進撃の巨人

【進撃の巨人】ネタバレ93話考察!ジークの真の目的を考察!

何度読み返しても濃い展開で飽きない93話ですが、その中でも衝撃だったのがコルトの発言です。

「王家の血を引いてるわけでもないのに」というジークに対するセリフが意味するところからの考察は、コメントでも本当に多く見られました。

ジークはマーレに全てを話していない!?

マーレに洗脳されている訳ではない!?

ではなぜグリシャとダイナを密告したのか?

かなり多くのハテナを生み出したこの一言が何を意味するのか、ここで考察してみましょう!

◆ジークの「王家の血を引いているわけではない」の意味を検証!

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「進撃の巨人」第87話「境界線」より

ジークは父グリシャと母ダイナの間に生まれた子であり、母ダイナがフリッツ王家の血統であることから、王家の血を引いている事になります。

ここから、ジークは同じ父親を持つエレンとは異母兄弟ということになりますが、エレンは王家血統ではありません。

王家の血を引くジークは、幼き日よりグリシャとダイナから「エルディア人を導く王になるべくして生まれた」「マーレの人間が言っていることは間違っているが誰よりも従順に従わなければならない」など、王家血統者ならではの教育をされてきました。

そのように教育されたジークは、グリシャの作戦の元にマーレの戦士として送り出され、間もなくして両親を軍に密告しました。

ここから、誰もが「幼いジークはマーレに洗脳されたのだ」と理解し、管理人アースもそう捉えていました。

第88話「進撃の巨人」ではクルーガーも「ジークはマーレに全てを話すだろう」とグリシャに説明しています。
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「進撃の巨人」第88話「進撃の巨人」より

この発言も、ジークはマーレに自分は王家の血統だと話しているだろうと確定している事実くらいに考えていました。

しかし、今回の「王家の血を引いてるわけでもないのに」というコルトの発言で、全てが覆りました。

グリシャはマーレに洗脳されている訳ではなく、自分が王家血統であることを誰にも話していないという事になります。

同じエルディア人であり、次期獣の巨人継承者であるコルトにも話していない訳ですから、ほとんど誰にも話していないということになるでしょう。

今回の「王家の血を引いてるわけでもないのに」発言からは、ジークがマーレに洗脳されてはいないことが分かりました!

では、なぜジークはグリシャとダイナを密告したのでしょうか?

マーレに洗脳されていないジークは、なぜマーレの命令に従いパラディ島を攻め、エレンと座標を狙うのでしょうか?

そこにはマーレとは関係のない、個人的な思惑だあるということなのでしょうか?

それならば、それは一体何なのか?

ここから、ジークの真の目的を考察してみましょう!

◆ジークの真の目的が何なのかを考察!

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「進撃の巨人」第93話「闇夜の列車」より

冒頭でも書きましたが、このジークについてはかなりのコメントをいただいており、かなり濃い内容となっている今回の話の中でも最も読者の関心を集めている謎であることが察せられました。

そのコメントの中でいくつか見られたのが、「ジークは第2のフクロウではないか」という考察です。

これは、クルーガーがジークと接触しており、クルーガーの指示でジークはグリシャとダイナを密告したのではないかという考察となっています。

自分の親を密告させるというのは、ほぼ洗脳という形になりそうですが、グリシャに「進撃の巨人」を継承させ、壁内に始祖の巨人を奪わせに行かせたかったクルーガーとしては、何とかグリシャをパラディ島に連れて行きたかったでしょう。

その為にクルーガーが幼いジークを洗脳に近い形で納得させ、密告させたのではという考察です。

しかし、この考察ではあくまでジークはエルディア復権派の為に動いている事になり、エルディア人の為の行動となります。

そういう目線からすると、獣の巨人となりパラディ島でエルディア人を石つぶてで楽しげに殺していたジークからは、違和感を覚えますよね。

マーレ内のエルディア人の為に動いていると考えれば、パラディ島のエルディア人は粉々に殺せるのかもしれませんが…

どうもシックリ来ないように感じます。

もし、ジークがエルディア復権派の思想を元にして動いているのならば、エレンに「お前は父親に洗脳されている」と言うでしょうか?
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「進撃の巨人」第83話「大鉈」より

エルディア復権派のリーダーとして動いていた父親の事を、このようには言わないのでは考えます。

あくまで、父グリシャには反発しているように感じます。

そして、第81話でレイス王の事を考え、「何度も過ちを繰り返す」と言うジークは思わず石つぶてを粉々に砕くジークは、かなり本気で激昂していました。
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「進撃の巨人」第81話「約束」より

これも、エルディア復権派が何度も失敗し、多くの犠牲を出した事を指しているように感じます。

この辺りにジークの本音が見えそうですよね!

ジークは巨人の力を巡り、多くの犠牲を出している歴史に対し怒りを覚えているのではないでしょうか?

そして王家の血統として育てられ、マーレとの争いを強いられた自分を重ねているように感じたのではないかなと想像できます。

その一方でマーレの戦士として始祖の巨人=座標を奪還することが自分の目的のようにライナーとベルトルトに話し、パラディ島のエルディア人を殺しています。
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「進撃の巨人」第77話「彼らが見た世界」より

ここから、おそらく座標奪還はマーレの命令でありながらも、ジークの真の目的にも適っているのではと感じられます。

そして、ジークは王家の血統であることをマーレに隠しています。

ここから考えられるジークの目的は「座標を奪還し、王家の血統で可能な事を行うこと」ではないかと考えられないでしょうか?

