6大将軍のひとり、摎(きょう)。
11巻で初登場し16巻を最後にほとんど登場が無くなった摎は、ハッキリ言ってかなり短い登場しかありませんでした。
しかし「キングダム」ファンで「摎」という名を見て、胸を熱くしない人はいないでしょう。
62巻同日発売の公式ファンブックで、未だ2位をゲットする王騎人気のベースに摎がいることは間違いありません。
そして昌文君を抜き李牧に続く19位にランクインする摎の魅力とは、いったいどこから来るのでしょうか?
調べていくと、摎は史実の将軍だった!
そして「キングダム」摎の声優・王騎との関係も考察!
実写映画では新木優子さんが担当。
「キングダム」摎を、順番に見て行きましょう!
キングダム摎(きょう)基本プロフィール

| 項目 | 内容 |
| 名前 | 摎(きょう) |
| 初登場 | 11巻馬陽攻防戦編 |
| 出身地 | 王騎の屋敷 |
| 位 | 六大将軍 |
| 生死 | 死亡(馬陽の戦いにて龐煖に討たれる) |
| 血統 | 昭王の側室の子(王族の血を引く) |
| 武器 | 巨大な両手剣(大剣) |
六大将軍の一人「摎(きょう)」。
王騎や白起と並ぶ大将軍として名を連ねる摎は、実は女性であったと15巻末で明かされます。
しかも「王騎の妻となるはずだった」とも明かされ、さらには嬴政の祖父・昭王の血を引く子であったとも語られ、大王の血統であったと明かされています。
さらに王騎の屋敷の召使いの子して育てられた、とも。
まとめると、このような人物であった事になります。
- 昭王時代の六大将軍のひとり
- 昭王の側室の子であったが暗殺を恐れ王騎の屋敷に預けられる。
- 血統を隠し王騎の召使いの子として育てられる。
- 戦神昭王の血統、王騎から武術の手ほどきを受け、強い武将になる。
- 100個の城を落としたら結婚してくれるという王騎との約束を果たすため活躍する。
- しかし100個目の城となる馬陽で龐煖に討たれ、死亡退場となる。
本当に少ない登場なのですが、かなり濃いエピソード内容となっていますよね!
大王の血を引く御子でありながら、女兵士として生きていく摎。
王騎の妻になるために大活躍し、六大将軍にまで上り詰める…
100個目の城で龐煖に討たれるというのも辛すぎる展開ですが、「キングダム」としては珍しいドラマチックな展開ですよね!
この辺りが摎の人気が高い理由のひとつになっているかもです。
いっぽうで、大王の御子でありながらもスゴく気さくなキャラなのも、良いですよね。

昌文君の事を「ジィ」と呼ぶシーンとか、最高ですよ!(^^)
設定やエピソードの全てが魅力的なキャラとなっています。
摎(きょう)の生死状況
死亡確定:馬陽の戦いで龐煖に討たれる
摎は物語開始時点で既に故人となっています。
彼女の死は、信たちの時代から約9年前、昭王時代の馬陽攻防戦で訪れました。
最期の戦い
馬陽城を攻略中、突如現れた趙三大天・龐煖との一騎打ちで敗北し戦死します。
皮肉にも、この馬陽が王騎との約束である「100個目の城」でした。
摎の死は王騎と昌文君に深い心的外傷を残し、その影響は後の王騎の人生を大きく変えることになります。
公式発表は「病死」
摎の死が与える政治的・軍事的影響を考慮し、公には「病死」として処理されました。
六大将軍という重要な地位にあった人物が戦死したという事実は、秦国全体の士気に関わる問題だったためです。
最新巻77巻・第856話時点でも、摎が生存している、あるいは生存説が示唆されるような描写は一切なく、完全に「過去の英傑」として位置づけられています。
摎(きょう)の性格と人物像
根っから前向きで快活
子どもの頃から明るく、召使いの子として冷たい扱いを受けても卑屈にならず、「強くなって見返す」方向にエネルギーを向けるタイプでした。
この前向きな性格が、後の六大将軍としての活躍につながっていきます。
