112話にてアッカーマン一族の習性について、エレンからかなり詳細な説明が展開しました。
これまでにも当サイトではアッカーマン考察は行なっており、これまでに明らかになっている事に関しては、ほとんどを検証したと感じています。
ただ今回エレンの説明で最も気になる「宿主」だけは、まだまだ考察の余地があるように感じています!
「宿主」とは何なのか?
その習性の意味とは?
リヴァイ兵長とケニーにも「宿主」は存在するのか?
考察の結果から、ミカサの頭痛はアッカーマン一族の習性ではないと明らかに!?
検証してみましょう!
◆アッカーマン一族の習性「宿主」とは何なのか?

112話にて突如エレンの口から登場した「宿主」とは、いったい何なのでしょうか?
エレン曰く宿主とは、「エルディア王を守るためにできたアッカーマン一族に残る血に組み込まれた習性」であり「本能に目覚めたアッカーマン一族が護衛すべきと認識する存在」との事です。
つまり、リミッター解除したアッカーマン一族が守るべき存在だと認識する存在を指すようです。
112話でもエレンが語っていますが、ミカサから見たエレンのような存在が宿主ということでしょう!
このアッカーマン一族にとっての「宿主」についてだと思われる諫山先生の説明が、公式ガイドブック「Answers」にも載っています。
諫山先生は「アッカーマン家には君主的存在に仕えることで力を最大限に発揮できる人が多い」と説明されており、おそらくこれが「宿主」の特性を表わしていると考えられます。
しかし、いっぽうで引っかかるのは「宿主」という表現ですよね?
コメントでも「宿主」とは寄生虫を指す言葉なのではないか、との指摘がいくつか見られました。
たしかにアッカーマン一族の習性に「寄生虫」は似合わないですよね!
「宿主」について調べてみました!
寄生者により寄生される生物をいう。
寄生者には,発生段階によって宿主を変えるものがあり,最終の宿主を最終宿主,中間の宿主を中間宿主という。
カギサナダムシの中間宿主はウシで,最終宿主はヒトである。寄生菌類など植物でも,宿主を変える現象はみられる。
( コトバンクより)
まず、宿主は「しゅくしゅ」と読むんですね!
これまでずっと「やどぬし」と読んでいました(笑)
そして、「寄生者に寄生される生物」を指すようであり、ミカサの宿主であるエレンは「ミカサに寄生されるエレン」というイメージになりそうです。
そして寄生生物は宿主から栄養をもらうために寄生する訳なので、エレンから栄養をもらいミカサは生きている、という意味にもなりそうです。
これはエレンに執着するミカサを見ていると、何となくイメージできますよね!
エレンを守るという役割から、ミカサはパワーをもらっているように感じますし!

ただウーリとケニーや、エルヴィンとリヴァイの関係にはそのような感じは見受けられなかったです。
彼らには「宿主」というイメージはそぐわなかったですね。
そして気になったのは「宿主」についての説明に登場した「最終宿主」「中間宿主」というワードですね。
宿主は一人ではなく、変わっていく事もあるようですね!
となると、リヴァイやケニーの宿主も変わっている可能性も十分ありますし、逆に言うとミカサも変わる可能性があるということになります。
これは要チェックですね!
もしかしたら、エレンに対するミカサのようにリヴァイやケニーが執着していなかった理由は性、別や血統の違いがあったのかもですが、ウーリやエルヴィンが最初の宿主ではなかったからというのもあるかもですね!
さて、次はこの「宿主」はアッカーマン一族のリミッター解除に必須なのかどうかを考察したいと思います!
◆リミッター解除には「宿主」は必須なのか?

