アプリが不便とか、品揃えが悪いとか、低評価の口コミをよく聞きます。
ラノベが好きなので、本当のところを知りたいです!
ライトノベルで国内一強というべき出版社・KADOKAWAグループが運営するBOOKWALKER。ラノベの読み放題が充実しているため、ラノベ愛好家の間で特に高い評価を得ています。
しかし、一方で「アプリが不便」「漫画・ラノベ以外の品揃えが悪い」という悪い評判があるのも事実です。
この記事では、こうした悪い評判も紹介しつつ、批判に偏らないように良い評判やメリットも紹介していきます。まとめて読んでいただくことで、BOOKWALKERが自分に向いているサービスかどうか、判断しやすくなるでしょう。
特徴 | 角川運営でラノベで最も強い電子書籍サービス |
---|---|
会員登録 | 無料 |
月額料金 | 漫画読み放題コース…836円/ラノベ読み放題コース…836円 |
無料作品 | 10分無料作品…22,000点以上/1冊無料作品…869冊(20年7月9日時点) |
おすすめ度 |
(先に公式サイトを見ると、BOOKWALKERがどのようなサービスか、雰囲気をつかみやすいかと思います)
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BOOKWALKER(ブックウォーカー)とは?
まず、BOOKWALKERの概要をまとめると、下のようになります。
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
ライトノベルで最も強い電子書籍サービス
BOOKWALKERと他の電子書籍サービスとの最大の違いは「ライトノベルの強さ」です。BOOKWALKERの運営は角川グループで、同社はラノベで国内一強の出版社となっています。
これは、「ラノベ 角川」と検索すると「独占」という予測キーワードが出てくることでも実感できるでしょう。KADOKAWA作品を中心に多数のラノベが読み放題となっているため、特にラノベが好きな人に、BOOKWALKERはおすすめできるサービスです。
KADOKAWAグループが運営
ブックウォーカーはKADOKAWAグループによって運営されています。そのため、特に角川書店の作品ではどの電子書籍サービスよりも便利に使えます。
大手出版社グループの運営ということで、経営基盤についても信頼でき、購入した電子書籍が無駄になるというリスクも低いといえます。
月額読み放題と単品購入制の両方がある
BOOKWALKERでは、月額制読み放題のコースと、単品での購入の両サービスを利用できます。読み放題のコースには下の2種類があります。
- 角川文庫・ラノベ読み放題
- マンガ・雑誌読み放題
値段はどちらも「月額836円」です。それぞれの書籍を単品で買う場合、金額は一般的な電子書籍の新刊(Kindleなど)とほぼ同じ金額になっています。
ラノベ・小説については、無料会員でも毎日10分は読み放題なので、このサービスを試すためだけでも、無料会員登録をする価値はあるといえるでしょう。
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BOOKWALKERの悪い評判・口コミ
BOOKWALKERの悪い評判や口コミでは、下のようなものが見られます。
それぞれの内容が書かれているツイートを紹介させていただきます。
アプリ内から予約できないのが困る
何度も思うけどブックウォーカーのアプリ、アプリ内から予約出来ないのなんとかならないかな
— コードレス鶏ささみ大戦 (@jAscellaR) June 29, 2020
BOOKWALKERの予約というのは、最新刊が配信されたときに「自動で購入される」システムです。自分でわざわざ買わなくていいということですね。
この予約の作業が「アプリからできない」という口コミです。BOOKWALKERで予約をするには、まず下のような作品ページに行きます。
そして、画面右側にある「予約購入する」という青いボタンを押します。この手順がアプリではできないということです。l
ただ、当然BOOKWALKERとしても「予約をしてもらった方が利益が出る」ものです。そう考えると、この機能は早めに改善される可能性が高いでしょう。
アプリの使いにくさについては、「アプリ・リーダーが使いにくい」の段落でも詳しく解説しています。
作品が多いのはいいが探しにくい
ブックウォーカー、20年前のとら通販ぽい(激しく捜しにくい)
— 長門珠吉 (@iveraptor) June 29, 2020
とら通販とは「とらのあな」の通販のことです。とらのあなは漫画が好きな人ならよく知っているでしょうが、同人誌・同人ゲーム・アニメ系アイテムを専門に扱うショップです。
その通販サイトですが、現在は下のような感じになっています。