一途でまっすぐな恋愛観
少女時代に出会った若き王騎に一目惚れし、「百の城を落としたらお嫁さんにしてください」という約束を自分の人生目標にして走り続けました。
戦場でもその約束を何度も口にし、配下からは半ば呆れられつつも、そのひたむきさが周囲を笑顔にしていました。
戦場では冷静・大胆
普段は天真爛漫ですが、一度戦が始まると状況判断は非常にシビアで、兵の損耗を最小にしつつ最大戦果を上げるタイプの用兵家でした。
城攻めでの連戦連勝からも分かる通り、勢いだけの猪武者ではなく、情報と地形を踏まえた戦略思考を持つ六大将軍クラスの頭脳でもありました。
女性としての自分も隠さない
鎧に身を包み苛烈な戦場に立つ一方で、王騎との将来(結婚後の暮らし)を夢見て頬を染めるなど、戦士と一人の女性の両面を持つ描写が多く見られます。
この二面性が、摎というキャラクターの魅力を一層引き立てています。
摎(きょう)の強さと戦闘能力
六大将軍としての地位
秦昭王が定めた「六大将軍」の一角を占めた人物であり、制度上も当時の秦最強クラスの将軍の一人と位置付けられています。
昭王時代、王騎と並ぶ主力として対趙戦線で猛威を振るい、馬陽城など要衝を連続して陥落させました。
個人武勇:巨大な両手剣の使い手
武器は自身の体格からは想像しにくいほど巨大な両手剣を使用していました。
馬上からの豪快な一閃で敵兵をまとめて薙ぎ払うパワーファイター型でありながら、重さに任せたぶん回しではなく、急所を的確に抉るコントロールも高く、対将軍戦でも通用するレベルでした。
龐煖には敗れたものの、あの龐煖に「六大将軍の一角として相応しい」存在として正面から討ち取られており、弱さゆえに瞬殺されたわけではありません。
指揮・用兵:城攻めのスペシャリスト
城攻め・速攻戦に特化したスタイルで、「短期間で城を次々に落とす」ことを得意としていました。
兵を細かく動かすより、先頭に自ら立って突撃の突破口を開き後続に雪崩れ込ませる”突破型主攻将”としての色が強く、王騎軍の豪快な突撃戦法との相性も良かったとされています。
驚異的な戦績:99戦99勝
約束の「百城」を目標に城攻めを重ね、馬陽戦の時点で「99戦99勝」の完璧な戦績を残していました。
馬陽が「百城目」であり、ここを落とせば王騎との婚約が正式になるという状況で、龐煖との一騎打ちに挑んで戦死することになります。
六大将軍は全員が”別格”という扱いのため公式な強さ順位はありませんが、城攻め・対趙戦に関しては王騎と並ぶ主力として描かれており、「攻城戦のスペシャリスト」として六将の中でも突出した適性を持っていたと言えるでしょう。
摎(きょう)の主な人間関係
王騎(おうき)との深い絆
摎にとっての全てと言ってよい存在が王騎でした。
幼少期に王騎の屋敷で育ち、彼を間近で見ながら武芸を磨きました。
幼い頃、王騎に対して「将軍になって城を100個取ったら妻にしてください」とプロポーズのような約束をし、王騎も「いいですよ」と応じています。
この約束は単なる子供の戯言ではなく、二人の間で大切に守られていました。
王騎も摎の武と覚悟を誰よりも認め、昭王への進言で六大将軍に推挙した描写があり、戦場では完全に「大将軍同士」として互いを信頼する関係にありました。
馬陽で摎を失ったことが、後の王騎の人格・生き方に決定的な影を落とし、現在時系列での王騎の死に様(信へ矛を託して散る)にもつながっていきます。
昌文君との関係
昭王政権を支えた軍師的武官であり、王騎・摎とともに馬陽をはじめ趙の要衝を攻略した戦友でした。
摎の出自や王騎との約束も間近で見ており、後の時代に信や嬴政へ「六大将軍の時代」を語る際、摎の名を必ず挙げています。
摎が昌文君を「ジィ」と呼ぶシーンは、二人の親密な関係を示す印象的な場面となっています。
昭王(秦王)との親子関係
