「キングダム」の数あるキャラの中でもトップな人気を誇る羌瘣(きょうかい)。
高い戦闘力、むちゃかわいい笑顔、独特なセリフ回し…
同じくかわいいキャラで河了貂がいますが、キングダムのヒロインと言えば羌瘣という人が多いでしょう。
この羌瘣(きょうかい)という人物は史実にも登場する武将です。
キングダムの羌瘣と比べ、どのような人物だったのか?
そして今後の羌瘣に待っている展開とは?
将軍になり、羌瘣が趙を滅ぼす!?
「キングダム」羌瘣を見て行きましょう!
羌瘣は死んだ?生きてる?【最新77巻・856話時点】
結論:羌瘣は最新話時点で生存しています。
「寿命半分になったし死ぬんじゃ…」と心配されてる方も多いですが、大丈夫です。
62巻で明らかになったのは、蚩尤族は特殊な呼吸法で超長寿という設定。
つまり羌瘣の寿命は「超長寿の半分=普通の人と同じ寿命」になっただけなんですよね。
現在の羌瘣(最新話時点)
- 階級:将軍(李牧戦線での軍制改革で五千人将から昇格)
- 所属:信軍の副将+独立した羌瘣隊の隊長
- 恋愛:信からプロポーズ受けて返事保留中(768話「二人の約束」)
史実では紀元前229年に王翦・楊端和と一緒に趙を攻めることになってるので、まだまだ活躍は続きます。
「キングダム」羌瘣(きょうかい)を紹介!
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 羌瘣(きょうかい) |
| 出身 | 蚩尤一族・羌族 |
| 初登場 | 5巻49話/アニメ第1期17話 |
| 階級 | 飛信隊副長→千人将→五千人将→将軍 |
| 愛剣 | 緑穂(りょくすい) |
| 年齢差 | 信より1歳年下(信17歳時に羌瘣16歳) |
| 推定生年 | 紀元前258年頃 |
| 現在年齢 | 26〜27歳(最新話時点) |
| 声優 | 日笠陽子 |
| 実写 | 清野菜名 |

羌瘣の初登場は5巻で、信の初陣である蛇甘平原の戦いでした。
初陣である信と伍を組み、仲間となります。
ちなみに尾平ともこの時の伍で出会っており、長い付き合いとなっています。
「嫌いな事はしゃべること」と信達に言い切るくらいのとっつきにくいキャラでしたが、ピンチで切り抜ける作戦を考える頭脳と持ち前の高い戦闘力で、信を助けます。
そしてしだいに信に心を開いて行き、飛信隊の一員となり、副長となります。
信の初陣に戦場へ出たのももともと姉の仇である幽連の情報を得る為であった羌瘣は、宿願である仇討ちをするために、一時信と離れます。
宿敵である幽連にたどり着き、仇討ちを果たす羌瘣。
その際には、飛信隊が自分の居場所である事を自覚します。
仇討ちを果たした羌瘣は飛信隊に戻り信と共に将軍になる事を目的としながらも、飛信隊から離れる事は無いと言い切っています。
【2025年追記】最新話では正式に将軍へ昇格しており、「将軍になる」という宣言は見事に達成されました。
羌瘣という人物は飛信隊の副長であり、主人公信と共に歩み続けると決めたヒロインでしょう!
58巻では信の為に全ての寿命を捧げてもいい、と言い切ったりと信に好意を持っている描写も数多く見受けられます。
そして768話「二人の約束」では、信から正式にプロポーズを受けるという大きな展開を迎えています。
緑穂(りょくすい)について

羌瘣の愛剣である緑穂(りょくすい)。
まずこの緑穂から「りょくすい」と読める人はいないでしょう。
「緑」は「りょく」と読めても「稲穂(いなほ)」の穂を「すい」と読める人は、まずいないと思われます。
ただ調べてみると禾穂(カスイ)・花穂(カスイ)・出穂(シュッスイ)と、穂だけでも「すい」と読めるようです。
稲穂の先端部分を表す以外にも「槍・筆などとがっているものの先の部分。尖端。」の意味も持っており、植物の穂の意味よりも「槍の先端部分」という意味で付けられているかもですね。
そして必殺の巫舞を繰り出す時には、「舞うぞ緑穂」と呼びかけています。
57巻で龐煖との戦闘中で、「命を貸して」と深い呼吸を繰り出す際に声をかけています。
その際に緑穂の宝石がビシっと割れる描写が登場しています。
その後さらに深い呼吸を繰り出す羌瘣は、、スピードアップし龐煖を斬りつけますが龐煖を追い詰められません。
さらに血を吐き羌瘣は倒れてしまうのですが、再びビシっと緑穂の宝石が割れると復活し再び立ち上がり戦い出します。
このように緑穂とはただの愛剣という訳ではなく、羌瘣の巫舞・バトルには欠かせない相棒となっています。
「緑穂」には太古の神が宿っている?
