進撃の巨人

【進撃の巨人】作者諫山先生インタビュー!マーレ編と結末まとめ!

別冊マガジン8月号に巻頭カラーにて「別マガ・スペシャルインタビュー」と称し、諫山先生のインタビューが2Pに渡り掲載されました。

その内容は「マーレ編について」「物語の結末について」の二点に要約できるようなインタビューとなっていましたが、半分以上は「結末について」でした。

「進撃の巨人」最新話95話掲載の別冊マガジン最新号にて語られた諫山先生の「進撃の結末」とはどのようなものだったのでしょうか?

見て行きましょう!

◆別冊マガジン8月号!スペシャルインタビュー内容!

まずはザックリと諫山先生のインタビュー内容をまとめてみました。

Q:最終盤に向けての想いを聞かせてください。

A:マーレ編がスタートしたことにより、作品への評価が特に気になっています。今は物語をしっかりと終わらせる責任感が非常に大きいです。

Q:マーレ編も当初から構想していたのですか?

A:構想段階で一番最初にあったのは「巨人の正体は人間だ」ってことでした。それだけだとモンスターパニック映画になってしまうので、巨人側にドラマ性を加えたのです。
「味方だった」「肉親だった」「友人だった」というドラマです。
それが「マーレ編」の基になっています。

Q:マーレ編では新キャラクターが多数登場しますが、キャラクターを創造する時は、どの程度まで設定を詰めるんですか?

A:どういう顔にしようか落書きしている時にできあがります。「こんな表情するやつは、こういう人間だろう」と固まっていきます。
当初、ピークは巨人化した時の顔とほとんど変わらないおっさんだったんですよ。でも原稿を仕上げていく中で、急遽、女性にしたんです。
ガビは以前に別マガのイベントで描いた「エレンの女性バージョン」に似た雰囲気がありますよね。

Q:マーレ編も構想通りとなると、物語の結末も…

A,予定通りの結末に向かっていますが、構想当初とはアプローチの仕方は変わってきています。それは読者の方に対する責任感からです。
当初は映画「ミスト」のようなイメージでしたが、今は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のような方向性というか。それはバッドエンドかハッピーエンドかということではなくて、作り手としての姿勢だったり、楽しませ方の種類の違いとしてですね。

Q:歴史上の戦争と違い、漫画は作者が「勝敗」を決めますよね。それは何が正しいかを決めることになりませんか?

A,今までエレン視点でしたが、マーレ編ではマーレの人々の敵として現れる。すると「壁の中の人達」が何を考えているのかが分からなくなりますよね。今までは巨人がその役割を担っていたわけです。
正義と悪とはそうやって逆転しうるものなんじゃないかなと。

結果として「何が正しくて何が悪いか」を決めることには繋がらないとも思っています。
古谷実先生の「ヒメアノ~ル」を読むと社会的には決して許されない殺人鬼でも生い立ちを鑑みると「生まれつきそうなら、誰が悪いんだろうか…」とも考えてしまうんですよ。自分が殺人鬼として生まれなかったのは偶然なんじゃないかって。
そして自分ではどうにもならないそうした部分を、「努力不足による欠陥だ」と断じるのは悲しいことでもある。
一方で当事者視点では「俺がこうなったのは、自分の努力が不足していたからじゃない」という救いがあります。
そうしたことを考えると、何が正しいかというよりも、様々な作品や考え方に触れて、その時の自分が感じたことをありのまま描いていく。それが「進撃」の結末になるんだと感じています。

これまでの他のインタビューでも語られている事柄とかなり重複していますが、逆に「進撃の結末」がブレずに「この方向で行く」と決まっているのだなと感じられ、嬉しくなりますよね!

諫山創先生×川窪慎太郎氏ロングインタビュー考察まとめ!でも「進撃の巨人」の最終話についてお話されています。

そこでも書きましたが、諫山先生には「その時の自分が感じたことのありのまま」の結末を描いて欲しいですよね!

いっぽう新しい情報としては、新キャラクターが落書きから生まれ、その表情から固まっていくという事が分かり、興味深かったです。

やはりピークは当初おっさん設定だったんですね(笑)
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「進撃の巨人」第75話「二つの戦局」より

しかし、この顔のおっさんよりも今のピークの方がキャラが生きており良い改変ですよね!(^^)
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「進撃の巨人」第95話「嘘つき」より

非常に面白い情報でした!

ちなみに、本日7月17日に更新された諫山先生のブログ「現在進行中に黒歴史」にて、当初予定していた車力巨人のおっさんの顔が公開されました。
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これを見ると、間違いなく読者にとってもポルコにとってもピークに改変して正解だったと確信できますよね!(笑)

さて、新キャラクターの生まれ方の話も面白かったですが考察すべき点は「進撃の結末」についてです。

それでは、具体的にどのような結末になるのかを、今回インタビューにて登場した映画「ミスト」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」から予想してみましょう!

◆「ミスト」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のあらすじ内容!

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以前から諫山先生は、「当初はミストの結末、今はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのような結末をイメージしている」と語られています。

ということは、この二作品を比較すればどのような結末になるのかが具体的に分かるのではないかと察せられますよね!

ということで、ここでは順番にこの二作品を見ていきたいと思います!

まずは、映画「ミスト」の内容から見て行きましょう。

映画「ミスト」あらすじ!

