89話「会議」ではユミルの手紙の内容が明らかとなり、ユミルの伏線回収は全て終わり、このままユミルは死亡退場となるのかとも思われる展開となっていました。
ここでユミルの残された伏線を見直し、本当に死亡退場となるのかを考察し、さらに今回意味深なユミルの「結婚」発言の真相に迫りたいと思います!
それでは最後になるのかもしれない「ユミル考察」に進撃しましょう!
◆第89話時点でユミルに残された伏線を検証!
まず、ユミル関係で、残っていそうな伏線をピックアップしてみます。
・ユミル巨人の耳の形
・ニシンの缶詰め
このようになっており、順番に見て行きましょう!
まずは、特別編「イルゼの手帳」での、ユミル関係の伏線から見て行きましょう。
第89話「会議」にてユミルの手紙が開示され、その内容からユミルの半生のほとんどが明らかとなりました。
ユミルがユミル・フリッツなのか検証!にて管理人アースが考察したようにユミル=ユミル・フリッツではなく、ユミルは名も無き物乞いだったようで、ユミルという名前もユミルの生まれ変わりとして祭り上げられた際に付けられたもののようでした。

祭り上げられたユミルを崇めていた信徒の一人が、5巻収録特別編「イルゼの手帳」に登場した巨人、イルゼ・イーターの正体のようであり、この時に張られた伏線「ユミルさま」「よくぞ」も回収されました。

もう、「イルゼの手帳」に登場したユミルに関する伏線は、全て回収されているように感じますよね。
ただ、「進撃の巨人」でこれまでに特別編として描かれた回はこの「イルゼの手帳」と「リヴァイ兵士長」だけです。
特別編「リヴァイ兵士長」では彼の強さ、潔癖症、部下思いなど、作品内で最重要人物のリヴァイ初登場に相応しい特別編となっていました。
彼の人気、ポジションから特別編として描いた理由は分かりますし、それだけ諌山先生が最初から「リヴァイ推し」であったのだろうと感じられます。
いっぽう、もうひとつの特別編「イルゼの手帳」はどうでしょうか?
ユミルの伏線として、これまでかなり多くの考察がされており、内容も十分「特別編」とするだけの価値が感じられました。
ただ、その回収としての89話の内容は、あまりに呆気なく感じられます。
ユミルには関係ない展開になるかもしれませんが、「イルゼの手帳」には、後々まだ何かしらの回収が行われるような気がします。
もしかしたら、「しゃべれる無垢の巨人」というポジションで、コニ―母巨人とともに再登場する展開になるかもしれませんね。
アニメでのイルゼ・イーターは死亡しているので、可能性は低いかもですが…(-_-;)
このように、「イルゼの手帳」の伏線回収からのユミル生存展開は無いかもですね。
そして、次のユミル巨人の耳の形が、管理人アースが最も気になっている未回収伏線となっています。

このように、巨人で尖った耳をしているのはユミル、グリシャ、エレンの巨人だけです。
ダイナも尖っているように見えますが、ユミル、グリシャ、エレンほど顕著ではありませんでした。
管理人アースは、人種から巨人の耳の伏線を検証!でこの耳の形状は「血統」を表しているのではと予想しましたが、今回のユミルの手紙の内容から、この予想はまず外れているだろうと考えています。
となると、この耳の形状は何を表しているのか?
まだ回収されていない伏線として、この伏線は生きているように感じますね。
ただこの未回収の伏線からは、ユミル生存という展開の必要性は無いかもとも感じますね。
そして、ユミル伏線の代表的な伏線として、「ニシンの缶詰め」があります。

この伏線はまだ回収されておらず、なぜライナーが読めない文字をユミルが読めたのか、理由は分かっていません。
ただ、これもライナー側からの回収が可能だと思われるので、ユミル生存という展開には繋がらないかなとも感じます。
このように、まだユミル関係で未回収の伏線はいくつかありますが、ユミル死亡退場という展開でも回収可能だと考えられます。
もしかしたら、手紙に書かれていたように、このままユミル死亡展開となるのかもしれませんね。
◆第89話ユミルの「結婚」発言の真相を考察!

ユミル死亡展開が濃厚と考察しましたが、まだ考察していないユミルの伏線で、ユミルの手紙の最後の部分で登場した「まだ結婚できていないことだ」という文があります。
第5話でのユミルの「この作戦が終わったら結婚してくれ」から、そのままの意味でも通じる文となっていますが、この文が引っかかるというコメントも多々ありましたし、管理人アースも引っかかっていました。

この文には違う意味が込められており、ジャンではないですが「暗号」のような別の意味が隠されているのではないでしょうか?
ユミルの立場からすれば、この手紙がヒストリアへの最後のコンタクトだと考えていると思います。
第50話でエレンの座標発動を感じて、「壁の中にも未来がある」と判断し、ヒストリアを壁内に残し、自らは故郷組へと向かったユミルですが、ヒストリアとの最後のコンタクトで何を伝えようと思うでしょうか?

管理人アースは、「座標の発動方法」をヒストリアに伝えようと考えるのでは、と想像します。
座標=始祖の巨人をエレンが持っており発動させたと判断したユミルですが、同時に「完全ではない」と、ライナーと同じように感じていると思います。

さらに偶然の発動であり、エレンがなぜ発動出来たのか分かっていないであろうとユミルは察しているでしょう。
となると、大事なヒストリアを預ける訳ですから、その方法を教えようとするのではないでしょうか?
つまり、「ヒストリアと結婚」が「座標発動方法」の隠語となっていると思われます。
ヒストリア接触から座標発動があるのか検証!とクルーガーの「人を愛せ」発言を検証!で考察した座標発動方法である、「ヒストリアとの接触」を意味するのか「人を愛すること」を意味するのかは判断しかねますが…
どちらの意味にも解釈できそうです(-_-;)
ただ、「ヒストリアとの結婚」という文が、座標発動方法を指しているのは間違いないかなと感じますよね。
ユミルの遺言…のようにも感じますよ(泣)
この記事を書きながら、もう一度ユミルとヒストリアとの掛け合いを見たいな、と思う管理人アースでした。