707話にて、決死隊の龍白公隊と戦う羌礼の愛剣・白鳳が「いつもより重い」と言う場面がありました。
そこで羌瘣からタイトル「乗らない相手」を回収する答えが返されました。
「時々あるぞ」
「太古の神でも乗らない相手がいるんだ」
ここから、羌礼の白鳳には太古の神が宿っている事が分かり、羌瘣の緑穂も同じだろうと考察できます。
羌瘣の緑穂(りょくすい)。
もともと象姉が使っていた羌礼の白鳳(はくほう)。
幽連の赤鶴(せきかく)。
これらの羌族の剣には太古の神が宿っているのでしょう。
宝石には命を貸す能力が宿り、深い呼吸をする際に共に堕ち神を堕とすのでしょう。
それぞれのカラーもあるところから、それぞれに特徴がある神が宿っているのかもしれません。
三本の剣の色と特徴
- 緑穂(りょくすい):羌瘣の剣。緑の宝石。速度と正確性に特化した戦闘スタイルと相性が良い
- 白鳳(はくほう):羌象→羌礼へ。白の宝石。羌象の優しさと羌礼の激情、どちらにも応える
- 赤鶴(せきかく):幽連の剣。赤の宝石。卑劣な戦法にも呼応する、最も「闇」に近い神か
羌瘣の緑穂はただの剣ではなく、太古の神を宿し羌瘣に命を貸す事もできる神が堕とされた剣だと察せられます。
羌瘣と信・河了貂・羌礼の関係性
羌瘣のキャラクターを語る上で、人間関係は欠かせません。
特に信・河了貂・羌礼との関係は、羌瘣の成長と物語の核心に深く関わっています。
信(李信)との関係――戦友から婚約候補へ
羌瘣にとって最も重要な相手が信です。
二人の関係は作品を通じて大きく変化していきます。
初対面:秦王暗殺編(5巻〜)で、羌瘣は暗殺者として信と敵対。しかし直後の共闘で互いの腕を認め合い、蛇甘平原の戦いで同じ伍の仲間に。
山陽戦:「羌瘣がいないと困る」と信がはっきり口にしますが、羌瘣は仇討ちを優先し飛信隊を離脱。
復帰後:幽連を討って392日ぶりに飛信隊に復帰。この時、「将軍になる」「お前の子を産む」という衝撃的な発言を信にします(34巻)。
朱海平原:龐煖に敗れて死亡した信を蘇生させるため、羌瘣は「全部やる」と即答し、全ての寿命を差し出す覚悟を見せます(58巻)。
【2025年追記】768話「二人の約束」:尾平の結婚式の朝、信が羌瘣を生家の小屋に連れ出し、「戦争が終わったら結婚してくれないか」と正式にプロポーズ。
羌瘣は「嬉しいが、戦場で互いを意識しすぎると弱くなる」という理由で返答を保留しますが、明らかに嬉しさをにじませています。
この場面は、二人の関係が「戦友」から「公然の婚約候補」まで進んだ決定的な転機となりました。
河了貂との関係――女の子同士の相談相手
飛信隊の軍師である河了貂は、羌瘣の理解者であり「女の子同士の相談相手」です。
23巻で河了貂が軍師として飛信隊に加入した際、当初は男だと勘違いした信たちと違い、去亥と羌瘣は即座に女性だと気づいています。
河了貂の実力を認めた羌瘣は、真っ先に声をかけ受け入れる様を見せました。
軍師学校時代から羌瘣の背景を知っており、羌礼関連や恋愛相談など、羌瘣が一番頼りやすい相手の一人となっています。
特に信への想いや「子作り」の知識を真正面から学んで真っ赤になるシーンなど、河了貂は羌瘣の天然で不器用な一面を引き出す重要な存在です。
羌礼(きょうれい)との関係――姉から妹へ
羌族の後輩である羌礼は、当初「羌瘣殺し」を目的に現れた危険な後続の蚩尤候補でした。
