1年半前の記事に、「答え合わせから、ジークの真の目的を検証!」を追加しました!
第81話「約束」にて獣の巨人が「俺の巨人が」という発言をしていました。
違和感を覚えた人も少なくないのではないでしょうか?
ここから考察を続けて行くと「座標」と「叫びの力」の違いと「レイス家の巨人の頂点に立つ力」の関係、さらには「ジーク・レイス」説が飛び出しました!
いったいどのような考察になったのか?
見てみましょう!
◆第81話にて飛び出した獣の巨人の「俺の巨人」発言!

第81話「約束」で、獣の巨人に接近するリヴァイ兵長が倒した巨人を見て、獣の巨人が「俺の巨人が―」と思うシーンが登場します。
このリヴァイに倒された巨人は、まず間違いなくジーク戦士長が巨人化した無知性巨人でしょう。
なので「俺の巨人」と称しても、おかしくは無いです。
ただ、「では、ジーク戦士長は、自分が巨人化していない巨人を『俺の巨人ではない巨人』と認識するのか?」という違和感を覚えませんか?
「俺の巨人」と認識する必要性は、どこにあるのか?
つまり、「俺の巨人」と「俺の巨人ではない巨人」には差があり、それはジーク戦士長の「叫びの力」が、使えるか使えないかの差があるのではないかと、管理人アースは思うのです。
最初にこの発想が生まれたのは、第38話「ウトガルド城」にて登場した巨人達でした。
◆第38話に登場した「月光の巨人」たち

第38話に登場した、後にハンジによって「月光の巨人」と称された巨人達は、夜でも動ける巨人は、「月の光でも動ける新種の巨人」であると説明されました。
しかし、管理人アースはそれまで、この巨人達が動けるのは「獣の巨人の叫びの力によって命令されて動いているから」だと思っていました。
しかし、ハンジから「月の光でも動ける巨人」との説明があり、おそらくはその通りなのだと思われます。
ただ、ここから分かるのは、「ウトガルド城でジーク戦士長が巨人化した巨人は、他の巨人と違う種類」ということです。
◆獣の巨人の叫びの力は、「自分が巨人化した巨人」のみに作用するのでは?

これまで獣の巨人の叫びの力が発揮されたのは、ラカゴ村@巨人と今回のシガンシナ区決戦に登場した巨人のみとなっています。
そして、これらの巨人たちは全てジーク戦士長が巨人化した、巨人です。
つまり、獣の巨人の叫びの力は、自分が巨人化した巨人のみに有効なのではとも考えられます。
そう考えれば、81話で「俺の巨人」と称したのも納得出来ますね!
「俺が巨人化した、俺が操れる巨人が…」と言う意味で言っているのだと想像出来ます。
この「俺の巨人」発言から、「叫びの力」が限定的であり、「自分が巨人した巨人だけが操れるのではないか」と考察出来ました。
◆アニが使った「叫びの力」も限定的なのか?

第27話「エルヴィン・スミス」にて女型の巨人は「叫びの力」を発動し、自らを無知性巨人に捕食させています。
今回の考察を踏まえれば、この時女型の巨人を捕食した巨人たちも、アニが巨人化させた事になりますよね?
果たして、その可能性はあるのでしょうか?
第23話「女型の巨人」で女型の巨人が登場した後、ジャンがアルミンとライナーに合流した際、「巨人がわんさか来たんだ!!何でかしらねぇけど!」と言い「足の速えヤツが何体もいる!!」と言っており、それを受けたアルミンは「まさか…あいつが巨人を率いて来たのか!?」と発言しています。

