115話では怒涛の展開が起こりました。
これによりリヴァイファンの悲痛な叫びと考察好きの興奮の叫びが巻き起こっていますが、地味にさり気なく仕掛けられている謎が「二千」の読み仮名です。
どのような簡単な漢字にも読み仮名がふられている中で、なぜ「二千」だけには読み仮名が振られていないのでしょうか?
ここには、どのような伏線が仕掛けられているのか?
考察していくと「二千年後の君」の伏線という可能性が!?
検証してみましょう!
◆「二千」の読み仮名をふらない意味とは?

「進撃の巨人」は少年誌であり、誰にでも読められるように漢字には読み仮名がふられています。
例えば上の画像の「手」にも「て」と読み仮名が振られていますが、それは「海」や「見る」だろうが、どれだけ簡単な漢字でも同じです。

数字は振られませんが、漢字にはほぼ全て読み仮名が振られています。
「二千」以外は…

ちなみに114話でもクサヴァーさんから「二千」という言葉が出てきていますが、やはり読み仮名は振られていませんでした。

なぜ「二千」だけ読み仮名が振られていないのでしょうか?
この疑問をTweetすると、ふみすけさんから素晴らしい返信が!
もしかしたら聞き手によってこの歴史の数字の部分に補正がかかってて数字が違うんじゃないでしょうか。
読者はエレン達と同じ目線だから二千と聞こえるけれど、聞いている作中人物の中には違う数字に聞こえている人がいるのでは?— ふみすけ(´・ω・`) (@fumusuke1027181) 2019年3月10日
なるほどですね!
読み手である読者には二千年と読めれるけれど、作品内の登場人物達には違う数字に聞こえるという伏線との考察は、素晴らしいですよね!
もしかしたら、ジークには違う年数が聞こえているのかもしれません。
ふみすけさん!
素晴らしい考察をありがとうございます!
管理人アースもこの考察に同感ですし、この予想以外全く思い付けません(;´Д`)
この予想から、さらに考察を進め展開を予想してみましょう!
◆作中の年数が違う展開を考察!

ちなみに第1話「二千年後の君へ」の「二千」には読み仮名が振られています。
先程の考察を取り入れても、これは読者に向けてだけのタイトルですから「にせん」ということになりそうですよね!
しかしエレンの「二千」はジーク達には違う年数に聞こえている…
この展開はあるのでしょうか?
前から気になっているのは、マーレが語っている年数と「二千年後の君へ」の年数が、微妙に違う事です。
管理人アースが以前から推している「二千年考察」は、「エレンの任期終了時が始祖ユミルから二千年」というものです。
145代フリッツ王は始祖ユミルから数えて145代ですから、13年×145代で1885年です。
つまり、始祖ユミルが誕生してから、145代フリッツ王で1885年が経っている事になります。
そしてエレンの訓練兵卒業時である850年が壁ができて107年後になっているので1885年+8年で1992年です。

この時点でエレンの任期が残り8年となっているので、1992年+8年で2000年となります。
145×13+107+8=2,000年という説になります。
非常にキレイに繋がりますよね!
そしてこの考察通りであれば、始祖ユミルの代から二千年後がエレンの任期であり、当初は「エレンの次の進撃継承者が二千年後の君」だと考えていましたが、現在は最期のひとコマでエレンが抱き上げている子どもが「二千年後の君」なのかなと考えています。

この展開ですと、キレイに回収できる感じになりますよね!
ただし、これと辻褄が合わなくなる内容が物語上には登場しています。
第86話にて、1820年前に始祖ユミルが巨人の力を手に入れたとグリシャ父から説明があります。

このグリシャ父が説明した時は、850年から33年前です。
これは進撃の巨人年表【考察ネタバレ用】を見れば分かります。
簡単に言うと、グリシャが壁に入った時から15年前にフェイが殺されています。

グリシャが壁内に入ったのは850年から18年前なので18+15=33年前となります。
となると850年は始祖ユミルが誕生してから、1820年+33年=1855年後になりますよね。
マーレの歴史で言えば、始祖ユミルの代から、850年が1855年後になるということになります。
しかし先程の計算だと、1992年になるはずです。
この差は何なのでしょうか?
グリシャ父の説明は「マーレの歴史」が根拠でしょう。
つまり、「二千年後の君へ」をキチンと回収する「145×13+107+8=2,000年」とマーレの歴史は、年数が食い違いますよね!
今回の考察に戻りますが、「二千」に読み仮名を振らない理由がここにあるのかな、と感じるんですよ!
エレンは回収通り「二千」と言っているように読者には聞こえるけれど、マーレの歴史では「二千年」ではないのではないでしょうか?
もっと言うと、エレンとジークの間でも「二千年」に食い違いがあるのかも?
この「二千」に読み仮名が振られていない理由には、何か大きな伏線があるように感じますよ!
ここまでの考察で「『二千』に読み仮名が振られていない伏線から、マーレの歴史とエレンの年数に食い違いがあるのでは」と予想できました!
では、この食い違いがどこから生まれたのか?
yumiるさんの考察から予想してみます!
◆ヒストリアとの接触からエレンは真実を見た?

まずはyumiるさんのコメントを紹介します!
エレンは始祖の記憶を全て見たんじゃないでしょうか?
どうやって?ジークとはまだ接触してないことが分かりました。だとしたらヒストリアしかいない。
進撃にはこういう要素ってありえないよな、って頑なに思ってたんですけど。
恋愛感情とは違う2人の決心みたいなものだったのかな。
これ、スゴいですよね!
今回の考察だと、エレンがなぜマーレとは違う「二千年」という年数にたどり着いたのか?が疑問でしたが、それを解決してくれる予想なのではと感じますよ!
エレンがヒストリアとの接触で始祖の真実の記憶=歴史を見たのでは、との予想は繋がりますよね!
ただ、この二人の接触が「ヒストリアの妊娠」に繋がっているのかは難しいところです。
ここには記載していませんが、yumiるさんはヒストリアの子どもの父親がエレンであり、その時の「深い接触」により始祖の記憶を見たのではとの予想をされています。
むっちゃ納得できる予想ですが、ミカサファンの管理人アースとしては受け入れがたい予想です(泣)
その展開は無く、「恋愛感情とは違う2人の強い決心を伴った接触」からエレンは始祖の記憶を見たのかもと予想しますよ!
おそらくそれは、長い時間をかけた握手なのではと!(願望)
ただ、最後のひとコマの子どもがエレンとヒストリアの子どもで、エレンの任期最後に「お前は自由だ」は、かなりシックリ来るなとも感じますが…(;´Д`)

エレンの「二千」はヒストリアとの接触から知り、そのような表記になったのかもですね!
yumiるさん!
素晴らしい考察をありがとうございます!
今回の考察で、ヒストリアとの「恋愛感情とは違う強い決意を伴った接触」からエレンは「145×13+107+8=2,000年」の歴史を知り、そのため「二千」に読み仮名がふられなかったのではと分かりました!
「二千年後の君」の回収が、非常に楽しみです!(*^^*)
→ 115話「支え」最新あらすじ考察まとめ!
→ 116話あらすじ!
→ 115話考察!道の少女は始祖ユミル・フリッツなのか検証!
→ アニメseason3のPart.2最新情報!