60巻台で羌礼が戦場に出現し、禁術の後遺症で万全ではない羌瘣と激戦を繰り広げます。
一騎討ちの末に羌瘣が勝利し、礼を「闇」から「光」の側へ引き戻します。
羌礼はのちに飛信隊に加入し、羌瘣の門弟として巫舞技術を共有し合う関係に変化。
羌瘣にとっては「危険で可愛い後輩」であり、羌瘣が「羌象の立場」に回り後輩を導くポジションへ成長したことを象徴するエピソードとなりました。
707話では、羌礼の白鳳に太古の神が宿っていることを羌瘣が説明するシーンがあり、師弟としての絆の深さが描かれています。
史実の羌瘣(きょうかい)とは?実在する武将
羌瘣が登場する史実は少なく、以下の二文となっています。
紀元前229年(始皇18年)王翦、楊端和と共に趙を攻めた。
紀元前228年(始皇19年)王翦と共に趙王幽繆王を東陽で捕らえ、趙を滅ぼした。さらに、兵を率いて燕を攻めんと中山に駐屯した。
紀元前229年に、羌瘣は王翦と楊端和と共に趙を攻め井陘を落としています。
王翦と楊端和と並んで記されている以上、この時には羌瘣も将軍となっているのでしょう。
キングダムでこの場面がどのように描かれるかは分かりませんが、楊端和と共に趙を攻める羌瘣を見てみたいですよね!
ただこれは最新話の悼襄王死亡から6年後の戦いなので、まだまだ先の展開となりそうです。
そしてその翌年、紀元前228年に趙王である幽繆王を捕らえるという活躍を見せています。
幽繆王とは、644話、645話で李牧を解放し国を立て直そうとしていた太子嘉の事ですね。
太子嘉を捕らえる羌瘣の場面…
かなり悲しい描写として描かれそうな気がしますよ!
太子嘉は李牧を信じ、趙の再建を願っていた人物です。
その太子嘉を羌瘣が捕らえるという史実は、「勝者の側にいることの重さ」を羌瘣に突きつける展開になるかもしれません。
これもまだだいぶ先の展開になりそうですが、要チェック場面となりそうですね!
羌瘣の戦歴・登場巻まとめ【巻数で追う成長の軌跡】
羌瘣の戦歴を巻数ベースで整理すると、その成長がめっちゃ分かりやすくなります。
戦歴タイムライン(巻ベース)
| 巻数 | 戦い・出来事 | 年齢 | ポイント |
| 5巻49話 | 蛇甘平原(初登場) | 13〜14歳 | 信と同じ伍に。巫舞初披露 |
| 9巻93〜96話 | 祭の回想 | 13歳 | 羌象が殺される。復讐の始まり |
| 14巻 | 馬陽の戦い | 14歳 | 龐煖と初対決。最深の巫舞も敗北 |
| 22巻 | 山陽の戦い | 16歳 | 負傷兵を率いて殿。死亡説も浮上 |
| 34巻363話 | 老山で仇討ち | 17〜18歳 | 幽連討伐。392日後に飛信隊復帰 |
| – | 著雍の戦い | 19歳 | 千人将として本陣急襲 |
| – | 黒羊丘の戦い | 21歳 | 劉冬に敗北→再戦で撃破 |
| 57〜58巻 | 朱海平原 | 22歳 | 龐煖再戦→信蘇生「全部やる」 |
| 60巻台 | 羌礼来訪 | 23歳 | 一騎討ち→飛信隊入り |
| – | 影丘攻め | 24歳 | 禁術後遺症から回復 |
| – | 平陽〜宜安 | 25〜26歳 | 桓騎戦死。軍制改革で将軍昇格 |
| 77巻 | 対趙戦線(最新) | 26〜27歳 | 信からプロポーズ(768話) |
巻数で追うと羌瘣の成長がめっちゃ分かりやすいですよね!
