2019年4月19日より公開され絶賛公開中の実写映画「キングダム」ですが、2周目で興行収入が14億円を突破したとの発表もあり、非常に好評となっています。
まだまだ伸びていくのは間違いないでしょうが、なぜそこまで好評なのでしょうか?
映画と原作の漫画との違いは?
そして気になる続編はあるのでしょうか?
実際に映画を見た感想を踏まえ、続編予想をしみます!
◆実写映画キングダムの内容と感想!
現在コミックス54巻まで発売されている「キングダム」ですが、今回の映画は、その内1巻から5巻までの内容を原作に忠実に実写化した」映画と言えるでしょう。
下僕から剣の腕だけで天下の大将軍を目指す信が、殺された幼馴染の漂の仇討ちに飛び出します。
そこで出会った漂に瓜二つの秦国国王嬴政から、クーデターを起こし命を狙っている弟成蟜を共に倒す事を頼まれ、信は受けます。
攻めてくる敵を倒しながら様々な出会いがあり、最後は仲間と共に弟成蟜を倒す事に成功します。
ここまでがコミックス5巻までの内容となっており、ほとんど改変なく実写化されています。
大きな改変があったといえば、成蟜を守る最後の敵、ラスボズが変わっていたことでしょう。
原作ではランカイがラスボスでしたが
映画では左慈に改変されていました。
このように改変した理由はいろいろあるのでしょうが、左慈役の坂口拓さんが生粋のアクション俳優でもあることが大きな要因でしょう。
この改変が、作品を成功に導いた大きな要因にもなっていると感じられます。
映画「キングダム」の大きな魅力は、アクションです。
特に成蟜を追い詰める最後の咸陽でのアクションシーンは、圧巻でした。
長澤まさみさんの楊端和のアクションも、美しくむっちゃカッコ良かったですし
吉沢亮さんの嬴政も熱い演技で見ている人を惹きつけました。
ただ、その中でも坂口拓さんの左慈は、全く違っていました。
動きが速すぎて、目で追えないくらいの刀さばきなのです。
それは相対する山崎賢人さん演じる信と比べても、やはり坂口さんのアクションの方がずば抜けていました。
これは、映画の内容にも沿っていると言えます。
坂口さんが演じている左慈は信が目指している「将軍」であり、生粋の「人斬り長」なのです。
映画の中の信よりも、強くて当たり前なのです。
そんな力の差が歴然と表れているアクションシーンが、映画のラストアクションに説得力を生んでいるのは間違いないでしょう!
インタビューでも山崎賢人さんはこの時のアクションについて「本気のスイッチが入ってしまって」「実際に拓さんの頭を狙いにいかせてもらいました。」と語っています。
それに対し坂口さんも「ぞっとしたもん。ガチで(頭を)狙ってんじゃん!!!」と答えており、本気のアクションであることが伺えます。
これが出来たのは相手がアクション俳優である坂口拓さんだからですよね!
そんなリアルに強いラスボス左慈を倒す山崎賢人さんの信には、本当にリアルな熱いものを感じさせられましたよ!
ラスボスをランカイから左慈に変更した事には、本当に様々な理由があるからでしょうが、これが映画が好評でヒットした大きな要因になっていることは間違いないでしょう!
そこで気になるのが「続編」です。
実写映画「キングダム」の続編は、あるのでしょうか?
◆続編はあるのか?
間違いなくるでしょう!
先程も述べましたが、今回の映画は現在54巻まで続いている作品の1巻から5巻の内容であり、原作はさらに続いています。
そして今回の映画も好評でありヒットしているので、また続編があるのではないかと思われます。
では、次はどのような話となるのでしょうか?
次のキーマンとなるのは、王騎ではないかと思われます。
今回最後に登場した将軍王騎は、原作でも非常に人気があり重要な役割を担っています。
主人公信が目指す「天下の大将軍」であり、この王騎の矛を信が受け取る場面は既刊54巻の中でも指折りな名場面となっています。
おそらくこの王騎がメインとなった続編が作られるのではないか、と予想できます。
となると、王騎が死亡退場した16巻までの内容となっているのでしょうか?
