105話にてサシャ死亡という展開となりましたが、その場面で驚いたのはミカサの涙でした。
アルミンの号泣はまだしも、ミカサが号泣するというのはかなり珍しい場面ですよね!
これまでのミカサで、一番の号泣場面ではないでしょうか?
しかしミカサにとって、サシャとはそこまでの存在だったのでしょうか?
もしかしたらこの号泣場面は、これから登場するパラディ島の3年間にて何かがあったという伏線なのではないでしょうか?
検証してみましょう!
◆ミカサとサシャの関係を検証!

サシャが死亡した際、ミカサは号泣していますが、二人はそれほど仲が良い関係だったのでしょうか?
ミカサのキャラから「号泣」というのは、よっぽどの深い間柄だったのかなと思われます。
訓練兵団時代、調査兵団時代の二人の関係を思い返すとあまり親しいようには感じられませんよね?
ミカサはやはりエレンにべったりであり、あとはアルミンと関わっている事が多かったように感じます。
サシャに関しては、訓練兵団時代はユミル、クリスタと近かったですし、調査兵団時代はコニーやジャンと絡んでいる事が多かったように感じます。
実際に、号泣するほどミカサはサシャと仲が良かったのでしょうか?
二人の関係を順番に見返してみましょう!
まず訓練兵団時代にてミカサとサシャの場面でパッ思い出すのは「サシャが放屁した音です」の場面ですよね!(笑)

この後サシャはミカサに抗議をします。
そんなサシャの口にパンを入れ、ミカサはサシャを黙らせます(笑)

満足げなサシャ(笑)
パンで満足するサシャの場面にはもともと伏線があり、前話16話でミカサからパンがもらえると思ったサシャがもらえず無表情になるという場面がありました。

17話でミカサからパンをもらえて満足なサシャは、この時にもらえなかったパンをもらえて満足、みたいな意味も込められていますよね(笑)
ただ、ミカサとサシャの仲が特別良い、というようには感じられはしませんが!(笑)
訓練兵団を卒業し、解散式の後のトロスト区奪還作戦編を見て行きましょう!
時系列では先ほどの場面よりも後になりますが、作品中では二人が関わり合う初めての場面となります。
第9話での本部で補給するガスを手に入れる場面にて、サシャはミカサに助けられています。

この時のミカサはサシャから見れば命の恩人となりますよね!
ただ、「すぐに立つ」と言っているミカサにとっては、当たり前の事をしただけ的な感じですが(笑)
これもミカサ側から見てサシャと<特別仲が良い事を表してはいないように見えますね!
次は女型の巨人編を見て行きましょう!

巨大樹の森で巨人が入ってこないように見張っている場面で、ミカサとサシャは近いところで見張りをしており、会話をしています。
この時は、狩猟民族サシャがミカサにアドバイスを送っていますね(笑)
同期らしい会話ですが、この場面も特別仲が良いという感じではないです。
次にミカサとサシャが絡む場面が登場するのは、王政編となります。

パンを盗もうとしたサシャを104期が皆で糾弾する場面です。
会話は無いですが、ミカサはサシャを鋭い目で睨んでいますね(笑)
この場面は特別仲が良いという訳ではないけれど、ミカサも他の皆と同じでサシャと同期という関係を築いている感じを見受けられますよね!
次にミカサとサシャが絡むのは、リーブスから目を離したミカサを、サシャが弓でフォローする場面です。

この場面からも、二人が特別親しいとか親しくないとかは窺えませんね。
どちらかというとガスの補給時にミカサに助けられたサシャの場面と対になっており、逆になってサシャがミカサを助けた場面という意味なのかなとも感じます。
ここからも二人の関係の親しさは分かりませんね!
次にミカサとサシャが会話をするのは、王政編クライマックスとなる第67話となっています。

この場面はサシャ・スパイ説でも考察していた場面なので印象に残っていますが、改めて見返すと、ミカサがサシャの異常に気付くという意味でも考察すべき場面ですよね。
そして自分から声をかけるミカサというのも珍しいですよ!
この場面からはミカサとサシャが親しい間柄なのではと感じられますよね!
少なくとも、ミカサが自分から気遣って声を掛けるくらいの親しさを持っているのだな、と感じられます!
そして次は今回の考察にはあまり関係ないですが、意識を失っているサシャがミカサを殴りつけるという場面が72話で登場しています。

これはミカサとサシャの関係考察にはあまり意味がないですよね(笑)
その後のシガンシナ区決戦では、ミカサとサシャは共に戦いますが、ほとんど会話はしていません。
ただ、ここでサシャがミカサから聞いたであろう言葉を言っているのは、サシャがミカサから一定の影響を受けているのだなとは感じますよね!

そしてその後、ミカサとサシャが会話をする場面は登場していません。
もちろんこれは「ウソ」なので考察材料にはなりませんが!(笑)
さて、これまでに登場したミカサとサシャの会話や絡みを通して見てきましたが、どうでしょうか?
サシャは死亡してミカサが号泣するほどの深い関係を持った相手だったでしょうか?
常にクールなミカサが号泣するほどの関係ではないように、管理人アースには感じられますが…
では逆に、今度はこれまでにミカサが泣いた場面を見てみましょう!
◆ミカサの涙場面を検証!