特に14巻→57巻の龐煖戦は、リアルで11年越しの再戦となっており、読者としても感慨深いものがあります。
そして34巻の「お前の子を産む」発言から、77巻の「結婚してくれないか」プロポーズまで、信と羌瘣の関係が着実に進展していることが年表からもよく分かります。
残された羌瘣(きょうかい)の伏線を検証!
最新話までで回収されていないと思われる羌瘣の伏線は、以下の通りとなっています。
「将軍になる」発言→ 回収済み- 「お前の子を産む」発言 → プロポーズまで進展
- 「羌瘣に起きる、おまけの二つのいいこと」 → 一つ目のみ回収
- 寿命が短くなった → 一般人並みの寿命と判明
それぞれ注目ですよね!
「将軍になる」発言
34巻で羌瘣から「将軍になる」「お前の子を産む」発言が登場しています。
羌瘣が将軍になるのは史実としても合致するので、「将軍になる」発言はいずれ間違いなく回収されるでしょう。
【2025年追記】最新話時点では羌瘣(きょうかい)は将軍まで昇格しているので、「将軍になる」発言は回収されました!
「お前の子を産む」発言
では同じ回に登場した、信に対して言い放った「お前の子を産む」発言は同じく回収されるのでしょうか?
【2025年追記】768話「二人の約束」で、信が羌瘣に「戦争が終わったら結婚してくれないか」と正式にプロポーズしました。
羌瘣は返事を保留していますが、「お前の子を産む」発言は確実に回収に向かっていると言えるでしょう。
信の結婚相手は羌瘣になるのか河了貂なのか。
これは本当に気になるところで、今後要注目ですよね!
寿命が短くなった
そして次は、信の命を助けるために禁術を使った58巻の羌瘣に仕掛けられた伏線です。
「寿命が短くなった」というところから、羌瘣が「早死する」という展開が予想できます。
史実としても上記の史実以外は分からないですし、もしかしたら羌瘣死亡が予定されているのかもしれません。
【2025年追記】62巻で「蚩尤族は特殊な呼吸法で超長寿→寿命半分でも一般人並み」と判明したため、すぐに死ぬわけではないことが確定しました。
ただし、史実では紀元前228年以降の記録がないため、その後どうなるかは完全に原作次第となっています。
「羌瘣に起きる、おまけの二つのいいこと」とは
そんな寿命が半分になったと羌瘣は、「羌瘣に二つの良いことが起こる」と象姉から言われています。
この二つの良いことが何なのかは現在でも分かっていませんが、信の事が好きと知った象姉からなので、もしかしたら信の子供を授かる、くらいの事が起こるかもしれませんね!
こちらもむっちゃ要チェックですよ!
【追記】
「二つのいいこと」の一つが「寿命は短くなったが人並みの寿命までは生きれる」だと62巻で明らかとなっています。
二つ目は何なのか?
現時点で最も有力なのは、「信との結婚・子供を授かること」でしょう。
768話でプロポーズを受けたことで、この伏線が回収される日も近いかもしれません。
◆羌瘣の名場面を紹介!
14巻羌瘣VS龐煖
13巻で飛信隊に自分の居場所を見つける羌瘣。
飛信隊が仇討ちを達成した後の「帰る場所」だと羌瘣が感じており、「居心地は悪くない」という羌瘣の表情は非常に幸せそうでした。
その飛信隊の前に、突如と現れた龐煖。
次々と飛信隊メンバーを殺し、信をふっ飛ばしてしまいます。
強敵龐煖を前に、「巫舞(みぶ)」を舞い出す羌瘣。
ただでさえ強い羌瘣が「これまでで最深」と評価する巫舞を見せます!
しかし龐煖には通じず、逆に倒されてしまう羌瘣。
結果としては龐煖に勝てませんでしたが、自分の居場所を守る為に龐煖に立ち向かう羌瘣の展開は、最高にたぎる名シーンでした!