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2007年、アメリカの映画です。

深い霧が街に立ち込め、一歩先も見えなくなります。

主人公デヴィットは息子のビリーとスーパーに買い物に来ていました。

霧の中で何者かに襲われたと逃げ込んできた男が駆け込んできます。
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そして裏口から店員が出た瞬間、怪物の巨大な触手に引きずり込まれ、殺されるところをデヴィットとビリーは目撃します。

その後、外に怪物がいることを信じない数人の人々が外へ出ますが、一人が死体となって帰って来て、完全にスーパーが孤立することになります。

その後スーパーの中にも怪物が侵入し、中にいた客達が殺されていきます。

生き残った人々も心が病んでいき、狂信者カーモディの派閥とデヴィットの少数派の派閥が生まれます。

カーモディの言葉から、派閥の人々は怪物達は軍の計画にて生まれたと扇動され、命乞いをする兵を外に放り出し殺してしまいます。

それを見たデヴィットは、息子と少数派の人々と外へ逃げますが、その際3名が死亡します。

さらに外の世界で待っていたのは巨大な怪物がウヨウヨいる崩壊した街でした。

車の中で生き残った5名は、銃で自殺を図りますが弾は4発しかありません。
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デヴィットは息子を含め4名を銃にて殺し、自分は車から出て「殺せ!」と叫びます!

しかし霧の中からは軍関係の車両が救助した人々を乗せ出てきます。

呆然とするデヴィット。

そしてただただ、デヴィットは叫び終わります。
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映画ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーあらすじ!

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ディズニーが配給する2014年にアメリカで発表されたSFコメディー映画です。

2017年5月には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2:リミックス」が公開されています。

内容はSFであり、かなりまとめ辛くなっているので「進撃の巨人」に絡みそうな部分だけ抽出します。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2:REMIX」では、エゴという男性が登場しますが、主人公達とその仲間ガーディアンズを窮地から助け、非常に友好的な登場人物でした。
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しかし、この味方であると思われたエゴが、実は敵であり、ラスボス的存在になるという展開が起こっています。

そしてこのエゴという男性は主人公の生みの父親であるということも分かっています。

いっぽう主人公には育ての親が登場しており、この育ての親「ヨンドゥ」は命を賭して主人公を救います。
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結局主人公は生みの親、育ての親の両方を失うという結末になりますが、最後に主人公を救ったのはガーディアンズの仲間となっています。

この辺りは「進撃の巨人」のラストにも影響しそうな感じですよね!

それでは、これらを踏まえて「進撃の巨人」の結末を予想してみましょう!

管理人アースの「進撃の巨人」結末予想!

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「ミスト」のラストは、本当に救いのない展開となっていました。

諦めず最後まで努力した主人公を待っていたのは、「もしスーパーに残っていたら息子も彼らも…」「助かったかもしれないのに、この手で殺してしまった」という後悔でした。

スーパーから出るという判断をくだした主人公の自責の念を想像すると、本当にたまらないですよね(;´Д`)

このようなラストを「進撃の巨人」で取り入れるとしたら、「正しいと思い下した決断が間違いであり、大切な仲間を失ってしまう」という展開でしょう。

まさに巨大樹の森での女型の巨人との戦いで下したエレンの判断により、旧リヴァイ班を全て死亡させてしまった展開が、今度は104期生で起こるという事が予想されますよね。
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「進撃の巨人」第28話「選択と結果」より

ここからは妄想ですが、「結局正しかったのはマーレ側であり、ジークの言うとおりにしていれば良かったのだ」と思わせるような答えが開示され、その時にはミカサ、アルミンを含めた調査兵団が全て死亡してしまっている、という結末だったのではないでしょうか?

「ミスト」をイメージした結末は、こんな展開だったのではと管理人アースは妄想します。

しかしそれは思い返し、現在では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」をイメージしたラストを考えているとされています。

この映画の違いは、「生みの父親が敵であり、育ての親に救われ、最後は仲間に救われる」という展開となっています。

ここからは、どのような展開が予想できるでしょうか?

結局エレンにとっては、グリシャが間違っていたという展開が予想されますが、これはちょっと違うかなと思われます。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」では、生みの親であるエゴは途中から登場しており、育ての親であるヨンドゥはずっと主人公の側にいたという設定となっています。

ここから、イメージとしては「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」から見ると、グリシャが育ての親であり、生みの親のイメージはジークのように見受けられます。

となると、やはり「ジークが敵であり、グリシャに救われ、最後は104期生に救われる」という展開が起こるように予想できます。

ここからはほとんど妄想となりますが、ジークがエレンに味方として近付いてくるのではないでしょうか?
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「進撃の巨人」第83話「大鉈」より

それを信用し、エレンはジークを信用します。

しかし、最後にジークの本当の目的を知り、ジークと戦い倒します。

その戦いの時に、グリシャが残した何かしらの情報がエレンを助けるという展開もあるかなと思われます。

血の繋がりのある唯一の人物を殺し打ちひしがれるエレンを、最後に救うのは104期生の仲間だったという展開で終わると予想できますよね!

こんな展開が「進撃の巨人」の結末で登場するのではないかと妄想しました!

早く見たいような、寂しくなるので見たくないような、ちょっと複雑な感じの管理人アースでした(*^^*)

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