108話にて、コニーから「あいつはエレンじゃない」との発言がありました。
普段のコニーのキャラからは考えられないようなシリアスな発言でしたが、それだけに辛く重い、憤りが感じられる発言でした。
いっぽうで、訓練兵団時代からの付き合いであるコニーの「エレンじゃない」発言には深い意味がありそうです。
エレンがそこまで変わってしまったという事を表す事実として、今回コニーは「サシャが死んだ時 笑いやがった」と発言しています。
この時にコニーが言ったように、エレンは本当に笑っていたのでしょうか?
検証してみましょう!
◆エレンは変わってしまったのか検証!

今回のコニーだけではなく、これまでにもココ最近のエレンの変化について指摘している人物は、多々登場しています。
順番に見て行きましょう!
まずはミカサですよね。
102話でエレンが民間人や子どもを殺してしまったことを指摘し糾弾しています。

このたまらない表情のミカサから、エレンにどれほど失望し、裏切られたと感じているかが分かりますよね!
ミカサから見てもエレンは変わってしまったのでしょう。
そして105話にて飛行船に乗り込んだエレンはリヴァイ兵長に蹴りを入れられ、「…まさか…お前が」と言われています。

この場面から、リヴァイ兵長がその顔つきから「エレンは変わってしまった」と判断しているのが分かります。
この場面は重要ですよね!
このような判断を間違えないであろうリヴァイ兵長が、顔つきから「変わった」と判断している以上、エレンは間違いなく以前とは違い「クソ野郎」に変わってしまったのでしょう。
さらに106話では、最もエレンと付き合いが古くエレンの事を「ミカサよりも理解していた」アルミンですら、「もう分からない」と発言しています。

この一言だけでも、エレンがいかに変わってしまったのかが分かりますよね!
これら3人の発言は、エレンの単独行動についての指摘でした。
リヴァイ兵長の発言は微妙ですが、やはりエレンの単独行動ありきの指摘でしょう。
ただ、冒頭で述べたコニーの指摘はまた別ですよね。
「あれはエレンじゃない」は3人の指摘と同じように単独行動ありきで指摘していますが、「サシャの死を笑いやがった」は違います。
エレンの行動だけではなく、エレンという人物の「人間性」が変わってしまったという指摘だと察せられます。
つまり、マーレ強襲という「行動」についての指摘では「それをしなければならない、やむを得ない理由」が存在すればエレンの人間性が変わってしまった訳ではなくても、そのような行動をする可能性はあると思います。
しかし、コニーの言う通り「サシャの死を笑う」というのは、間違いなく「エレンの人間性すらが変わった」のではないかと思わせられますよね!
ではコニーの言う通り、この時エレンは「おかしくて笑った」のでしょうか?
検証してみましょう!
◆エレンは本当におかしくて笑ったのか?

105話でのエレンの笑いを考察する上でコメントでも良く比較対象として挙げられたのが第50話「叫び」でのハンネスが捕食された場面でのエレンの笑いです。
ハンネスが目の前で捕食され、助けられなかった自分の無力さに対する感情から、エレンは自らを嘲笑するかのように「ハハハハ」と笑っています。
その笑いはまさに慟哭へと変わっていき、その笑いが「ハンネスが死亡して笑っているという意味ではない」ことが察せられます。
この50話のエレンの笑いを引き合いに出し、108話でのコニーが「サシャの死を笑いやがった」と指摘した事に「50話の笑いと同じで悲しみの笑いなのに」とのコメントがいくつか見られました。
そのため投票という形を用い、実際この場面をみなさんがどのように捉えているのかを把握すため、Tweetにて意見を求めました。
前に少しTweetしましたが、投票を募りたいです。
105話でエレンがサシャの最後の言葉を知り笑ったのは、第50話でハンネスが死亡した時に笑った「ハハハハ」と同じ意味だと思いますか?
105話の「ククク」というエレンの笑いの描写について投票を募りたいと思うので、ご協力お願いします!— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) 2018年8月12日
結果、サシャの死を笑った場面は「ハンネスの死亡場面での笑いとは違う種類だけど、本当に笑った訳ではない」が半数を締めていました。
ただ、3割以上の人が50話と同じと捉えている事も無視はできないですよね!
投票をしてくれたみなさん!
ありがとうございました!
ただ、管理人アースは2の「本当におかしくて笑っている」だと認識していたので、ちょっと驚きの結果となりました。
1と3にて8割以上の人が「本当の笑いではない」と捉えていることから、「エレンは変わっていない」と考えているのかなと察せられますが、管理人アースはある意味「本当に変わってしまった」のだと考えています。
「サシャ死亡を笑う」エレンの場面を今一度検証し、「本当にエレンは変わっていないのか?」を考察してみましょう!
◆105話@エレンの笑いを徹底検証!