特にこの場面の作画には力が入っており、羌瘣の場面を思い浮かべる時はいつもこの場面を思い出しています。
最高にカッコよく、羌瘣のこの場面はキングダムでもトップクラスな名場面と言えるでしょう!
羌瘣ファンだけではなく、キングダム名シーンと言っても良いと思います!
57巻羌瘣VS龐煖
2009年発売の14巻で対戦した羌瘣と龐煖ですが、リアルで11年後の2020年発売の57巻にて再びぶつかります。
武の極みの淵に立つ龐煖。
信と戦わせないよう、羌瘣はこれまでで最深の巫舞を繰り出します。
もの凄いスピードで龐煖を斬りつける羌瘣。
龐煖の指を斬り落とし、善戦します。
しかし最終的に脚を捕まれ、逃れられなくなってしまいます。
地面に何度も叩きつけられ、負けてしまいます。
やはり龐煖には勝てなかった羌瘣ですが、「信と戦わせない」という信への強い想いが感じられる何ともたまらない戦闘シーンとなっています。
何より、この時の羌瘣は本当にカッコいいですよね!
羌瘣も自覚していますが、「人との繋がり」が人を強くするんだなと。
「信との繋がり」が羌瘣をここまで龐煖に立ち向かわせているんだな、と分かりますよね。
日頃はそういう気持ちを口にしない羌瘣が、「ここぞ」というバトルで見せる信への強い想い。
羌瘣の信への気持ちが強く察せられる、素晴らしい名シーンとなっていました!
58巻「全部やる」

命をかけて龐煖と戦い、何とか倒した信。
王騎将軍に麃公将軍の仇であり、さらに羌瘣をボロボロにした龐煖を倒し、リベンジを果たします。
しかし文字通り命を投げうっての勝利であり、信は死亡してしまいます。
最も避けたかった信の死を前に、羌族の禁術を使い信を呼び戻そうとする羌瘣。
禁術を使用し、現実とあの世の境目となる場所に到着し、門番である幽連と出会います。
幽連から「信を助けるには自らの寿命を差し出して、それでも10回に1回助けられるか、という賭けとなる」と説明されます。
それでもやるのか、と幽連に問われる羌瘣。
その質問に、羌瘣は即答で「全部やる」と、寿命を全て差し出すと答えます。
そしてあの世に行きかけた信を見事に連れ戻し、全ての寿命が尽きかけた羌瘣も死んだ去亥と松左に助けられ生き残ります。
これもたまんない展開ですよね!
自覚は無いですが、信の事が好きで「死んでも信を助けたい」という羌瘣のいじらしい気持ちが全面に表れている名シーンと言えるでしょう。
ここから羌礼の登場後、男女として意識し合うようになる二人ですが、そのキッカケになった恋愛シーンでもありますよね。
この「全部やる」から信を連れ戻すまでの展開は、龐煖とのバトル以上にたまらない羌瘣名シーンだと言えるでしょう。
これまでの名シーンで取り上げたようなバトルシーンが目立つ羌瘣ですが、信への気持ちが表れたこの恋愛シーンの方が最高な名シーンに感じますよ。
「キングダム」屈指の名シーンかなと。
今後の信との関係進展への期待も含め、数々のバトルシーンを押さえ「キングダムベストの名シーン」だな、と感じているアースでした!