六大将軍制を作った王であり、摎を正式に六大将軍に任じた人物です。
摎は昭王の実の娘でしたが、母の身分が低かったため、暗殺を避けるために王騎の屋敷で召使いとして育てられました。
16歳の時に前線を訪れた昭王と対面する機会があり、その際、言葉を交わさずとも互いに親子であることを直感し合います。
この出来事を機に、摎は自身の素性が露見することを防ぐため、仮面をつけて顔を隠すようになりました。
龐煖(ほうけん)との因縁
摎の命を奪った趙三大天の一人です。
馬陽での一騎打ちに勝利し、摎を討ち取りました。
その後九年を経て、同じ馬陽で今度は王騎自身を討ち取ることになり、「摎を奪った男」として王騎の運命に深く刻まれています。
信・嬴政との関係
直接の面識はありませんが(摎は本編開始前に戦死)、王騎や昌文君の回想を通じて「六大将軍の時代」「昭王の夢」を象徴する人物として描かれ、信や嬴政の”目指すべき到達点”を間接的に規定しています。
摎(きょう)の登場巻と戦歴年表
| 巻数・時期 | 内容 |
| 第7巻前後 | 昌文君らの口から「昭王の六大将軍」の名前が挙がる場面で、摎の名前のみ先行して登場 |
| 第11巻 | 馬陽攻防戦編で初登場。王騎の回想として登場 |
| 第15巻 | 摎が女性であったことが明かされる |
| 第16巻 | 幼少期の摎が王騎と出会うエピソード。「百城を落としたら嫁にする」という約束が描かれる。成長した摎が六大将軍として活躍する姿。馬陽城攻防戦で龐煖との一騎打ちに敗れ戦死 |
| 第20巻台以降 | 六大将軍制度や昭王の時代が語られる説明・回想シーンで、名指しやシルエットで繰り返し摎の名が登場 |
| 昭王時代 | 王騎・昌文君と共に趙の要衝を次々に攻略。99戦99勝の完璧な戦績を残す |
| 馬陽の戦い | 100個目の城となる馬陽攻略中、龐煖の急襲により戦死。公には「病死」として処理される |
摎は回想のみの登場のため、時系列は「昭王時代→馬陽→現在の回想」という順になります。
最新巻77巻・第856話時点でも、新しい具体的な戦エピソードや、馬陽以前の細かな戦歴は描かれていません。
摎(きょう)の名場面・名シーン
「百城落としたらお嫁さんにしてください」
幼い摎が王騎に向かって放つ、彼女の人生を決める台詞です。
ここでの王騎の「ンフフフ、いーですよォー」という返事が、後に摎が六大将軍にまでなってしまうほどの原動力になります。
この約束は単なる子供の戯言ではなく、摎の生涯を貫く信念となりました。
六大将軍・摎の進軍シーン
成長後、六大将軍として堂々と馬を駆り、大剣を振るって城を落としていくシーンは圧巻です。
「これで○○城目ですね、あと何城で王騎様のお嫁さんです」などと明るく言いながら連勝を重ねる描写が印象的でした。
馬陽での決戦前夜(99城目まで到達)
馬陽が「100城目」になることを語り、戦が終わったら王騎とどこでどんな暮らしをしようかと無邪気に語る摎。
王騎もそれに乗り、穏やかな未来像を口にしますが、読者にはこの直後の悲劇が分かっているため非常に切ない場面となっています。
「次の馬陽で百個目なんだ」という台詞は、運命の戦いの直前、王騎から「いよいよ最後の一つですね」と声をかけられた際に、約束を覚えていてくれたことへの喜びを滲ませながら返した言葉です。
龐煖との一騎打ちと戦死

馬陽城前で、六大将軍・摎が趙の求道者・龐煖と激突するクライマックスシーンです。
大剣を振るって果敢に立ち向かうものの、力の差を埋め切れず致命傷を負い、王騎の腕の中で息絶えます。
「王騎様……」と最期まで王騎を想う姿と、それを看取る王騎の嗚咽が、そのまま後の王騎の”心の欠落”を説明する決定的なシーンとなっています。
あの龐煖に一矢報いているのもスゴいですが、回想シーンが終わってからの王騎の気迫がとてつもなくカッコよかったですよね!