ジャンが言った「足が速い巨人」は第35話「獣の巨人」で獣の巨人が操っていた巨人達がダッシュした場面と良く似ていますね。

間違いなく、この巨人達はアニが叫びの力を使って連れてきた巨人でしょう!
ここから、アルミンの「巨人を率いて来た」と合わせれば、この時に巨大樹の森を取り囲んでいた巨人たちが女型の巨人が連れてきた巨人である可能性も高いと思われます。
と考えれば、女型の巨人の「叫びの力」で女型の巨人を捕食した巨人たちは、アニが率いてきた巨人であり、ここからは妄想となりますが、アニが巨人化させた巨人である可能性もあると思われます!
あくまでひとつの可能性ですが、「叫びの力」は「自分が巨人化した巨人にのみ有効」という限定的な力と考えられるようです!
しかし、第50話でエレンが見せた「叫びの力」で操った巨人は、エレンが巨人化させた巨人ではありません。
エレンが巨人を操る光景を見て、ライナーが「座標」と言ったのは、自分が巨人化させていない巨人を操っていたからなのかもしれませんね。
◆「叫びの力」と「レイス家の巨人の頂点に立つ力」の違いとは?
「叫びの力」が限定的な力と考えて、そこからレイス家に伝わる「レイス家の巨人の頂点に立つ力」を予想すると、「全ての巨人を操れる力」ではないかと予想出来ますね!
これは、先ほどのライナーが「座標」と判断したのではないか、と感じた基準と同じです。
第63話で、フリーダは経験が足りなく、「巨人の頂点に立つ力」を発揮できずグリシャに捕食されてしまいましたが、もしその力が発揮できていれば、勝っていたような語り口でロッド・レイスは語っています。
もしかしたら、「巨人の頂点に立つ力」が発揮できていれば「知性巨人も操れる」というようにも聞こえますね…
この辺りは完全に妄想となってしまいますので、この辺りにしましょう。
ここから「座標」と「レイス家の巨人の頂点に立つ力」の関係を考察してみましょう!
◆「座標」と「レイス家の巨人の頂点に立つ力」は同じものなのか?

管理人アースは「座標」にはミカサ、東洋の一族の能力ではないかと思っている、ループと関係ある力だと思っており、したがって「レイス家の巨人の頂点に立つ力」とは別の力だと考えています。
ただ、ジーク戦士長はこの「座標」奪還が最終目的ようであり、奪還できれば「呪われた歴史」に終止符を打てると考えているようです。
ちなみに81話でジーク戦士長は「レイス王によって『世界の記憶』を奪われたのは悲劇だ」「だから何度も過ちを繰り返す」と語っています。

この「何度も過ちを繰り返している歴史」が「呪われた歴史」とも考えられないでしょうか?
つまり、「呪われた歴史」に終止符を打つということは、「レイス王によって奪われた世界の記憶」を取り戻すことにあるとも考えられます。
ということは、ジーク戦士長が狙っているのは「レイス家の巨人の頂点に立つ力」となりますよね!
もっと言うと、「座標奪還」=「レイス家の巨人の力奪還」となるのです!
このように考えられますね!
◆「レイス家の巨人の頂点に立つ力」を狙うジーク戦士長はジーク・レイスなのか?

ジーク戦士長の「呪われた歴史」に終止符を打つことが「世界の記憶を取り戻す」ことであるならば、ジーク戦士長はどのようにするつもりなのでしょうか?
やはり、レイス家から「巨人の頂点に立つ力」を奪うつもりでしょう。
ライナーは第50話で、その力がエレンが持っていると気付き、ジーク戦士長も知っているでしょう。
そして、エレンから「巨人の頂点に立つ力」を奪い、壁内人類に「世界の記憶を取り戻させる」つもりなのかもしれません。
しかし、その力はレイス家の血統者しか使えません。
ジーク戦士長はそれを知っているのでしょうか?
もちろん、知った上で攻めてきているはずです。
では、ジーク戦士長はエレンから奪った後、どうするつもりなのでしょう?
ジーク戦士長は「レイス家の巨人の頂点に立つ力」が使えるのでしょうか?
もしかしたら、ジーク戦士長は、レイス家の血統者なのでしょうか?
つまり、ジーク・レイスということですね!
ジーク戦士長がレイス家の末裔だと考えてから、今回81話のジークの独り言の場面を改めて見ると、また違った意味で見ることが見えます。
「レイス王によって世界の記憶が…」という発言は、自分と違う流れのレイス祖先である初代王に対する感情の表れのようにも見えます。
つまりは、「俺に、俺の祖先に座標を託してくれていれば、そんな過ちをしなかったのに」という感情の表れに見えますね。
こう考えていくと、ジーク戦士長が「座標」=「レイス家の巨人の頂点に立つ力」を狙う意味が分かりますね!
「座標」と「レイス家の巨人の頂点に立つ力」が同じであれば、ジーク・レイスである可能性が出て来ました!
ジーク戦士長は、ジーク・レイスなのか、グリシャの血縁者であるジーク・イェーガーなのか…(・_・;)
残り数話であろう、シガンシナ区決戦編の結末が楽しみです!
◆答え合わせから、ジークの真の目的を検証!

