【最速結論(検索意図ここで回収)】※77巻・本誌859話までネタバレあり
✅ 呉鳳明は77巻&最新話859話時点で死亡していない(生存)
✅ 初登場は25巻・266話「因縁の子」(合従軍・函谷関編)
✅ 魏の第一将(大将軍格)&新・魏火龍(火龍の後継者)
✅ 公式ガイド能力値は武力60/指揮力88〜89/知力97〜98/経験値B〜Aの知略特化
✅ 史実には実在しない(父・呉慶ともどもオリジナル色の強いキャラ)
① ◆呉鳳明(ごほうめい)プロフィール
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 呉鳳明(ごほうめい) |
| 所属 | 魏国 |
| 階級・肩書 | 魏 第一将(大将軍格)/新・魏火龍(火龍七師の後継者) |
| 年齢 | 不明(作中で「若き将」「若造」と評されるため、おおよそ20代後半〜30代前半と推定) |
| 初登場 | 25巻・266話「因縁の子」※合従軍総大将会談シーン |
| 父 | 呉慶(ごけい)/元・魏火龍七師。一騎打ちの末、蛇甘平原で麃公に討たれる |
| 師匠 | 霊凰(れいおう)/魏火龍七師。著雍戦で戦死 |
| 能力値(公式ガイド系) | 武力60/指揮力88〜89/知力97〜98/経験値B〜A(知力・発明に突出) |
| 戦闘スタイル | 自分は前線で殴り合わず、兵器開発と布陣で「戦場そのものを設計して勝つ」タイプ |
| 代表兵器 | 巨大井闌車(せいらんしゃ)・床弩(しょうど)などの攻城兵器 |
| 現在の状況 | 生存。什虎戦後、什虎城を魏領とし、秦との「三年同盟」を利用しながら韓への圧迫と魏の拡張を狙う段階で一旦退場 |
| 特徴 | 端正な顔立ち・冷静沈着・超プライド高い/父と同じ「両手を合わせてすり潰す」ポーズが口癖 |
| 声優 | 浪川大輔(TVアニメ版) |
| 史実 | 史書に名前がなく、父・呉慶ともども実在しない創作キャラ |
② ◆呉鳳明は死亡する?生存している?(運命・現在地)
結論:77巻・最新話859話時点で「フル生存」
呉鳳明はこれまでに、
- 合従軍編・函谷関攻防戦(魏総大将)
- 著雍(ちょよう)攻略戦・魏火龍七師編
- 什虎(じゅうこ)城攻略戦・秦魏同盟 vs 楚軍
と何度も前線に立ってきましたが、いずれも生還。
77巻&本誌859話の時点でも死亡描写は一切なく、生存確定です。
物語の主戦場が「韓攻略〜趙との決戦」に移っているため、最近は出番こそ少ないものの、魏の第一将として次の対魏戦線の“ラスボス候補”として確実に温存されています。
現在地:什虎を足場に、秦との「三年同盟」を利用中
什虎戦のあと、呉鳳明は
- 什虎城を魏領とし、南部の一大拠点にする
- 秦との三年同盟で背中を預け合いながら、その間に韓を削り西進
- 秦は趙攻略で疲弊すると読んでおり、その後に魏が一気に出る構図を狙う
という、かなり黒い未来図を描いています。
要するに、
「李牧との戦いでボロボロになった秦を、三年後に魏が“すり潰す”」
…というのが、呉鳳明の頭の中のシナリオ。
今はまだ「韓・趙との戦いが優先」のため出番待ちですが、趙が片付いたあとに本格的に牙をむく側として再登場してくる可能性が高いです。
現時点での死亡フラグ
- 父・呉慶は秦(麃公)に討たれている
- 師匠・霊凰も秦(信)の奇襲で戦死
- 秦と三年同盟を結んだが、その後はいずれ敵に回る前提
という状況なので、
「父と師匠の仇である秦と、最終的に全面戦争になり、その中で散る」
という展開がかなり濃厚。
ただし、いつ・どこで・誰の手にかかるのかは、まだ完全に作者の手の内です。
③ ◆性格・人物像(呉鳳明の「核」)
父を奪われたアンチ秦×国のためなら味方も切る合理主義
呉鳳明の心の核は、何と言っても
- 蛇甘平原で父・呉慶を麃公に討たれたこと
- その敗戦によって、魏が山陽を秦に奪われた屈辱
ここから生まれた徹底したアンチ秦感情です。
ただし彼は、感情で突っ走るタイプではありません。
「魏がこの戦国を勝ち残るには、“強き者”だけが生き残らねばならぬ」