ツイート主さんが「20年前」と書かれているように、昔(2000年前後)は、作品を探しにくかったようです。「作品が多いのはいいけど、その分どこにあるのかわからない」ということですね。
BOOKWALKERは活字本については本文からの横断検索もできるので、むしろすべての電子書籍サービスの中で一番探しやすい程です(対抗できるのはGoogle Books程度でしょう)。
ただ、漫画に関してはツイート主さんが指摘されているとおり、少々探しにくい部分があるということです。
ポイントに有効期限がある
ブックウォーカーで結構な額のポイントを失効させてしまっていて悲鳴をあげてしまった 悲しい
— みはね🐹ひとりごと (@mhn11301112) July 4, 2020
これについては、ツイート主さんも理解された上でツイートされていると思いますが、どんなポイントでも有効期限があります。例外は「セゾンの永久不滅ポイント」など、一部のポイントに限られます。
セゾンがわざわざ「永久不滅」とつけるくらいなので、ポイントは失効するのが普通なのです。そのため、これについては利用者側で注意するようにすれば問題ありません。
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BOOKWALKERの良い評判・口コミ
BOOKWALKERの良い評判や口コミでは、下のようなものが見られます。
それぞれの内容が書かれたツイートを紹介しつつ、解説を加えさせていただきます。
読むのが追いつかないほど読み放題の作品数が豊富
角川のブックウォーカー、7月いっぱいで読み放題のメディアワークス文庫が多すぎて、買った本や図書館で借りた本もあるし、いただいたゲラもあるから、なかなか追いつかない。『ビブリア古書堂の事件手帖』まで、読み放題になってるのですよ!!
— 波多野七月 (@hatano_natuki) July 6, 2020
BOOKWALKERの「マンガ・雑誌読み放題」のサービスは、月額836円でマンガ雑誌が60誌、単行本が5000冊以上読めるようになっています(下の画像のとおりです)。
そして、マンガ&雑誌とは別の読み放題として「角川文庫・ラノベ読み放題」というコースもあります。こちらも、月額836円で1万冊以上のラノベ・文庫が読み放題となっています。
このように「読むのが追いつかない」ほどの作品が揃っているということです。
サービス終了はまずないので安心
キンドル及びブックウォーカーが終わるレベルの事件はネットの終わりレベルだと思ってるので電子書籍に付きまとうサービス終了うんぬんはあてにならないと思っている
— ましろver2.916 (@masirokaren) July 7, 2020
確かに、KindleやBOOKWALKERが終わるというのは「人々が電子書籍を使わなくなった」という状態です。電子書籍の売上は年々伸びているので、今後も「紙の書籍の需要が下がることがあっても、電子書籍の需要が下がることはない」わけです。下がるとすれば、
- 電子書籍の需要が頭打ちになった
- 電子書籍に代わるサービスができた
ということです。そして、1つ目の原因だったら「終了」までは行きません。終了まで行くのは、電子書籍に代わるサービスが登場し、電子書籍を追い詰めるレベルまで普及したというときです。
おそらく、そんなサービスは誰も想像できないでしょう。いつかは登場するはずですが「一体どんなものだ?」と感じるはずです(脳内に直接情報を送り込むとかでしょうか)。
そこまできたら、ツイート主さんの言われるとおり「ネットの終わり」であり、向こう20年ほどはないといえます。少なくとも10年程度は、BOOKWALKERのサービスは安泰といっていいでしょう。
ちなみに、電子書籍が安泰でもBOOKWALKERが倒産したらどうするのかという心配もあるかと思います。これについては、下のツイートの考え方が参考になります。
Kindleが死ぬ時はどっかが買い取るでしょとしか思ってないし、koboが死んでもブックウォーカーが死んでもやはりどこか買い取るでしょぐらいの気持ち。
— R-Gray✌️🐸✌️ (@Frozen_Frog_8) July 6, 2020
BOOKWALKERレベルに大きなサービスになると、つぶれそうになっても大抵どこかが買い取ります。これは、ミュゼプラチナムが経営破綻したときに、東証上場企業が買い取ったパターンと同じです。
そのため、BOOKWALKERはサービスの終了についても心配せず、安心して電子書籍を購入できるわけです。
1日10分どの作品でもタダで好きな場所を読める
早速ダイマするとブックウォーカーさんで無料会員登録すると1日10分だけ好きな本の好きなページが読めます。なんと七姫物語も断章のグリムも対象です。どのページからでも読めるから気になるシーンをチェックしてから購入することもできるぞ!!