【2025年追記】60巻台 羌礼との一騎討ち
羌礼が羌瘣を討つために現れ、死闘の末に羌瘣が勝利します。
礼を「闇」から「光」へ引き戻し、飛信隊入りへ導くこのシーンは、羌瘣自身が「羌象の立場」に回り、後輩を導くポジションへ成長した象徴的なエピソードとなりました。
かつて羌象に救われた羌瘣が、今度は羌礼を救う側に回る。
この構図が、羌瘣の成長を最も象徴する名シーンの一つだと言えるでしょう。
【2025年追記】768話「二人の約束」――信からのプロポーズ
尾平の結婚式の朝、信が羌瘣を生家の小屋に連れ出し、「戦が終わったら結婚してくれないか」と真剣にプロポーズします。
羌瘣は「嬉しい、けど…」としつつ、戦場で互いを意識して弱くなることを恐れて返答を保留。
しかし明らかに嬉しさをにじませる羌瘣の表情は、これまでで最も「女の子」らしい顔でした。
二人の関係が「戦友」から「公然の婚約候補」まで進んだ決定的な転機であり、同時に戦争物語として「どこまでこの約束が守られるのか」という大きな緊張感を生む場面となりました。
バトルシーンではない、けれど羌瘣の人生で最も重要な名シーンの一つと言えるでしょう。
羌瘣の役割・物語上の立ち位置
羌瘣は単なる「強いキャラ」じゃないんですよね。
物語の中で、めちゃくちゃ重要な役割を担ってます。
①もう一人の主人公
信・嬴政に次ぐ登場頻度で、飛信隊パートでは実質準主役。
羌瘣視点のエピソードも多く、読者は羌瘣の成長を通じてキングダムの世界を深く理解できます。
②「闇から光へ」の象徴
暗殺者・復讐者だった羌瘣が、飛信隊という「居場所」を得て、復讐完了後も生きる意味を見つける。
これってキングダム全体のテーマ(戦乱の時代の救いと再生)そのものなんですよね。
③信の「剣」であり「心の支え」
戦場では:信の代わりに最前線を切り開く剣。
私生活では:信の命と精神を支える存在(蘇生・プロポーズなど)。
④飛信隊の「切り札」
通常戦闘は他メンバーに任せ、ここぞという場面で巫舞発動して敵殲滅。
この役割があるから、飛信隊は格上の敵とも渡り合えるんです。
⑤「愛と強さ」のテーマを体現
「愛する者のために命を賭けること」が強さなのか弱さなのか?
羌瘣の行動(信蘇生、プロポーズ保留)は、常にこの問いを読者に投げかけてます。
71巻おまけ漫画「弱くなる」では、羌礼との戦闘中に「結婚って言葉を言ってほしい」と自分から頼むことで、わざと自分のメンタルを乱し「好きな相手を意識すると弱くなる」ことを実感するシーンが描かれてます。
この描写が第768話のプロポーズ保留理由(「戦場では互いを意識しすぎると弱くなる」)ときれいにつながってるんですよね。
羌瘣がいなかったら、キングダムは成立しない。それくらい重要なキャラなんです。
◆実写映画「キングダム2」に登場する羌瘣(きょうかい)は清野菜名さん!
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 清野 菜名(せいの なな) |
| 出生地 | 愛知県 |
| 誕生日 | 1994年10月14日 |
| 年齢 | 30歳(2025年時点) |
| 身長 | 160cm |
| 血液型 | B型 |
| 配偶者 | 生田斗真 |
| 所属 | ステッカー |
清野菜名さんは、愛知県出身のアクション女優さんです。
アクション監督・坂口拓さんのもとでアクロバットなどの本格的なアクション訓練を受けています。
坂口監督は「実写映画キングダム」で左慈役を担当されていたので、その縁からの抜擢かもですね。

2017年「トットちゃん!」で黒柳役に抜擢され、全国ネットの連続ドラマで初主演をされており、最近では「今日から俺は!!」の理子ちゃん役で話題になりましたよね!
アクションとしても演技としても、確固たる地位を築いている女優・清野菜名さんの羌瘣。
むっちゃ楽しみですよね!
