105話にて終焉を迎えたように感じた「マーレ編」ですが、巨人大戦を思わせるその戦闘場面は印象に残りました。
ただ、それ以上に印象に残っているのは「エレンとライナーの会話場面」です。
そう感じている読者も多いのではないでしょうか?
ただ気になるのは、ライナーと会ったエレンの目的です。
あの時にエレンがライナーと会い、会話をしたのは「ライナーの無力化」が目的だったのでしょうか?
それ以外にも目的は無かったのは!?
検証してみましょう!
◆エレンとライナーの会話場面を徹底検証!

99話、100話に展開したエレンとライナーの会話場面の考察は、これまでにも99話考察!エレンの目的「お前と同じ」を徹底検証!や100話考察!エレンとライナー・ヴィリーとマガトの握手を考察!にて行ってきました。
ただこの時にはまだエレンがなぜマーレにやって来たのかが分かっておらず、この時の会話場面からは「エレンがマーレに来た目的」やエレンとライナーの握手から「ヴィリーやマガトの目的」を考察していました。
つまりこの時のエレンの心情や、ライナーに会いに行った理由を考察はしていませんでした。
なぜエレンはライナーに会いに行ったのでしょう?
105話考察!マーレ大戦とエレンの強硬策と誤算を検証!では、エレンがライナーに会いに行った目的は「ライナーの無力化」だと断じています。
結果から見ればそうでしょうし、それが目的であったことは間違いないでしょう。
ただそれだけならば、作戦上から見ればピークとポルコとまとめて落とし穴に落とせば良かったように思いますし、わざわざファルコを使って別でライナーを呼び出し会話をする必要は無かったように感じます。
となると、「ライナーの無力化」とは別の理由から、エレンはライナーに会いに行った事になりますよね!
その理由とは何なのでしょうか?
この考察について、PANDAさんから面白いコメントが届いています。
見てみましょう!
きっとあの時のエレンは、ライナーを仲間として迎えに来ていたのだと思います
ライナーがあそこで話の腰をおらずに最後に仲間になっていたら、あの場での斬撃はなかったのではないかと
(とは思わないけど)
ライナーが心の懺悔している最中にヴィリーがエレンの名前を読み上げたときの
あのエレンの悲しげな微笑みは
本当に本当に、胸に刺さりました
何故進むために茨の道を選ぶのか、
自分から十字架を背負って歩むのか…
エレンは「ライナーに許しを与え仲間にするために会いに行ったのでは」という考察コメントとなっています。
いや、素晴らしいですね!
たしかにエレンは第100話にてライナーに許しを与えていたように感じます。

そしてもしかしたらライナーを仲間に引き入れる予定だったのかもしれませんね!
それならピークとポルコとは別で会うことにしたのも頷けますよ!
ただもしライナーが仲間となる展開となっていたら、ヴィリーを殺し、祭事会場での大暴れは出来なかったと思いますが…(・_・;)
絶対ライナーは反対しますよね!
となると、祭事で大暴れして戦鎚の巨人を捕食するという展開は、予定外の行動だったのでしょうか?
ヴィリーが宣戦布告したために、急遽強襲したのでしょうか?
徹底考察してみましょう!
◆エレンはヴィリーを捕食する予定ではなかったのか?

これまでの考察から「エレンがライナーに会いに行ったのは、ライナーの無力化だけが目的ではない」と分かり、そこから「許しを与え仲間にするつもりだった」と予想できます。
しかし作品上ではライナーを仲間にはせず、ヴィリーを捕食する展開となっていました。
これはどういう事でしょう?
この時の展開を今一度読み返してみましょう!
まず、エレンはライナーに理解を示し、許しを与えます。

これにより、エレンはライナーが苦しみから開放されると思ったでしょう。
しかし、ライナーは「違う」と叫びながら土下座をし

涙ながらに「死にたい」とつぶやきます。

これを見たエレンは何かを感じています。
そして祭事でのヴィリーの演説を耳にします。

「死にたい」というライナーと「死にたくありません」というヴィリーに、エレンは何を思ったでしょうか?
そしてヴィリーの演説は続き、「パラディ島の悪魔と共に戦って欲しい!」と叫び、それが世界に受け入れられます。

ここでエレンは何かを諦めたかのように目を瞑り、

ライナーを立たせます。
これら一連の展開から、エレンの心情が読み取れるように感じられますよね。
ここからはほぼ管理人アースの妄想となるのですが、当初のエレンはライナーを許し「共に世界と戦おう」とパラディ側に引き入れようとしていたのではないでしょうか?
いえ、仲間として引き入れるかどうかは置いておいても、ライナーに対し理解した事を示し許しを与え、ライナーを救おうとしていたのではと考えられます。
しかし救われる予定のライナーはエレンの許しを得た後も「死にたい」と涙を流している…
これはライナーは「許し」ではなく「裁き」、そして「罰」を求めていたのでしょうから、最もな反応かなとも思われます。
そしてこれを見たエレンは「ライナーが抱えている地獄がそうとう深い」と感じたのではないでしょうか?
いっぽうでエレンは真逆である「死にたくない」「パラディ島と戦う」と叫ぶヴィリーの演説を聞くことになります。
ここで「ライナーに許しを与え救う」から「ヴィリーを殺し、戦鎚を捕食する」という方向にハンドルを切ったのではと感じます。
つまり「戦鎚の捕食」は当初は予定しておらず、ヴィリーの「パラディ島の悪魔と共に戦おう!」という世界に向けた演説を聞いて「戦鎚捕食」を決めたのではないでしょうか?
目の前で「死にたい」「消えたい」と泣くライナーを見ながら、その大元の原因となっているタイバー家ヴィリーが「死にたくない」と言っているのを聞いたら、一気にそちらへ殺意が向くのも分かるような気がします。
そして一気にヴィリーを捕食し「世界への殺意」が具現化したような暴挙に出たのでは、と考察できます。
となると、「もともとはジーク奪取だけが目的」だったのであり、「ヴィリーと戦鎚の捕食」は突発的な判断で行ったと考えられますね!
今回は「エレンがライナーに会いに行ったのは許しを与えライナーを救うため」であり「ヴィリーと戦鎚を捕食したのは予定外だった」と考察できました!
ほとんどが妄想であり、「このようにも考えられる」くらいの思い付きの考察となっていますが、内容としてはけっこう気に入っている管理人アースです(笑)
ただ書きながら、エレンから見たらタイバー家ヴィリーは「自由を妨げる大きな敵」に感じられただろうなぁと思いました。

そして同時にエレンとライナーの最期はどのような場面になるのかなぁ…なんて考えながら書きました!
できればエレンとライナーに救いのある最期を!と願う管理人アースでした!\(^o^)/
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