いろいろな伏線と回収があり、93話では考察ネタが多くいろいろ考察をしてきました。
今回の考察も93話での展開で起きたことなのですが、これまでの考察ネタとは違い、ちょっと分かりにくい題材となっています。
コルトの「ライナーの報告ではそのような知識は島の連中から確認できなかったようですが」という発言に「ライナーは島のすべてを見たと言ったか?」という返答からの考察となっています。
コルトの「そのような知識」とは「巨人化能力の継承」を指しています。
つまりライナーは壁内人類には巨人化能力を継承する知識が無いと報告していることになり、これは矛盾しています。
どういう事か、順番に見て行きましょう!
◆ライナーが壁内人類の情報を隠している事実を検証!

ジークはマガト隊長にパラディ島勢力を説明する際、女型と超大型はパラディ島側が運用しているという予想をしています。
その説明にコルトは「ライナーの報告ではそのような知識は島の連中から確認できなかったようですが」とパラディ島には巨人を継承する技術、知識は無いのではと疑問を口にします。
そのコルトにジークは「ライナーは島のすべてを見たと言ったか?」と言い返します。
このやり取りから「アニが水晶体に籠もっていること」「アルミンがベルトルトを捕食し超大型巨人を継承していること」をマーレ側は知らない事が分かりますよね。
さらに、マーレ側はパラディ島に巨人化注射が存在し、パラディ島側が巨人化能力の継承方法を知り可能であるということを知らないということが分かります。
たしかに、シガンシナ区決戦の最後にアルミンが無垢の巨人となり、ベルトルトを捕食したことを知らなければ、ジークはパラディ島側に巨人化注射があったことすら知らないでしょう。
しかしライナーは違います。
第83話でミカサの雷槍攻撃によりハンジに捕まった時に、ハンジとジャンが話したやり取りを聞いていたはずです。

このやり取りを聞いていたなら、少なくともライナーはパラディ島側に巨人化注射があることを察するはずですし、継承方法をハンジ達が知っている事も気付いているはずです。
何よりそれを使って、ジャンが自分を殺そうとしていたハンジを止め、少しでも延命しようとしていたことを察した為に最後にライナーは涙していたと管理人アースは思っていました。

となると、ライナーは巨人化注射の存在を知っており、ジークにこの事を話さず隠していたことになりますよね?
なぜライナーはジークに話さず隠していたのでしょうか?
◆ライナーはパラディ側に付くのか?

やはりジーク及びマーレ側に巨人化注射の存在と継承方法をパラディ側が知っている事を隠しているのは、ライナーがパラディ島側に気持ちが動いているのではと感じられますよね。
93話考察!右腕に腕章を付けている人物から展開を予想!でも予想していますが、やはりライナーはエレン達の方に味方になるような展開が起こるのかもしれませんね!
そのような展開が無かったとしても、ライナーの気持ちがパラディ島側へ傾いているように感じられます。
ただライナーがこのように、パラディ島に巨人化注射が存在し巨人化能力の継承方法を知っているということを隠しても、ジークはその可能性を考え、気付いているから意味がないように感じられますよね?
たしかにそうなのですが、巨人化注射の存在を言わない限り「ベルトルトが捕食された可能性」「アニが捕食されている可能性」は、マーレ側に確定されません。
つまり、ジーク達は「ベルトルトが捕らわれ運用されているのでは?」や「アニが味方になってパラディ側に付いたのでは?」とも考えなければいけなくなります。
ライナーは、その可能性をマーレ側に残す為にジークに話さなかったのではと考えられます。
ここでの大きな違いは「ベルトルトの記憶がパラディ側に奪われた」とマーレ側が確定できないことですよね。
ベルトルトが捕らわれ運用されているだけであれば、ベルトルトの記憶、歴代の超大型巨人の記憶がパラディ側に知られる事になったとはマーレ側は思いません。
しかし巨人化注射が存在し、パラディ側の人間に継承されたと分かれば、ベルトルトの記憶が奪われた事を考えなければいけないことになります。
ここの差を鑑みて、ライナーは巨人化注射の存在をジークに話さなかったのかなと管理人アースは考察しました。
こう考えると、ライナーはパラディ側、エレン側に、かなり気持ちが傾いているように察せられますよね?
ここで、94話あらすじ!の予想のようにエレンが目の前に現れたら…
これは、これからの展開がかなり楽しみです!\(^o^)/
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