— 真珠子 (@shizuko_memo) July 1, 2020
BOOKWALKERには「まる読み10分」というサービスがあります。毎日10分、何冊でも全ページ試し読みできるというサービスです。
極端な話、BOOKWALKERで何も買わなくても「毎日10分ずつ読み進めて、多数の作品を読破する」こともできるわけですね。対象作品は22,000点以上で、これだけあれば読みたい作品も見つかるでしょう。
このように「何も買わなくても便利」なサービスなので、ぜひ無料の会員登録だけでもするのをおすすめします。
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BOOKWALKERのデメリット
BOOKWALKERのデメリットは、主に下の3点が挙げられます。
それぞれのデメリットについて、詳しく説明していきます。
漫画・ライトノベル以外の作品数が少ない
BOOKWALKERでは、漫画とラノベ以外の作品は数が少なくなっています。これは、読み放題のコースが、漫画・ラノベしかないことでも実感できるでしょう(この2ジャンル以外は重視していないということです)。
また、サイトTOPのカテゴリ一覧を見てもわかります。カテゴリのボタンを一覧にすると、下記のようになっています。
- マンガ
- 小説・ビジネス
- ラノベ・新文芸
- 同人誌・個人出版
- BL
- TL
ほとんど「マンガ・ラノベ系」というのがわかるでしょう。「小説・ビジネス」がラノベより先に来ているのはKADOKAWAのラノベは圧倒的な一強で、わざわざ前に出してアピールする必要もないためです。弱いジャンルを補強した方がいいわけですね。
このようにカテゴリ一覧を見ても「マンガとラノベ以外はあまりない」ということがわかります。
会員ランクが累計でなく前月の購入額で決まる
BOOKWALKERの会員ランクは、これまでの累計購入金額でなく「前月」の購入金額で決まります。つまりこれまでどれだけ大量に買っていても、前月あまり買っていなければランクが落ちてしまうということです。
この点は、購入のペースに波がある人にとって、デメリットといえるでしょう。
アプリ・リーダーが使いにくい
BOOKWALKERのデメリットとして、アプリやリーダーが使いにくいという点がよく指摘されます。たとえば、下のツイート主さんは「認証が頻繁に必要」ということを不便な点として挙げています。
bookwalkerアプリ、頻回に認証が必要でストレスしかない。
— 柏葉 (@indoor108) April 4, 2020
下のツイート主さんは「しおり機能が使いにくい」ことを指摘しています。
んー…?
bookwalkerのアプリで読んでるんだけどしおりを貼っても一覧に表示されない…
なんでだ⁇— しっきー shikyy@読書垢 (@Shi_bo_boo) April 14, 2020
アプリの使い勝手については感じ方に個人差があるため、このように実際のクチコミで紹介しました。BOOKWALKERを本格的に使うか決める前にも、一度アプリの操作性を確認しておくのがいいでしょう。
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BOOKWALKERのメリット
BOOKWALKERのメリットを書き出すと、下のようになります。
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
初回購入は何冊でも実質半額(50%還元)
BOOKWALKERは初回の購入で、何冊買っても半額還元となっています。半分がポイントとして戻ってくるため、実質半額で買えるということです。
このため、BOOKWALKERを利用するならできるだけ初回で集中的に買うのがおすすめです。先に本をチェックし、リストアップしてから一気に購入するのがいいでしょう。
横断検索で本文からでも検索できる
横断検索は、他社の電子書籍サービスでは見られないBOOKWALKERの代表的な強みの1つです。タイトルだけでなく本文の中の文章からも検索できるという特徴があります。
まず、トップページに行って検索バーの左側「すべての本」を「本文から検索」にします。そして「進撃」と検索してみましょう。
すると、下のような検索結果が出ます。
3つ目の『怒涛の関西将棋』は、タイトルに進撃と入っていません。それでも、文中に進撃という単語があるのでヒットします。
本文検索は「頭に残っているフレーズ」ですることが多いでしょう。たとえば『我輩は猫である』の「名前はまだない」のフレーズで検索してみます。
すると、やはり下のように『吾輩~』や、夏目漱石の全集などがヒットします。
このように、活字本であればGoogle Booksのように「本文まで検索できる」のが、BOOKWALKERの大きな特徴です。今のところ漫画で同じことはできませんが、将来的には漫画にも対応するでしょう。
(一つひとつのセリフを手入力で打ち込むか、スキャンで読み取る技術が開発されれば、活字本と同じくデータベースにできます)