つまり、王家の血統とマーレに知られたら、座標奪還のメンバーに入れなくなると思ったか、もしくは王家血統であるとマーレが座標を使いジークを違う意味で使用するように考えたのではないかと想像できます。

どちらにしろ、ジークは王家血統とマーレに知られず座標を手に入れたかったのでしょう。

そして、それはマーレに歯向かうためではないのではと予想できます。

もし、その為であるならばせめてライナーやベルトルトにはそのように打ち明けたのではないかなと思うのです。

それをしていないということは、マーレに歯向かうというような王家血統としてのような動機ではないのではと思います。

そして、巨人の力が世界で絶対では無くなってきている事をジークは分かっています。

ここからも座標を奪還し、マーレに歯向かい勝ったとしても世界中から疎まれているエルディア人に先は無いと分かっているでしょう。

では、ジークは座標を奪還し何をしようとしているのか?

王家血統者が座標を手に入れると9つの巨人も操れるようになると、管理人アースは考えています。

これは「不戦の契り」が発動しなければですが、ジークはここをクリアする方法を知っていると仮定します。

それに、145代フリッツ王とは違う家の血統なので、発動しないのかもしれません。

座標を手に入れたジークは9つの巨人を操り、何かをしようとしているのではと思われます。

それが何なのか?

「エルディア人の集団自決」ではないかと、管理人アースは想像します。

「もう終わらせよう」「終わりにしたいんだよ」というジークには、そのような意志があるように感じます。
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「進撃の巨人」第77話「彼らが見た世界」より

これは9つの巨人を操ることができる、王家血統者であるジークにしかできないでしょう。

自分一人以外の全てのエルディア人を全滅させれば、9つの巨人は赤子継承しません。

巨人の力も終わらせることができます。

「この呪われた歴史に終止符を打つ」には、この方法しか無いとジークは思っているのではないでしょうか?

このような考えをジークは持っているのではないかと予想します!

◆メガネの男はエルディア復権派だったのか!?

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「進撃の巨人」第87話「境界線」より

第87話てに、両親を密告したジークに寄り添っているメガネの男が登場しました。

この男はその後登場しておらず、謎の男となっています。

当サイトではジークの隣にいたメガネの男の正体を検証!にて先代の獣の巨人ではと考察しました。

ただ、ここでの考察が正しかった場合、ジークは両親を密告している時点でマーレの戦士になり座標を奪還し、エルディア人を全滅させるという考えを持っていたのではと予想できます。

そのような意志を持ったジークの横で泣いているメガネの男は、もしかしたらエルディア復権派にいた人物であり、密告をしたジークに悲しみ、裏切られたという気持ちで泣いているのかもしれません。

そして、その後パラディ島にて楽園送りにされた…
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「進撃の巨人」第90話「壁の向こう側へ」より

ただ管理人アースはメガネの男は先代獣の巨人だと考えているので、別の人物だと考えていますが!

ジークが今でもその男のメガネをしているのは、その時に取った自分の行動を心に刻むためにし続けているのかと思われます。

それでは幼いジークはなぜエルディア人を全滅させなければいけないと考えたのでしょうか?

どのようなキッカケでそのような考えを持ったのでしょうか?

管理人アースは、「道」が関係していると思っています。

◆「道」から北欧神話の展開をジークから予想!

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「進撃の巨人」の一部のモデルにもなっている北欧神話には、ラグラロクと呼ばれる終末が訪れるということを神々は予め分かっているという設定となっています。

つまり北欧神話に登場する神々は自分たちが滅びると分かっており、それを避けるために色々と手を尽くします。

しかし、最終的にはラグナロクは訪れ、世界は焼き尽くされ滅びます。

この設定を「進撃の巨人」にも取り入れられるとしたら、どうなるでしょう?

もし未来の終末が知られるとしたら、未来の記憶も知ることが出来るという「道」が絡んでくるのではと管理人アースは考察します。

クルーガーも「ミカサやアルミン…」という未来のエレンが出会う二人の名前を言っています。
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「進撃の巨人」第89話「会議」より

クルーガーが「道」により未来の記憶を知ることが出来るのであれば、王家血統のジークは、間違いなく知ることが出来るでしょう。

そして、王家血統であるため、幼い時期から「道」により未来の記憶を見ることができ、世界が滅びる結末を見たのではないでしょうか?

そして、それはもしかしたら9つの巨人により、世界が焼き尽くされる未来だったのかもしれません。

そのため、エルディア復権派のリーダーである両親を密告し、マーレの戦士となり、座標を奪還し王家血統である自分が発動して全ての巨人を駆逐しようと決心したのだと予想できます!

ジークはエルディア人滅亡を望む王なのではと予想しました!

そんなジークと対峙することになるであろうエレンは、その時に何と言うでしょうか?

かなり熱い展開になるでしょう!

今から楽しみです!\(^o^)/

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