思わず「驚愕」と評した120話「刹那」の展開でしたが、やはり最も驚かされたのはジーク発案の「記憶ツアー」でしょう。
エレンの目を覚まさせエルディア安楽死計画に賛同させようと目論んだグリシャの記憶を辿るツアーでしたが、最後にはその目論見が外れそうな感じで120話は終わっていました。
それは「記憶ツアー」に記憶からはみ出した現象が見られたためです。
この現象は一体何なのでしょうか?
そして気になったのは、3巻12話に描かれていた伏線と言われている二人の影です。
これはエレンとグリシャの影なのでしょうか?
としたら、「記憶ツアー」は2011年から考えられていた展開なのか?
検証してみましょう!
◆エレンとジークの記憶ツアーを検証!

エルディア安楽死計画に賛同しないエレンを「治す」為に、ジークは始祖の力でグリシャの記憶の旅を実行します。
グリシャがいかに酷い親であるかを分からせ、エレン自身に洗脳されていることを確認させる為の旅を実行したのです。
しかしジークの想像とは違い、グリシャがかなり家族思いだったことをジークは確認します。

ジークはグリシャが自分の想像とは違っていたと認めますが、それでもエレンが洗脳されている事に関しては揺らぎません。

そんな記憶の旅の途中、眠っていたグリシャが目を覚まし「ジーク?」とつぶやきます。

そして目の前にいるジークに気付いたかのように、グリシャはジークを呼びます。

しかし自分の勘違いだった、と言い直すグリシャ。

このグリシャの反応に、ジークも驚いた表情を浮かべ「これは…?」と理解できない様子。
その一方でエレンが「次の記憶だ」と記憶ツアーがまだ続く感じで120話は終わっています。

ここで要チェックなのは、これが「グリシャの記憶ツアー」であることですよね?
エレンが進撃の巨人と同時に継承したグリシャの記憶を巡るツアーであり、そのため記憶の中のグリシャにいるグリシャには二人が見えないはずです。

それなのに「髭面のおじさん」と発言していることから、ここにいるジークを間違いなくグリシャは見たと判断できます。

なぜ記憶映像であるグリシャが、そのような反応をすることができたのでしょうか?
この謎にはほとんどヒントが無く難しい現象ですが、もしかしたら「進撃の巨人」の能力が絡んでいるのかも、と管理人アースは考えています。
この時のグリシャは眠っている間にジークを見て確認しています。

そしてこの時のグリシャも進撃の巨人を継承している状態です。
眠っている間のグリシャが進撃の巨人の道経由でエレンの目からジークを確認したとか…
それが進撃の巨人の能力の一端とか。
そんなイメージを抱いています。
イメージであり、ほぼ妄想ですが(;´Д`)
ただ答えているのは記憶の中のグリシャなので、ここから過去を変えられるとか、現実に影響を及ぼすということは無いのでは、と管理人アースは考えています。
しかしいっぽうで、「記憶の旅ではなく現実のタイムスリップなのでは?」という考察も、ネット上で良く見かけますしコメントもいただいております。
特に「3巻12話のエレンゲリオン暴走シーンの近くにいた人影」についてはタイムスリップの裏付けにもなりますし、かなり大騒ぎになっていますよね!
ここでこちらも検証してみましょう!
◆これまでで記憶ツアー伏線と思われる場面を検証!
海外の方がツイートされていたのですが、この人間についてはどう思われてますか?ちょっと怪しい雰囲気があるのですが…ちなみにこれはアニメ第2話のシーンです pic.twitter.com/0PYJF29je8
— さやか (@Clash__golem) August 8, 2019
さやかさんからTweetいただいたのは、アニメ2話に登場している怪しい人物への指摘でした。
これが120話でタイムスリップしているエレンではないか、という考察ですね。
それに対し進撃の考察さんが、確かにエレンに似ているとTweetしてくれています。
比べてみても確かに似ていますね。 pic.twitter.com/wgQjG0n17r
— 進撃の考察 (@mLimzY4tfiOQlog) 2019年8月9日
これ、アニメ2話でシガンシナ区陥落からトロスト区に逃げるアニメオリジナルシーンですよね!
ミカサがエレンを殴るという、原作には無い展開となっていました。

管理人アースも確認しましたが、たしかにエレンっぽい怪しい人物がいましたね。

ただ、どうでしょうか?
その後ろとかにも同じような人がおり、特別な人物という感じでも無いかなと感じました。

そしてもしこれがタイムスリップしたエレンであるならば、それほど重要な伏線をアニメオリジナルだけで挿れるかなと。
ちょっと疑問に感じました。
そして現在ネット上で騒がれている3巻第12話に描かれている二つの影についてもTweetしてくれました。

これ、エレンとジークの影に見えなくも無いですよね。
二人がこの時の場面を記憶ツアーからタイムスッリップして見に来たということでしょうか?
となると、12話が発表された2011年、つまり8年前からエレンとジークがタイムスッリップをする展開を諫山先生は考えていたという事になりますよね!
これはスゴいですが、ただ管理人アースはこちらも疑問に感じます。
たしかにこのコマで見ると2名の人物の影に見えますが、次の13話「傷」ですと、ただの窓の影となっています。

最初の12話のコマも、もしかしたら窓の影なのではと思えますよね!
そしてもっと言うと、記憶の旅は「グリシャの記憶の旅」です。
もしこの影が二人だとしたら「エレンの記憶の旅に出た」ということになりますよね。
これは展開上無いのでは、と思えます。
まだどちらかと言うとクルーガーの「後で誰かが見ているかもしれない」発言からの「ミカサとアルミンを救いたいなら使命を全うしろ」というくだりにエレンとジークが絡んでいて、この時にタイムスッリップで訪れていたエレンがクルーガーに言わせた可能性はあるかな、と感じます。

グリシャの記憶の旅でも、この場面に来てもおかしくないですし!
ただそうなると現実の過去に干渉したことになるので、これはこれでまた考察しなければいけないなと感じますが…
なので、12話の影はグリシャの記憶ではないことからエレンとジークではないのではと管理人アースは考えます。
それは同時に第50話の座標発動場面でミカサが見たものが「エレンとジークでは?」という考察の否定にも繋がります。

ここもグリシャの記憶の旅では訪れる事はないでしょうから、エレンとジークを見たということは無いのではと感じます。
この場面は、もし誰かを見たというのであれば、どちらかと言うと未来のエレンとミカサを見たのでは、と妄想します。
管理人アースはループ説推しであり、これの発動にはミカサの気持ち、能力が絡んでいると考えています。
もし今後エレンがタイムスリップをして自身の過去を振り返る展開が起こるのであれば、ミカサと同行するのではと感じるのです。
4年前の2015年3月に書いた、管理人アースとしては初期の記事となっている座標はミカサに関係するのか?という記事でも、非常に稚拙で中途半端な記事ですが、ミカサが関係しているのではみたいに考察しています。
「座標発動」にはミカサが関係していないことが現在では確定していますが、タイムスリップ展開、ループ展開にはミカサが絡むのではと妄想してしまいます。
今回の12話の影場面も

この場面が、誰かが後から見ていたとする描写なのであれば、エレンとミカサなのではと思ってしまいますよ!
今回の考察で「記憶ツアーはグリシャの記憶だけを巡る旅であり過去には干渉しないのでは」と「グリシャの記憶以外の場面にエレンとジークは登場しないはず」と検証できました!
ただ、これは120話時点での考察であり、もしかしたら121話以降で新たな事実、展開があるかもなので、その時はまた再考察します!
121話の展開、スゴく楽しみですよ!\(^o^)/

