進撃の巨人

【進撃の巨人】ネタバレ94話考察!ユミルの民の意味を考察!

94話でライナーの父親がマーレ人という、衝撃的な事実が明らかとなりました。

この事実が真実であるのかは賛否両論となっていますが、おそらくは真実でしょう。

それでは、巨人化はエルディア人ではなくても可能なのでしょうか?

とすれば、巨人となれる「ユミルの民」とは何を指して言うのでしょうか?

検証してみましょう!

◆エルディア人ではなくても巨人化は可能なのか?

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「進撃の巨人」特別編「イルゼの手帳」より

まず、ユミルの民という言葉が登場したのは、5巻収録の特別編「イルゼの手帳」です。

ここで登場した無垢の巨人であるイルゼ・イーターが「ユ…ミル…の…たみ」と発したセリフでの登場が初登場となっていますね。

こうやって振り返ると、かなり初期の頃から「ユミルの民」という設定が考えられていたことが分かりますね!

まさか、「イルゼの手帳」で登場したセリフが、今考察されるとは!(笑)

そして次に「ユミルの民」という言葉が登場したのは、第86話「あの日」でした。
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「進撃の巨人」第86話「あの日」より

グリシャ父がグリシャにエルディアの歴史を説明する場面にて登場し、「ユミルの民」とは巨人になれる力を持った者を指しています。

これは89話「会議」では、ハンジが同じ意味で説明しています。
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「進撃の巨人」第89話「会議」より

いっぽう87話「境界線」にてグロス曹長から、巨人になるのはエルディア人だけであるとの説明が登場しました。
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「進撃の巨人」第87話「境界線」より

ここから、ユミルの民=巨人化が可能な者=エルディア人となり、ユミルの民=エルディア人と、ほとんどの読者が理解していました。

さてそんな中、今回94話にて、ライナーの父親がマーレ人であることが明らかとなりました。

ライナーの父親についてはライナー父がマーレ人から展開を予想!にて考察しています。

その際にTwitterでライナーの父親がマーレ人であるかを募りましたが、マーレ人の方が僅かに多かったですね。

管理人アースとしては、ライナーの父親はマーレ人であると考えていますので、それを前提に考察を進めて行きます。

つまり、ここからマーレ人のハーフでも巨人化は可能ということが確定されました。

たしかに86話でグリシャ父は「他民族に無理やり子どもを産ませユミルの民を増やした」と解説しており、他民族とのハーフでも巨人化が可能だということを示唆されていました。
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「進撃の巨人」第86話「あの日」より

ということは、マーレ人のハーフでも他民族のハーフでも巨人化は可能であり、「ユミルの民」という事になりますね。

ここからこれまで考えてきた「エルディア人=ユミルの民」は、崩れます。

これは一体どういうことでしょうか?

そして、「ユミルの民」とは何を指しているのでしょうか?

◆ユミルの民とは?

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「進撃の巨人」第86話「あの日より

エルディア人と同義ではないことが明らかとなりましたが、「ユミルの民」の意味が「巨人化が可能な者」であることは揺るがないでしょう。

ただ、これが純粋なエルディア人ではなく、父親がマーレ人のライナーでも巨人化が可能な事から「純血なエルディア人」では無くても「ユミルの民」であることが察せられます。

ということは、巨人化が可能な者である「ユミルの民」とはどのような存在なのでしょう?

つまり、「ユミルの民」の定義とは?

コメントでは、まずライナーの母親がエルディア人であり、父親がマーレ人であることから「巨人体質は女系で継承するのでは?」との説がいくつか登場しました。

つまり、女性エルディア人の子どもが「ユミルの民」という考察ですね。

ただこれだと、「他民族に無理やり子どもを産ませユミルの民を増やした」という民族浄化の歴史に当てはまらなくなりますよね?

子どもを産ませているのはエルディア人であろうし、となると産まされている女性が他民族となります。

これでは女系継承とはなりません。

では、どのようにして「ユミルの民」は継承されていっているのでしょうか?

ここで面白い考察を、ゆっきーさんがコメントにて紹介してくれました。

これは、平たく言うと「進撃の人種は血液型で判別しているのではないか?」という考察です。

そして、

我々が生きているこの世界のABO式の血液型でのタイプは、A型(AA、AO)、B型(BB,BO)、AB型(AB)、O型(OO)です。

進撃の世界ではY(Ymir)型という架空の血液型があると考えられるのではないでしょうか。

そして基本的にはユミルの民はY型(YY)ではないのかと。だからライナーが本当に混血ならば(YA)(YB)(YO)のいずれかの血液型になる。
そしてYの因子さえあれば、巨人化が可能なのではないかと思います。

と書かれています。

さらにそこから考察は広がっていきますが、詳細は94話「壁の中の少年」あらすじ考察と感想!95話あらすじのコメント欄にて、ゆっきーさんのコメントが読めますので見てみてください!

かなり秀逸なコメントで、最終的には「マガトはマーレ人であるが、エルディア人から生まれたのでは?」と帰着されており、全てが丸く収まる考察となっています。

本当に素晴らしい考察でした!

ゆっきーさん!

いつも素晴らしい考察をありがとうございます!

このような考察に触れるたびに、当サイトの考察レベルを支えてくてているのは、みなさんの考察コメントのおかげだなと実感する管理人アースです!m(__)m

さて、ではゆっきーさんの唱えるY型という血液型はどこから生まれたのでしょうか?

管理人アースは、これこそ始祖ユミルが触れた「有機生物の起源」ではないかと考えます。

ユミル・フリッツは大地の悪魔と契約し「巨人の力」を得た際にY型因子も受け継いだとしましょう。

これはこの世の全ての「有機物の起源」に由来する因子であり、他の全ての血液型に対し共存していく事が可能なのではないでしょうか?

つまりユミルの民とは、最終的にはユミル・フリッツに繋がる者 全ての人々を指すのではないでしょうか?

ちょっとありきたりでアバウトな結論になってしまい管理人アース自身納得できないのですが、現在ではここまでの考察が限界かなと感じました。

これからの展開にて進展があれば更新していきたいと思っています!

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