1年半以上前の記事に「アニ父の正体を再考察!」を追加更新しました!
第77話にて、アニがライナーから「穢れた民族と違って言うんなら!!証明してみせろ」と言われている場面がありました。
これはアニとアニの父親がライナー、ベルトルトとは違う出身であることを示しているのはないでしょうか?
だとしたら、アニファンではなくても、「進撃の巨人」考察好きには見逃せない事実ですよね!(笑)
検証してみましょう!
◆アニはライナー、ベルトルトと出身が違うのか?

管理人アースは、おそらくほとんどの読者がそうであったように、ライナー、ベルトルトとアニは同じ故郷出身であると考えていました。
しかし、第77話のこのシーンにより、それは疑わなければいけない事実となりました!
これまでのシーンでアニがライナー、ベルトルトの出身であろう「故郷」とは違う出身であると示唆しているかもしれない事実をピックアップしてみました!
これらの件を踏まえて、アニとアニ父がどのような立場だったのか?
そして二人の出身地について考察してみましょう!
◆アニは故郷出身ではない?

本編では、アニの口から「故郷」という言葉が登場したことはありませんし、「故郷へ帰りたい」という気持ちが感じられる描写も見たことがありません。
唯一アニ外伝「Wall Sina,Goodbye」にて、「故郷」という言葉を発するアニの場面がありましたが、それも「強く故郷に帰りたい」という気持ちは感じられませんでした。

アニの目的は「故郷に帰ること」ではなく「父の元へ帰ること」なのです。
つまり、ライナー、ベルトルトとは目的が違うように見えます。
そして、シガンシナ区陥落の際にアニ@女型の巨人は登場していません。
ということは、アニはシガンシナ区攻撃に「不参加」だった可能性があります。
確かに、これらの事実を見ると、アニは故郷出身ではないようにも見えますね。
さらに、アニ父を見てみましょう。
アニ父のデーターは数多くはありませんが、アニの話と回想シーンにて少しは分かっています。
◆アニ父の言葉から、アニ父が壁内人類であることを検証!

アニの父親は第17話「武力幻想」でのアニ曰く「何か現実離れした理想に酔いしれてばかりいる」人物だったとのことです。
さらには第33話「壁」にてアニの父親はアニに向かって「俺は間違っていた」「この世のすべてを敵に回したっていい」「この世のすべてからお前が恨まれることになっても…父さんだけはお前の味方だ」と言っています。
ここから考察したいと思いますが、まずアニの言う「現実離れした理想」とは何でしょうか?
故郷側の人間であれば、「座標奪還、壁内人類全滅」でしょうか?
しかし、これは目的であり、「現実離れした理想」にはならないかもですね。
壁内人類から見れば「巨人の脅威からの開放、壁外への進出」でしょうか?
これは確かに「現実離れした理想」でしょう!
第17話にて、アニがエレンに父親の説明をする場面で、直前「私の父もあんたらと同じで…」と言っており、アニ父はエレンと同じような考えの持ち主だったと說明しています。
つまり、アニ父は「エレンと同じ現実離れした理想」を持っているという事になりそうです!
しかし、「巨人からの脅威の開放」や「壁外への進出」という考えは「壁内人類」の考えですよね!
ということはアニ父は「壁内人類」なのでしょうか?
◆アニとアニ父はウォール・マリア南東出身だったのか?

第16話「必要」にてアルミンから出身を聞かれたベルトルトは「僕とライナーはウォール・マリア南東の山奥の村出身なんだ」と答えています。
このシーンはライナー、ベルトルトの正体が分かった後には、「ベルトルトは嘘を吐いていたのか」と思っていましたが、アニとアニ父の出身が疑われる今は、もしかしたら、アニとアニ父の出身地がここではないのかと考えられます!
ちなみに第42話ではハンジからライナーとベルトルト、アニが同郷であるという戸籍資料のデーターを話しているシーンもあります!

となると、やはりアニがウォール・マリア南東の山奥の村出身の可能性が出てきますね!
突然ですが、ここでシガンシナ区陥落時の動きを見てみましょう!
⇓
ライナー@鎧の巨人とベルトルトは、共にウォール・マリアまで侵攻します。
⇓
マルセルは、この時のどこかで、ユミル巨人に捕食され死亡しています。
⇓
ウォール・マリアに侵攻したライナー、ベルトルトはアニとアニ父に合流。
⇓
アニは、そのままライベル達と共に、トロスト区へ侵入。
⇓
アニ父は一緒に来た獣の巨人と共に、故郷へ連れて行かれたのではないでしょうか?
こうやって考えると、アニとアニ父がウォール・マリア南東の山奥の村に住んでいたという事がシックリと来ますよね!
確かにこれまでチラホラ見られたアニとアニ父が住んでいる所はかなりの山奥のようにも見えます!
このように、アニとアニ父が壁内に住んでいる、壁内出身者だという可能性は高いと考察できますね!
◆アニ父は故郷組のスパイだったのか?