角川作品が他サイトより約1カ月早い
たとえばラノベの場合、電子書籍での配信は紙媒体より約1カ月遅くなります。「次月号が出ることに、ようやく電子書籍に出す」ということですね。もちろん、紙の雑誌を売るためです。
しかし、BOOKWALKERなら角川の雑誌が、紙媒体とほぼ同時にアップされます。そのため、約1カ月他の電子書籍サービスよりも早く読めるということです。
このため、特に角川系のラノベ雑誌を愛読している人に、BOOKWALKERはオススメといえるでしょう。
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BOOKWALKERの特徴・詳細
ここでは、BOOKWALKERの特徴を下の4項目でまとめていきます。
以下、各項目の詳しい説明です。
ジャンル一覧
BOOKWALKERのジャンルをカテゴリ別に一覧にすると下のようになります。
漫画 | 少年・青年・少女・女性・マンガ雑誌 |
---|---|
小説 | ラノベ・文芸・小説・新文芸 |
書籍 | 実用・ビジネス・新書・雑誌 |
その他 | ゲーム・画集・同人誌・個人出版 |
漫画と小説がメインということに加え、ゲームや画集などのカテゴリが強いことが特徴といえます。
対応デバイス
BOOKWALKERはスマホ・タブレット・パソコンの全端末に対応しています。推奨ブラウザは、以下3種類の「最新版」となっています。
- Google Chrome
- Safari
- Microsoft Edge
端末の推奨バージョン・機種は、それぞれ下のとおりです。
iOS | iOS 9以降のiPhone・iPad・iPod touch |
---|---|
Android | 4.4 以降のAndroid OS搭載機種 |
PC(Windows) | Windows 10 / 8.1 / 8 / 7 |
PC(Mac) | Mac OS X 10.9以降 |
他社サービスではカバーされていないことが多い。Windows7もカバーされているという点で、使える端末は多いといえるでしょう。
支払い方法
BOOKWALKERの支払方法は、下記のように「ほぼすべての手段が揃っている」状況です。
クレジットカード | VISA・Master Card・JCB・アメックス・ダイナース |
---|---|
主要決済 | コンビニ払い・PayPal・Pay-easy |
携帯キャリア決済 | auかんたん決済・ドコモケータイ払い |
電子マネー | モバイルSuica・iD・nanaco・楽天edy |
プリペイド | WebMoney・ビットキャッシュ |
キャッシュレス決済 | 楽天ペイ・LINE Pay |
ポイント系 | ニコニコポイント・BOOK☆WALKERコイン |
電子マネーでWAONがない、携帯でソフトバンク払いがないなど些細な点で使えない方法はあります。しかし、一般的に考えてこれだけ揃っていれば「誰も困る人はいない」といえるでしょう。
このため、支払方法についてはBOOKWALKERは特に便利なサービスの1つといえます。
運営会社
BOOKWALKERの運営会社は「株式会社ブックウォーカー」です。同社の会社概要は、2020年7月9日時点で下記のようになっています。
所在地 | 東京都千代田区五番町3-1 五番町グランドビル 3F |
---|---|
資本金 | 1億円 |
設立年月日 | 2005年12月1日 |
株主 | 株式会社KADOKAWA |
代表者 | 代表取締役社長・橋場 一郎 |
資本金が1億円と潤沢にあり、設立から約15年という長い歴史も持っています。何より角川が親会社いうことで、サービス停止のリスクが低い点が強みといえるでしょう。
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BOOKWALKERの代用で漫画集めにおすすめのサービス
漫画集めをするなら電子書籍サービス選びは慎重になるべきです。
というのも、電子書籍サービスはサービス間でこれまで購入してきた作品の移し替えができません。
好きな漫画を電子書籍で集める場合、長期的に使っていくのにふさわしいサービスを選ばなければ後悔します。
実際、私は最終的にebookjapanに乗り換えすることになりましたが、最初からebookjapanを使っておけば良かったと思っています。
- 漫画の品揃え
- 無料漫画の豊富さ
- キャンペーンの豊富さ
- アプリ・ブラウザの使いやすさ
- 背表紙本棚での漫画集めの達成感
どれをとってもebookjapanは他の電子書籍サービスと比べて頭ひとつ抜けています。
無料漫画であれば、好きなアプリやサービスを使えばいいですが、漫画集めをするならebookjapanに統一するとはかどりますよ。
詳しくは「ebookjapanの評判&口コミ」の記事で解説しています。
\漫画集めにおすすめ/
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