125話を読んだ後にこんな事を呟きまして。「このページ…ジャンの左手側の石ころが無くなっているんだけど何か意味アリなのかな…。単なる描き損じかな…。
前回ブラウス氏の髪の色も黒かったり線だけだったりしたので単純な作画ミスなのかもしれないけど…。」 pic.twitter.com/RV3PgoTWqL— kayoko (@manabenikuyasan) January 25, 2020
しかしこの時のジャン同様、kayokoさんもどのように読むのか揺れているようです。
その前のコマがオニャンコポンとジャンの例のシーンですが、この石ころのある無しでオニャンコポンが何か目くばせをしたのか…とも思えました。
でも、単純に「これが"自由"だと思っているのかよ、ジャン!」という蔑みの目かなとも思いますが…。むむう。
— kayoko (@manabenikuyasan) January 25, 2020
たしかにジャンの後ろに固まっていた数個の石が無くなりこれをジャンが隠し持っており、フロックへの反撃に使用するのではないか、という予想はありそうにも感じます。
ジャンはオニャンコポンが気付いたように見え表情が変わったけれど、それを見逃したオニャンコポン、というようにも読めます。
無くなった石からの、素晴らしい予想ですよね!
おっくんさん!
kayokoさん!
素晴らしい考察をありがとうございます!
hiroさん、考察使わせていただきました!
ただ管理人アースは125話考察!フロックのウソを検証!で予想している通りフロックはハンジ、マガト達が倒しに来るのではと考えています。
そのため、しばらくはフロック達が島内の主権を握る展開になるだろうと考えています。
ただ、もしジャンの石展開が登場するとしたら、この後いきなりフロックに投げつけるか殴りかかるかもですね!
これは126話でチェックしなきゃですよ!\(^o^)/
今回の考察でジャンとオニャンコポンの「目合わせ」「目配せ」には、以下の意味が込められているのではと予想できました!
・フロックに襲いかかろうとするジャンを見逃すオニャンコポン
さてさて、どちらの予想からの展開が登場するのか?
126話からのジャンとオニャンコポンは見逃せないですね!\(^o^)/
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