現在でも謎の一つとして残っているのが「シガンシナ区攻撃のタイミング」です。
ライナー、ベルトルトによるシガンシナ区攻撃のタイミングが、調査兵団が壁外調査にてダメージを受けているのと同じタイミングであり、グリシャがレイス家を襲い、皆殺しにしているのは偶然でしょうか?

あまりにも偶然が過ぎます。
偶然でないとするならば、ライナーとベルトルトはシガンシナ区攻撃の日を調査兵団が壁外調査に出ていることを知ってて選んでいる事になり、グリシャは故郷組がシガンシナ区を攻撃してくる事を事前に知っていたということになります。
どのようにして知ったのでしょう?
アニ父が教えたと考えれば、辻褄が合いますね!
壁内のウォール・マリア南東に住んでいたとならば、壁外調査の日も分かり、何らかの方法で故郷組に教えていたのかもしれません。
さらに、ウォール・マリアに住んでいたならば、グリシャと繋がっていた可能性もあり、グリシャに故郷組の攻撃がされる日を教えていたのかもしれません。
アニ父が、故郷組にもグリシャにも情報を流していることがおかしいと思われるかもしれませんが、説明は出来ます。
アニ父は、もともと戦士であり、故郷組のスパイで壁内人類を敵と考え、故郷組に情報を流していたのでしょう。
しかし、攻撃の日直前に何らかの心変わりがあり、グリシャに故郷組が攻撃をする日をグリシャに教え、座標を奪われないように諭したのではないでしょうか?
第33話「壁」にてアニの父親がアニに向かって「俺は間違っていた」「この世のすべてを敵に回したっていい」と言ったのは攻撃の日直前の日であり、心変わりを告白していたのかもしれませんね。
となると、やはりアニ父は故郷組のスパイであり、ウォール・マリアに住んでいた壁内人類ということになりそうです!
まだまだ検証しなければいけないこともあり、考察ではなく、ほとんど妄想に近いですが、それほど暴論でも無いと思います!
この「アニ&アニ父は壁内人類」という考察を軸に、さらにアニ考察を深められたら面白いのではないかと考えている管理人アースです!
◆アニ父の正体を再考察!

ここまでは1年前の1月に考察した記事でした。
この時には壁ドン時にアニが同行していたのかも判明しておらず、さらにアニがマーレ戦士候補生でライナー達と同期だったことも明らかとなっていませんでした。
しかし現在も続いている「マーレ編」にてアニがライナー、ベルトルトと同じ戦士候補生であり、さらに壁ドンへと繋がる「始祖奪還作戦」に同行していた事が確定しました。
となると、約1年半前に行なったアニとアニ父が壁内出身である考察、「アニが壁内のマリア南東出身説」「アニ父スパイ説」は全て覆りますよね!
完全に間違った考察となっていました(;´Д`)
となると、その上で残る謎は「壁外調査とグリシャのレイス家襲撃と壁ドンが同じ日に起こった謎」と「アニ父の正体」ですよね。
順番に再考察してみましょう!
壁外調査とグリシャのレイス家襲撃と壁ドンが同じ日に起こった謎を考察!
これはかなりの謎と考えていましたが、「もしかしたら単純にこうなのかな?」という考察はあります。
まず、「レイス家襲撃と壁ドン」が同じ日に起こったのは、「グリシャが壁ドンを知ってからレイス家を襲撃した」という考えです。
もともとレイス家襲撃と壁ドンが「偶然同時に起こった」と考えた理由は、グリシャがウォール・シーナに診療に行くと言っていたと思っていたからです。

原作第1話でグリシャはエレンに「出かけるの?」と訊かれ、「二つ上の街に診療だ」と言っています。
ここから管理人アースは「マリア」➾「ローゼ」➾「シーナ」と街を区切った場合「シーナに診療」という意味だと考えていましたが、「シガンシナ区」から二つ上と考えると「マリア」➾「トロスト区」とも考えられ、もしかしたらグリシャはトロスト区に診療に行っていたのかもしれないと今では思えますね。
さらに、アニメではこの時のグリシャのセリフは「内地に診療だ」と変更となっており、「二つ上」から改変されています。
この辺りは【進撃の巨人 アニメ】ネタバレ1話「二千年後の君へ」感想考察まとめ!でも触れていますので、見てみて下さい!
この変更は、もしかしたら「シーナ」と混同させないための変更かもしれませんね。
となると、グリシャは壁ドンが起きた時、トロスト区にいた事になります。
そこで壁ドンを知り、シーナへレイス家に助けを求めに行き断られ、そこで襲撃し、さらにトロスト区へと戻りエレンに「進撃の巨人継承」をしたことになります。

