「リンゴが何を表しているのか検証!」を追加しました!
122話では「クリスタとフリーダの絵本」や「地鳴らし」など多くの伏線回収が起こりました。
しかし内容で言えば始祖ユミルの半生が描かれた回であり、ここが今回の最も大きなポイントと言えるでしょう。
122話では多くの考察ポイントがありひとつひとつ検証していきたいと考えていますが、まずは「始祖ユミル」をまとめ検証していこうかなと考えています。
始祖ユミルとはどのような存在なのか?
彼女に仕掛けられ回収された伏線をまとめて考察してみました。
検証してみましょう!
◆始祖ユミルとはどのような存在なのか?

始祖ユミルがユミル・フリッツという名前であり、エレン達ユミルの民の祖先であると明らかになったのは21巻86話でした。
それまでユミルと言うと104期のユミルを指していましたが、彼女の名前も始祖ユミルから取られていたことが22巻89話で分かっています。

そして86話で明らかになったユミル・フリッツという名前で注目されたのが、フリッツという姓です。
フリッツ姓とはもともと壁内のレイス王の影武者の姓であり、偽王として、もう役割を終えた意味の無い姓だと考えられていました。

真の王家の姓が、まさかのフリッツであったことが86話では衝撃でしたね!
そして実際、エルディアの王であるフリッツ王の血統が2000年以上続いていた事が今回で確定しました。

ただ、始祖ユミルがフリッツ家血統だった訳ではなく、奴隷として仕えていた王家がフリッツ家であったということでしたね。
ここはけっこう重要かもと思っています。
まとめると、始祖ユミルとは約2千年前に巨人の力を得た最初の人物でした。

それは現在にも続く9つの巨人の元となる巨人の力であり、まさにユミルの民の始祖という存在となっています。
さらに娘達に力を継承した後も座標から巨人を作り続け「道」を通して巨人を送っていたのが始祖ユミルであることも分かっています。
その巨人の力を利用し、エルディア帝国は世界を蹂躙したのだろうと思われます。
まさに「巨人の元」と言える存在でしょう!
ただ同時に、それだけの存在とも言えます。
そもそも始祖ユミル自体が巨人の元ではなく、彼女と接触した古代生物「ハルキゲニア」的物体が巨人の元であると今回分かっていますよね。

ネット上では今回始祖ユミルに接触した物体のモデルではないか、と言われているハルゲニアですが、たしかに似ていますね。

これが巨人が大元であり、彼女は器でしかありません。
始祖ユミル自身は、フリッツ王から終始奴隷として扱われてきた被害者であると122話で描かれており、決して彼女自身が世界を地獄に陥れた悪魔のような存在ではない、と見えました。
一人の可哀想な被害者として認識できましたよね!
では、「大地の悪魔と契約した始祖ユミル」というエピソードはどこへ行ったのか?
なぜ彼女が世界から「悪魔」と呼ばれたのか?
さらに検証してみましょう!
◆「大地の悪魔と契約した」エピソードを検証!

始祖ユミルは世界中で「悪魔」と呼ばれていました。
その理由は「悪魔と契約したから」というのが大きいと思います。
しかし今回明らかになった話からは、全く契約するシーンは登場しなかったですよね!
単に「接触」しただけでした。

どちらかというと22巻88話でクルーガーが説明していた「有機生物の起源と接触した少女」を回収する展開となっていました。

おそらくハルゲニアが「有機生物の起源」なのでしょう!
では、「大地の悪魔と契約した」とは何を表しているのでしょうか?
まず、この説明がマーレ側の教育を受けていたグリシャ父の説明であることを踏まえなければいけません。

つまり、エルディア帝国に侵略された経験を持つ国の教育なので、歴史が捻じ曲げられている可能性もあるでしょう。
その上で考察したいと思います。
グリシャ父の説明では「始祖ユミルは大地の悪魔と契約をして巨人の力を手に入れた」とされていました。

ただ、これは始祖ユミルを悪魔にしたいという意志が入っており、事実は違いました。
実際は契約して力を得たのでは無く「接触」して力を得ていました。
となると、大地の悪魔とは何なのか?となります。
管理人アースは、あしゅけさんをはじめ多く見かける考察である「大地の悪魔=フリッツ王」があり得るのではと感じています。
頭から角が生えてて、ぼさぼさの髪と髭がそっくりですね(´д`) #shingeki pic.twitter.com/QXo8RF58Jy
— あしゅけ (@ashke66) October 6, 2019
実際フリッツ王は始祖ユミルから見ると悪魔のような人物でしたよね!