「宿主」はリミッター解除において必須なのか?
これはミカサの頭痛考察において、かなり重要な考察になるでしょう!
112話考察!ミカサの頭痛はアッカーマンの抵抗か検証!で検証していますが、管理人アースはミカサの頭痛を東洋の一族症状だと考えています。
その根拠のひとつに「同じアッカーマン一族のリヴァイ兵長とケニーに、頭痛の症状が確認できていない」という事があります。
アッカーマン一族の頭痛の理由が「宿主の護衛を強いられることへの抵抗」とエレンは語っているので、もしリミッター解除に宿主が必須ではないのであれば、リヴァイとケニーに頭痛が無いことにも説明が付くことになります。
しかし、宿主が必須なのであればリヴァイ兵長達にも頭痛が起こることになり、エレンの説明がウソだった事への根拠のひとつとなるでしょう!
例えば、エルヴィンを宿主としていたであろうリヴァイは、シガンシナ区決戦前に、手負いのエルヴィンを作戦に参加しないよう、強引にでも止めようとしました。

しかしエルヴィンは己の目的を優先し、参加することを譲りません。
最終的にはリヴァイは折れ、「お前の判断を信じよう」と言って引きます。
この時のリヴァイは「何が起きてもお前の責任だぞ」と怒っており、この後のエレンとジャンの喧嘩を「過剰な暴力で仲裁したのも八つ当たりだった」、と公式ガイドブック「Answers」にて諫山先生は語られています。

もしエレンの説明通りミカサの頭痛がアッカーマン一族の症状であり「宿主の護衛を強いられることへの抵抗」が原因なのであれば、この時にリヴァイにも頭痛が起こっているべきなのでは、と管理人アースは感じますよ!

ただ、これはリミッター解除に「宿主」が必須であれば、の話です。
必須であれば頭痛はアッカーマン一族の症状ではない事になり、エレンの説明はウソだったという事になりますよね!
当サイトのコメントを見ると、けっこう「必須ではない」という考察が多く見かけられますが、どうなのでしょうか?
エレンの「宿主」の説明を読み返してみましょう!
宿主とは、エルディアの王を守る為に誕生したアッカーマン一族の名残だとされています。

そして、誰かを宿主と認識した途端にアッカーマンの血に組み込まれた習性が発動する、とエレンは語っています。
その習性とは、「宿主に執着する事」だと語ります。

さらに説明は続き、「死に直面する極限状態で『戦え』という命令を聞くなどの条件が揃うことで、リミッター解除される」と語ります。

「極限まで身体能力が高められ」「アッカーマン一族の戦闘経験を得られる」と説明し、それは「偶然エレンを護衛すべき宿主だと錯覚したことで」と説明されます。
まとめると、「エレンを宿主だと錯覚することにより、リミッター解除が起こった」という説明になりますよね!
「宿主と認識した途端 発動する」というのも「執着」ではなく「リミッター解除」という意味の説明だとも分かりますよね!

ここから、アッカーマン一族のリミッター解除に「宿主」は必須だと考察できます!
これらの経験をしていれば、ミカサ父もあっさり死亡しなかったんだろうな、とふと思いました(;´Д`)

となると、もちろんリヴァイ兵長もリミッター解除しているので宿主を認識するはずですから、72話でリヴァイ兵長に頭痛が発生していないのは矛盾しますよね!
112話考察!ミカサの頭痛はアッカーマンの抵抗か検証!での考察結果である、エレンはウソをついているの裏付けにもなる考察結果となりました!
ここでの考察では、宿主はリミッター解除に必須であり、ミカサの頭痛はアッカーマン一族の習性からではないと分かりました!
となると、同じくリミッター解除されているリヴァイとケニーにも宿主がいた事になりますよね。
この二人の宿主はどのような人物だったのでしょうか?
妄想してみましょう!
◆リヴァイ兵長とケニーの宿主を妄想!

