26巻限定版にはOVA「ミカサ外伝」が収録されています。
分かり辛い小説版から一転、コミカライズ版「ミカサ外伝」では、かなり分かりやすい内容となっていました。
アニメ版ではどのような演出となっているのでしょうか?
そしてアニメ改変はあるのでしょうか?
ミカサファンの管理人アースとしては、かなり気になる作品なのですが!
OVA「ミカサ外伝」を見てみましょう!
◆26巻限定版OVA「ミカサ外伝」あらすじ!

「シガンシナ区決戦」編冒頭となる、72話の場面から始まります。
トロスト区にある巨人処刑台が稼働しており、壁上からウォールマリア奪還作戦に行くと思われる馬や兵士がリフトで降りていくのが確認できます。
その壁上にいるエレンを見つめるミカサから始まります。
ミカサはウォールマリアを奪還した後、エレンはどうするのだろうと考えます。
また自分たちを置いてどこかへ行ってしまうのではと不安がっています。
そこに青い蝶が登場します。
その蝶に驚くミカサ。
そこからミカサは幼少期を思い出します。

蝶がカマキリに捕食される場面を見つめるミカサ
雨が降り始め、母親から刺繍を教わる場面へと以降します。

この辺りは原作2巻の場面ですね。
原作通り、グリシャが来たと思ったミカサ父が扉を開けると盗賊が現れ、父は殺されます。
盗賊を見たミカサは、その後に展開するエレンが盗賊を殺す場面、マフラーを巻いてもらう場面、超大型巨人の出現、訓練兵団への入団、訓練兵団時代がフラッシュバックします!
そして場面は、トロスト区攻防戦に移ります。

泣いているアルミンからエレンが死亡した事を知らされる場面が展開します。
その後立体機動装置がガス欠となり、移動中に落ちるミカサ
そこに巨人が登場しますが、エレンを失ったミカサは無気力で動けません。

その時「もし、こんな現実が嫌ならもう一度やり直してみると良い」と、ミカサの声で聞こえます。
「あなたの望む場所から…」「その世界では様々な物事があなたの思い通りになるはずだ」「しかし、それでもあなたはエレンの死を止めることはできない」「なぜならエレンは…」と続きます。
そのまま暗転し、場面は蝶がカマキリに捕食される場面に移ります。
しかし蝶は捕まっていましたが、捕食される前にカマキリから逃げます。
雨が振り出し、グリシャがやって来たと思ったミカサ父は扉を開けます。

すると、盗賊はやって来ず、本当にグリシャが登場します。
続けてエレンが登場します。

初対面であいさつをし合うエレンとミカサ
雨が上がり、エレンとミカサは散歩に出かけます。

ミカサ母に子どもがいることをミカサに確認するエレン
その子どもはたぶん男の子だと母が言っていた、と伝えるミカサ
エレンは男の子だったら兵士になると良いな、と言い、自分の夢は調査兵団に入り外の世界に行くことだと語ります。
その時何かが聞こえ、そちらへ走り出すエレン、追いかけるミカサ
聞こえたのは野犬の声であり、原作ではミカサ父と母を殺した盗賊達が野犬に襲われ捕食されています。
やって来たエレンとミカサに襲いかかろうと近づいてくる野犬の群れ

怖がったままエレンの影に隠れているミカサにドクンっと鼓動が起こると、野犬達は去っていきます。
帰ったエレンとミカサは死体があったことだけを報告し、そのままエレンはシガンシナ区に帰ります。
その後も毎回のようにグリシャの往診に付いてきたエレンは、ミカサと親しくなっていきます。

