様々な伏線と回収が登場した107話ですが、これもひとつの伏線と言えるでしょう。
ショックを受けた読者も多いと思われますが、エレンがハンジの胸ぐらをつかんだ場面です。
巨人化していないエレンの顔に、ビキビキっと巨人化痕が発生したのです!
これってスルーすれば何てことない描写です。
しかし、進撃の考察を掲げている当サイトとしては見逃せない描写ですよ!
この時にエレンの巨人化痕が生まれた理由は何なのか?
検証してみましょう!
◆巨人化していないエレンの巨人化痕は何を意味するのか?

巨人化していないエレンの顔に巨人化痕が発生している…
107話まで続いていた「進撃の巨人」の作中で、このような描写はこれまでほとんど見当たらないでしょう。
この描写について、pp-Manさんがコメントしてくれています。
ちょっと長いコメントなので一部抜粋という形で紹介させてもらいます。
・巨人化時
・座標(叫び)発動時
・107話のハンジとの口論(脅し)
全文コメントは107話「来客」あらすじ感想考察!に載っていますので、見てみて下さい!
巨人化痕について、かなり詳細に考察されいます!
これまでのエレンの巨人化痕発生時をまとまると、たしかにこの3つになりますよね!
「巨人化時」は一般的であり、「座標発動時」はこれまでに12巻50話しかないので特別なのは分かりますが、ここに「107話ハンジとの口論」が並ぶというのは、いかにあの場面が特別であったかが窺えます。
pp-Manさん!
素晴らしいコメントありがとうござます!
とりあえず「巨人化時」に巨人化痕が発生する事については良いと思うので、「50話座標発動時」と「107話ハンジと口論」場面を見て行きましょう。
第50話では、エレンの中の始祖の巨人の能力である「座標」が発動し、この時にだけ人間時のエレンの顔に巨人化の痕が表れています。

これはおそらく「始祖の巨人」の「座標発動」という特別な巨人の力が発動したためだと思われます。
となると、今回のハンジに対して激昂したエレンの顔に巨人化痕が発生したのもエレンの始祖の巨人が「座標発動」をしようとしたのでしょうか?
しかし、この始祖の巨人の力は「王家血統の巨人との接触」が条件であり、第50話でも王家血統であるダイナ巨人との接触があり発動しました。
ここではハンジとの接触がありますが、ではハンジが王家血統者でそれに反応しエレンの中の始祖の巨人が巨人化しようとしたのでしょうか?
たしかに、ハンジの胸ぐらをつかんだ時点でエレンの顔に巨人化痕が発生しています。

そしてこの後の「エレンのエッチ!!」というハンジのセリフから「直接エレンがハンジに接触していた」と推察できます。
つまり「王家血統のハンジにエレンが直接接触し、始祖の巨人が反応した」という伏線にはなっていると考えられます!
では、ハンジが王家血統の展開はあり得るのでしょうか?
さすがにこの展開は無いかな、と管理人アースは考えています。
いちおうそのような伏線にも受け取れるので、頭の片隅には入れておこうと思いますが…(・_・;)
それでは、ハンジの胸ぐらを掴んだ時に、なぜエレンの顔に巨人化痕が発生したのでしょうか?
pp-Manさんはコメントで「『巨人化してやろうか!?』的な脅しのニュアンス」と説明されていますが、管理人アースも同感です。
この時エレンはハンジに向かい巨人化痕を顔に意図的に発生させ、威圧していたのでしょう。
つまり現在のエレンは「自在に巨人化痕を発生させる」くらいの巨人化の練度があるのではと思われます。
この時エレンは怪我をしていません。
つまり、実際に巨人化はできなかったはずです。
ここからも、エレンの巨人化の練度がかなり高くなっている事が窺えますね!
しかし、第50話のエレンの巨人化痕は違うでしょう。
この時のエレンの巨人化の練度はそこまで高くなかったはずです。
やはり始祖の巨人が発動したからだと考えられますよね!
ただ見直すと、ちょっと気になる描写を見つけました。
エレンが始祖の巨人を発動する前から、巨人化痕が発生しているのです。
となると、この時のエレンの巨人化痕は、「座標発動」ではなかった?
見直してみましょう!
◆第50話のエレンの巨人化痕を考察!

第50話の座標発動場面を見直してみましょう!
まず、座標発動前にエレンには巨人化痕はありません。
キレイな顔になっています。
ミカサから「最後のお礼」を言われ、エレンは発奮しダイナ巨人に殴りかかります!

この時点でエレンの顔に巨人化痕が確認できますね!
そして「ペチン」とダイナ巨人と接触し

座標が発動した後も、エレンの顔には巨人化痕が見られます。

このように見ると、やはりエレンの巨人化痕は座標発動により生まれたように見えますが、発生のタイミングがおかしいことに気付きます。
それは、ダイナ巨人と接触前である、殴りかかる時点で巨人化痕が発生していることです。

次のコマでわざわざアップにして巨人化痕を描写しているため、これが意識して描かれている事が分かります。

ここからつまり、諫山先生が意識して座標発動前に巨人化痕が表れている事を描写したと分かります。
ということは「始祖の巨人」の能力発動によって巨人化痕が発生していたわけではない、という事なります。
pp-Manさんも指摘されていますが、アニメでもこの辺りは踏まえられており、エレンがダイナ巨人にペチンする前のタイミングで巨人化痕が発生しています。

そのアニメでは、殴りかかる前に手の怪我が急速に回復するという描写が登場していました。

これ、間違いなくこの時点のエレンが特別であるという「何か」を表していますよね!
この時点でのエレンは王家血統巨人と接触していないので、「始祖の巨人」の能力ではありません。
では、この時の巨人化痕や急速な回復は「進撃の巨人の能力の表れ」ということでしょうか?
つまりこの時のエレンの巨人化痕やアニメの急速な手の回復は「進撃の巨人」の能力発動を表わしている、という事になるのかなと!
これはまた別記事で考察しようかなと思っております!
今回は巨人化していないエレンの巨人化痕について、107話では「エレンの巨人化の練度の高さの表れ」と「ハンジ王家血統説」と考察でき、50話の巨人化痕からは「進撃の巨人の能力の発動」と考察できました!
この考察テーマは、まだまだ考察の余地がありそうですね!(^^)
→ 107話考察!ヒストリア妊娠とエレンの恋愛展開を検証!
→ 107話考察!氷爆石を検証!巨大樹の森、黒金竹との関係も!
→ 107話考察!時系列まとめ!ミカサとヒストリアのw妊娠はあるのか?
→ 107話考察!サシャの墓参り場面から家族と作者の思いを検証!





