マーレ編に入り、これまで謎となっていたライナー達の過去が明らかとなり、シガンシナ区陥落時のライナー達の動きがほぼ完全に明らかとなりました。
ただ、ここで驚いたのはライナーの家族が登場したことですね。
そして、ライナーの母であるカリナのキャラクターにも驚きました!
マーレの教育に完全に浸かってしまっているカリナは、まだ何か伏線が残っていそうですよね。
ここで、カリナのデータをまとめ、今後の役割について検証してみましょう!
◆カリナ・ブラウンのプロフィール!

カリナのプロフィールです!
| 項目 | 内容 |
| 名前 | カリナ・ブラウン |
| 身長 | 170cm |
| 体重 | 60kg |
| 誕生日 | 9月3日 |
| 年齢 | ? |
| 所属 | レベリオ収容区 |
170cmという身長は大きいなと感じますが、他の登場人物から見るとそれほど大きいという訳ではないでしょう。
近いところで見るとフリーダの171cmでしょうか?
カリナの身長と体重は、エルディア人としては一般的と言えそうです。
そんなカリナですが、どのような人物なのでしょうか?
マーレ内のエルディア人にとっては一般的なのかもしれませんが、カリナと言えばその妄信的なマーレへの忠義を持っている事が特徴です。
まず、ライナーはカリナとマーレ人男性との間に生まれた子となっています。
つまり、カリナは24巻第95話に登場したマーレ人男性と関係を持ち、ライナーを産んだということになります。
これはマーレでは固く禁じられている事であり、ライナー父であるマーレ人男性でさえ「縛首に」と言っていることから、エルディア人であるカリナは間違いなく「楽園送り」くらいの罰を受けるでしょう。
ここからもどれほどマーレ人男性の事を想っていたかが察せられますが、その影響からか、先にも述べたようにマーレ内のエルディア人にとっては一般的なのか、カリナは非常にマーレに対し妄信的に忠義を示しており、それは23巻第94話にて表れています。
ライナー一家とガビの一家が夕食会を開き、そこでカリナはガビが鎧の巨人の継承が決定的だとライナーに確認を取ります。
そこでカリナは「それはよかった…」「一族から二人も戦士を授かるなんて」「お前達がマーレに認めてもらえたことを誇りに思うよ」と答えます。
このカリナの返答を見るだけでも、どれだけマーレに尽くしているかが分かりますよね!
自分一人息子であるライナーから姪であるガビに鎧の巨人が継承される…
これは、姪であるガビがライナーを捕食されることを意味します。
これを喜べるカリナは、かなり普通ではないですよね!?
23巻第94話にてライナーが戦士候補生に選ばれて喜ぶ若き日のカリナが描かれていますが、これも巨人継承者に選ばれれば息子ライナーが13年の寿命になってしまう事よりも名誉マーレ人になり、ライナー父と暮らせる事を優先しているようにも見えますし、マーレから認められる事を優先しているように感じられます。
ここから、カリナが息子ライナーよりも、マーレに認められる事を重きに置いている事が分かりますよね!
そしてガビが鎧の巨人を継承することを確認した後にカリナは「あの島に住む悪魔共さえ消えてくれれば…」「エルディア人は みんな幸せになれるのにね」と続けます。
その後、ライナーは家族、親戚だけの場ということもあったのでしょうが、パラディ島にいたエルディア人達、つまりエレン達の思い出し、思わず「彼らは悪魔ではない」というニュアンスで語ってしまいます。
それに対し、カリナはまるで仇を見るような目でライナーを見ながら自分達を「善良なエルディア人」と称し、パラディ島にいるエルディア人を悪魔と語り「制裁を与えなければならない」と説きます。
ここからカリナが「息子ライナーよりも、ライナー父@マーレ人男性を優先している」「マーレへの忠義心に溢れる」人物であることが分かりますよね!
平たく言うと、ライナーにとっては「自分を一番に想ってくれない母」ということになるでしょう。
つまりは、カリナという人物は「息子ライナーを一番に想っていない母」という事になります。
ここからカリナの役割とは、少年ライナーが他の戦士候補生よりも劣っていながらも巨人継承者になる為に必死に努力していた理由であり、さらにパラディ島の実情を知ったライナーの葛藤の理由となっている事が分かりますよね!
ただ、この辺りの役割はカリナは既に終えていそうです。
それではカリナの役割は全て終わったのでしょうか?
ここでさらに、今後のカリナの役割を考察してみましょう!
◆カリナが「使える柱」である展開を考察!

現時点最新話である24巻第98話にてマガトから「使える柱」という言葉が登場しました。
この柱についての98話考察!「使える柱」「ネズミ」を検証!にて考察していますが、崩壊寸前のマーレ軍、もしくはマーレ国そのものを「家」にたとえ、その中でもまだ「使える柱」=「使える人材」の事を指してマガトが使った言葉となっています。
この時の考察では、使える柱は「ジークかコスロではないか?」と考察しましたが、実際その可能性が高いのではないかと思われます。
ただこの「柱がカリナ」という展開はないでしょうか?
その可能性を感じたのは23巻第94話でガビにパラディ島のエルディア人がいかに悪魔であるかを説き、制裁を与えなければいけないと説明している場面です。
この時のライナーを見やるカリナの目付きは、まるで犯罪人を見るかのように見えました。
これって、まるでカリナが「ライナー自身が、パラディ島の悪魔だと認識している」ように見えませんか?
少なくとも、管理人アースには息子を見る母の目には見えませんでした。
ましてやこれまでの考察で、カリナが「息子を一番に考えいない」「マーレ忠義主義」であることが分かっています。
ここから、カリナがライナーを密告するという展開が起こるのではと予想できないでしょうか?
たとえば、カリナがコスロにライナーがパラディ島に寝返っていると密告します。
そして、コスロからマガトへカリナの密告が伝えられ…
そんな展開もあるのでは、と感じました。
この場合、使える柱がカリナであり、ネズミはライナーとなりますね!
もし、そんな展開が起こったらライナーがたまらなく、見てられないですよね(;´Д`)
自分で予想しながらも、ちょっと引いてしまいました…(・_・;)
ただ、諫山先生の展開は「予想の斜め上」を行き、「残酷な展開」がしばしば起きます。
これくらいの展開を覚悟しておかないと、次回のページをめくれないでしょう!
カリナの考察から、「使える柱とネズミ」が「カリナとライナー」という予想をしました!
今後のカリナの動きにも注目ですよ!(^^)





