キングダムって実話なの?史実とどう違うの?
キングダムは中国戦国時代(紀元前3世紀)の史実をベースにした作品です。
秦の始皇帝、信(李信)、王騎など実在した人物も多数登場しますが、すべてが史実通りではありません。
キャラクターの性格や出来事の詳細には、原泰久先生の創作が加えられています。
本記事では、キングダムの物語を年表形式で整理し、史実との違いを時系列で徹底比較します。
これまでの重要イベント
王騎の死、合従軍との戦い、政の即位など
これからの史実ビッグイベント
特に注目は李牧(りぼく)の退場。
史実では趙王による粛清で最期を迎えますが、原作ではどう描かれるのか?
過去・現在・未来を時系列で見ていきましょう!
| 巻数 | 年数 | 出来事 |
| 8巻・27巻 | 紀元前260年 | 長平の戦いにて白起が40万を生き埋めにする。 |
| 8巻 | 紀元前259年 | 嬴政が趙の邯鄲で誕生。長平の恨みを邯鄲民から一身に受け育つ。 |
| 16巻 | 紀元前253年 | 馬陽で龐煖が摎を殺害。王騎が駆けつけ龐煖を斬る。 |
| 8巻 | 紀元前251年 | 紫夏の命がけの働きにより嬴政が秦へ帰還。昌文君と壁に出会う。 |
| 1巻~5巻(王弟成蟜反乱編) | 紀元前245年 | 城戸村で昌文君と信・漂が出会う。嬴政の影武者となった漂が王弟成蟜の反乱に巻き込まれ死亡。 漂から嬴政を託された信。次々と現れる刺客から嬴政を守る。 逃亡中に河了貂と出会う。 成蟜に立ち向かうため山の民・楊端和と同盟を結び、反乱を鎮める。 王騎登場。 趙を見限った廉頗が楽乗を返り討ちにし、魏に亡命(18巻) |
| 5巻~7巻(初陣@蛇甘平原の戦い編) | 紀元前245年 | 王弟成蟜反乱から3ヶ月後、信の初陣となる魏との戦いが始まる。 同郷の尾平、羌瘣と出会い伍を組む。 総大将麃公が魏の総大将であり呉鳳明の父・呉慶を討ち取る。 信が百将に昇進。 |
| 8巻~10巻(嬴政暗殺未遂編) | 紀元前245年 | 呂不韋により嬴政暗殺計画が発動。羌瘣も刺客の一人として嬴政を狙う。 信と河了貂が命がけで嬴政を守り、結果羌瘣も他の刺客を倒し嬴政を守ることになる。 羌瘣の正体と蚩尤族・「祭」について明らかとなる。 呂不韋四柱の登場。 河了貂は昌平君の軍師学校へ、信は王騎将軍に修行の地平定を指示される。 渕さん登場。 |
| 11巻~16巻(王騎の死・馬陽攻防戦編) | 紀元前244年 | 蒙驁将軍が韓の13の城を取る(城取り名人白老)。 趙が龐煖を総大将に馬陽を攻める。秦は王騎を総大将にし防戦する。 4ヶ月かけて修行の地を平定した信が、渕と羌瘣を副将に特殊百人隊を結成。 王騎の命名から「飛信隊」誕生。 観戦していた河了貂と蒙毅が李牧に出会う。 李牧が本軍を率い参戦。これにより善戦していた王騎だが追い込まれ、龐煖に討ち取られる。 騰が王騎軍を継承。 信が王騎の矛を継承。 |
| 17巻~23巻(山陽攻略戦編) | 紀元前244年~243年 | 信が三百人将へ昇進。呂不韋の策により李牧が咸陽へ来る。信趙同盟成立。呂不韋が太后と姦通。 秦が蒙驁を総大将に魏を攻める。楽華隊・玉鳳隊登場。 魏の総大将が廉頗と分かり蒙驁びびる。信が千人将・乱銅を斬る。蒙恬がかばう。 複数の千人将を輪虎に斬られ蒙恬・王賁・信が臨時で千人将に昇格。楚水が副将として合流。 王翦・桓齮が登場。頭を下げ「お待ちしておりました。大将軍」。 飛信隊・楽華隊・玉鳳隊が協力し輪虎隊と激戦。信が輪虎を討つ。 桓齮が敵総大将白亀西を討ち廉頗が負けを認め勝利。廉頗は魏から楚に亡命。 輪虎を討った信が正式に千人将になる。 羌瘣は象姉の仇討ちを果たすため、旅に出る。 3ヶ月後、河了貂が飛信隊の軍師として加入。 |
