サシャ・ブラウス

【進撃の巨人】ネタバレ116話考察!グリーズ死亡タイミングからサシャ家族を検証!

116話「天地」の見どころのひとつは、イェレナの展開でしょう!

イェレナが104期生達にエルディア安楽死計画を打ち明ける展開には、本当に驚かされました。

ただ、その前に突然イェレナがグリーズを殺した展開には、もっと衝撃を受けました。

なぜイェレナは、このタイミングでグリーズを殺したのでしょうか?

単純に、グリーズの発言が不快だったからでしょうか?

それとも、他に何かしらの理由があるのか?

検証してみましょう!

◆グリーズ死亡タイミングを検証!

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「進撃の巨人」第116話「天地」より

116話にて、イェレナは突然グリーズを撃ち殺しました。

まず、グリーズとはどのような人物だったのかを見返してみましょう。

グリーズが登場したのは108話「正論」で、ニコロ・レストランの店員として登場しました。
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「進撃の巨人」第108話「正論」より

この時には名前は登場していませんが、112話にてハンジや104期生達の居所をイェーガー派に知らせた人物として名前が明らかとなりました。
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「進撃の巨人」第112話「無知」より

つまりはグリーズとは、ニコロ・レストランで働くマーレ人であり、ニコロを裏切りイェーガー派に加担した人物ということになりますね!

イェレナに撃ち殺される前の「毎晩あの女のことを聞かせやがって」というグリーズのセリフから、ニコロはグリーズを信用し、サシャへの気持ちを毎日打ち明けていたのでしょう。
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「進撃の巨人」第116話「天地」より

しかし、グリーズはニコロを信用しておらず不快に思い、ハンジや104期生達と共にイェーガー派へ売ったということになりそうです。

マーレ人であるグリーズが持つエルディア人への差別意識も酷く、この時のコニーのようにサシャへの罵詈雑言を聞いて眉をひそめた読者も多かったでしょう。
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「進撃の巨人」第116話「天地」より

そのため、いきなりイェレナが撃ち殺した事にも、読者の感情としては驚きはしたもののそれほどショックを受けはしなかったのではないでしょうか?

しかしイェレナから見れば、グリーズはハンジ達の居場所を教えてくれた「協力者」です。

なぜいきなり殺したのでしょう?

この事については、いくつかコメントをいただいております。

yumiるさんからは、

イェレナがグリーズを射殺したのは見せしめだけじゃなくグリーズの言う事がイェレナ自身に当てはまるからそれに対する怒りで撃ったのかもと思いました。つまりイェレナはエルディアの血を引いてるのかなと。

もしくはグリーズが続けてサシャ(ブラウス家)のことを言うことでマズい事があって口封じしたとか?
ブラウス家はマーレの血が入ってそうだし。

マーレ人がエルディア人に対して使う「売女」って単に罵倒の文句としてじゃなく何か意味がありそうな気がします。

イェレナのグリーズ射殺については他の方からもいくつか考察をいただいていますが、このyumiるさんのコメントに全てが含まれているように感じます。

ひとつひとつ見ていきましょう!

まずは「イェレナ@エルディア人説」はあるでしょうか?

115話考察!イェレナの継承展開を検証!にて検証していますが、イェレナは亡国の民とされてはいるけれど、エルディア人血統であり始祖を継承するつもりでは、と予想できました。

さらに、もともとイェレナはクルーガーの娘ではと管理人アースは予想しているので、エルディア人血統である展開はあり得ると考えています!

となると、エルディア人女性であるイェレナから見たら、グリーズの発言はかなり不快ですよね!

撃ち殺す動機としては十分でしょう!

イェレナがエルディア人の血を引いていて撃ち殺した、という展開もありそうですね!

そして「売女」という言葉を言った瞬間に撃ち殺しています。
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「進撃の巨人」第116話「天地」より

yumiるさんの指摘どおり、「売女」には何かしらの意味が含まれているのでしょうか?

