色々な意味において大いに盛り上がった104話でしたが、その中でもエレンが戦鎚の水晶体を割り、戦鎚を継承した場面はかなり印象的でした。
ただ、この場面で「ポルコも戦鎚を継承したのではないか?」というコメントをかなり多くいただきました。
ポルコが戦鎚を継承!?
そんな展開があるのでしょうか?
検証してみましょう!
◆ポルコは戦鎚を継承したのか?

104話では、顎巨人の腕等を引きちぎり無力化したエレンが、その口に戦鎚の水晶体を咥えさせ、破壊し、戦鎚の巨人を捕食するという展開となりました。
この場面について、エレンが戦鎚の巨人を継承したのではなく、ポルコが継承したのではないかとの指摘が、多くのコメントに見られました。
まずは、レイさんのコメントを見てみましょう!
もしそうなら、ライナーは最後の力で戦槌奪取を阻止する大金星を挙げたことになり、サブタイトル「勝者」にも合致するのではないでしょうか?
口に咥えた戦鎚の継承者の脊髄液がエレンゲリオンに入る前に、顎巨人が摂取しているのではないか、という考察ですね。
なるほど!
たしかに、順番では顎巨人の口の中に入りそうに見えますね!
そして戦鎚の巨人が顎巨人に継承されているのならば、ポルコを助けたライナーが「勝者」という考察も素晴らしいですね!
まさに、マーレにとってはライナーが殊勲者ですよね!
「顎」だけではなく「戦鎚」までも守ったのですから、英雄でしょう!
さらに「まる」さんは「ポルコはエレンに喰われるぐらいならと骨髄液を飲み込んでいたのかもとか思います。」との考察コメントをよせてくれています。
たしかに、ポルコは途中で「嘘だろ?」と言っており、エレンが自分の顎を利用し、水晶体を割ろうとしている事を察していましたね!
ここから、「エレンに渡すくらいなら…」と思い、自分が継承しようと考えてもおかしくはないでしょう!
面白い考察です!
レイさん!
まるさん!
素晴らしい考察コメントありがとうございました!
「ポルコ戦鎚継承」説は、他の方からもいくつかメントをいただきました。
コメントをよせてくれたみなさま、ありがとうございました!
このような考察コメントが、当サイトの考察精度を高めてくれています!m(_ _)m
では考察に戻りますが、ポルコが戦鎚を継承したのでしょうか?
管理人アースは「ポルコではなく、エレンが継承した」と考えています。
今一度、エレンの戦鎚捕食場面を見直していましょう!
◆戦鎚捕食場面を今一度検証!

まず、エレンは無力化した顎巨人に戦鎚の水晶体を咥えさせ、持ち上げます。
「ググレ」の場面ですね(笑)
たしかに、このままの体勢でしたら「戦鎚の巨人」の脊髄液は顎巨人に流れ込み、ポルコに継承されていたかもですね。
ただ、ここで戦鎚の脊髄液がエレンゲリオンの口に流れ込むように、エレンは顎巨人の体勢を下向きにしています。

さらにまるさんの仰った通り「エレンに継承させるくらいなら俺が飲み込んで」とポルコが思い付けば良いのですが、「やめろ」としか考えられていません(;´Д`)
この辺りは左中央二列目さんもコメントで「顎は顔を下に向けられており、自然に飲む事は出来ません。また“やめてくれ”からガリアードは摂取する意思も無かったと思いました。」と考察しており、管理人アースと同意見でした。
左中央二列目さん!
考察コメントありがとうございます!
そしてほぼ全ての体液を飲み干すように「ゴクン」とエレンゲリオンが摂取している描写が登場しています。

これは「エレンが脊髄液を摂取し、戦鎚を継承した」という描写に見えますね。
そしておそらくですが、この場面は「戦鎚を継承して何かが見えた」という描写かなと察せられます。

そしてこの一連の流れを見て、コスロが「『戦鎚の巨人』が食われた」と説明しているところからも「戦鎚の巨人がエレンに食われ、継承された」場面なのだろうと断じて良いのではと思われます。

さらにこの後コスロは「次は顎(ガリアード)だ」と言っている事から、ガリアードが戦鎚を継承しているとコスロは思っていないのでは、と感じられます。
ここから、管理人アースは「戦鎚の巨人はエレンが単独で継承した」と考察します!
そして、違う方向からですが、戦鎚がここでポルコではなくエレンに継承されたと断ずる理由に、ここ数話のエレンの役どころがあります。
ここ数話のエレンの行動を見直してみましょう!
◆エレンが「悪役」から戦鎚を継承と考察!

ここ数話、特に第100話「宣戦布告」からのエレンの行動は、とても母親を巨人の捕食された者とは思えないものとなっています。
母親を巨人に捕食され、ライナーに向かい「大量殺人鬼だ」と言い放ったエレンは、今は自身がそのような立場になっています。
第97話では「君はいい奴だから」「長生きしてくれるなら嬉しいよ」と評価した相手であるファルコをも殺そうともしました。

これはライナーが助けると計算していたかもしれませんが、その後非戦闘員である一般市民を大量虐殺したことは動かない事実です。
そして今回、戦鎚の巨人の正体である女性をエレンは水晶体ごと砕き、殺し、捕食しました。

この場面を見た時、「エレンを完全にヒール(悪役)もするつもりなのか」と管理人アースは感じました。
それは「女性の姿の戦鎚を殺す場面を描いた」事に、「ワザとエレンを悪役で描こうとしている」という諫山先生の意思を感じたからです。
これまで女型の巨人と戦う場面や、中央憲兵トウラテ・カーフェンと戦う場面など、数々女性と戦う場面が展開してきましたが、調査兵団側が「女性を殺す場面」は登場しませんでした。
コメントにて第60話でアルミンがジャンを守る為に撃った兵士が女性だったのではと指摘がありました。
この兵士はおそらく女性であり、「アルミンが手を汚した場面」として女性を殺していましたm(_ _)m
少なくとも、主人公エレンが女性を殺す場面は登場しませんでした。
どうしても主人公が女性を殺害する場面というのは悪役というイメージが植え付けられるため、描く側としても避けますよね。
あれだけ暴力的に強く、これまで多くの人を殺す場面が登場したリヴァイ兵長も、女性を殺害する場面は登場していないのではないかなと!
やはりイメージは大事だからですよね!
しかし、今回いくら巨人化能力者とはいえ、エレンが女性を砕き殺害し捕食する場面を思いっきり描いているのを見て、本当に驚きました!
そして100話以降、無差別に人を殺害し、なおかつ女性をも捕食するエレンを見て「正義側」ではなく、「意識して悪役側」として描いているのだなと感じました。
もちろんマーレもパラディも、どちらが正義とは言い切れないという見方を描いているのでしょうが、それ以上の何かを含んでいる伏線のように思えますね。
何か、持っていきたいシーンがあり、そのために描いているのでしょう!
戦鎚捕食場面は、エレンをそんな「悪役」に見せる為の場面なので、「ポルコが継承していました」という流れにはならないのではと管理人アースは考えます!
あくまで管理人アースの見方ですが!
今回の考察では、「戦鎚はエレンが単独で継承している」と考察しました!
では、エレンは戦鎚の能力を使えるのでしょうか?
これは別記事で考察したいですね!\(^o^)/
→ 105話あらすじ!
→ 104話「勝者」あらすじ感想考察!
→ 104話考察!オニャンコポンはポスト・モブリットか考察!
→ 104話考察!ファルコの「…」を検証!ピークは何を語ったか?





