106話では、前話105話にて死亡したサシャの平和で幸せそうな展開が印象に残った読者が多かったのではないでしょうか?
そして同時に印象に残ったのがエレンとアルミンの仲違い展開ですよね。
ミカサもアルミンに同調しているようであり、完全にエレンが二人の考え方から離れていっているように感じられました。
これまで同じ方向を向いていたエレンとアルミンは、なぜここまで考え方が違ってしまったのでしょうか?
二人の今後はどうなってしまうのでしょうか?
これまでの二人の関係を見直し、これからの展開を予想してみましょう!
◆これまでのエレンとアルミンの関係を検証!もともと二人の考えは違っていた?

今回106話でパラディ島の3年間が展開し、平和なほのぼのとした場面もあり嬉しい展開でしたが、いっぽうでエレンがミカサとアルミンから離れて行き、考え方に完全に開きが見られるように感じられました。
特にアルミンが「きっと分かり合える」と言い、「そうなる前に話し合えないのかな?」という辺りには、まさにエレンとの考え方の乖離が見られました。

「時間をかけて話し合えば分かり合える」というアルミンと「巨人になる自分たちは世界の敵であり、分かり合えない」と考えるエレン。
この二人の考えが重なることは、あり得ないように感じられました。
もともとエレンとアルミンの考え方の違いは、以前にも見られており、第78話にて兆候が見られました。
話し合えば分かり合えると考えているアルミンは、ベルトルトと分かり合える最後のチャンスだと考え話し合いをしようとしますが、そのアルミンの行動をエレンは理解できていませんでした。

78話考察!エレンがアルミンの交渉に懸念?でもこの場面を考察し、ここからやはり「二人の仲違い展開の伏線では」と考察しています。
まさに今回の106話で展開している二人の考え方の違いが、この場面にも出ていますよね!
このようなエレンとアルミンの考え方の違いが表に出ず、これまでずっと同じベクトルでやってこれたのは「海に行く」という共通の目的があったからでしょう。
しかし、海に到着し夢を実現したアルミンと、その海の向こう側にいる敵を駆逐するまでの目的を持つエレンとでは、共通に見る目的はなくなり、重なり合わない二人の考え方が表面化したのだと察せられます。
そして当初のアルミンは力は弱く、いつもエレンとミカサに助けてもらっており、そんな二人と肩を並べて歩く事が目標となっていました。

エレンに対し憧憬のような気持ちを持っており、エレンに認めてもらう事が目標の一つでもあったように感じられました。
そんなアルミンも、106話時点では調査兵団内での地位は確立しており、さらに超大型巨人という能力まで手に入れているため、この時のようなエレンに対する感情も変わってきているのではないか、と察せられます。
つまり、「肩を並べて歩ける」ような間柄になったからこその、エレンが「もう…わからない」発言なのではないか、と考えられますよね!

二人の仲違いの展開は、海に到着しそこからさらに自由を求めるように成長したエレンと、ひとりの兵士として男として成長したアルミンの成長という変化から、二人の関係も変化してきた表れなのだろうと考えられるのです。
それではエレンとアルミンは、これからも分かり合えないままの展開となるのでしょうか?
今後のエレンとアルミンの関係を予想してみましょう!
◆エレンとアルミンはこのまま別離展開となるのか?

エレンとアルミンの仲違い展開については、かなり以前から諫山先生はインタビューにて「二人はこのままの関係性ではいられない」と語られており、【進撃の巨人】キャラクター名鑑とは!でのロングインタビューでも語られていました。
そのインタビューでも巻き貝を介して二人の仲違いを匂わせていたと語られていますし、90話ネタバレ考察!アルミンのサザエの意味を検証!でも考察してますが、この仲違い展開についてはかなり以前から伏線が貼られていました。
そのため、今回の仲違い展開は、丁寧かつかなりキチンと回収されるのではないかと考えられます。
成長とともに友人との関係性が変わっていくことは、リアルでもあることだと思います。
ここで注目したいのは、エレンとアルミンは、かなり古くからの幼馴染であるいうことです。
エレンとアルミンはミカサと出会う前からの幼馴染みです。
これは第5話でミカサの家に初めて行くエレンにグリシャが「だから一人しか友達できないんだぞ」というところからも察せられますね(笑)

そして今回の「ミカサよりも理解している」発言にも、アルミンとエレンの歴史が窺えます。
このような幼い頃からの友人関係というのは、お互いの人間形成の根っこにまで相手の考え方が影響しあっていると考えられます。
これは、エレンが自由を求める傾向が生まれたところにアルミンが影響している、という場面からも窺えます。
もともとのエレンは自由を求めるという考えはもっておらず、その考えが生まれたのはアルミンの目を見たところから生まれたと第73話にて明らかとなっています。

このように、これまで一貫して存在したエレンの「自由を求める」という志向も、もともとはアルミンからの影響によって生まれたと言っても過言ではないでしょう!
そしてアルミンがもともと調査兵団を選んだ理由も「二人と肩を並べて歩く」という気持ちが大きかったからだと察せられます。
エレンにもアルミンにも、自分たちの出発点がお互いの影響からであることに気付いた時に、またお互いを分かり合える展開が起こるのではないかなと管理人アースは考えています!
幼馴染や古い友人との関係が、何もなくそのまま続いていくというのは難しいでしょう。
一時的に離れることはあると思います。
これまで当たり前のように隣にいた相手がいなくなり、そこからその存在を再認識することにより、その人が自分の根深いところに根付いていた事に初めて気付くのではないでしょうか?
そこで相手が自分にとって、かけがえのない存在だと察することになるのでは…
そんな展開がエレンとアルミンに起こるのでは!と予想します!
予想というよりも……あったら良いなぁ、という希望している管理人アースでした!(*^^*)