小柄でしなやかな動きと高度なアクションスキルが「巫舞」のイメージに非常にハマっていると好評です。
10周年記念特別動画版
連載10周年記念の実写特別映像では山本千尋さんが羌瘣を演じました。
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 山本千尋 |
| 身長 | 155cm |
| 職業 | 女優 |
| 誕生日 | 1996年8月29日 |
| 年齢 | 28才(2025年時点) |
| 出身地 | 兵庫県神戸市 |
| 所属 | スターダストプロモーション |
山本千尋さんは、映画、舞台、ドラマを中心に活躍されている女優です。
中国武術を3歳から習っており、武術太極拳選手として世界ジュニア武術選手権大会で金メダルを2度獲得したという経歴を持っています。
この経歴を持ちながら女優の道を進んでいる山本さんは、「アクション女優」という地位を確立しています。
劇場版シリーズでは清野菜名さんが羌瘣役を演じ、山本千尋さんは劇場版では羌象役で登場しており、「姉妹二役」という形になっています。
「羌瘣の役が変わったのか?」というよくある疑問は、このキャスティング経緯を説明すれば解消できますね。
アニメ版での羌瘣(声優:日笠陽子)
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 日笠陽子(ひかさ ようこ) |
| 代表作 | けいおん!(秋山澪)、みなみけ(南夏奈)他多数 |
| 受賞歴 | 第十九回声優アワード助演声優賞 |
| 所属 | アイムエンタープライズ |
羌瘣を演じるのは声優の日笠陽子さんです。
日笠陽子さんは代表作多数の人気声優で、『キングダム』における羌瘣の静かな迫力と感情の揺れを高い表現力で演じています。
演技力は折り紙付きで、第十九回声優アワード助演声優賞の受賞歴もあります。
アニメ描写の特徴
巫舞シーンの呼吸音・足音・残像表現などが、原作以上に「音」と「動き」で伝わります。
幽連戦や信蘇生回など、感情のピークシーンはBGMと演技で非常に評価が高いです。
特に「全部やる」のシーンは、日笠さんの演技が本当に素晴らしくて、原作読んでる時以上に泣けますよね。
アニメではまだまだ活躍が見られるので、要チェックですよ!
羌瘣のよくある質問(FAQ)
Q. 羌瘣は今何歳?
A. 最新話時点で26〜27歳くらい。信より1歳年下です。
Q. 将軍になったのいつ?
A. 宜安の戦い後の軍制改革で、五千人将から将軍に昇格しました。
Q. 信と結婚するの?
A. 768話で信がプロポーズ→羌瘣は「嬉しいけど、戦場で意識すると弱くなる」と返事保留中。
Q. 「お前の子を産む」発言は回収される?
A. 34巻での発言ですね。プロポーズまで来たので、回収される可能性大です!
Q. 寿命問題どうなった?
A. 蚩尤族は超長寿→半分になって普通の人と同じ寿命に。すぐ死ぬわけじゃないです。
Q. 史実の羌瘣は男?
A. はい。史書では男性将軍として記録されてます。女性化は原作オリジナル。
Q. 緑穂(りょくすい)って何?
A. 羌瘣の愛剣。太古の神が宿ってて、深い巫舞の時に命を貸してくれます。
Q. 羌礼との関係は?
A. 後輩の蚩尤候補。一騎討ち後に和解して飛信隊入り。今は羌瘣の門弟です。
Q. アニメ・実写の声優と女優は?
A. アニメ:日笠陽子さん/実写:清野菜名さん
Q. 一番の名シーンは?
A. 個人的には58巻「全部やる」。信への想いが爆発する最高のシーンです!
Q. 羌瘣は裏切り者なの?
A. 初登場時、蚩尤として秦王暗殺計画に関わっていたのは事実ですが、その後飛信隊と出会い、号馬ら暗殺集団を自ら斬って嬴政側につきます。以降は一貫して秦と飛信隊に忠誠を尽くしており、「裏切り者」と呼べるのは初期の一時期だけです。
Q. 羌瘣の初登場話数は?
A. 漫画では第5巻49話、アニメ第1期17話で初登場します。
Q. どの巻から読めば羌瘣の過去が分かる?
A. 蚩尤一族の掟や祭、羌象との過去が詳しく描かれるのは9巻93〜96話周辺です。老山での幽連との決着は34巻363話に収録されています。
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キングダムのすべて
さて、今回は飛信隊副長であり将軍となった羌瘣を見てきました。
原作では信からプロポーズを受け、返事保留中という状況です。
アニメではまだまだ活躍が見られます。
アニメでの巫舞シーンや名シーンは、見逃せないですよね!
「個人的には『全部やる』のシーンが一番好きです。皆さんはどのシーンが印象に残っていますか?」
最後の最後まで羌瘣を応援し追い続けますよ!