そこでエレンはミカサにアルミンの話をし、外の世界を教えてくれたのはアルミンであり、いつか一緒に外の世界へ行くのだと嬉しそうに語ります。

そのように親しくなって行くエレンとミカサですが、次にエレンがミカサの家を訪れた時に顔中が傷だらけの状態でやって来ます。

シガンシナ区で外の世界について語るエレンは異端者扱いされ、暴力を振るわれたようです。
「やつらは腰抜けだ」とミカサに語るエレン

そんなエレンを見つめながら、エレンがさらに傷つくのではと心配するミカサ
「エレンと一緒にいたい」とミカサは願います。
場面は変わり、忘れていったグリシャの帽子をミカサがシガンシナ区に届ける事になります。

まさに願いが叶ったミカサ
シガンシナ区に到着すると、ちょうど調査兵団が壁外調査から帰って来るタイミングであり、凱旋を見に行くエレンとミカサ
調査兵団は壁外調査でボロボロとなっており、それを税金の無駄遣いだと一部の市民がつぶやきます。
その男性を棒で殴り、調査兵団をバカにするなと叫ぶエレン!
エレンはその男性に捕まり、ボロボロにされます!

それを見ているしかないミカサ

エレンはボロボロの状態で家に帰り寝込みます。
そこから月日が流れます。

ミカサは家の手伝いをしながら暮らしており、グリシャも数日おきに往診に訪れます。
しかし、エレンは付いて来ておらずグリシャ一人で訪れます。
ガッカリするミカサ

そして涙を流しながらエレンに会えるように祈るミカサ
すると、往診に来ていたグリシャがミカサ母が妊娠中毒症になったと告げます。
シガンシナ区にあるグリシャの家の近くに移るよう、ミカサ両親に提案します。
これにより、ミカサはエレンに会えることになり、願いが叶ったことになります。
自分の祈りのせいで母が妊娠中毒症になったと思い、涙しながら謝るミカサ

シガンシナ区に移ったミカサは、エレンになぜ会いに来なかったかを尋ねます。

調査兵団が解体され、シガンシナ区の門が塞がれたとエレンは話し出します。
しかし壁の外に出ることを諦めないエレンは、アルミンと気球を造っており、そのため忙しく会いにいけなかったと説明します。
そして3日後に行くと言うエレン
それを聞いたミカサは、一緒に連れて行ってと叫びます!

するとエレンはため息をつきながらも、ミカサに自分のマフラーを巻き、3日後の待ち合わせ場所と時間を告げます。

その時にマフラーを返せ、と言い別れます。
3日後の夜、ミカサは待ち合わせの場所に走ります。

あまり時間が無く、急いでいるよう。
焦りながら走るミカサですが、そこへいきなり腕を捕まれ止まります。

催眠術師で「鏡男」と称する男はミカサの腕を捕まえたまま、ミカサを催眠術で人殺しに仕立て上げると周りに言い放ちます。
ミカサは友達に会いに行かなければいけないので、手を離してくれと頼みます。
しかし鏡男は自分を殺さなければ行かせられない、とミカサに告げます。

そして「残念だけど間に合わない。エレンは君を置いていく」と続けます。
「エレンの死を受け入れられない君は、自らこの世界を作り出し迷い込んだ」「しかしどのような世界であろうとエレンの死は止めることはできない」「なぜならエレンはその体の中に死を抱え込んでいるからだ」「だからどれだけ彼を守ろうとしても、死は必ず彼を捕らえる」「あなたは私を殺して強くなり、元の世界に戻らなければいけない」
鏡男の声はいつの間にか、ミカサの声に変わっています。

そして時間が間に合わなくなり、ミカサは邪魔をする鏡男に向かい殺意が芽生えます。
ミカサのリミッター解除が起こる描写!

