「9つの巨人初代継承者が赤子継承なのでは?」という考察を追加しました!
88話「進撃の巨人」で多々見られるコメントで、「エレンの巨人化能力は赤子継承だったのでは?」という考察があります。
これは第1話でエレンが眠りから覚め「長い夢を見ていた」というセリフの伏線回収とも考えられるからでしょう。
では、エレンは赤子継承しており、生まれながらにして巨人化能力者だったのでしょうか?
これは、考察しなければいけない内容ですよね!
検証してみましょう!
◆赤子継承とは?

まず、「赤子継承」とは何なのか、おさらいしてみましょう。
第88話「進撃の巨人」にてエレンが思い出した記憶の話から判明した、「巨人の力」の新設定です。
もし「巨人化能力者が13年を待たず、さらに次の継承者に継承されず死亡した場合には、巨人の力はそれ以降に誕生するユミルの民の赤子に継承される」とのことです。
つまり、継承前に巨人化能力者が死亡したら、その後に生まれたエルディア人の赤子にランダムに継承されるということでしょう。
驚きの新設定ですが、ここで管理人アースが感じたのは「なぜこの設定を今出した?」です。
ここでこの設定を出したということは「これまでに登場した巨人化能力者に赤子継承者がいる」という事でしょう。
そして今回コメントで多かったのは「エレンが赤子継承者ではないのか」という意見です。
それでは、検証してみましょう!
◆エレンが赤子継承によって巨人化能力者だったのかを検証!
まず、設定を見返してみましょう。
「巨人化能力者が13年を待たず、さらに次の継承者に継承されず死亡した場合には、巨人の力はそれ以降に誕生するユミルの民の赤子に継承される」です。
つまり、エレンが赤子継承であるならば、どこかの巨人化能力者が継承前に死亡したという事になりますね。
エレンが赤子継承となるならば、誰が死亡したのでしょうか?
クルーガーが、このままグリシャに継承せず死亡するという展開となるのでしょうか?
となると、グリシャはクルーガー以外の巨人化能力者から巨人の力を継承し、壁まで到着したということになりますよね
それは…さすがにないと管理人アースは思います(・_・;)
ただ、可能性がゼロではないのですし、これ以上は確定できないので、これはひとまず横に置いておきましょう。
では、クルーガーがグリシャに継承せず死亡し、その巨人の力がエレンに継承されたとしましょう。
それまでに、どれくらいのタイムラグがあるでしょうか?
クルーガーが死亡してから、グリシャは他の巨人の力を継承し、壁まで行きます。
そこでキースと出会い、壁内に入り、カルラと出会い結婚し、エレンが誕生します。
少なくとも1年以上は間があります。
赤子継承は、死亡してから1年以上の間を空けるのでしょうか?
ちょっと、間が空きすぎのような気もしますが…(・_・;)
これも確定できなので、違和感があるなという所までですね。
次が一番気になるところですが、もしエレンが赤子継承ならば、この時点でエレンは巨人の力を継承しており、

この時も巨人化能力者だったことになります。

そして、その後エレンはグリシャを捕食しています。
つまり、エレンは無知性巨人になっているということになります。
巨人化能力者は、巨人化注射を打たれると無知性巨人になるのでしょうか?
エレンは第66話で巨人化液を摂取して、硬質化能力を得ています。

この時は無知性巨人化していませんよね。
となると、巨人化能力者が巨人化注射を打たれても無知性巨人にならないと考えて良いのではないでしょうか?
つまり、グリシャに巨人化注射を打たれている時のエレンは、巨人化能力者ではなく、つまり赤子継承していないと考えて良いと思われます。
もっと言うと、巨人化能力者であるグリシャなら、自分の息子が巨人化能力者であるなら、気付いていると思います。
赤子継承システムを知っているグリシャですから、エレンが赤子の時点で気にするのではないでしょうか?
◆赤子継承者が誰なのか考察!