と本気で信じており、そのためなら味方すら容赦なく切り捨てる冷徹さを持ちます。
著雍戦で、尊敬していた師匠・霊凰を囮にし、自分だけ撤退した判断はまさにその象徴。
「魏の未来のために必要なのは、アップデートが止まった師匠ではなく、自分の頭脳だ」と判断し、情より国益を優先する姿は、正しさとエグさが同居したシーンでした。
“スンッ”とした無表情で一番エグいことをする男
見た目は端正で常にクール。
感情を大きく爆発させるタイプではありませんが、やっていることは…
- 函谷関を兵器で削って「不落の伝説」にヒビを入れる
- 秦と共闘しつつ、同盟が切れた後に秦を叩き潰す前提で戦局設計
- 師匠を囮にして自分だけ退く
など、作品屈指のエグい動きを連発しています(笑)
この「スンとした顔で一番黒い手を打つ」感じが、呉鳳明のキャラ性を決定付けています。
嫌われ役なのに、なぜか人気者
倫理的にはかなりアウトなこともやっているのに、ファン人気は高め。
その理由はシンプルで、
- 戦場の読みと兵器運用が本当に有能で「なるほど」と唸らされる
- 魏火龍七師や什虎戦など、見せ場の規模が常にデカい
- 父のポーズを受け継ぐ「すり潰せ」のカットに、熱さもある
から。
「いややってることはクズ寄りなんだけど、軍師としてカッコよすぎて憎み切れない」
という、典型的な“好きな悪役”枠なんですよね。
④ ◆強さ・能力・戦闘スタイル
能力値:知力ほぼトップ帯。兵器込みで“国を動かす軍師”
公式ガイドの数値では、呉鳳明は
- 武力:60前後(自ら前線で斬り合うタイプではない)
- 指揮力:88〜89(大軍を動かすのに十分な水準)
- 知力:97〜98(李牧・昌平君クラスに迫るトップ帯)
- 経験値:B〜A(若いながらも戦場経験豊富)
と、完全に知略と兵器に全振りした大将軍です。
代表技①:井闌車&床弩で「不落の函谷関」を揺らす
合従軍編でのハイライトが、秦の生命線・函谷関に対する
「力押しではなく、工学と配置で落とす」攻城作戦
です。
- 巨大な井闌車(城より高い攻城塔)を複数用意
- その頂上から床弩で城壁上を掃射し、守備兵を削る
- 橋を渡して一気に兵を送り込み、関門を奪取しようとする
という、「兵器×知略」の合わせ技で、長年“不落”とされてきた函谷関に初めて現実的な攻略ルートを提示しました。
代表技②:著雍戦で魏火龍七師を運用
著雍攻略戦では、
- 怪力バカ(褒め言葉)の凱孟
- 槍の怪物・紫伯
- 軍略家・霊凰
ら魏火龍七師を前線に投入し、秦側の
- 騰軍
- 飛信隊
- 玉鳳隊
- 楽華隊
を一気に追い詰めます。
自分自身は前線でブンブン斬り合うタイプではないものの、
「手駒が化け物揃いなら、それを最大限活かす盤面を用意する」
というコンセプトがよく分かる戦いです。
代表技③:什虎戦で“主攻/助攻”を設計して楚をすり潰す
什虎戦では、秦魏同盟軍11万 vs 楚軍11万という三国入り乱れバトルの中核を担当。
- 蒙武・騰の秦軍主力を「主攻」に指定
- 魏軍や録嗚未・乱美迫らを中心に「助攻」を編成
- 主攻に楚の猛将(満羽・千斗雲)をぶつけ、助攻が残りを押し潰す
- 裏では井闌車を引かせて什虎城そのものも同時攻略
と、戦場全体を見渡しながら“圧の振り分け”を行って楚軍を分断・各個撃破していきます。
ここで、蒙毅たち秦の軍師が
「呉鳳明の視点は、自分たちより一段高いところにある」
と感じる描写もあり、「ただの嫌味軍師」ではなく実務で勝たせるトップクラスの知将であることがはっきり示されました。
⑤ ◆関係性(信・霊凰・呉慶・騰たち)
1. 父・呉慶:すべての原点となった「仇と誇り」
呉慶は、かつて魏火龍七師の一人として君臨した大将軍。
- 蛇甘平原で麃公と激突し、一騎打ちの末に戦死
- その敗戦で魏は山陽を失い、秦の進出を許してしまう
- 呉鳳明の「すり潰せ」のポーズは父譲り
父を奪われた恨みと、偉大な父へのコンプレックス。
この両方が、呉鳳明のアンチ秦感情とプライドの高さに直結しています。
2. 師匠・霊凰:最大の“業(ごう)”となった師弟関係
