107話では東洋の一族の回収、さらにはヒストリア妊娠と大きな動きがありましたが、その中でもサシャの墓参りの場面は派手ではないですが、泣ける展開となっていました。
ニコロとコニーのやり取りは、何とも言えない涙を誘う展開でしたよね!
そこからサシャの家族が登場する流れは、本当に驚きました!
そこで気になったのは、その家族です。
この子どもはサシャの妹か弟なのでしょうか?
それとも36話の!?
さらに、サシャの追悼展開から諫山先生の思いを検証してみました!
見てみましょう!
◆サシャの墓参り場面から家族を検証!

107話ではサシャの墓参り場面にて、そのサシャの家族が登場しました。
父親と母親が登場し、弟か妹かは判断できない子どもが一人いました。
そしてもうひとりの人物は、弟でしょうか?妹でしょうか?
ちょっと判断しかねますが、ナノシーガさんから面白しコメントをいただきました。
男の子と判断し、36話でサシャが助けた子どもではないかと考察されたようです!
たしかに36話で助けた子どもと今回登場した子は、同一人物のように見えますよね!

似ています!

ただ、この子どもは女の子のように感じますね。
アニメでも女の子のように描かれていたかなと。

おそらくですが、この子は36話で助けた女の子なのでしょう!
ナノシーガさん!
素晴らしい考察をありがとうござます!
となるとサシャが助けた後、サシャの両親が面倒を見ていたということになりそうですね。
両親が殺された後のミカサとグリシャの両親が一緒に暮らしたエピソードを思い出させられますよ!
これ、気付かなかったら全くスルーしてしまう描写ですが、気が付くとかなり妄想が膨らむ仕掛けですよね!
まだ回収されていませんが、102話考察!最後の真ん中分けの調査兵を考察!で考察している真ん中分けの少女と同じような仕掛けですよ!

本当にこのような仕掛けが、諫山先生は上手いです!
では次に、今回107話のサシャの墓参り場面を違う角度から見てみましょう!
◆諫山先生のサシャへの気持ちを考察!

107話の墓参り展開は、ミカサがサシャの墓標にうずくまっている場面から始まります。
これ、106話の最後の場面と繋がっている感じですよね!

この場面から始まった事により、106話の時点でミカサが座り込んでいる墓がサシャの墓だと気付かなかった読者も、今回気付く事になりますね。
そしてそこにニコロがほぼ泣きながら登場し、コニーとサシャの死を悼み合います。

そこにさらに家族が登場し、ニコロとも交流する事になります。
「進撃の巨人」では、これまでに本当に多くのキャラクターが死亡しています。
調査兵団の団員でもそうですし、ミケやモブリット、それこそエルヴィン団長ほどの人物も死亡しています。
しかし、その死を作中でこれほど悼まれたことがあったでしょうか?
墓が用意され、そこでその人物の死を他の登場人物が悲しむ場面というのは、初めて見たように思います。
これ、作者諫山先生の思いを感じますよね!
ニコロやコニー、ミカサやジャン、さらに家族を登場させサシャへの気持ちを語らせることにサシャへの愛情を感じますよ!
諫山先生のサシャへの感謝、そしてその死への悼みが感じられます。
そしてもちろん、これは作品の演出も兼ねているでしょう。
もともとサシャは36話で死亡する予定でしたが、担当編集者バック氏の「もっとふさわしい死に場所があるのでは?」という指摘で変更となり、ここまで生き残ってきました。

逆に言うと、「105話での死亡場面がサシャにとってふさわしい死に場所」だったということになります。

これはどのような意味で「ふさわしい」と考えられるでしょうか?
やはり、ガビへの効果でしょう!
サシャの死が作中で悼まれ悲しまれれば悲しまれるほどに、読者の怒りや憎しみ、悪意がガビへと向かいます。
これが諫山先生の狙いなのでは、と思われます。
つまりここにサシャの死に場所が選ばれ、これまで無いほどに作中で悼まれているのは、ガビへの悪意を煽るためなのではないかと考えられるのです!
今回107話でも、ガビは自分を心配して診に来た兵士を過剰に殴りつけ脱走しています。

これも、サシャの墓参り場面から6ページ後という、かなり近いところで展開しています。
サシャの墓参り場面の後に、殺したガビのこのような展開を見せれば、読者の悪意がかなりガビへ向けられますよね!
おそらく、そのように持っていこうとしているのでしょう!
それはなぜなのか?
ここからは妄想ですが、おそらく大きく膨れ上がった読者のガビへの悪意がそのままひっくり返るような展開が待っているからなのかなとも思います。
その衝撃を大きくするために、今は準備しているのかなと!
ひっくり返るのはまだまだ先でしょうし、おそらくもっともっとガビへ悪意が向けられるような展開が用意されているのでしょうが、最終的にそれ自体が仕掛けだったと分かるような展開が待っているのでは、と管理人アースは思っております!
その回収は物語の中でもかなり大きな意味を持つでしょうし、その衝撃を大きくする為の一要因としてサシャの死に場所をここに決められたのかなと!
たしかに、いろいろな意味でここがサシャの死に場所にふさわしかったように感じますよね!
このように考えられますが、もちろん諫山先生のサシャへの思いがベースにあり、それプラス物語上の演出上でサシャの死を悼む場面が多く登場したのかなと!
今回の考察で「サシャの妹が36話の少女である可能性」、「諫山先生のサシャへの気持ち」、そして「ガビへの仕掛け」が考察できました!
今はサシャの死を悼み、今後はガビの展開に要チェックですね!(´;ω;`)
【追記】

109話「導く者」にて予想通り墓参りの少女が36話にてサシャに助けられた少女カヤだと判明しました!
果たして予想通り、読者のガビへの悪意がひっくり返る展開が起こるのか?
それがカヤによって展開するのか?
楽しみですよ!\(^o^)/
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