853話「獣の雄叫び」
『キングダム』853話では、李牧が秦軍の雄叫びを「侵略者の叫び・獣の叫び」と表現する場面が描かれます。
前回852話では、秦軍44万と趙軍40万+αという史上最大規模の両軍が全ての配置を完了させました。
ここから信と李牧の因縁の対決がついに始まるのか。
それとも李牧の策略によって**飛信隊が最初から窮地**に立たされるのか。
853話の内容を見ていきましょう。
キングダムネタバレ考察|853話あらすじ!
飛信隊の士気と信の檄
両軍が展開を終え、まさに開戦の時を待つ中、飛信隊の一部の隊員は敵の数を見て平静を保てずにいました。
これほど大規模な戦いを経験したことがなかったからです。
各隊の将たちがそれぞれ言葉で士気を高める中、干斗百将は激励します。
副将の渕に促された信は、飛信隊の面々に向けて檄を飛ばします。
信の言葉はシンプルでした。
さらに信は、軍が巨大化し、戦場が広がり、自分の姿や声が届かないかもしれない時の指示を出します。
信は、この旗印に「飛信隊 俺達 の魂が 俺の夢が」すべて込められていると語りました。
そして信は宣言します。
「この大戦を勝利に導くのは 飛信隊 俺達 だ」
飛信隊の咆哮
信の檄に対し、飛信隊の隊員たちは「李信将軍!」と空気が震えるほどの声を上げ、士気は最高潮に達しました。
尾平は感動で涙を流し「信お前すげェぞ」と声を上げます。
渕は驚愕しながらつぶやきます。
また、昂率いる飛チン隊(昂百人隊)が、どの隊よりも長く激しい練兵を行ったことを誇り、異様なまでの士気の高まりを見せました。
李牧、自ら声を上げる
飛信隊の咆哮は向かい合う趙軍の陣地にまで届き、傅抵やカイネといった将たちはともかく、趙の兵士たちはその熱気に飲み込まれつつありました。
傅抵軍の兵士の一部は怖気づいてしまいます。
傅抵が兵士に檄を飛ばそうとしたその時、大将である李牧自らが声を上げました。
「趙三大天李牧はここに在る」
李牧の登場に、趙の兵士たちは面食らいながらも、「李牧様だ!」と飛信隊に劣るどころか上回るほどの雄叫びを上げ、士気を盛り返しました。
信はこれを聞き「そこにいやがるのか李牧」と睨みつけました。
傅抵の配下が、李牧がこの場を率いるのかと戸惑う中、傅抵は説明します。
李牧がここに現れたということは、「ここが重要ってことなんだろ」と傅抵は理解しました。
つまり、李牧は開戦から飛信隊を必ず葬るつもりで現れたのです!
李牧の「獣の叫び」
李牧はさらに言葉を続けます。
秦軍の雄叫びを指して、李牧は言い放ちました。
李牧は、秦軍が趙の国を刃で奪い、家族を殺しに来た侵略者であると訴えます。
彼は、秦が韓を滅ぼしてその力を得て再び侵略してきたが、我らは奴らを再び返り討ちにすると宣言します。
「そうすればその先に必ず平穏が訪れる!」
そして最後に叫びました。
この李牧の檄に呼応した趙兵たちは、「侵略者に死を!」とさらに士気を漲らせて吠えました。
趙完全攻略戦開戦
空気が震えるような趙兵の雄叫びが届く中、信が「上等だ」と口にした瞬間、李牧は傅抵と趙葱に指示を出しました。
李牧の指示を受けた傅抵・趙葱は第一陣に突撃を命じ、一方の飛信隊も信からの命を受け、第一陣が突撃を開始しました。
こうして、始皇十八年(紀元前229年)、趙完全攻略戦が開戦したのです。
両軍ともに士気は申し分ない状況で戦いの火蓋が切られました。
854話につづく
キングダムネタバレ考察|853話の感想と考察
今回の853話は、信と李牧の因縁の対決がついに始まるという、まさに歴史的瞬間でした。
両軍の士気がぶつかり合う、開戦前の緊張感が最高潮に達した回でしたね!
特に印象的だったのは、信の成長です。
「飛信隊の旗を見上げろ」という言葉。
これ、マジで痺れました…
軍が巨大化して自分の声が届かなくなることを見越し、旗印に全てを込めるという発想。
もう完全に**大将軍の器**ですよね。
渕が「あなたは本当に大将軍の一歩手前まで…」とつぶやいたのも納得です。
そして李牧の「獣の叫び」。
これがまた恐ろしい…
秦軍の雄叫びを「侵略者の叫び・獣の叫び」と表現し、趙兵の士気を一気に盛り返させる。
さすが趙三大天、言葉一つで戦局を変える力を持っています。
そして何より注目すべきは、李牧の異例の戦術です。
自分の本軍を持たず、全戦場に足を運んで全体の指揮を執る…
これ、李牧がどれだけこの戦いを重要視しているかの表れですよね。
傅抵が「ここが重要ってことなんだろ」と言ったように、李牧は開戦から飛信隊を必ず葬るつもりで現れたわけです。
信が「そこにいやがるのか李牧」と睨みつけた瞬間、もうゾクゾクしましたよ…
さて、今回は「信と李牧の士気戦」と「李牧の全戦場指揮という異例の戦術」が描かれました。
ここでまとめておきましょう!
