「進撃の巨人の絵は下手だ」と、現在でもネット上で取り上げられているのを見かけます。
「進撃の巨人の絵は見られたものではない」
「下手すぎてワロタ」など。
絵の評価は人それぞれだと思いますが、そんなに「進撃の巨人」の絵は下手なのか?
それともよくある根拠のないネット上での噂なのか?
1巻から順番に検証し、さらに0巻まで見てみましょう!
いつもコメントありがとうございます!
コメント欄もご覧いただくと面白いかと思いますよ!
◆「進撃の巨人」の絵は上手いのか検証!
第1話の絵はどうでしょうか?
全体として見られなくは無いけれど、プロの漫画家としては決して上手くはない、と感じられます。
デビュー作品なのでこの時点では、プロの漫画家と言ってもいわゆる何年もそれで飯を食っている作家ではありません。
と考えれば、「あまり絵が上手くは無い作家」くらいでも自然でしょう。

ただ、この時点でも部分部分見ていくと「お!上手くはないけれど迫力があるな」と感じられる絵が散見されます。

1話時点ではあまりうまいとは言えないが見せ場では迫力を感じる
明らかに「ここは見せ所」という場面の絵には、力強さが感じられます。

これは30巻まで進んだ現在でもそうですが、見せ所の絵にはやはり注力されていたのが第1話からもうかがえますね。
ただそれ以外の絵は、明らかに「下手」と評価しても良いかなと(・_・;)
昔は画力がコマによってムラがあった

このミカサの腕は、ちょっとヤバすぎですよね(笑)
力を込めていない、注力されていない小さなコマの絵は、かなりヒドイように感じます。

これはもともと諫山先生は「ネームが面白ければそれで良い」という考えをもたれていたからだと、インタビューで答えられています。
つまりは「面白い展開が出来ていれば、画力は問題ではない」という考えだったということでしょう。
ただその考えは間違っており、アシスタント時代に画力はネームと同じくらい重要だと気付いた、とも語られています。
それでもやはりすぐに画力が付く訳もなく、デビュー当時はどうしても見せる場面と下手な場面とでムラができてしまっていたということでしょう。
>>「2000年後の君」がだれなのかを考察【進撃の巨人の伏線】
中盤あたりから安定した画力になって上達してきた
ただこれは個人的な見方になりますが、10巻くらいには安定感が出てきます。

細かいコマでも決して下手ではなく、安定した絵柄になっています。
そして20巻くらいには普通に上手い画力を持った作家と言えるくらいになっています。

そして現在最新刊30巻では…ハッキリと「絵が上手い作家」の部類に入るのでは、と感じられます。

もともと迫力のある絵を描かれる諫山先生ですが、そこに画力、技術が加わりハッキリと「上手い絵を描く作家」になったと言えるでしょう。
10年でこんなに変わるんですね~。

諫山先生の努力の賜物なのでしょうが、やはりマンガを描く事が好きなんだろうなと感じますよ。
さて、ここまでで諫山先生が「もともとは絵が下手だったけれど、現在はかなり上手い絵を描く作家」であると判断できました。
ここからさらに、1巻よりも前に描かれた0巻を見てみましょう!
◆進撃の巨人0巻の存在から絵が下手という噂を検証!

「進撃の巨人」0巻は、アニメ「進撃の巨人」DVD&Blu-ray第1巻の初回特典として収録されている作品であり「進撃の巨人」読み切り版です。
0巻については進撃の巨人0巻の考察あらすじまとめ!にてまとめていますので、見てみてください!
2006年のマガジングランプリへの投稿作として描かれた未発表作品となっているので、デビュー前でもありかなり荒削りな絵となっています。

ネット上で「諫山先生の絵が下手」という記事にこの時の画像が表示されることもあり、もしかしたら0巻時点での絵から「絵が下手」と判断されている方もいるかもですよね!
たしかにこれを見ると…下手と言い切られてしまうでしょう(;´Д`)

いっぽうでこの絵から3年でここまで成長し

さらに10年でここまで画力が伸びた諫山先生の努力は凄まじかったのだろうな、と察しますよ。

画力以上に伏線、物語作りの方が大変だったはずでしょうし…
間違いなく諫山先生は努力家なのだろうな、と感じましたよ。
今回の考察で、諫山先生はもともと絵は上手ではなかったけれど凄まじい努力から、現在では「絵が上手い作家」であることが分かりました!
今年中に完結する最終展開での「見せ場の絵」がどんな描写なのか、今からむっちゃ楽しみですよ!\(^o^)/
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