ただ、ここがラストとなる内容だとは思えませんよね。
そこで思い出させられるのが、「キングダム10周年動画」です。
キングダム連載10周年を記念して2016年に山﨑さん主演で作られた特別動画ですよ!、
こちらになりますhttps://t.co/Vx3dLIjPfa— kazu (@kazueigaaka) 2019年5月4日
2016年に公開されたこの動画は、おそらくは今回の実写映画のベースになっているのだろうなと察せられます。
となると、この場面までは映画化するのではないか、とも思われるのです。
そう考えると、次のラスボスは龐煖であり、この動画の場面であろう33巻がラストとなるのでしょうか?
30巻で麃公から盾を受け取った場面を踏まえ、33巻での龐煖との戦いが描かれ終わる…
そんな続編が期待できますよね!
さて、それがいつ頃なのか?
「キングダム10周年動画」がベースとなり、その3年後に現在の映画が公開された事を考えると、続編は3年以内に発表されるのかなと思われます。
2022年頃でしょうか?
おそらく、2022年より前には続編が公開されるのでは、と予想ではなくほとんど願望ですが、その頃には「映画キングダム2」が公開されるのではと妄想します!
漫画を原作として生まれた実写映画は、ここ数年でも数多くあります。
「ドラゴンボール」「寄生獣」「進撃の巨人」「亜人」…
かなりの確率で「酷い」と評され、低い確率で「原作の良さを出している」という評価です。
まず「原作を超えている」と称される実写映画には出会えないと言えますよね!
実写映画「キングダム」!
これは希少な「原作を超えている作品」と言えるでしょう!
今回と同じようなクオリティで、続編をぜひまた見たいですね!\(^o^)/
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団長殿
熱いですね、キングダムへの思い入れ。おっしゃるとおりで、フィクションだからこそ、主張したいことが言える部分があり、それが面白い、まさに、そのとおりですね。
それと、史実は何が本当か、わからない。これも、正しいと思います。それゆえ、歴史の教科書は、有力な情報が出ると少しずつ変化しています。
ただ、「史記」に関しては一級資料とされる点は、司馬遷が、時の皇帝、武帝に迎合することなく(宮刑にされるなどの人間関係もあり、かつ、編纂は彼の父からの引継ぎでもある)、編纂していることにあるとされる点です。よって、負けた側の歴史を一切書かないというのは、些か違和感があります。
特に、キングダムと被る「戦国の七雄」の活躍から、始皇帝の統一の時期は司馬遷の時代とも近く、信憑性はかなりのものと見られます。(我々が江戸末期から明治維新を書くよう感じでしょうか)
まあ、それはさておき、私も歴史好きで、かなりの歴史書関係を読みましたが、中国の戦国時代が一番面白いですね。因みに、私が歴史上、最も尊敬するのは、この時代の敗者である魏の信陵君という男です。始皇帝より一世代前ですが、既に強大になりつつある秦に唯一対抗できた人間です。長平の大敗で都、邯鄲を秦に包囲され亡国寸前の趙を、王命に背いて戦い、秦を撤退させます。その後、信陵君の去った母国魏が窮地に立つと、王命に背いた手前「どのツラ下げて」母国援軍に行くのかと言うと、部下が「あなたは魏あってのものでしょう」という言を素直に聞きいれ、援軍に向かうと、彼の人間性と武勇を知る他の国も援軍を差し出し、六国を率いた彼は秦を函谷関まで押し込めてしまいます。これほど、徳と武勇に優れた男は見たことがありません。
しかし、最後は秦の離間の計に合って、少し残念な末路を迎えますが・・・
まあ、史記もなかなかのもんですよ。項羽を始め、亡国の武将に関する著述や、漢の劉邦を始め、勝者にも痛烈な批判を書いてますよ。機会があれば、どうぞ
団長が中国史にも詳しいとは知りませんでした…
嫁が山崎賢人のファンなので観たがっていたのですが
この記事を読んでいるうちに僕も観たくなってきました。
山崎賢人といえばジョジョの実写版も僕はけっこう好きで
観る前は「これを映画化なんて無理でしょ…」と思っていたのがいい意味でひっくり返ったのを思い出します。
進撃の巨人の映画でもそうでした。
近頃は日本のこういうマンガ原作の映画もどんどんよくなってきていますね
団長殿、お疲れ様です。
中国史にも興味がおありですか
キングダムは嫌いではありません、寧ろ好きですが、いつも懸念するのは、この話を史実と混同しないで欲しいということです。
史実を参考に作られたフィクションであり、現実には「信」はいませんし(モデルは李信と言われている)、王騎もあんな人物ではありません。廉頗については一世代前と考えられるし、まあ、史実と作り話がごちゃ混ぜです。区別する意味でも、司馬遷の「史記」読んだ方が良いと思います。
ただ、フィクションと見れば実に面白いです。
キングダム、面白いですよ!
