116話「天地」では、「マーレの戦士VSエレン」という構図が具体的となり、正面から激突する展開となりました。
ピークの「そこ」から顎の巨人登場で、熱くなった読者も多かったのではないでしょうか?
そんな熱く盛り上がる展開であった116話ですが、地味な場面についてのコメントがけっこう多く驚きました。
エレンの「あの女発言」です。
「これは誰を指しているのか?」というコメントが、かなり多く寄せられました。
ピークではないのか?
まさかのキヨミさま?(・_・;)
考察してみましょう!
◆エレンの「あの女」発言を検証!

兵団支部屋上へと移動する際に、イェレナとピークは再会します。
そこでピークから、以前着けていた顎髭について指摘されます。

イェレナからすると「顎髭を着けてマーレ兵に扮していた時の変装がバレていたのか」「じゃあ、あの時似合ってると言ったのは嘘だったのか。あの時既に気付かれていたのか」という気持ちでしょう。

イェレナからすると、これによりかなり警戒することになりますよね!
そしてエレンに「この女を信用するのはあまりにも危険です」と助言する流れとなります。
つまり「ピークを信用するのは、あまりにも危険だ」という事ですね。
それに対しエレンは「あぁ…」と頷き「信用してない」と言い、「あの女と同じでな」と添えます。
管理人アースは初読時「ん?」と、一瞬「あの女」が誰を指しているのか分からず、引っかかりました。
しかし、すぐに「ピークを指しているのだろう」と解釈し自分の中では解決しました。
つまりイェレナから「ピークを信用するな」と言われた事に対し、エレンは
「分かっている。ピークが俺を信用していないのと同じように俺も信用していない」
と、「仲間になろうとしているピークが、実際は自分を信用していないのも分かっている」とイェレナに伝えながらの返答なのかな、と解釈したのです。
ちょっと分かり辛いセリフですが、こう解釈すれば意味は繋がりますし、オシャレな返答になりますよね!
しかしいっぽうで、このエレンの返答についてコメントではかなりの考察が寄せられました。
116話公開後、早い段階で蓬莱ちゃんさんからは、
とのコメントが寄せられました。
これ、面白い見方ですよね!
もしこの考察が当たっているとしたら「キヨミ様率いるヒィズル国はこの戦いを静観せず、パラディ国側に付く可能性もある」とエレンは考えていることになります。
このような話し合いをエレンとイェレナがこれまでにしていたという意味での伏線、とも考えられますよね!
あり得そうですよ!
蓬莱ちゃんさん!
面白い考察をありがとうございます!
高田隆史さんからは、「エレンの【あの女】は、いかにも『考察してみろ』という先生からのプレゼントだと思ったので(笑)」と前置きされながら
対抗のミカサについては、「信用できない」とイェレナともそのように話しているかもしれませんね。
大穴のヒストリアという考察も面白いです!
安楽死計画にはヒストリアとヒストリアの子供がかなり重要なので、ここで「信用していない=注意している」みたいな意味をイェレナに示している可能性は、ゼロではないですね!
その他にも「アニではないのか」「ライナー母カリナでは」「ガビでは」という考察もありましたが、アニとカリナをイェレナが直接知っているのか微妙なので、ちょっと無いかなと感じます。
ガビについては、エレンはこれまで「サシャを殺したガキ」と称しており、いきなり「あの女」とは言わないかなと考えられるので管理人アース的には可能性はかなり低いように感じます。
そしてふたご座流星群さんから
エレン:TRUE. I DON’T TRUST HER. AND THAT GIRL DOESN’T EITHER.
「GIRL」ですので、少なくともキヨミ様の可能性はないでしょう。
とのコメントをいただきました。
英文からの考察、素晴らしいですね!
ただ英訳を諫山先生自身が行っている訳ではないので、一概に決めつけられないですが、キヨミ様の可能性も低いように感じてきましたよ!
ふたご座流星群さん!
面白い考察ありがとうございます!
となると、ここまでの考察ではやはりピークなのではと思われますね!
これらを踏まえ、コンロガスさんの考察を見てみましょう!
◆Wミーニングから考察!
コンロガスさんから
という考察をいただきました。
ミカサ、キヨミ、ピークという考察は分かりますが、「信用していない対象はイェレナ」という考察は面白いですよね!
イェレナに向けては「ピーク他」を言いながら、「読者に向けてはイェレナ」という伏線、もしくはメッセージという見方もできますよね!
つまりこの場面は、後にエレンの真意が明らかになった後に読み返すと意味が変わる場面なのでは、という考察だと察せられます。
これまでの考察を踏まえても、今の状況では「あの女=ピーク」と読むのではと管理人アースは感じます。
ただ、これからの展開でエレンの真意がジーク&イェレナ側ではなく、パラディ島を守る側であったと明らかになるとします。
その後にこの場面を読み返すと、「あの女」が「イェレナ」という見方になるのでは、という考察はあるように感じます!
諫山先生が好きそうな仕掛けですよね!
コンロガスさん!
素晴らしい考察をありがとうございます!
マーレの戦士との戦いかその後の展開中に、エレンの真意が明らかとなるでしょう。
そこで今とは全く別の「あの女」が浮かんでくるのかもしれませんね!
管理人アースもそれは「イェレナかな」とコンロガスさんの考察を読み、感じましたよ!
今回の考察で、「エレンのあの女=ピーク、後にイェレナになるのでは」と予想できました!
29巻発売後くらいに、またこの考察を読み返したいです!\(^o^)/
【追記】

29巻コッミクス化にてエレンの「あの女発言」が改変されていました!
まさかの「信用してないが」「あの女も同じだ」との改変が!
やはり「あの女=ピーク」で間違いないようです。
…日本語は難しいですね(・_・;)