ここまでの記事は1年前の5月に作成した考察でした。
非常に懐かしいですし、今読み返しても面白い記事ですよね!
この頃にはジークの正体も分かっておらず、獣の巨人や女型の巨人がどのようなポジションの巨人なのかも分かっていませんでした。
まず、順番にこの頃の予想を振り返り、答え合わせをしてみましょう!
最初の答え合わせは「俺の巨人発言」ですね。

考察ではこの発言から「ジークが巨人化した無垢の巨人」を指し「その巨人にのみ叫びの力が作用する」と考え「月光の巨人」もそれである、と予想しています。
この答えは93話「闇夜の列車」にて登場しており、正解でしたね!

93話「闇夜の列車」あらすじ考察と感想!にて内容が見られますので、見てみて下さい!
獣の巨人は自分の脊髄液にて巨人化した無垢の巨人のみを操れ、その巨人は月の光があれば活動できますし、それが月光の巨人でした。
ただ違ったのは、この能力が「獣の巨人」の能力ではなくジークの血統にあったことですね。
ジークの王家血統が「叫びの力」の源だったというのは予想できませんでした。
そして考察は、女型の巨人の「叫びの力」に移ります。

女型の巨人が巨人を操っている事から「女型の巨人が巨人化させた無垢の巨人」だと考察しましたが、これは違っており、これは操っているのではなく「無垢の巨人を引き寄せる」という女型の巨人の能力でした。
これらは95話「嘘つき」にて明らかとなっています。

この内容は95話「嘘つき」あらすじ考察と感想!にて確認できますので、見てみて下さい!
これはジークの叫びの力とは、違う種類のもの違っていましたね!
そこから考察は「レイス家の巨人の力」と「座標」が同じものなのかという考察に移り、「ジークは王家血統でありジーク・レイスなのか?」という考察となります。
これについては現在ではかなり明らかとなっており、「座標」が全ての巨人を操れるものかどうかは確定していませんが、まずそうであろうと察せられます。
そしてジークがフリッツ王家の血統であり、レイス=フリッツであることもほぼ確定しているので、この「ジーク・レイス」予想も当たっていると言えますね!

実際は「ジーク・フリッツ」という意味なのですが、ジークが王家血統者であることは当たっていました!
さて、この考察は王家血統であるジークが全ての巨人を操れる「座標」を狙っているのだろう、というところで終わっていますが、今見直すとどうでしょうか?
ジークの目的は何なのでしょう?
今一度見てみましょう!
◆ジークが「座標」を狙うの目的は何か?

これまでにもジークの目的は考察しており、93話考察!ジークの真の目的を考察!でも行なっています。
ここの考察では「座標」により全ての巨人を操り「エルディア人の集団自決」が目的ではないかと予想しています。

つまり、ジークはマーレに忠誠を誓っているのではなく、あくまで個人的な目的で「始祖の巨人」を狙っているのではないかと予想しています。
そしてこの考察では、その目的の為にジークとダイナを密告していると予想しています。
ただ、キャラクター名鑑とは!?では「過激な思想を押し付ける2人に嫌気がさし、祖父母と自分を守るべく」密告したと確定して書かれています。

この辺りは難しいところですよね(・_・;)
「過激な思想に嫌気がさし」と「エルディア人集団自決」は繋がるのでしょうか?
この二つにはちょっと距離を感じます(;´Д`)
では、ダイナとグリシャの密告には、現在のジークの目的とは関係がないのでしょうか?
これ以上は、ちょっと予想が難しいですね。
ただ、ジークの目的はエルディア人集団自決による9つの巨人の消滅であり、その為に座標を狙っていると管理人アースは考えています!
この考察の答え合わせが楽しみですよ!\(^o^)/
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