「売女」という言葉は92話にて初登場しており92話「マーレの戦士」あらすじ考察と感想!で、「エルディア人がマーレ国に魂を売り、マーレの味方をしているという『売国奴』という意味の『売女』なのでしょうか?」と考察していました。
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「進撃の巨人」第92話「マーレの戦士」より

そして進撃の巨人 wikipediaにて、悪魔と契約し巨人の力を得たユミルフリッツが「売女=ユミル・フリッツ」であり、ユミル・フリッツの血統であるエルディア人が全て「売女の末裔」という意味では、と考察していました。

どちらかというと、「売女の末裔=ユミル・フリッツの末裔」という意味かなと管理人アースは考えています!

つまり、全てのエルディア人に対する蔑称なのかなと!

ただ、今回その言葉を発した瞬間に撃ち殺している事からも、何か別の意味があるのかもですが!

そしてyumiるさんの「サシャ(ブラウス家)のことを言うことでマズい事があって口封じしたとか?ブラウス家はマーレの血が入ってそうだし。」という考察を合わせて考えると、やはりそれ以外にも大きな意味が隠されていそうです。

さらに考察を深掘りしてみましょう!

◆サシャに残された伏線を検証!

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「進撃の巨人」第109話「導く者」より

サシャにマーレの血統が入っている可能性をyumiるさんは指摘していました。

これについては、にゃこさんからも考察コメントをいただいております。

グリーズがイエレナに殺されたことは、何かの口封じのためではないかと思いました。

以前、サシャ(の家族)の方言についてガビが「南マーレの訛り?」と気付いたことが何かの伏線になっているのかなと思いました。

この場面ですよね!
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「進撃の巨人」第109話「導く者」より

サシャ父には独特の訛りがあり、その方言は「マーレ南方」だと109話にてガビは察しています。

方言についてはその前話108話でも、サシャが大きく前面に出しています。
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「進撃の巨人」第108話「正論」より

これは、109話での「マーレ南方訛り」を強調させるための伏線だったのかもしれませんね!

ということは、ここからどのような考察ができるでしょうか?

まずサシャ一族がもともとマーレに住んでいた、ということが分かります。

エルディア人かもしれませんが、少なくともマーレ大陸に住んでいた一族であり、マーレの血統を引いている可能性が示されていると考えられます。

イェレナは、3年前にマーレから調査船団の一員としてパラディ島へやってきました。

つまり、3年間サシャと接する機会が合ったことが分かります。

もしかしたら、サシャの方言を聞いた機会があったかもしれません。

その時に「マーレ大陸の南方訛り…サシャはもともとマーレ人の血統を引いている」と考えても不思議ではありません。

となると、イェレナからすれば「売女の末裔血統でもないサシャが売女扱いされている」事になり、まさに「血統による差別には意味がない」と感じられる発言になると察せられます。

「エルディア安楽死計画」でエルディア人だけを絶滅させようとしているイェレナには、その事実があまりにも理不尽に感じられる発言だったのではないでしょうか?

それは「血統による差別の無意味さ」を表しており、さらには「エルディア人安楽死計画の理不尽さ」を突きつけられる事実なので、イェレナにはたまらなかったのだと感じられます!

そこでたまらず撃ち殺してしまった、という展開だったのかもしれませんね!

もしこの考察が当たっており、サシャ一家の方言から「血統差別の無意味さ」が表される展開となれば、この伏線は第36話から仕掛けられていた事になります。
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「進撃の巨人」第36話「ただいま」より

さすがにこの時にサシャの方言が「マーレ南方の訛り」とまでを考えて設定はしていなかったと思われますが…それでもこの設定を現在の展開にまで用いるというのは、スゴいですよね!

管理人アースは、イェレナがグリーズをいきなり殺した理由は「サシャの血統がエルディア人ではないのに売女扱いされ、血統の無意味さを突きつけられたから」だと考察しますよ!

yumiるさん!

にゃこさん!

素晴らしい考察コメントをありがとうございました!

さて、今回のグリーズ射殺展開がサシャ一家の訛りに関係しているのか?

そこには、サシャのマーレ血統という伏線が含まれているのか?

これからの展開を見守りたいですね!(*^^*)

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