エレンが赤子継承者ではないであろうと、管理人アースは予想しましたが、同時に、赤子継承者が他にいるであろうとも考察しています。
では、誰が赤子継承者なのでしょうか?
まず、現在管理人アースは9つの巨人の正体を87話ネタバレ考察!クルーガー巨人から9つの巨人の正体を検証!にて、このように考察しています。
②フリッツ巨人…ユミル・フリッツ→レイス巨人→グリシャ→エレン
③進撃の巨人…クルーガー→グリシャ→エレン
④ベルトルト・フーバー→アルミン
⑤ライナー・ブラウン
⑥アニ・レオンハート
⑦ジーク・イェーガー
⑧四足歩行型
⑨マルセル→ユミル
※四足歩行型≠ユミルと考えています。
この中に、赤子継承により巨人化能力を得た人間がいると思われます。
誰でしょうか?
フリッツ巨人とレイス巨人には、赤子継承が入る余地が無いと思われます。
そして、ライベルアニ、マルセル、ジーク、四足歩行型も、彼らがマーレの戦士と考えれば赤子継承ではないでしょう。
アニがちょっと怪しいですが…(・_・;)
管理人アースは、ここで最も怪しいのは「クルーガー」だと考えています。
もともと7つの巨人の一体だった進撃の巨人継承者が、何かしらの理由で継承前に死亡し、クルーガーが赤子継承したと考えるのはどうでしょうか?
ただ、彼が巨人の力を得たのは、どう考えても赤子ではないですよね(・_・;)
少年グリシャ時代に、クルーガーはマーレ当局員となっているので、間違いなく13歳より年をとっています(笑)
ただ、もしかしたら「初めて巨人化能力を使用してから13年」という設定ならば…クルーガーが赤子継承だった可能性もあるかなと考えられます。
登場したばかりの「赤子継承システム」には、まだ分からないことがありますよね。
これ以上はここで考察するのは厳しいと思いますが、疑問に思うのは「巨人化能力者が継承以外で死亡する展開」というのは気になりますよね。
意識の移行をさせずに、リヴァイクラスが攻撃しないと、なかなか死亡できないと思われます。

そして、赤子継承した人物が、自分が巨人化能力者だと気付く場面も気になります。
怪我した時にスプーンを拾おうとして気付いたのか…(笑)

この辺りの場面も気になりますよね!
誰が赤子継承により巨人の力を得たのか…
そして、そこにどのようなドラマが用意されているのか。
明らかになるのが、楽しみです!(^^)
◆9つの巨人が赤子継承だったのかを検証!

さて、これまでに登場している巨人化能力者に赤子継承者がいると考察して来ましたが、一人検証をするのを忘れていた人物を思い付き、追加考察してみます。
まず赤子継承は、巨人化能力者の寿命である13年の間に巨人の力を継承しなかった場合に起こります。
ではまずこれまでに、継承せずに13年の寿命を迎えて死亡した巨人化能力者が登場したでしょうか?
もしくは、そのような巨人化能力者がいたという描写があったでしょうか?
一人だけいました。
初代ユミル・フリッツです。
エレンは88話にて、巨人化能力者の寿命13年が「十三年は始祖ユミルが力は目覚めてから死ぬまでの年月に相当する時間」と説明しており、ユミル・フリッツが13年の寿命を迎え死亡したことを示唆しています。
さらに86話ではグリシャ父が「ユミルは死後も『九つの巨人』に魂を分け」と説明しており、ユミルの巨人の力が死後9つに分かれて継承していることを語っています。
これは、初代9つの巨人が赤子継承であることを示していないでしょうか?
となると、初代9つの巨人化能力者はユミル・フリッツと「距離も血縁も関わりのない者」となりますよね?
この赤子継承という設定には、初代9つの巨人化能力者=9つの初代王に関わる伏線が仕掛けられているのではないでしょうか?
◆赤子継承から考察!初代9つの巨人化能力者とはどのような存在なのか?

管理人アースは、これまで巨人の耳の形には「血統」が関係しており、人種から巨人の耳の伏線を検証!でも、尖った耳であるグリシャ、エレン、ユミルには、ユミル・フリッツの直系である血縁関係があると考えていました。
ただ、この赤子継承システムから、そもそもユミル・フリッツと初代9つの巨人化能力者に血縁関係が無いと考えた場合、これは分からなくなってきたと思えてきました。
そして、89話にてユミルがユミル・フリッツの血統である可能性はかなり低いという展開となっているので、耳の形状が血統を表している可能性も同じように低くなっています。
それともユミル・フリッツから2000年近く時が経過して、偶然ユミル・フリッツの血統であったグリシャに巨人の力が継承されたという展開となるのでしょうか?
これは、今後の展開が全く読めなくなってきました。
ただ、もともと血統を重んじる展開が、管理人アースは好きではありません。
何にも屈せず、自由を求めるエレンが「血統」のおかげで自由を得たとしても、それはちょっと違うのではないかと感じてしまいます。
やはり彼には持ち前の化け物のような強い精神で、真の自由を獲得して欲しいと願います。
そのような管理人アースにとっては、この「赤子継承システム」は「血統展開」から物語を脱却させる力があるように感じました!\(^o^)/
どのような展開になるのかは分かりませんが、「赤子継承」には、かなり重要な伏線となる予感がする管理人アースでした(・_・;)





