進撃の巨人

【進撃の巨人】ネタバレ101話考察!「簒奪者」の意味から隠された歴史を予想!

101話にて戦鎚の巨人と対戦したエレンは、一時絶体絶命となりました。

その窮地はミカサの活躍により助かりましたが、絶体絶命の場面では戦鎚に「最期の言葉」を促されるほどの大ピンチとなっていました。

気になったのは、そこでの戦鎚がエレンに言った最期の言葉に登場した「簒奪者」という表現です。

どのような意味合いで戦鎚は、この「簒奪者」という言葉をエレンに言ったのでしょうか?

そこには何か特別な意味が込められているのでしょうか?

考察を続けていくと、そこには戦鎚に隠された事実が存在する事が明らかに!

見て行きましょう!

◆「簒奪者」意味とは?

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「進撃の巨人」第101話「戦鎚」より

エレンゲリオンは戦鎚の攻撃により頭と手を引きちぎられ、そのうなじからは剥き出しの状態でエレンが登場しました。

その剥き出しのエレンに向かい、戦鎚の巨人は「簒奪者…」「エレン・イェーガー」とエレンに対して呼びかけます。

この時、戦鎚の巨人の正体であるタイバー家のヴィリーの妹は、エレンの事を「簒奪者」と表現しています。

つまり「エレン=簒奪者」だと認識していることになりますよね?

では、この「簒奪者」とはどのような意味なのでしょうか?

調べてみました!

簒奪とはこのような意味となっています。

「本来君主の地位の継承資格が無い者が、君主の地位を奪取すること。 あるいは継承資格の優先順位の低い者が、より高い者から君主の地位を奪取する事。 ないしそれを批判的に表現した語。 本来その地位につくべきでない人物が武力や政治的圧力で君主の地位を譲ることを強要するという意味合いが含まれる。」(wikipediaより)

つまりは、簒奪とは「資格の無い下位の者が上位の君主というポジションを正当ではない方法で奪い、それを批判的に表現した言葉」という意味のようですね!

ここから、戦鎚はエレンの事を「継承すべきではない始祖の巨人を奪い取った、畏れを知らない不届き者」のように言っているのでしょう。

これ、当たっている表現のように見えますが、この意味合いで言ったら簒奪者はエレンではなくグリシャのように思えますが、どうでしょうか?(・_・;)

始祖を奪ったのはエレンの父親であるグリシャですよね?

この辺りは細かい齟齬なので、ツッコまなくても良いかもですが(笑)

たしかに本来フリッツ家王家血統が継承するべき始祖の巨人を持っているエレンは、グリシャが強奪したとはいえ、「簒奪者」かもしれないですね!

ただ気になったのは「略奪者」「強奪者」「反逆者」など、もっと分かりやすい言葉がありながらも「簒奪」という表現をしているところです。

その意味から「フリッツ王家への崇敬」というか敬意のような気持ちが感じられますよね?

もちろんタイバー家は戦鎚の巨人を代々継承しているため、その記憶もずっと継承されているはずなので、フリッツ王家への敬意も継承されていてもおかしくはありません。

ただ、その気持をより強調してわざわざ「簒奪者」と表現しているところに、何か意味があるのではとも感じられるのです。

そして101話考察!戦鎚の容姿と能力を検証!でも考察していますが、戦鎚の巨人には他の巨人とは一線を画した特別な巨人なのではとも感じられます。

戦鎚の巨人とは、どのようなポジションの巨人なのでしょうか?

他の鎧の巨人や女型の巨人、獣の巨人とは何か違うのでしょうか?

さらに考察してみます!

◆戦鎚の巨人と始祖の巨人との関係を考察!

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フリッツ王家は他の8つの巨人を束ねている始祖の巨人を代々継承している、ユミル・フリッツの子孫であると考えられます。

そのため、他の巨人を継承している者たちから敬われていてもおかしくはないでしょう。

ここから、タイバー家の末裔である戦鎚の巨人の正体の女性がエレンを「簒奪者」と呼んでも、たしかにおかしくはありません。

ただ、管理人アースは壁に籠もった第145代フリッツ王を批判したダイナの言葉が印象に残っています。
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「進撃の巨人」第86話「あの日」より

そして、そのフリッツ王に従って自分達だけ差別から逃れたヴィリーも、卑しいと自分の家を卑下していました。
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「進撃の巨人」第100話「宣戦布告」より

このような描写から、始祖を奪ったエレンに「簒奪者」と評し、フリッツ王家を敬う意味も込められた表現をする戦鎚の巨人には違和感を覚えますよね?

同じ王家血統であるダイナでさえも「争いから目を背けた王」と批判しているのに、です。

ここから、戦鎚の巨人とともにタイバー家の記憶を継承しているこの戦鎚の正体の女性には、まだ知られていない記憶が存在するのではと感じられます。

もしかしたら、マーレに残るエルディア人を見捨てて壁に籠もった145代フリッツ王には、その行為に納得させられるような理由があったのかもしれません!

そのフリッツ王に戦鎚の巨人継承者であるヴィリー妹は、今でも忠誠を誓っているのではないかと思われます。

これは血統で継承していない他の巨人には分からない事であり、今となっては戦鎚の巨人継承者しか分からない事だと思われます。

この「簒奪者」という表現から、まだ隠された歴史があるのではと考察できました!

もしかしたら、この隠された歴史に101話考察!戦鎚の容姿と能力を検証!にて考察した戦鎚の巨人が捕食しない理由があるのかもしれません。

この明らかになってはいない歴史が、本当に気になりますよ!(^^)

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