| 24巻~33巻(合従軍編) | 紀元前241年 | 呂不韋が太后を持て余し、嫪毐(ろうあい)を送り込む。 飛信隊が除国を救う。李牧と楚の春申君の密談目撃。 楚が南虎塁を超え侵攻。さらに趙・魏・韓・燕が侵攻を始め「合従軍」として秦を襲う。 蔡沢が斉王との「商談」により、合従軍から離脱させる。 昌平君の発案から国門函谷関へ全大将軍を集め、徹底防衛戦に出る。 信が趙の万極将軍を討ち、騰が楚の臨武君・蒙武が汗明を討ち善戦する。 張唐将軍が韓の毒にやられるも桓齮の援軍もあり、韓総大将・成恢を討つ。 媧燐が函谷関の裏を取る攻撃を仕掛け大ピンチとなるが、王翦により撃破。 戦いは膠着するが、李牧が南道から咸陽を目指す策に出る。察した麃公と飛信隊が止めようとするが龐煖により麃公が討ち死に飛信隊は咸陽へ退却。 咸陽から討って出た嬴政と蕞の城で合流。嬴政の叫びに呼応した蕞の住民と共に防戦することに。山の民の援軍がキッカケに、李牧軍を退却させる。信が龐煖を討ち返す。 万極を討った信は三千人将となる。 |
| 33巻~35巻(蚩尤決戦・屯留成蟜反乱編) | 紀元前241年~239年 | 象姉の仇討ちのため飛信隊を離れ旅に出ていた羌瘣が幽連を討ち、飛信隊に復帰する。 蒙驁将軍死去。 向が麗を出産。 趙が侵攻してきたため成蟜が総大将となり屯留に出陣。しかし反乱が起こり妻・瑠衣と共に監禁されてしまう。 飛信隊と壁隊により趙軍と蒲鶮(ほかく)反乱を鎮圧するも、救助が間に合わず成蟜死亡。 |
| 35巻~37巻(著雍攻略戦編) | 紀元前239年 | 魏の著雍を侵攻する秦。 騰を総大将とし玉鳳隊・飛信隊・録嗚未隊が呉鳳明軍と激突する。 王賁の作戦を採用し、3隊同時に攻める連合戦に出る。 王賁は槍の紫伯(しはく)を討ち取り、信も魏火龍の霊凰を討ち取る。 この活躍により信と王賁が五千人将、羌瘣が三千人将となる。 |
| 37巻~40巻(嫪毐の乱・加冠の儀編) | 紀元前239年~238年 | 嫪毐と太后が嫪国(あいこく)建国を宣言。 嬴政の加冠の儀を狙い、嫪毐が反乱を起こす。 隆国(りゅうこく)将軍と共に著雍の警護に当たっていた信だが、河了貂が昌平君の暗号に気付き咸陽へ。 加冠の儀が無事に終了。昌平君が呂不韋と袂を分かち、昌文君と共に咸陽へ反乱鎮圧に向かう。 飛信隊が反乱から向と麗を守る。 昌平君・昌文君により、反乱が鎮圧される。 嫪毐は死刑、太后は幽閉される。 嬴政の判断により嫪毐との子は密かに逃される。 反乱の主導者・呂不韋が失脚。 |
| 41巻~45巻(黒羊丘の戦い編) | 紀元前237年 | 楚の春申君が暗殺される。李園と媧燐が楚の宰相となる。 桓騎軍と飛信隊に趙攻めが指示され、黒羊丘の戦いが始まる。 趙は三大天に最も近いとされる慶舎を総大将に、離眼城城主の紀彗が参戦。 激戦の末、信が慶舎を討ち取る。しかし桓騎軍の残虐な行いに逆上した羌瘣が桓騎軍兵を斬ってしまう。 信の武功は取り消しに。 飛信隊に興味を持った那貴が桓騎軍から飛信隊へ移る。 |