もちろん、史実に忠実とは言い難いとは思います。
間違いなく、実際の嬴政は「人間の本質は光だ」とか言うわけが無いと思ってますよ。
(何百万人と虐殺してきた人間ですしね…)
ただ、個人的には明らかなフィクションであるからこそ、
「描かれているテーマ」もあるのだと思ってます!
キングダムの中でも描かれていますが、
勝てば官軍で、勝った側の方の歴史ばかりが残ってるのも、
実際に文化を消してしまっています。
負けた側の方の歴史は一切語られていませんし、
それは勝った側にとって不都合な歴史が一切描かれていません。
つまり、「史記」ですら、真実に見えるようで、
あくまで勝った側のフィルターを通しての「フィクション」である可能性すらあるのですが、
それを言い出すと「何が一体真実なの?」という不毛な議論に陥りがちですが…
それは一旦置いておいたとしても…
むしろ、フィクションだからこそ、伝えたいメッセージや、
自由度があるからこそ、むしろ史記にすら描ききれてないテーマが、
時代を超えて伝えられているのだと感じてます。
それくらい、キングダムという作品は、秀逸な作品だと感じてますよ\(^o^)/
失礼致します。コダヌキでございます。
キングダムへの深い愛に溢れた記事ですね。
私は原作と映画を見ていませんが、作品のスケール感は
ひしひしと伝わってきます。普段は洋画を見る機会が多いの
で、自分が世間の話題から遠ざかっていると痛感します(笑)。
PSYCHO-PASS映画版を見た時だと記憶してますが、
キングダムの予告編を見ました。宮殿の外での戦闘で大勢の
兵士が入り乱れる場面です。兵士役の皆さんの動きに無駄が
無く、あれだけ大人数でありながら戦闘の臨場感が画面から
伝わってきました。スケールの大きい映画ですね。
ただ、最近のシネコンは音響が凄いです。進撃(アニメ)の
映画版でも蝋燭の芯が燃える音まで聴こえて素晴らしいの
ですが、ミニシアターに行くと少しホッとしてしまい、抗え
ぬ加齢を実感しています。
失礼致しました。
団長殿が「進撃の巨人」以外の、映画を
挙げられるとは珍しいことで。
「キングダム」が大人気なのは知って
いましたが、私は中国の歴史には疎くて…
(先ず、漢字が難しい(苦笑))
人気マンガの実写化というのは、本当に
難しくて、原作を超えるものを出して
いかねば成功しないと思います。
TVドラマで マンガ原作を超えた傑作と
いえば、「トクサツガガガ」です。
特撮愛への 半端ないこだわりが詰まって
いるのです。秋にはDVDも発売される
ので、未見の方は是非。
あと 映画といえば、今月末には楽しみな
映画が2本続けてあります。
先ずは「空母いぶき」。
これは軍事シュミレ―ションものとして
超リアルで熱いです!
そして「ゴジラ キングオブモンスターズ」
です! 特に、私の大好きな キングギドラの
活躍が見ものなのです。
「進撃」の話から外れてしまいましたが、
「進撃の巨人」も ハリウッドで映画化が
進んでいるようで、こちらも原作を超えて
くるのか楽しみです。