まず、ケニーの宿主がウーリだったのは間違いないでしょう!
ただ、ウーリが寿命だったのはいえ、フリーダに捕食されることに抵抗することなく認めている事は、ミカサのエレンへの執着とはだいぶ違いますよね。
これは性別やミカサが東洋の一族とのハーフであることも影響しているのかもですが、管理人アースはウーリは「中間宿主」「最終宿主」だからでは、と妄想します。
つまりケニーが最初にリミッター解除をした際の最初の宿主は別におり、その人物にはミカサ並に執着していたのかも、とも妄想します。
65話では、祖父を調べていた憲兵をケニーが殺したとも語られていました。
これは祖父がケニーの宿主であり、守っていたとも受け取れますよね!
特にケニーはアッカーマン一族本家の血統であることも明らかとなっているので、もしかしたら代々父や祖父が子どものリミッター解除を作為的に促しているのかもしれないなと、これも妄想してしまいます。
ここから、ケニーの最初の宿主はケニー祖父であり、中間宿主がウーリではないかと妄想します!
あくまで管理人アースの妄想ですが!
次に、リヴァイの宿主妄想に移りましょう!
リヴァイの宿主はエルヴィンで間違いないでしょう!

ただ、こちらも中間宿主だった可能性が高いですよね!
エルヴィンに出会った時点で、リヴァイ兵長は既にかなり強かったですから!
リヴァイのリミッター解除を起こした最初の宿主は誰なのでしょうか?
けっこうコメントで見かけるのは、リヴァイ外伝のイザベルとファーランという考察ですね。

たしかにイザベルとファーランが捕食された際にリミッター解除が起こったようにも見えます。
ただ、リヴァイはこの場面の前から圧倒的な戦闘力を見せていますし、地下街時代からリミッター解除されていたのではと察せられます。
そう考えると、リヴァイの少年時代にケニーがリミッター解除を促したのかなと考えられますよね!

「地下街で生き延びる術を教えた」とケニーは言っていますし、「地上に行きたければ自分の力で」という表現も、それくらいの力が既にリヴァイにはあるとケニーは察しているようにも感じます。
ケニーがリヴァイに教えた「生き延びる術」とはリミッター解除なのではないでしょうか?
そしてリヴァイから去っていくケニーの描写も、非常に意味深です。

当初は「親と思っていたケニーが…」との思いでケニーを見ていたのかなと読んでいましたが、もしかしたら「宿主」と刷り込まれていたのかも、と見れますよね!
そしてこの質問も「宿主」としての気持ちも込められているのかなとも読めます!

もちろん、親しい人物としての気持ちも入っているのでしょうが!
ただ、リヴァイの宿主はケニーという考察の反証で、「宿主だったら王政編で攻撃できないのでは?」とのコメントも見られます。

これに関しては、この時のリヴァイには中間宿主であるエルヴィンがいるので元宿主に対しては攻撃できるのではと考察しています。
ただ、ここまで来ると妄想に妄想を重ねているようで、考察とも呼べないですが!(;´Д`)
しかし、ケニーのウーリとリヴァイのエルヴィンという宿主が最初の宿主ではないことは間違いないかなと思います!
二人とも、出会った際にはリミッター解除されていたでしょうから!
さて、ここからさらに妄想に妄想を重ね、リヴァイ兵長の現在の宿主について妄想をしてみましょう!
◆現在のリヴァイ兵長の宿主は存在するのか?

現在のリヴァイ兵長に宿主は存在するのでしょうか?
112話にて登場したエルヴィンとの約束を思い出すシーンを見ると、未だ亡きエルヴィンが宿主のように察せられますよね!
ただ、宿主とは「護衛すべき存在」であり、「仕えるべき君主的存在」です。
死亡したエルヴィンでは、リヴァイは力を最大限に発揮できないのではと察せられます。
管理人アースとしては、108話でエルヴィンと同じセリフを発したハンジにハッとするリヴァイの場面が、何かしらの伏線のように感じられて仕方がありません。

これは108話の初見時から感じていたのですが、今回の宿主設定を読み、「もしかしたらハンジがリヴァイの最終宿主になるのかも」と感じました!
108話のこの場面はハンジがリヴァイの宿主となり、回収されるのかもとも感じました!
そうなったら嬉しいですし、熱い展開が起こりそうですが!\(^o^)/
今回の考察ではアッカーマン一族のリミッター解除には宿主が必須であることが分かりました!
あくまで当サイトの考察なのであしからずです!
ハンジが宿主になったら嬉しいな、と妄想し続ける管理人アースでした!(*^^*)
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