これは動きとしてはかなり忙しく、厳しいかなと感じます。
ただ、72話でハンジが「ウォール・マリアが突破された瞬間、彼は王政の本体であるレイス家の元まですっ飛んで行き、狂気の沙汰に及んだ」と言っており、おそらくグリシャは、壁ドンが起こってからレイス家を襲撃したのでしょう。

このように考えれば「壁ドンとレイス家襲撃」が同じタイミングに起こった事が解決しますね!
これは1年半前に既にHALさんがコメントにて指摘してくれています!
HALさん!
ありがとうございます!
では次に、「壁外調査と壁ドン」が同時に起こった理由を考察してみましょう!
第4話「初陣」でのトロスト区襲撃は、ライナー、ベルトルト、アニ達が訓練兵団を卒業するタイミングであり、さらに調査兵団が壁外調査へ出ている事を計算した上でのタイミングであったことは理解できます。
ただ、シガンシナ区襲撃である最初の壁ドンが、調査兵団が壁外調査へ出た日であることは偶然なのでしょうか?
この辺りが偶然なのか計算していたのかは、判断が難しいですよね!
もしライナー、ベルトルト、アニが調査兵団の壁外調査と同じ日であることを理解した上で壁ドンを行なったとしたら、始祖奪還作戦を計画し、遂行する際の情報として教えられていたという可能性がありますね。

ただ、この時には立体機動装置の存在も知らないはずなので、調査兵団の壁外調査までマーレが把握していたというのは厳しいかなと思われますが…
ここは、おそらく偶然だったという可能性の方が高そうですね!
それでは次に「アニ父の正体」について考察してみましょう!
アニ父の正体を再考察!

マーレの戦士候補生時代、さらに壁ドンに向かうまでのアニについては「マーレ編」にてかなり明らかとなりました。
ただ、未だアニ父についての情報は一切明らかとなっていません。
しかし、アニがマーレの戦士候補生であった以上、アニ父もマーレに住んでいるのでしょう。
そしてアニを鍛え、マーレの戦士候補生に応募し、見事アニはマーレの戦士となり、アニ父とともに名誉マーレ人になったと想像できます。
ここで注目は、このアニ父の場面です。

現在展開している「マーレ編」から、この時の場面がおそらくアニをマーレの戦士としてパラディ島に送り出す場面か、もしくはアニがマーレの戦士として選ばれた際の場面であることが分かります。
「アニ」「俺は間違っていた…」から始まり、「今さら許してくれとは言わない」と続きます。
そして「父さんだけはお前の味方だ」と続き「帰ってくると約束してくれ」とアニに頼みます。

今読み返すと、ここからアニ父がどのような人物なのか、その正体が垣間見えるように感じます。
アニ父が「アニをマーレの戦士にしたことを後悔している場面」と言えますよね!
そして1年半前の考察で指摘した通り、アニ父は元々「エレンと同じような現実離れした理想」を持っていた人物であることが分かっています。
ここからは半分妄想になりますが、アニ父の正体について考察してみます!
アニ父はグリシャと同じように、自分の娘をマーレの戦士とし巨人化能力を身に付けさせ、さらにパラディ島にいる始祖の巨人を説得し、クーデターを起こそうとしていたのではないでしょうか?
アニ父もグリシャと同じように、パラディ島にいる始祖の巨人が全ての巨人の頂点となる存在であり、全ての巨人を操る力を持っていると知っており、アニをマーレの戦士としてパラディ島に行かせ始祖の巨人を味方にし、エルディア帝国を復活させようとしたのではないでしょうか?
しかし、何らかの理由でそれが不可能になった、もしくはエルディア側がマーレに支配されていても止むを得ない理由を知り、「間違っていた」と断念したのかなと妄想します。
こう考えると、全ての辻褄が合いますよね!
アニ父は自分の理想の為にアニをマーレの戦士にし、アニは女型の巨人を継承して戦士となったけれど自分の誤ちに気付いたのです。
しかし、その時にはアニを含め、全てが取り返しのつかないことになっており、ただアニに「帰ってきてくれ」と頼むしか無かった…
そんなストーリーが思い浮かべれますよね!
アニ父の正体は、グリシャと同じように自分の子どもにエルディアの復権を賭けた父親であると考察できました!
アニ再登場からの回収が、楽しみです!\(^o^)/
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