霊凰は、呉鳳明の軍略の師として登場する魏火龍七師の一人。
著雍戦では呉鳳明本陣に同席し、秦の飛信隊と対峙します。
しかし本陣への奇襲が迫った場面で、呉鳳明は
- わざと霊凰を「鳳明様」と呼び、自分が部下のように振る舞う
- 信に「そっちが鳳明か!」と思わせて霊凰側に突撃させる
- 霊凰は討たれ、呉鳳明だけが生還
という、“師匠を囮にする”選択を取ります。
ここで呉鳳明は、
「霊凰の力は十四年前で止まっている」
とまで言い放ち、過去の世代よりも自分が残るべきだと判断。
この一線を越えた瞬間に、
- 倫理的には完全にアウト
- でも国益だけ見れば筋は通っている
という、呉鳳明の“狂った合理主義”が決定的になります。
3. 信(李信):父と師匠を奪った「秦の若きエース」
信との因縁は直接会う前から始まっています。
- 信の初陣の戦場が、父・呉慶が戦死した蛇甘平原
- 著雍戦では、その信が霊凰の首を挙げる
- 霊凰を失った本陣から、呉鳳明が逃げ延びる
つまり信は、呉鳳明から見ると
「父の意思(火龍)を継いだ自分の前に立ちふさがる、新世代の秦の象徴」
のような存在です。
いずれ「対魏戦」が始まれば、
火龍の後継者・呉鳳明 vs 王騎の矛を継ぐ大将軍・信という構図は、ほぼ間違いなく用意されるはずです。
4. 騰・蒙武:一時的な同志、三年後の敵
什虎戦では、秦魏同盟軍として騰・蒙武と共闘。
- 蒙武軍・騰軍を「主攻」として前線に立たせる
- 魏軍や録嗚未・乱美迫らを「助攻」として挟撃に使う
- 戦後、騰と「三年後は敵同士」という会話を交わす
特に騰との会話は、
「李牧が戻ろうと三年で趙を取る。その次はお前たちだ。覚悟しておけ」(騰)
「弱りきった秦を、魏がすり潰す。その時に残るのは我々だ」(ニュアンス的に呉鳳明)
みたいな、未来の対決を約束する握手になっていて胸アツです。
⑥ ◆戦歴・登場巻の年表(巻単位)
| 巻数 | 出来事 | 備考 |
| 25巻 | 266話「因縁の子」で初登場。合従軍総大将会談に魏総大将として現れる | 父・呉慶の仇である秦に対する強烈な敵意を見せる |
| 25〜26巻 | 合従軍編・函谷関攻防戦。巨大井闌車と床弩で函谷関を揺らす | 「関門攻略は工学と知略でやる」という唯一無二のスタイルを披露 |
| 35〜37巻前後 | 著雍攻略戦。魏火龍七師(凱孟・紫伯・霊凰)を投入し、秦の新世代と激突 | 飛信隊の奇襲で霊凰が討たれ、呉鳳明は師匠を囮にして撤退 |
| 60〜62巻前後 | 什虎城攻略戦。秦魏同盟軍の知略担当として楚軍と対決 | 主攻・助攻の設計+井闌車で什虎城を落とし、什虎一帯を魏領にする |
| 〜77巻 | 秦との三年同盟を背景に、什虎を足場として韓・趙の動きを睨む立場へ | 本編の主戦場が韓〜趙に移ったため、一旦“次の強敵候補”として退場 |
| 77巻・859話時点 | 韓滅亡〜趙戦のクライマックス進行中 | 呉鳳明の登場なし=生存確定。対魏戦のタイミングで再登場が期待される |
⑦ ◆名場面・名シーン(呉鳳明シアター)
名場面1:函谷関に「井闌車の橋」がかかる瞬間
合従軍編のハイライトの一つが、
「不落の函谷関に、井闌車の橋がかかる」シーン
です。
秦側が
- 「函谷関は正面からでは落ちない」
- 「過去の戦いでも、ここが突破された例はない」
と信じているところに、呉鳳明が巨大井闌車をズラッと並べて城壁に橋をかける。
「函谷関に橋がかかったぞォ!」と兵たちが叫ぶコマは、
“伝説が今、現実に崩れていく”瞬間として強烈なインパクトがあります。
名場面2:霊凰を囮にして撤退する黒い一手
著雍戦の本陣シーン。
飛信隊が突入し、信が「どっちが鳳明だ?」と迷った瞬間──
- 呉鳳明が「鳳明様、お逃げを!」と霊凰に叫ぶ
- 信は「そっちが鳳明か!」と判断して霊凰側に突撃
- 霊凰は討たれ、呉鳳明は逃げ延びる
という、“師匠を囮にする”という衝撃展開。
この時の冷たい目と、
「霊凰の力は十四年前で止まっている」
というセリフは、呉鳳明というキャラの“業”を決定付けた名シーンです。
