「キングダム」という名前をご存知でしょうか?
NHKでアニメ放送もされているマンガですので、けっこうな人気作品となっています。
内容としては「始皇帝が中国を統一する話」ですので何だか堅苦しく難しそうに感じるのですが、アニメ放送されるくらいなのでかなり面白い作品となっています。
では、どのように面白い作品なのか?
何がそんなに魅力なのか?
調べてみました!
キングダムの魅力は何か?面白い3つの理由を紹介!


①始皇帝が主人公ではない!実在と架空のキャラクター混在が素晴らしい!
「始皇帝が中国を統一する話」と説明すると、やはり「始皇帝が主人公」とイメージしてしまいます。
しかし、違います。
始皇帝が主人公ではありません。
「キングダム」の主人公は、始皇帝の部下「信」となっています。
「信」は下僕出身の少年です。
始皇帝となる「嬴政」は実在する人物であり「信」も実在する人物がモデルなのですが、実際に下僕出身であったかは分かっていません。
つまり、信が下っ端の歩兵から将軍になり、仕える始皇帝が中国を統一する話、という構図となっています。
この始皇帝の名は「嬴政」であり、彼が反乱により命を狙われているところを下僕である「信」が助けるところから話は始まります。
その反乱により逃げる嬴政と信は「河了貂」という少女と出会います。
この人物は後に軍師となり、嬴政にも信にも不可欠な存在となり現在最新話まで登場しているレギュラーキャラですが、全くの架空の人物となっています。
さらに信と河了貂と出会うレギュラーメンバーに「羌瘣(きょうかい)」がいます。
非常に強い少女で信は何度も助けられるのですが、こちらは歴史上実在する人物となっています。
このように歴史的にも実在する人物と架空のキャラクターが混ざった作品となっており、特に考察好きな人にはたまらない作品となっています。
読みながら実際の歴史を調べていくと、非常に面白い作品となっています。
②歴史事実に基づいた話の展開が面白い!
「始皇帝が中国を統一する話」であるため、実際の歴史的事実に沿って話は進みます。
「秦の始皇帝」が、中国を統一していく歴史そのままの展開が描かれています。
実際に嬴政が敵国趙で生まれ秦国に逃れてくるエピソードから、敵国と戦う展開までもそのまま歴史的事実です。
ここで「キングダム」の歴史を簡単にまとめてみました。
| 年号 | 内容 |
| 紀元前259年 | 趙の邯鄲で誕生 |
| 紀元前246年 | 13才で王位継承 |
| 241年 | 函谷関の戦い(合従軍戦)←現在アニメ放送 |
| 238年 | 加冠の儀を行い元服 |
| 236年 | 王翦が楊端和、桓騎を従え「鄴」を攻め落とす←現在最新話 |
| 235年 | 呂不韋服毒自殺 |
| 230年 | 韓滅亡 |
| 229年 | 趙の李牧死亡 |
| 228年 | 趙滅亡 |
| 225年 | 魏滅亡 |
| 223年 | 礎が滅亡 |
| 222年 | 燕が滅亡 |
| 221年 | 斉が滅亡 秦国が天下統一 |
| 210年 | 始皇帝嬴政没 |
このような歴史となっており、「キングダム」もこれに沿って話は進んでいます。
登場する秦の将軍たちや敵国の武将たちも歴史に登場する人物達であり、実際の戦いもそうだったのではと妄想を膨らませられるところも大きな魅力となっています。
③伏線と回収の仕掛けが絶妙!
歴史的事実に沿った作品である「キングダム」ですが、ひとつの作品としての伏線と回収もキチンと仕掛けられています。
例えば先程も紹介した主人公信は、歴史的にも実在する将軍です。
しかし実際には「李信」という名前となっています。
しかし「信」という名前にしたのは歴史的には下僕出身ではなかったでしょうし、始皇帝嬴政を少年時代に救ったというフィクションを織り交ぜているから名前を「信」と変えたのだろうと思われていました。
しかし第1話「無名の少年」の冒頭で「李信将軍」と讃えられる信が登場しています。


なので、いつか信が李信と名前を変える展開が登場するのだろう、とネット上でも予想されていました。
それが先月4月30日に明らかとなった641話で、とうとう信が李信になる展開が起こり回収されたのです!


2006年から連載が開始され、約14年またいだ伏線が回収されたことになります。
このように歴史的事実を織り交ぜながらもキチンと大きな伏線が仕掛けられており回収される、という魅力もある作品となっています。
さらに昨年実写映画化されたキングダムですが、さらに数年前に実写PVが公開されていました。
キングダム連載10周年を記念して2016年に山﨑さん主演で作られた特別動画ですよ!、
こちらになりますhttps://t.co/Vx3dLIjPfa— kazu (@kazueigaaka) 2019年5月4日
この動画には、こんなシーンが登場しています。


この場面、最新刊57話での場面と同じですよね!
#キングダム#ネタバレ#627話#龐煖#信#朱海平原十五日目
【衝撃】信と龐煖の長き戦いが終わる⁉︎
戦いを見届けた李牧が取った行動は⁉︎https://t.co/iNdJil5BTb pic.twitter.com/xsExGBVjEC— MangaLife/rita (@blog_rita) December 25, 2019
57巻を読んだ時、数年前の実写PV場面を思い起こしましたよ!
伏線だったのかなと。
読んで気付いた時に、ゾクッとするような回収でした。
◆現在64巻!どれくらい続くのか?


このように素晴らしい作品となっているキングダムですが、現在64巻まで発売されています。
あと、どれくらい話は続くのでしょうか?
先程の年表でも示していますが、現在『「鄴」を攻め落とす』ところまで進んでいます。
なので、紀元前221年の「中国統一」まで話が続くのであれば、まだまだ作品は続くでしょう。
そう思われている読者がほとんどだと思いますが、管理人アースはそこまで話が続くのかという疑問も抱いています。
これは「キングダム」読者なら感じていると思いますが、主人公信のライバルは趙の龐煖と李牧です。
龐煖は、既に信が倒しています。
さらに李牧死亡も近いです。
ここから趙を倒し中国統一までは一気に描かれる可能性もありますよね!
歴史的事実としては中国統一までまだありますが、作品としては李牧が死亡したらほぼ終わってしまうような気もするのです。
たしかに楚の媧燐将軍とか面白いキャラもいるので、この辺りも膨らませそうな気もしますが…
まずこれから呂不韋の服毒自殺が展開し、そこから「李牧死亡」が登場するでしょう。
ここからまだ他国との戦いが詳細に描かれる展開になるのかどうかしだいかな、と思われます。
もしその展開がきたら「まだまだキングダムは続く」という感じになるかなと。
この辺り、要注目ですね!
今回は「キングダムの面白さ」と「どれだけ続くか」を見てみました。
魅力たくさんな作品であると分かりましたよね!
李牧との結末がどのように描かれるのか?
要チェックですよ!\(^o^)/