つまり実際は「有機生物の起源と接触し巨人の力を手に入れた始祖ユミルは、悪魔と契約した」という意味なのかなと!
いっぽう的に奴隷契約をさせられていただけなのですが(・_・;)
マーレから見たらフリッツ王こそ悪魔でしょう!
このエピソードがかなりエルディア帝国、ユミルの民を悪者にしようという意志が入り改変されていることが分かりますよね。
「悪魔の末裔」というのも始祖ユミルの末裔というよりもフリッツ王の末裔、という意味なら通じるかもです(笑)
今回の考察で始祖ユミルは悪魔なのではなく被害者であり、実際は有機生物の起源と接触し利用されたただの少女であることが分かりました!
コメントで多かった「ユミルの民と王家血統について」や「君についての考察」は別記事にて考察する予定です!
122話考察は多いですよ!(;´Д`)
◆リンゴが何を表しているのか検証!

ここまでの考察で「大地の悪魔」がフリッツ王だと考察しましたが、これにけっこうな反響があり様々な考察コメントをいただきました。
その中でも「ではリンゴは何を表しているのか」という疑問への考察がいくつかあったので紹介したいと思います。
心臓を捧げよ!さんからは
漫画では普通にリンゴを渡してますがアニメ二期のエンディングの契約シーンでは左胸を抑えながらりんごを差し出してるユミルが描かれています。
今までは巨人の力を得るために心臓を捧げるというのは色々設定がおかしくなるなと思い、リンゴ=心臓は間違いだと思っていましたが大地の悪魔がフリッツ王だとすると結構筋が通ります。
フリッツ王に心臓を捧げる=奴隷契約
心臓を捧げよってセリフはここから来てるんですかね?
たしかにアニメ2期EDの画だと始祖ユミルは左胸をおさえていますね。

そして122話を踏まえると「フリッツ王に心臓を捧げる」という意味を表しているという見方はけっこうシックリ来ますよね。
ここから兵団の「心臓を捧げよ!」が来ていたら、かなりな伏線回収となりそうですが!

これは押さえておいた方が良い考察ですよね!
いっぽうアルミン蝉さんからは
ちなみにこれにより女性は出産の痛みを、男性は死ぬまで働く苦しみを与えられたんだとか。
と全く別視点からの考察コメントをいただきました。
もしリンゴが「知識、負の感情」を表しているとしたら「始祖ユミルがフリッツ王にリンゴを差し出している」という心臓を捧げよ!さんと同じ解釈となりそうですね。
いっぽうで「女性は出産の痛みを、男性は死ぬまで働く苦しみ」という意味を表しているとしたら「フリッツ王が始祖ユミルにリンゴを与えている」という意味になりそうです。
どちらもありそうな気がしますし、納得できる解釈ですよ!
大地の悪魔がフリッツ王となると、このひとコマだけでかなりの意味が考えられますし、様々な解釈ができるように感じますよ。
管理人アースは壁外側のこちらの絵本を見ると「始祖ユミルが差し出している」ように見えるんですよね。

そしてフリーダはこの少女について「いつも他の人の事を思いやっている優しい女の子」と説明しています。
と考えると、「いつもフリッツ王の事を思いやっている少女」という意味で描かれていると妄想できるので、ある意味リンゴは「心臓」とも受け取れますが、「愛」を表しているのかなと察せられます。
ただ、相手が悪くその愛(想い)は届かなかったのですが(泣)
この画のリンゴが表しているのは「心臓」なのか「負の感情、苦しみ」なのか、それとも「愛」なのか?
123話以降の始祖ユミルを要チェックですよ!\(^o^)/