名場面3:什虎戦「秦と共闘して楚軍をすり潰す」
什虎戦で秦魏同盟が成立した後、
- 呉鳳明は「死ぬほど不本意だが」と前置きしつつ秦との共闘を承諾
- 父と同じ「すり潰せ」ポーズで楚軍殲滅を宣言
というシーンがあります。
いつもは秦に対して辛辣な鳳明が、
「三年だけだぞ」と条件付きとはいえ、
父譲りのポーズで共闘を指揮するこの瞬間は、ファン的にもかなり胸アツ。
⑧ ◆役割・立ち位置(物語構造の中の呉鳳明)
魏の「知略×技術」の象徴
秦には蒙武・王騎・信のような“筋肉ゴリゴリ大将軍”が多く、
趙には李牧という超大戦略家がいます。
そんな中で呉鳳明は、
「工学(兵器)×軍略」で戦場を動かす、別ベクトルの怪物
として配置されています。
- 井闌車・床弩などの攻城兵器
- 魏火龍七師という怪物集団の運用
- 秦魏同盟という政治レベルの戦略設計
などを通して、「魏=知略と技術の国」というイメージを一気に押し上げた存在です。
趙の次に立ちはだかる“第二のラスボス候補”
中華統一の流れ的に、
- 秦 vs 韓・趙(いまここ)
- その後、秦 vs 魏・楚・燕
という順番で戦線が拡大していくことが予想されます。
その中で、
- 魏の顔=呉鳳明
- 楚の怪物=媧燐・満羽・千斗雲(什虎)など
という構図になっているため、呉鳳明は
「趙(李牧)戦のあとに立ちはだかる、第二のラスボス候補」
として物語上かなり重要な位置にいます。
「父を超えるか」「魏を守り切れるか」というドラマの器
呉鳳明はすでに、
- 父・呉慶を失う
- 師匠・霊凰を自らの判断で失う
- 秦との同盟という“悪魔の握手”を結ぶ
という、かなり重いイベントを背負っています。
この先、
- 父を超える将として散るのか
- 魏と共に滅びるのか
- それとも、父や師匠とは違う「第三の道」を選ぶのか
ここらへんが、対魏戦が本格化した時の大きなドラマになってきそうです。
⑨ ◆アニメ版・声優
アニメ版声優:浪川大輔さん
TVアニメ『キングダム』で呉鳳明を演じているのは、声優の浪川大輔さん。
- 普段は冷静で鼻につくくらいのインテリボイス
- でも戦場のクライマックスではちゃんと熱くなる
という、呉鳳明らしい「嫌な奴なのにカッコいい」バランスを絶妙に表現してくれています。
函谷関の井闌車シーンや、什虎戦での「すり潰せ」の台詞は、
アニメで聞くと原作以上にゾクッとくるので、ぜひチェックしてみてください。
⑩ ◆呉鳳明FAQ(よくある質問)
Q1:呉鳳明は最終的に死にますか?(77巻・859話時点)
A:まだ死んでいません。
これまで何度も前線に立っていますが、死亡描写はゼロ。
77巻・最新話859話の段階では完全に生存扱いです。
Q2:呉鳳明は何巻何話から登場しますか?
A:初登場は25巻・266話「因縁の子」。
合従軍総大将の軍議で、魏総大将として姿を現します。
Q3:呉鳳明の公式能力値はどれくらい?
A:ガイドブックの数値では、概ね
- 武力:60前後
- 指揮力:88〜89
- 知力:97〜98
- 経験値:B〜A
となっており、完全に知略偏重の大将軍です。
Q4:呉鳳明は史実に実在する人物ですか?
A:いいえ、実在しません。
『史記』や『戦国策』などには名前がなく、父・呉慶ともども原先生の創作キャラと考えられます。
Q5:代表的な名シーンはどこ?
A:
- 函谷関で巨大井闌車を並べ、「不落の関門」に橋をかけるシーン
- 著雍戦で師匠・霊凰を囮にして撤退する黒い一手
- 什虎戦で秦と共闘しながら、父譲りの「すり潰せ」ポーズで楚軍殲滅を宣言する場面
あたりは、呉鳳明を語る上で外せない名場面です。
Q6:今後、信と呉鳳明は再戦する?
A:現時点ではまだですが、
- 父・呉慶が戦死した蛇甘平原が、信の初陣の戦場
- 著雍で師匠・霊凰を討ったのも信
- 秦と魏は三年後に敵同士に戻る前提
という状況なので、対魏戦が本格化したタイミングで
「王騎の矛を継いだ大将軍・信 vs 火龍の後継者・呉鳳明」
というカードが切られる可能性はかなり高いです。