信の成長について
今回の信の檄は、これまでとは明らかに違いました。
「いつも通り戦って勝つ それだけだ」というシンプルな言葉。
でもその後に続く「飛信隊の旗を見上げろ」という指示。
この旗印に飛信隊の魂と自分の夢が全て込められているという言葉。
これ、もう完全に大将軍の発想ですよね。
軍が巨大化して自分の声や姿が届かなくなることを見越している。
そして旗印を**象徴**として使うという高度な戦術。
尾平が涙を流して「信お前すげェぞ」と言ったのも分かります。
渕が「大将軍の一歩手前まで…」と驚愕したのも当然です。
信、マジで成長したな…(感涙)
李牧の恐るべき策略
今回で改めて感じたのは、李牧の戦術の異常性です。
自分の本軍を持たず、全戦場に足を運んで全体の指揮を執る。
これ、どれだけ李牧がこの戦いを重要視しているかの表れです。
そして開戦のタイミングで飛信隊の前に現れた。
これは偶然ではありません。
李牧は最初から飛信隊を最優先で葬るつもりなんです。
なぜか?
それは信が李牧にとって最大の脅威だからでしょう。
桓騎を倒し、王翦と並ぶ将となりつつある信。
李牧はその成長を見逃していません。
だからこそ、開戦から信を叩く。
この李牧の判断、恐ろしすぎます…
「獣の叫び」の真意
李牧が秦軍の雄叫びを「侵略者の叫び・獣の叫び」と表現したのは、単なる煽りではありません。
これは趙兵の士気を高めるための完璧な言葉選びです。
「愛する者を守れるのは我らの刃だけだ」
「今度こそ秦の牙を砕き葬り去る」
「そうすればその先に必ず平穏が訪れる」
この言葉の流れ、完璧すぎませんか?
趙兵たちが「侵略者に死を!」と叫ぶのも当然です。
李牧は言葉一つで戦局を変える力を持っている。
これが趙三大天の力なんですね…
キングダムネタバレ853話|アースの感想
まさか李牧が開戦から飛信隊の前に現れるとは…
これ、李牧がどれだけ信を警戒しているかの表れですよね。
桓騎を倒し、王翦と並ぶ将となりつつある信を、李牧は最初から叩こうとしている。
この判断、マジで恐ろしい…
そして信の成長!
「飛信隊の旗を見上げろ」という言葉。
もう完全に大将軍の器ですよね。
渕が「大将軍の一歩手前まで…」と驚愕したのも納得です。
尾平が涙流してたのもグッときました…
でも、ここからが本当の地獄なんですよね。
李牧は全戦場に足を運んで全体の指揮を執る異例の戦術。
つまり、どの戦場でも李牧が現れる可能性があるということです。
これ、秦軍にとっては悪夢でしかない…
さらに言えば、趙軍40万+αの「+α」がまだ明らかになっていません。
宜安や邯鄲からの未知の兵力が存在している可能性があります。
李牧がどんな策略を用意しているのか…
はてさて信は李牧を討つことができるのか?
それとも李牧の策略によって飛信隊が壊滅的打撃を受けるのか?
次号が待ち遠しくて何も手につきません……
どうなるのか予想やご意見ぜひ教えて下さい!!
キングダムネタバレ853話予想!信は李牧を討てるのか?
今回の開戦で、信と李牧の因縁の対決がついに始まりました。
李牧は開戦から飛信隊の前に現れ、信を最優先で葬るつもりであることが明らかになりました。
しかし、信もまた李牧の首を狙っています。
「敵将李牧を討つのは飛信隊だ」と宣言した信。
この因縁の対決、どちらが勝つのか?
個人的には、信が李牧を討つのはまだ先だと思います。
李牧は全戦場に足を運んで全体の指揮を執る異例の戦術を取っています。
つまり、李牧は簡単には討たれない位置にいるわけです。
さらに、趙軍40万+αの「+α」がまだ明らかになっていません。
李牧がどんな策略を用意しているのか…
ただし、信の成長は本物です。
「飛信隊の旗を見上げろ」という言葉に表れているように、信はもう大将軍の一歩手前まで来ています。
李牧との直接対決は避けられないでしょう。
次回854話では、飛信隊と趙軍の激突が描かれるはずです。
李牧がどんな策略を用いるのか、信がどう対応するのか…
予想ここまで!
⇛信と李牧の対決、本当に楽しみですよね(;´Д`)
ここ、次回の854話は絶対に見逃せませんよ!
信は李牧を討てるのか?それとも…
次週の854話、超要チェックですよ!