摎の最期はそのシーンよりも、龐煖と対決する王騎演出として素晴らしいシーンだったと感じられます。
摎(きょう)の物語上の役割とテーマ
六大将軍時代の体現者
摎は「六大将軍とはどれほど規格外の存在だったのか」を読者に示すための代表的なキャラクターの一人です。
女性でありながら、武も知も兼ね備え六大将軍となったことで、「身分や性別を超えて実力で頂点に立つ」という秦の軍制の苛烈さと懐の深さを同時に表現しています。
王騎という人物を形作る重要ピース
摎の存在と死が、王騎の人生を決定づけたことが王騎の回想で語られます。
王騎が昭王の死後前線から退き、一線を引いたような立ち位置になっていた背景には、昭王と摎という二つの”支柱”を同時期に失ったことがあります。
その王騎が再び”戦場の怪鳥”として本気を取り戻すのは、信と嬴政にかつての昭王と若き自分たちの姿を重ねたからであり、その対比の中で「過去の世代(昭王・六将)から新世代(信・嬴政)への継承」というテーマが強調されています。
「叶わなかった約束」と「受け継がれる夢」
摎と王騎の約束(百城落としたら結婚)は、達成目前で摎が戦死することで”未完の夢”として終わります。
しかし、その未完の夢は、王騎を通じて信や嬴政に受け継がれ、「中華統一」の大きな夢の一部となって物語全体の駆動力になっていきます。
女性武将の先駆的存在
摎の後にも、楊端和や羌瘣といった女性の超一流戦士・指揮官が登場しますが、その先駆けとして「女であっても六大将軍になれる」という事実を示した存在です。
作中では直接は語られないものの、歴史観として「女性だからといって武の頂点を目指せないわけではない」というメッセージを担っているキャラとも言えるでしょう。
キングダム摎(きょう)声優は高梁碧(たかはしあお)さん!

| 項目 | 内容 |
| 名前 | 高梁 碧(たかはし あお) |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 生年月日 | 1979年8月8日 |
| 年齢 | 46歳(2025年時点) |
| 血液型 | A型 |
| 所属 | スライテック |
アニメでの摎の演技
1999年に声優としてデビューした高梁 碧(たかはし あお)さん。
様々な役をこなされていますが、名前が付いている役と付いていない役が半々くらいとなっています。
大きな役ですと、2010年にノイタミナ枠で放送された「さらい屋 五葉」のお絹役や、「ぼくらの」のチズ役と数えるくらいになっています。
摎の幼少期〜大人まで一貫して担当し、子供らしい無邪気さと六大将軍としての凛々しさ、そして王騎への想いが溢れる柔らかい声質を演じ分けています。
アニメ版での登場範囲
王騎の過去回想(馬陽の戦いの説明パート)に登場しています。
馬陽での戦死シーンもアニメで描かれ、原作以上に音楽・演出で感情面が強調されています。
調べるとあまり大きな役はされていませんが、アニメの摎もけっこう良かったですよね。

イメージには合っていたように、アースには感じられました。
2018年に第一子を出産され、2019年にヴィンランド・サガのベルガ役を担当されてからは活動されていないようです。
もしかしたら、引退されたのかもしれませんね。
夫は同じく声優で有名な、立花慎之介さんとなっています。
キングダム摎(きょう)は史実の将軍!
「キングダム」に登場する摎は、史実にも登場する将軍となっています。
史実では楊 摎(よう きゅう)という名前で登場しており、大きな戦果をあげたと記録されています。
- 紀元前256年、楊摎(ようきゅう)は将軍として韓を攻撃。陽城・負黍亭を取り、斬首四万。さらに趙を攻撃して20県余りを奪う。首級した者と捕虜は九万。
- 楊摎が昭襄王の命を受けて西周を攻撃し、降伏させた。
- 紀元前254年、魏を討ち呉城を奪った。恐れた韓と魏は秦に服従した。
「キングダム」11巻117話冒頭に登場する摎のエピソードは、史実の楊摎(ようきゅう)そのままのエピソードとなっています。
もちろん「女性」という設定や「王騎の召使いの子」というエピソードはキングダムオリジナルですが、史実の楊摎がベースになっているのは間違いないでしょう。
史実では「楊摎(ようきゅう)」という秦の将軍が実在しており、これが摎のモデルとなっています。
楊摎が初めて記録に登場するのは紀元前256年で、韓に攻め入り陽城・負黍を取り、さらに趙に攻め入り20県を取ったと記録されています。
次の記録は紀元前254年で、楊摎が魏の呉城を取ったとされています。
これ以降は記録に登場しておらず、没年なども不明です。
史実では女性だったという記録はないため、男性だったと考えられています。
そして「昭王の娘」というエピソードもキングダムオリジナルなのは間違いないと思われますが、長編歴史小説「東周列国志」では楊摎が「嬴摎」とも書かれている、と分かりました。
これ、嬴政と同じ姓ですよね!
つまりは、楊摎は「王族血統」という意味になる姓になりそうです。
ここから昭王の娘という「キングダム」摎のエピソードが登場したのかもしれませんね。
キングダム摎(きょう)実写映画は新木優子さん!