しかし大きな音が鳴り、ミカサは我に返り壁の上を見ます。
一瞬、超大型巨人の姿が見えたように感じますが、すぐに消えます。
そして目線を鏡男に戻すと、鏡男にはナイフが刺さり、血を流し倒れています!
しかし、すぐに鏡男は起き上がり、ナイフがマジック用であり全てトリックであったことを明かします。
それでもミカサが鏡男を刺した事実は変わらなく、催眠術が成功であったと周りの観客に説明します。

それを見ながら、ミカサはすぐに駆け出しエレンの元に走ります!
待ち合わせの場所に行くとアルミンが座っています。

ミカサだと気付いたアルミンは、気球が失敗に終わり、自分を助ける為にエレンが死亡したことを告げます。

それを聞いたミカサの表情は変わります。
そしてそのまま、トロスト区攻防戦に戻ります。

立ち向かってくる巨人にブレードで立ち向かおうとするミカサ
そのミカサをエレンゲリオンが助けます!

場面はシガンシナ区決戦編冒頭での壁上のエレンとミカサに戻ります。

ミカサは後ろ姿のエレンの見ながら、この後エレンがウォール・マリアを奪還し、全ての巨人を駆逐し海に到着すると思います。
そしてそれでもエレンは歩みを止めない、と予想します。
ただそれでも自分の願いはエレンの側にいたい、ただそれだけだと思いながらエレンに歩み寄り、終わります。

◆現在公開可能な情報!

連絡船
川の上を張り渡された鋼索を伝って移動し、
旅客、貨物、兵団物資などを運搬している。
845年のシガンシナ区の襲撃時には、
多くの住民がこの連絡船でトロスト区まで避難した。
最大積載量は150tで動力は、
立体機動装置と同様圧縮ガスを使用している。
1巻から登場していますが、原作ではそれ以降活躍はしていませんね。
蒸気船が登場している原作では、今後連絡船が登場するのは厳しいかもですね(・_・;)
◆アニメ版「ミカサ外伝」の感想考察!

いや、素晴らしい!
もともとビジュアルノベルスとして誕生し、小説版となりコミカライズしている「ミカサ外伝」ですが、その度に分かりやすく改変されてきました。
特にコミカライズ版は非常に分かりやすく、かなり読みやすい内容となっていました。
上部の「全話ネタバレ考察まとめ!」からもコミカライズ「ミカサ外伝」の内容は見られますしミカサ外伝ネタバレ1話の考察感想まとめ!からも確認できますので見てみてください!
そこからも分かりますが、「ミカサ外伝」とはイフストーリーでありミカサ・ループ説の根幹を為す内容となっています。
まさに「エレンが死亡した世界をやり直す」という内容となっており、これが「東洋の一族」の能力なのではないか、と当初から当サイトでも考察していました。
特にコミカライズ版ではミカサには大きな「目的達成能力」があるような描写が多く登場しており、このOVAでも確認できます。
この辺りはコミカライズ版ネタバレ考察でも行っている考察ですので、見てみてください!
このOVAオリジナルのアニメ改変では、現在放送中でありseason3中で放送するであろうけれど、まだだいぶ先の原作72話「奪還作戦の夜」の場面から始まっています。
2クール目の放送かもしれないエレンとミカサ、アルミンの会話場面が登場し、ウォールマリア奪還作戦へと繰り出す調査兵団の場面から始まったというのは驚きました!
素晴らしい改変ですよね!
さらにラストでは「エレンはウォール・マリアを奪還」し、「全ての巨人を駆逐」し、「海にたどり着く」とミカサは言い切っています。
まだシガンシナ区奪還前の時点で!
これもスゴい思い切った改変ですよね!
完全にミカサはループでやり直しをしていて、さらにその記憶を持っている事になっています。
ミカサ・ループ信者の管理人アースとしてはたまらない改変ですが!
このミカサ外伝が原作に反映したら…(・_・;)
もう、たまんないですよね!\(^o^)/
そのような展開が起こるかは分からないですし、これから東洋の一族の展開がさらに起こるのは間違いないと思われますが、「ミカサ外伝」の内容は頭に入れて原作を追っていこうと思った管理人アースでした!
→ アニメOVA「アニ外伝ー前編ー」ネタバレ感想考察!
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