| 45巻~59巻(鄴陥落編) | 紀元前237年~236年 | 蔡沢が李牧と斉王を連れ咸陽へ戻る。 嬴政と会談した斉王が無条件降伏を申し出る。 嬴政が李牧に宣戦布告。 飛信隊が入隊試験実施。1000人増強。 弓矢兄弟の仁と淡、干斗らが入隊。 昌文君によって嬴政が目指す法治国家に不可欠な李斯の幽閉が解かれる。 嬴政が昌平君発案「鄴攻め」を決断。 王翦を総大将に桓齮軍・楊端和軍の連合軍で決行する。 鄴周辺の城を落とし鄴に避難させ、鄴を兵糧攻めにする王翦。 さらに鄴の兵糧を焼き、持ち時間が無くなり李牧が攻勢に出る。 朱海平原で王翦と李牧が激突。 王翦を玉鳳隊・楽華隊が守り、信が龐煖を倒し朱海平原の戦いを勝利する。 李牧退却。王翦軍・桓齮軍が鄴に入る。 斉から兵糧が届き、秦が完全に鄴を落とす。 李牧が王直下騎士団に連行され幽閉される。 信が李信と改名し、蒙恬・王賁と共に将軍になる。 趙王悼襄王が死亡。遺言により末子遷が王となる。 追われた太子嘉を守り李牧・カイネ達は司馬尚の青歌城に逃れる。 |
| 60巻~61巻(什虎城戦編) | 紀元前235年 | 呂不韋が服毒自殺したと見せかけ旅に出る(史実では死亡。呂不韋退場) 昌平君の発案により魏と3年同盟を結び楚の什虎城を攻める。 騰・蒙武軍と魏の呉鳳明連合軍と、楚の什虎城軍・項翼・白麗軍が激突。 呉鳳明の策により秦・魏連合軍が什虎城を落とす。 |
| 羌礼編(61巻~62巻) | 紀元前235年 | 蚩尤となった羌礼が羌瘣を殺す目的で飛信隊へ入隊。 羌瘣と一騎打ち。 「祭」での識の最後の言葉「大好きだよ。礼」を思い出し、羌礼が自分を取り戻す。 信が羌瘣の体調が本調子にならない理由が自分を救うために禁術を使ったからだと知る。 羌瘣から自分の事が好きだと知らされる。 |
| 平陽の戦い編(62巻~64巻) | 紀元前234年 | 6大将軍制度が復活。 蒙武・騰・王翦・楊端和・桓齮が指名され、ひとつは空席となる。 六将となった王翦・桓齮・楊端和が趙を攻め、武城・平陽を目指す。 趙の軍総司令官・扈輒将軍と桓齮が激突。 劣勢だった桓騎軍に加勢した玉鳳隊が壊滅する。 飛信隊が加勢し信が王賁を救出し死地影丘を攻略。 飛信隊が扈輒軍を引きつけている間に扈輒を討ち、桓騎軍が勝利する。 しかし雷土を虐殺された桓齮の指示で捕虜10万人を斬首してしまう。 嬴政自らが前線に赴き断罪する。 国の総司令官を失った趙が2年ぶりに李牧を邯鄲に呼び戻す。 |
| 李牧復活&桓齮退場@宜安の戦い編(65巻~69巻) | 紀元前233年 | 邯鄲に戻った李牧は2日間部屋に閉じこもり策を練り、宜安を最終決戦の地と定める。 邯鄲周辺に全長100kmの防衛長城を建設していたことが判明。 李牧の三段構えの策: ①狼孟でカン・サロ・ジ・アガが秦北東軍20万を撃破、 ②閼与で桓齮軍を消耗、 ③宜安へ全戦力31万を極秘集結。 李牧の長城、秦軍14万が趙軍31万に包囲される。 李牧の罠に秦軍震撼、桓齮の“十字型陣形”に李牧驚愕。 桓齮・王翦軍が閼与城を落とし宜安を目指すが、閼与で王翦軍が疲弊しリタイア。 飛信隊千人将・岳雷が戦死。桓齮が“十字型陣形”で包囲突破し宜安城へ入城。 桓齮の過去が明かされる(13歳で砂鬼一家に拾われ領主へ復讐。 「奪われる側は終わり」「怒りを向けるべきは無関心な中間層」という思想)。 決戦二日目、赤麗城の毒事件で壁軍壊滅。桓齮が森林火計で李牧本陣へ奇襲し直接対決となる。 李牧の剣が折れ眉に負傷するがカイネが守る。 桓齮軍主力(黒桜・ゼノウ・朱摩・厘玉ら)戦死。 桓齮は李牧本陣への最後の奇襲中に多数の槍に貫かれ戦死。李牧が敬意を示す。秦六将初の戦死者となる。 69巻おまけマンガの衣央は読むべし |