105話にて、まずエレンはコニーから「サシャが死んだ」と聞き、俯きその事実を受け止めているように見えます。
気持ち、悲しげな表情にも見えます。
涙を流しながら拭いもしないコニーに、エレンは「サシャは…最期…何か言ったか」と聞きます。

「『肉』って言った」と答えるコニー
その言葉を聞き、エレンは「くくく」と笑い出し、「くっくっく」と体を小刻みに震わし出します。

険しい表情で睨むリヴァイ兵長
そんなエレンを見て、ジャンが「お前が巻き込んだから、サシャは死んだんだぞ」とたしなめます。
ジャンの言葉を聞き、エレンの笑いが止まります。

皆で食べようと肉を差し出すサシャを思い出すエレン

ここで初めてエレンの表情に怒りや悲しみが表れます。
そんなエレンをジッと見つめるジーク

このような展開となっていました。
このように見返すと、どうでしょう?
あの笑っている時のエレンは本当におかしくて笑っていたように見えないでしょうか?
注目すべきは、エレンが笑っている場面を見て、この場面に居合わせた誰もが「エレンは本当におかしくて笑っていると判断している」ことです。
コニーはそのように判断し108話にて怒っていましたし、ジャンもそのように判断しエレンを嗜めています。
そしてリヴァイ兵長も笑っているエレンに厳しい視線を送っています。
「クソ野郎」とでも思っているのでしょうか?
さらにジャンに嗜められてからエレンの笑いが止まっているところも注目です。
もし50話の時のように自分が許せなく笑っていたり、あまりの悲しみに笑うしか無いような状態での笑いなら、ここで止まるでしょうか?
止まったとしても、再び自分が許せなく、その事実が受け止められなく「ハハハハ」とそれこそ50話のように笑い出すのではないでしょうか?
このような考察から、管理人アースは「この時エレンは本当におかしくて笑っていたのではないか」と考えます!
もちろん、これはあくまで管理人アースの個人的な捉え方です。
Twitterの投票でも87%の人たちが「本当の笑いではない」と考えている事は事実なので!
ただ、管理人アースはこの時のエレンの様子をジッと見るジークからも、エレンは本当に変わってしまったのではないかとも思えるのです。
さらに、この時のジークを考察してみましょう!
◆エレンをジッと見るジークを考察!

「くっくっく」と笑い、ジャンに嗜められて笑いを止め、改めてサシャの死を自覚し表情を変えるエレンをジッと見つめるジーク。
いえ、そのメガネの向こうの目線は確認できないので本当に見つめているのかは分かりませんが、そのようにも見えますよね。
先程の考察通り、管理人アースはエレンが変わってしまったと考えています。
そしてその理由はジークの影響ではないかと考えています。
108話考察!ジークとエレンマーレ接触確定から展開を妄想!でも考察していますが、エレンはジークと直接接触した際に、とんでもない経験をしたのではないかと予想できます。
それは何かしらの記憶のフラッシュバックかもしれませんが、その影響でエレンの人格は変わってしまったのではないでしょうか?
少なくとも、一時的にサシャの死を軽く感じてしまうくらいの価値観の変革があったのではと考えられます。
もしこれがジークの計算通りの展開だとしたら、「ジークの洗脳」とも言えるかなと!
つまり、「エレンはジークの洗脳により人格が変わってしまった」、そのため「サシャの死も軽く感じられ『肉』で笑ってしまった」と考察します!
この考察が当たっているのかどうかは、おそらく近々登場するであろう、エレンとアルミン、ミカサの会話場面で分かるのではと考えています。
ミカサとアルミンと3人で会話をするエレンが、どのような感じなのか?
そこで分かるかなと!
そこに以前のエレンがいるのかどうか…
むっちゃドキドキですよね!\(^o^)/
自分の予想が当たって欲しくないと思うことはほとんどないのですが、今回はそんな感じですよ!(泣)
ドキドキしながら3人の会話場面登場を待つ管理人アースでした!(;´Д`)
→ 109話あらすじ!
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→ 108話考察!ジークとエレンマーレ接触確定から展開を妄想!