ミカサの涙が最初に登場したのは、第2話にてエレン母カルラを助けようと必死になっている場面でした。
実の母ではないですが、両親を亡くしたミカサにとって実の母のような存在であったカルラを助けられない、見捨てなければいけないという絶望からの涙だと思われます。
その次にミカサの涙が確認できたのは時系列的には前となりますが、第6話でエレンに「戦え!」と言われナイフを握り立ち上がったミカサですが、涙ながらに「できない」と涙を流していました。

この時はまだリミッター解除前のミカサで、年齢相応な少女の涙という感じですよね!
そしてその後、エレンにマフラーを巻いてもらった場面で「帰る」と答えながら涙を流しています。

帰る場所をエレンに与えてもらえた場面ですね!
まさに「生き方を教えてくれた」的な、喜びの涙かなと思われます。
そしてこの場面を思い出し、第7話では一度は生きる事を諦めていたミカサが再び立ち上がり巨人に立ち向かっていく場面で、ミカサは涙を流しています。

これはエレンの事を失った悲しみ、エレンを失くしたまま生きていく事の決心など、いろいろな感情が混じった涙かなと感じられます。
そして第9話では、死亡したと思っていたエレンが巨人のうなじから出てきて、心臓の鼓動を確認し生きていた事を知った場面です。

ここではクールなミカサが「うわあああん」と少女らしく泣いている場面が登場しています。
まさに号泣でした!
次にミカサが涙を流し泣いている場面は第45話「追う者」です。

これはエレンを失ってしまったという悲しみの涙ですね。
そして第50話の名場面「マフラーを巻いてくれてありがとう」の場面ですね。

これは死を覚悟したミカサがエレンに最後の感謝を伝える場面での涙です。
そして次にミカサが涙を流した場面は、アルミンが死亡するかもしれないとなった場面です。

アルミンが死亡してしまうかもしれないとなった時に、ミカサは悲しみの涙を流しながらリヴァイ兵長に飛びかかり、ハンジの腕を掴み負傷させています。
そしてアルミンが助かった場面では逆に嬉し涙を流しています。

そして次にミカサが涙する場面は102話「後の祭り」です。

これはエレンの取り返しのつかない所業に対する悲しみの涙ですね。
そして最後に今回のサシャが死亡する場面で、ミカサは号泣しています。

まとめると以下のような場面でミカサは涙を流しています。
このように見ると、やはり105話でのサシャ死亡場面というのは浮いていますよね!
第2話での失うかもしれないカルラは、ミカサにとって「家族」と考えて良いでしょう。
そして84話でのアルミンも、家族ではないですがエレンと共に最も古い友人であり、ミカサはほとんど家族と同じくらい大切な存在として認識していたのではと思われます。
そして、それ以外でのミカサは、全てエレン絡みで泣いています。
おそらくミカサが涙するのは、エレンか家族と認識した人を失う場面なのでしょう!
逆に言うと、第77話でライナーが死亡したと思っているジャン、コニー、サシャ、アルミンが涙を流している場面では、ミカサだけは泣いていませんでした。


こうやって見ると、やはりサシャが死亡した場面でミカサが号泣しているのはちょっと異質な感じがしますよね!
ここまでの考察で、やはりサシャ死亡場面でミカサが号泣しているのは特別な事だと分かりました!
何か特別な意味がある場面なのかもしれませんよね!
ミカサはサシャにとってエレン並みに特別な存在なのか?
さらに考察を進めて行きます!
◆パラディ島の3年間でミカサとサシャの関係は変わったのか?

サシャに対しエレンやアルミンのような「家族並の感情」がなぜミカサの中に生まれたかを考えると、やはり未登場である「パラディ島の3年間」を妄想してしまいます。
ただ、王政編時にはサシャに対し気遣うセリフが登場していますし

シガンシナ区決戦時には、ミカサのセリフを引用するサシャが登場しています。

ので、シガンシナ区決戦時にはある程度の親しさはあるのでしょうが、やはりミカサが号泣するほどの関係ではなかったように思われます。
ここから、おそらく106話以降に登場するであろう「パラディ島の3年間」で、ミカサとサシャがこれまで以上に親しくなる展開が登場するのではないでしょうか?
104期の女性はミカサ、サシャ、ヒストリアの3名となっています。
ヒストリアは女王として活躍しているでしょうし、少なくともミカサやサシャと日常的に接することは難しいでしょう。
となると、ミカサに近い女性同期はサシャだけとなります。
そして、もちろんサシャの死亡フラグだったのだろうと分かっていますが、コニーが「やっぱりお前らは特別だ」とサシャとジャンの肩を抱きながら言う場面の後に、嬉しそうにコニーの腕をさするサシャの場面が気になっています。

この時のサシャの表情が、恋する乙女に見えてしょうがありません。
もしかしたら、サシャはコニーに惚れていたのではないでしょうか?
そしてもしかしたら、その気持ちをミカサに相談していたという展開が「パラディ島の3年間」であったのでは…(;´Д`)
もしそんな展開があったらミカサがどう答えていたのかとか、むっちゃ気になりますが、こんな展開があったらサシャ死亡時にミカサが号泣していてもおかしくはないですよね!

今回の考察では、パラディ島の3年間でミカサとサシャの仲がかなり親しくなっていたのではと予想できました!
そこではコニーに対するサシャのコイバナも登場したのではと妄想もできました!
さて、106話以降でそんな展開が登場するのか?
むっちゃくちゃ楽しみです!\(^o^)/
→ 105話考察!気まずいミカサがマフラーを脱いだ理由を検証!
→ 105話考察!イェレナの意味とは?ジーク信奉者を検証!
→ 105話考察!ロボフ師団長は過去に登場していたか検証!
→ 105話考察!ピークの個人的興味とは?