| つかの間の戦略(69巻~70巻) | 紀元前232年 | 宜安での大敗を受け、昌平君が戦略を再考。 騰と信が韓の王都・新鄭へ使節団として派遣される(表向きは韓非子の招聘、真の目的は韓攻略の下見)。 信は韓非子と対話し「人の本質は火」と語る。 韓非子は秦王政への同行を決意するが、李斯と姚賈の陰謀により毒を盛られ死去。 李斯「友を失った」と語る。 一方、飛信隊には束の間の平穏が訪れ、尾平と東美が結婚。 信は羌瘣に求婚するが、羌瘣は「死を恐れるようになる」と答える。 |
| 番吾の戦い@李牧の春編(70巻~73巻) | 紀元前232年 | 李牧、信を砦に釘付けにし、司馬尚に王翦を討たせる二段策を発動。 番吾にて秦軍25万と趙軍30万が激突。 司馬尚の龐煖級の武に秦軍震撼。 亜光は李牧直撃を受けながらも奮戦し戦死、教官田里弥は王翦退却の殿を務め戦死。 飛信隊と玉鳳が王翦軍救出へ向かい、総司令視点で王賁が信の撤退を援護。 一方、中央では傭兵糸凌と倉央の馴れ初めが語られ、 糸凌がジ・アガと死闘の末に討ち取り、ジ・アガ戦死。 戦後、倉央は単身で青歌陣へ赴き、カン・サロに「糸凌を探させてくれ」と懇願。 糸凌は生存しており、二人は再会。 倉央は命を差し出そうとするが、カン・サロはその愛と忠義を汲み取り、 糸凌と倉央を生きたまま秦へ返還。 ネット民「カンサロさん…」 同時期、楊端和軍のキタリが番吾城へ突入。 囚われの臭い壁を魅惑のキタリが救出。 王翦軍完全壊滅敗走 |
| 韓攻略戦編(73巻~77巻) | 紀元前230年 | 番吾大敗で秦国疲弊。昌平君、「三つの柱」(全国戸籍→徴兵制→軍再編)に着手。 騰・飛信隊が韓攻略戦を開始。洛亜完軍十二万、博王谷軍七万 vs 騰軍十万、飛信隊六万。 羌瘣が将軍に昇格、楚水・渕が五千人将。 偽兵戦術で南陽無血開城。信と民が融和を深めるが温形に襲われる。 剛京と騰が統治方針で対立するも、六将裁量で騰案(共存統治)採用。 寧姫と騰が密会、姫の良い香りが移る——結ばれる伏線か。 戦士ヨコヨコの圧倒的な武に信が窮地へ、飛信隊集結で形勢逆転。 寧姫は自害を図るが、騰が劇的に救出。 英呈平原で博王谷を討ち取り秦優勢。 洛亜完軍退却、新鄭動揺。夏侯龍の徴兵命令を寧姫が拒否。 王安王と寧姫が東龍の鐘を鳴らし降伏を決断、騰軍入城。 姫を守る為、洛亜完は蘭城へ退避し消息不明。 降伏受理(盡納其地)。昌平君の改革が統治制度に展開。 騰は戦を退き統治寄りへ転身。 現六将:王翦・蒙武・楊端和。 三秦(信・王賁・蒙恬)に趙攻略と李牧討伐の任。 |
| 李牧退場編(77巻~) ⇐現在最新話 | 紀元前229年 | 王翦・羌瘣・楊端和が邯鄲を包囲。しかし李牧・司馬尚の防衛により苦戦。 王翦は李牧を戦線から離脱させるため、郭開を買収。 郭開の進言により幽繆王が李牧を誅殺し、李牧死亡。 ここから予想 皆さんの予想はどうでしょうか? |
| 趙攻略戦編 | 紀元前228年 | 王翦と羌瘣により趙が滅亡。 太后死去。 太子嘉が燕と同名を結び代国を建国。代王を名乗る。 |
| 昌文君退場編 | 紀元前226年 | 王賁と王翦が燕を攻撃し燕王喜と太子の丹を逃走させる。信が太子丹を討ち取る。 蒙恬と信が楚を攻める。序盤は大勝するが項燕に奇襲され7人の武将を失う。 昌文君が死去。 |
| 魏攻略戦編 | 紀元前225年 | 王賁により魏滅亡 |
| 楚滅亡編@昌平君の裏切り | 紀元前223年 | 昌平君が楚王を名乗り、秦を裏切る 昌平君と項燕が率いる楚を蒙武・王翦軍が降し、楚が滅亡。 蒙武と昌平君は幼馴染み開示? 媧燐の弟は昌平君と確定する? |
| 燕攻略戦編 | 紀元前222年 | 信と王賁により燕滅亡。太子嘉が建てた代も滅びる。 |
| 中華統一編 | 紀元前221年 | 信・王賁・蒙恬が斉を降し斉滅亡。中華統一が成される。 |







