「進撃の巨人」という作品は、第1話、第2話などの初期に登場した人物や謎に大きな伏線が仕掛けられているように感じます。
個人的には2巻までに、この作品の大きな伏線がほぼ全て仕掛けられているのでは、と考えています。
そういう意味では、今回取り挙げているダイナは1巻第2話に登場しているので、かなり重要な人物であると言えるでしょう!
グリシャもそうですが、この人物を考えると本当に数奇な運命を辿っているなと感じてしまいます…
それではダイナの経歴を見て行きましょう!
◆ダイナのプロフィール!
ダイナのプロフィールです!

| 項目 | 内容 |
| 名前 | ダイナ |
| 身長 | 168cm |
| 体重 | 45kg |
| 誕生日 | 7月26日 |
| 年齢 | ? |
| 所属 | フリッツ王家・エルディア復権派 |
身長の168cmって、けっこう高身長だったんだなと驚きました。
ただ、182cmとさらに高身長だったグリシャと並んでもそれほどの身長差を感じなかったのも、ダイナの身長が高かったからか、と頷けるデータですね。
さて、冒頭でも書きましたがダイナは1巻第2話にて初登場しています。
これはダイナのもう一つの姿である「カルラ・イーター」としての登場ですね。
まずダイナは、主人公エレンの母カルラを捕食する巨人「カルラ・イーター」として初登場します。
この場面はかなり衝撃的でしたね!
次に登場したのは、12巻第50話にてハンネスを捕食する巨人として登場します。
こうやって見返すと、ダイナが巨人として登場した際には、必ずと言って良いほどエレンとミカサ、ハンネスがいますね!
ある意味「エレンとは縁のある巨人」という伏線ともとれますよね。
というか、「エレンの中にいるグリシャ」を追って来ていたのかもしれませんが…(´;ω;`)
この巨人がダイナだったことは、後の22巻87話にて明らかとなります。
この時に巨人化されるダイナの場面は、かなりヤバかったですね。
この場面で、これまでの「エレンの因縁の巨人」から「グリシャを愛し追い続ける巨人」に変わりました。
カルラ・イーターというイメージが、全てひっくり返られた瞬間となりましたよね!
それでは巨人ではなく「人間ダイナ」を順番に見て行きましょう!
◆最後のフリッツ姓ダイナの人生は?

言い切れませんが、作品内では正統な王家血統の最後の「フリッツ姓」となっているので「最後のフリッツ」と言って良いと思い、このような見出しにしました。
ダイナはマーレに残るフリッツ王家の末裔であり、最後のフリッツ姓を名乗った人物となっています。
現在進行中の「マーレ編」を見ると、フリッツ王家の末裔であるダイナがどリシャと出会うまで、どのような人生を送ってきたのかを想像すると、とても妄想でも追いつけません(・_・;)
現在進行中のマーレは、巨人対戦が終わって100年以上が経過しています。
ダイナが生まれたのは、年齢が確定していないので言い切れませんが、間違いなく100年は経過していませんし、おそらくは60数年程度しか経過していないでしょう。
ここから、現在のマーレ編のエルディア人の迫害どころではない差別が、ダイナの周りには起こっていたと想像できますよね!
本当にヒドイ日々だったのではないか、と思われます。
そんな中、ダイナはフクロウ@クルーガーの計らいにより、エルディア復権派と合流します。
そこでフリッツ王家再興、マーレを倒しエルディアの復活を宣言するグリシャと出会い、結婚します。
ヒドイ日々を送り生活していたであろうダイナに、「フリッツ王復活」を説くグリシャは本当に輝いて見えたでしょう!
まさに「希望の人」だったと思います。
そして息子ジークを生み、ダイナの人生で、おそらく最も幸せだったであろう日々が訪れます。
しかしその後、マーレの始祖奪還計画に先んじる為にジークをマーレの戦士として戦士候補生に送り、そのジークに密告され、「楽園送り」となりパラディ島にて巨人化されてしまいます。
そして、第50話でエレンの座標発動により巨人に食い尽くされ、確認はできていませんがパラディ島内の巨人は「ほぼ淘汰された」となっているため、ダイナ巨人もこの時に死亡していると思われます。
このように見ると、ダイナの人生で幸せな日々と思われる所は、グリシャとの結婚生活の時期だけのように見えます。
これは、22巻87話で巨人化する直前に「どんな姿になっても…」「あなたを探し出すから」とグリシャに言った場面からも、あながち外れてはいない考察かなと感じます。

そしてダイナは、マーレに捕まり拷問された時、その間にも「なぜ息子ジークが自分達を密告したのか?」を考え続けたと思います。
これについては、「ジーク自身と向き合ったことがあるか?」とグリシャが自問しているところから、この考えは間違いなくダイナも自問したでしょう。
というか、母親であるダイナはグリシャ以上に自問したでしょう!
彼女が受けた拷問、そして「ジークに関する自問」は想像を絶する苦しみを彼女に与えたでしょう。
そのように想像してから最後の巨人化の場面を見ると、たまらない気持ちになります!
さて、最後のフリッツ姓ダイナの人間、巨人としての軌跡を追ってきましたが、彼女に残っている大きな謎を最後に考察したいと思います!
最後にダイナに残されている謎を見て行きましょう!
◆ダイナに残された謎とは!?

ダイナに残された謎で最も気になるのは、「クルーガーとの繋がり」ですね。
ダイナがグリシャが所属していたエルディア復権派と合流できたのは、クルーガーの引き合わせがあったからです。
この繋がりは、どのようにして生まれたのでしょうか?
ダイナが王家血統という事実は収容区でも隠されていたと思われますし、クルーガーがどのようにしてダイナが王家血統だと知ったのかは、謎ですよね!
この辺りにクルーガーが「進撃の巨人」を継承した経緯も絡んできそうな気がしますよ!
ダイナの経歴をまとめ、残された謎には「進撃の巨人」の継承も絡んでいるのでは、と考察できました!
その解明時に、再び若き日のダイナに会えるかもしれませんね!(*^^*)
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