2024年公開の映画『キングダム 大将軍の帰還』では、新木優子さんが摎を演じました。
映画版では、原作で描かれた摎の過去や王騎との約束が丁寧に映像化されており、特に王騎役の大沢たかおとの共演シーンは物語の核となる「悲恋」を強調するものとなっています。
実写映画での評価
新木優子さんの摎は、可憐で美しい容姿に強さも兼ね揃えた摎の役を見事に演じきったと高い評価を受けています。
特に前回の実写映画に登場した楊端和役の長澤まさみさんが本当に良すぎて、むちゃ綺麗で美しかったので、摎にも同じように期待が集まっていましたが、新木優子さんはその期待に応える演技を見せてくれました。
過去の実写キャスト予想
実写映画化が決定する前、ネット上では様々な女優さんが予想されていました。
- 綾瀬はるかさん
- 広瀬アリスさん
- 広瀬すずさん
- 北川景子さん
- 二階堂ふみさん
- 菜々緒さん
やはり可憐で美しい容姿に強さも兼ね揃えた摎の役には望みが高く、予想には一流女優さんばかりが続々と登場していました。
結果として新木優子さんが抜擢され、その演技は多くのファンから支持を得ています。
摎(きょう)に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 摎は史実にも実在した人物?女将軍だったの?
史書には秦の将軍「摎」という人物が実在したとされており、これが原作キャラのモデルと考えられています。
ただし、史書では性別・詳細設定は明記されておらず、漫画『キングダム』における「女性の六大将軍」「王騎の許嫁」というキャラクター像は作者の創作要素が大きいです。
史実の楊摎は男性だったと考えられています。
Q2. なんで六大将軍なのに現在の戦いには出てこないの?
摎は昭王時代の将軍であり、信・嬴政の世代より前の人物です。
馬陽戦で龐煖に討たれて既に戦死しているため、現在時系列では回想以外で戦線に立つことはありません。
物語開始時点で既に故人となっています。
Q3. 馬陽で摎が生きていたら、王騎は死なずに済んだ?
作中で明言はされていませんが、摎が存命であれば王騎の精神的支柱は大きく違っていた可能性が高いです。
とはいえ、王騎の最期は「昭王・摎の世代から信と嬴政へ矛を継ぐ」ための物語的帰結なので、どのみち歴史の流れとしては、どこかで退場せざるを得なかったと読むこともできます。
Q4. 摎は六大将軍の中でどのくらい強かった?
六大将軍は全員が”別格”という扱いのため、公式な強さ順位はありません。
ただ、城攻め・対趙戦に関しては王騎と並ぶ主力として描かれており、「攻城戦のスペシャリスト」として六将の中でも突出した適性を持っていたと見てよいでしょう。
99戦99勝という完璧な戦績がその強さを物語っています。
Q5. 今後、また摎の新しいエピソードやスピンオフは出てくる?
2025年11月時点の連載範囲では、新たな過去篇やスピンオフは描かれていません。
今後、昭王時代や六大将軍制を掘り下げる物語が描かれれば、摎の新規エピソードが追加される可能性はありますが、単行本77巻・第856話以降の展開については未確認です。
作者インタビューなどでも具体的な予告は出ていません。
Q6. 摎が仮面をつけるようになった理由は?
16歳の時に前線を訪れた実父・昭王と対面する機会があり、その際、言葉を交わさずとも互いに親子であることを直感し合いました。
この出来事を機に、昭王の血を引く自身の素性が露見し、王宮の権力争いなどの不要な火種となることを防ぐため、仮面をつけて顔を隠すようになりました。
表向きの理由は「女である事が敵国に知れては不都合」というものでしたが、真の理由は自分が昭王の子であることを隠す目的でもありました。
まとめ:摎(きょう)の魅力
さて、今回は六大将軍の一人「摎」を見てきました。
見直してもやっぱり泣けてくるキャラでしたね(泣)
摎は王騎の過去でしか登場しませんが、その一途さから『キングダム』ファンからの人気は非常に高いキャラクターです。
登場シーンは少ないものの、王騎との純粋な恋心と武将としての強さを兼ね備えた魅力的なキャラクターとして、多くの読者の心に残っています。
これを実写映画で見られる日が来て、新木優子さんの演技で改めて摎の魅力を感じることができました。
「キングダム」自体も、ずっと追いかけていきますよ!(^^)






